2008年12月28日日曜日

君はTVっ子

えと、なんとなく年末・年始の注目番組おすそわけガム。いらないと思うけども。
ハードウェアを駆使してガッツリ予約して、帰省します。

��TV地上波>

●12/28(日)TBS「情熱大陸 extra」
羽生vs渡辺竜王対決のドキュメント。

●12/30(火)テレビ朝日「アメトーーーーーク! 歳末イケてる家電芸人今一番売れてますSP」
DVD-BOX化も決定したアメトークの特番。「家電芸人」と「中学の時イケてないグループに属していた芸人」の2本立てなのでムチャクチャ楽しみ。

●12/31(水)NHK教育「上方演芸ホール・特別選」
「ちりとてちん」で扱われた落語を聞く、という内容だけど、桂米朝の「はてなの茶碗」をやるので要チェック。

年が明けると、正月の漫才と箱根駅伝を見るのが毎年恒例。

��TV BS/CS>

●12/29(月)BS-hi「100年インタビュー坂本龍一」
YMOの新譜とかも買ってないぐらい、あの三人にはもうほとんど興味ないんだけど、このシリーズの宮崎駿の回が面白かったので一応。

●12/31(水)フジテレビCSHD「2008 F1グランプリ総集編」
地上波だとCM込み2時間半だったのが、CSだとCMなし?4時間半のフルバージョン!?

��ラジオ>

●2008/12/31(水)NHK-FM 09:15-00:30「今日は一日アニソン三昧ファイナル」
紅白の裏も含めて、大晦日に一日中アニソンを流しまくるという、NHK-FMの暴挙!

●2009/01/01(木)NHK-FM 22:00-23:00「小山田圭吾の中目黒ラジオ」
年始とお盆はこれですね。

●2009/01/01(木) NHK-FM23:00-01:00「坂本龍一ニューイヤー・スペシャル」
「中目黒ラジオ」の流れで。

●2009/01/03(土) J-WAVE20:00-21:00「NACHT MUSIK」(パーソナリティ:テイ・トウワ)
テイ・トウワはおそらくプロモーションでJFN系列にて短期のラジオ番組をやるそうだけど自分が聴けるTFMはなし。それはJ-WAVEでこの番組をやるからか?1月中毎週土曜放送とのこと。

久々の砂原ワーク。

12/24にiTunes Storeでリリース。
DE DE MOUSE/555 Is In Your Heart [YSST MIX 2008] REMIXED BY Y.SUNAHARA
555sunahara.jpg
プログレっぽいジャケもよい。

CDメディアではなくiTunes Storeで販売、というのがもう珍しくないかもだけど、音も含めてなんか未来な感じがした。このリリース情報も音楽情報サイト「ナタリー」でメール登録して知ったのもなおのこと。
個人的にはこういうリリース形態でも全く問題ない、と実感。

2008年12月23日火曜日

「三浦みつる/ココナッツAVE.」

実家から持ってきたマンガにはこういうのもあった。

ココナッツAVE.(アベニュー)―Super house‐keeper,Gokuro’s powerfull life (1) (双葉文庫―名作シリーズ)
三浦 みつる
4575722340


1986年の作品。
マンガにくわしい人なら絵を見てピンと来ると思うんだけど、「THE かぼちゃワイン」を描いた三浦みつるの作品。
週刊少年マガジンにて一年足らずの連載だったけど、この頃は「ゲゲゲの鬼太郎」の新作がやっていたりしていたと思う。

内容は、マンガ的超人的身体能力を持ったハウスキーパーの主人公が、女性だけの6人姉妹の家で働くという、今だと絶対にハーレムものになりそうな設定だけど、ヒロインにあたる四女以外は主人公に全く恋愛感情を抱いていない。
内容も恋愛ものではなくて、コメディ。笑えないギャグが多いけど。

で、この作品のどこが好きだったかというと、日本なんだけど、西海岸風の町並みだったりファッションだったり、となんかやたらと洒落ている部分。それらが手塚治虫のアシスタントもしていた三浦みつるのこなれた絵で描かれているので、それを見ているのが単純に楽しい。

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西海岸風、といえば最近偶然目にしたタツノコプロの「とんでも戦士ムテキング(1980)」のオープニング映像がやたらと洒落てて、あれこんなんだっけ?と思った。
wikipediaでは

アメリカンコミックの要素が多々見受けられ、特に舞台がアメリカ西海岸・サンフランシスコのもじりと思しき都市「ヨンフランシスコ」である前半はそれが顕著だった。第33話以降は、東京の下町が舞台となりいくらかトーンダウンしたものの、そのカラーは健在だった。


と書かれていて、意識的だったことが分かる。
アラレちゃんの頃の鳥山明のテイストと時代的にシンクロしてる感じ。

2008年12月22日月曜日

「Lamp/ランプ幻想」

NHKの「世界の快適音楽セレクション(DJ:GONTITI)」にてかかっていた曲を聴いて即これほしい!と思ったのがこちら。

ランプ幻想
Lamp
B001HK0DOA


全く知らないグループでしたが、聴いたときは冨田恵一プロデュースかと思うような(←実際は違います)複雑なコード進行と、全体から受ける感じははっぴいえんどとかサニーディサービスみたいな感じで、あぁ自分はスティーリー・ダンとかこういうコードワークに弱いのか……と改めて思った。
コードのことなんてまるで知らないのに。

アルバムタイトル、曲タイトルやジャケから耽美的な感じなのか?と思いがちですが、聴いてみるとそうでもないです。

冨田恵一やキリンジの曲のような感触が好きな人はぜひオススメ。iTunesStoreで試聴できます。


2008年12月21日日曜日

ウェルカム・バック

12/14の昼に修理に引き取られていったブルーレイレコーダーですが、12/18の昼に戻ってきました。仕事が早い!
修理内容として
・HDD DS KIT(S) 状態不良 交換
・ドライブユニット(BRD-100) 再現せず 交換
というわけでHDDまわりが交換された模様。むろん、出張費などあわせて保証期間なのですべて無料でした。
その後、「高速起動モード」で使ってますが、今のところ快調です。

ソニーはサポートが悪い、などと言われることが多いけど、今回のサポートは手際よかった。代替機も貸してくれたし。
ひとつ不満は取りに来てくれた業者の人がヤニ臭すぎたこと。それはいいんだけど、僕のレコーダーがそんなヤニだらけの車で連れていかれるのは精密機械的に勘弁!とちょっと思いました。


GREY・軽井沢シンドローム

そういえば、夏休みに実家からいくつか昔読んでいたマンガ本を持ってきて再読したんだけど、その中のひとつに「たがみよしひさ/GREY」があった。

GREY (上) (〔ぶんか社コミック文庫〕)
たがみ よしひさ
4821184699


1986年作品。
この人の描くメカのシャープな線とか好きだったんだけど、ラストが子供の自分にとってはややインパクトがあった。今読むとむしろありがちだなぁ、と思うんだけど。

で、この作品、改めて読むとその背後に大いなる意志があるというラストの展開といい、ニヒルな主人公といい、全体の雰囲気など結構ボトムズの影響を受けているような気が。
たがみよしひさが「ボトムズ」を見て、「お~し、オレもこういうのを」と思って描いたのでは??

ちなみにたがみよしひさはボトムズの翌年に作られた「超攻速ガルビオン」のキャラクターデザインを手がけているけど、ボトムズ・ガルビオンともに制作スタジオ・アニメアールが活躍したという共通点がある。

ついでに図書館で借りられたので、たがみよしひさの伝説的な作品「軽井沢シンドローム」を借りたけど、これはキツかった。一巻の途中で投げ出した。

「GREY」もそうだったけど凝ったセリフまわしが現代的視点で読むとキツいというかめんどくさいだけだし、そもそも主人公が理由もなく周りの女性と肉体関係を持ちまくる、というのも感情移入しにくかった。

初期スピリッツを「めぞん一刻」とともに人気があったというけど、これが受けたのは、時代なのかなぁ。


2008年12月19日金曜日

キャイーンではない。

「ボトムズ」はようやくウド編を見終わった。
装甲騎兵 ボトムズ VOL.3 [DVD]
高橋良輔 塩山紀生 大河原邦男
B000I0RBXQ

面白いなぁ、と思ったのが劇中のロボット=ATのギミックが、アニメーション的にコスト安で考えられているところ。

たとえばロボットの「目」にあたる部分は、ターレットスコープなる、昔のテレビカメラみたいにガチャンガチャンと回転するという、ツッコミどころ満載の設定(ここが弱点だから狙ってくれ、っていってるようなもんじゃん!)なんだけど、これって正面から見ていれば一枚の絵をくるりくるりとひっくり返すだけでよい。

ローダーダッシュという、足の裏にあるローラー(これまたツッコミどころ満載)で移動する機能は、走るアニメーションをつけないでもロボットをスライドさせて音をつければ、極端な話1枚のセルを描くだけで移動しているように見せることができる。

アームパンチ(これまたマニュピュレータで汎用性を持たせた機械にとっては自殺行為な機能)は腕を少し伸ばして薬莢を飛ばしておけばOK。パイルバンカーも似たようなもんだ。

しかし、これらがとてもカッコイイ。
監督の高橋良輔は前作ダグラムの反省からこういった「テレビアニメ映えする」ギミックを入れたらしいけど、それらはかなり成功している。しかも前述のように低めのコストで大きな効果をあげているところにシビれる。

でも一番の演出効果は、ロボットのサイズを小さくしたため、人間ドラマの中に無理なくロボットを入れることができたことだろう。というか、ボトムズの成功要因の大部分はそのコンセプトにあると思った。

ボトムズとは直接関係ないけど、この辺のメカ演出に関しては

押井守・映像機械論[メカフィリア]
押井 守
4499227542


が必読。少々値段が張るけど、その分の価値はあります。
そういえば、押井守はボトムズのファンだったなぁ。

2008年12月18日木曜日

僕は明らかに欲求型人間

同居人のダイエットの副読本として、前にパラパラと立ち読みしたらなかなか面白かったこちらの本を購入。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
岡田斗司夫
4106102277


冒頭で、なぜやせると得なのか、ということを社会学的に捉えてえんえん洗脳しかかるのはいつもの岡田斗司夫節で、正直う~んと思うところもあるんだけど、逆に「太っている人の世界観」が分かって興味深い。

中盤は自分の体験含めての実践方法が書いてあって、僕自身は太っているわけではないけど、時々体重が増えたりするので、その原因が分かって面白く読めた。

また、ダイエットには大きく次の二種類あって、
��.普通の人がほっそりを目指す(スリムになる)
��.肥満の人が普通の人を目指す(デブをやめる)
これらは目的もやり方も全く違うと指摘してあって、なるほど。
世の中のダイエット方法が効かない、という不満の声の中には、たとえば肥満の人がほっそりを目指すダイエットをしていることにも原因があるかも、と思った。

しかし、一番面白かったのが、第八章:P197での

「でも、レコーディング・ダイエットを続けて、「欲求型人間」と「欲望型人間」という差に気がついた。」

から始まる数ページ。
どちらがいい悪いではなくて、
「欲求型は「体の欲求」にいつも支配されて生きているし、欲望型は「心の欲望」に支配されて生きている。どっちも奴隷であることに変わりはない」

なるほど!
たとえば、僕は体調が悪いとき以外、どんな楽しいときでも食事を抜くことができない。それは、「体の欲求」に逆らえないからだ。実際に、さまざまな思考能力・集中力・やる気といったものが後退していく。
徹夜できないのもきっと同じで、肉体が欲求していることには精神力では勝てないのだ。

その代わり、心の欲望はわりとコントロールできて、それこそおいしそうなものでもお腹がいっぱいだったら食べない。というか食べたくない。無茶な買い物もしない。

この分はさらりと書いてあるけど、大変面白い指摘で、岡田斗司夫はこれで一冊本を書けると思う。ダイエット本が落ち着いたらぜひ。

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そういや、彼が出演しているNHK-BSの「マンガ夜話」は面白いけど、「アニメ夜話」は絶賛だけのファン大会みたいで面白くないなぁと思ってたら、その原因を本人が分析していてやや納得。

アニメ夜話とマンガ夜話(岡田斗司夫のゼネラル・プロダクツ)

ひとつは番組が録画であり編集が入ること、もうひとつはアニメが題材ゆえにあらかじめ流す素材が用意されていたり、複雑な権利問題・発言の制限も多いとのこと。

でも一番の理由は、いしかわじゅんがいるかどうかだと思う(笑)。ああいう空気を読まない人の存在は評論では絶対に必要だし、面白くする条件だと思う。個人的にもいしかわじゅんの話が一番面白い。

2008年12月17日水曜日

初期は売野ワールド全開

以前、吉川晃司がデビュー当時から振り返りながら曲をかけるラジオ番組を聴いたんだけど、この人は面白いなぁ。特にファンではないんだけども、初期ベスト盤「beat goes on」は愛聴盤だったりする。

小学生の頃に「モニカ」で登場したときには、芸能界的には異端児扱いで賛否両論だったけど、スターだけが持っていることを許される「いけ好かない雰囲気」をプンプン漂わせていたことは確か。

本人曰く、とにかく田舎から出てきてわりとすぐにデビューしたために話しかけられてもどうしていいか分からず、人を寄せつけないようにしていたと自嘲気味に話していたけど、本人の歌のキャラクターとマッチして独特の匂いを発する結果となったと思う。

そして、今では相方だった布袋ともども黒歴史扱いしている「COMPLEX」。

COMPLEX
COMPLEX
B00005GIFB


本人たちが認めたがらないからか「失敗作」的なレッテルを貼られているけど、布袋の個性的でソリッドなプレイと扇情的な吉川のボーカルがマッチして今聴くとこのアルバム、かなり面白い。

あと吉川晃司が自分の曲をポンタなどとともにアレンジしてセルフカバーしたこちらのアルバムも面白い。

20th Anniversary SELF COVER BEST ALBUM 「Thank You」 (通常盤)
吉川晃司
B0002DCQN4


「モニカ」がパンキッシュなアレンジだったり。
このCDに収録されているライブ音源では、より多くの曲がリアレンジされていて楽しめる。

吉川晃司は現在、舞台やNHK大河ドラマ「天地人」の信長役など演技の分野で活躍しているみたいけど、いつか本業の方も再評価されるときが来る、と思う。

2008年12月16日火曜日

その名はグルーヴィー

タワレコをいつものように巡回していて(だいぶ頻度は落ちたけどね)目についたこのCD。

Right on Brother
Boogaloo Joe Jones
B001FBSMHQ


試聴できたので聴いてみると、これがえらいカッコイイ!
ソウルジャズ系のギタリストらしくドラムはバーナード・パーディが叩いてたりするんだけど、のっけからトバすトバす。

で、こういうアルバムは二曲目でスローテンポの曲になりがちでがっかりするんだけど、これはおかまいなしにグイグイ行く。
Boogaloo Joe Jonesについてはここなんかでプロフィールが分かるけど、なるほど泥臭いのね。その辺が今の自分にピンと来たのかもしれない。そのかわりやや飽きやすいかもしれないけども(笑)。

当然買いました。

2008年12月15日月曜日

入院

……ソフトウェアアップデートがあたった次の日にフリーズして、結局僕のブルーレイレコーダーは故障or不良品ということで修理に引き取られていきました。引き取りの人によると基盤+HDD交換になりそうとのこと。これで直れば文句はないけども。

ネットでいろいろと調べていると、あらかじめ頼めば代替機を貸してくれる、という情報を得ていたので言ってみたところ、ブルーレイではないもののPSPの「おでかけ転送」ができる機種を貸してくれた。
ただし、以前のモデルなのでダビング10じゃないため、PSPに番組を転送すると本体のデータが消えてしまう。これ、今のダビング10時代から見るとかなり乱暴だなぁ。


2008年12月14日日曜日

「テクノ歌謡」ディスクガイド

前に、最近はもうディスクガイドのような書籍は買わなくなってきた、と書いたけど、久々に書店で手に取ったら面白くて購入。

「テクノ歌謡」ディスクガイド
ユービック「テクノ歌謡」研究チーム
4594058256


この手の本は、テクノポップも含めて

テクノ歌謡マニアクス
コイデ ヒロカズ
4938339544


テクノ・ポップ (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)
美馬 亜貴子
4401618513


があって、前者が2000年、後者は2004年に発売されている。
前者、当時何枚か出ていたコンピレーションCDシリーズ「テクノ歌謡」と関連した本。モノクロなのと、いまひとつまとまりがなかったのが少し残念。

後者はどちらかというとニューウェーヴから「テクノポップ」を捉えた本なので、いわゆる「テクノ歌謡」はあまり扱われていない。90年代から現在の盤が数ページ、というのもこの本の位置づけを象徴している。
ニューウェーヴ~テクノポップを知るには適した入門本だと思う。

今回出たのはいわずもがな、武道館公演を終え年末には紅白出場も果たすPerfumeのブレイクを受けての本だと思うけども、90年代以降のテクノ歌謡・テクノポップとはなんなのかを割と直球に模索している姿勢がよい。

余談だけど、PerfumeはCapsuleがあまりピンと来なかったのとネットでの盛り上がり方を見てやや引いてたんだけど、アルバム「GAME」はやっぱり素晴らしいねぇ……。あれには負けた。
ただ、今まで「テクノ歌謡」的なものをコツコツと聴いてきた者としては、そうじゃない人たちが「これぞオレたちの音楽だ!」みたいに取り上げてるのがおもしろくなかった、というのは正直ある。いまだにある。

そんなことはともかく、本書はメジャーな楽曲でも時代的にシンセフレーズが印象的だったりする曲を取り上げていてそのあたりもありがちな「あえてB級が好き」的な開きなおりが感じられなくて好感が持てた。

そして、ここは特筆したいんだけど、きちんと「グーグーガンモ」とか「ガラット」とか取り上げてるアニメソングのチョイスが光る。

��

アニソンといえば、

アニメ特撮青春歌年鑑

というサイトが読ませる。
自分が分かるのは1980年代だけども、どのテキストも愛があふれていて、しかもうなづける解説内容が素晴らしい。

「SANDLAND」はよかったなぁ

最近、模型に興味があるのでそういう雑誌なども目に入ってくるけど、AFV、いわゆるミリタリー系模型雑誌「Armour Modelling」今月号の表紙がなんと鳥山明の手によるモノ!

Armour Modelling (アーマーモデリング) 2009年 01月号 [雑誌]
B001LMYXKY


この手の彼の仕事、ひさびさに見た。
やっぱり目をひくよなぁ。

2008年12月9日火曜日

ブルーレイレコーダー問題、解決しそう&ボトムズはじめました

ブルーレイレコーダー問題だけど、このタイミングで「製品に関する重要なお知らせ」キター!

【機能改善内容】
��1] 本体表示窓の時計表示が止まり、次に電源を入れたとき「PLEASE WAIT」表示のまま起動しないことが起きる症状の改善
��2] DLNA接続したテレビ側などで、稀に番組の情報が誤表示される症状の改善
��3] その他の機能改善

まさに[1]。
自分の詳細なレポートがきっかけで改善!?、と錯覚してしまうかのようなグッドタイミング。いや、どう考えても偶然だけども。

やっぱりソフトウェアの不具合だったのかぁ!
これで安心できそう。

��

ところで、DVD→mp4データにエンコード→PSPで見る、という流れができたので以前から見たくて、しかも最近になって最寄りのTSUTAYAにあることを発見した「装甲騎兵ボトムズ」TVシリーズDVDを大人借り。
装甲騎兵 ボトムズ VOL.1 [DVD]
高橋良輔 塩山紀生 大河原邦男
B000I0RBX6


これ、某番組にて製作スタッフが「いきあたりばったりで作ってた」と証言してたのが衝撃なんだけど、確かに設定とかきちんとしてそうでけっこういい加減らしい。でも最初に丁寧に作った「雰囲気」がすべてをいい方向に向かわせた、幸せな作品なのかもなぁ。
そもそも「コクピットでマスクを着けると誰だか分からない」「量産型だからどれに誰が乗っているか分からないときすらある」って演出的に破綻してるし!
主人公キリコはなかなかロボットに乗らないし、ヒロイックな機体が存在しないし、ホントにセオリーを無視しまくってて痛快。
だいたい、「ボトムズ」っていうタイトルがメカの名前でも人の名前でもなく、劇中でもほとんど出てこない単語なのが異色すぎる。他にこんなタイトルあるかな?
よく企画書通ったよなぁ。前番組「ダグラム」のプラモデルがバカうれしたせいなのかな?

10年前にレンタルビデオで「ダイジェスト」、OVA「ビッグバトル」とテレビシリーズ1巻は見たけど、テレビ版は全然覚えてなかった。もしかすると見たと思っているのは記憶違いかも。

2008年12月7日日曜日

iPodで長時間の音声ファイルを聴き続ける際のTips

前回書いたブルーレイレコーダーの不具合に関しては、FAXで「メールにて連絡がほしい」と書いたらSONYからちゃんとメールで返事が来たので、何らかの進展はありそう。
その後も電源入れてる状態でフリーズするなどいろいろ怪しいのでちょっとした故障のような気もしてる。

��

本題です。

NHK-FMでは主に祝日などに「今日は一日○○三昧」というタイトルで一日中ワンテーマで番組を構成することがある。

たとえば一昨年・昨年の大晦日は「みんなのうた三昧」で、CD化されてないオリジナル音源がこれでもかと放送されていたし、 映画音楽、 なつかしのアイドル、ボサ・ノバ、Charの解説が面白かったギタリスト、ミュージカル、童謡・唱歌、最近ではジュリーなんてのもあった。(くわしくは過去の放送リストを。)

今年の大晦日もみんなのうた三昧か?と思ったら、2006年5月3日「アニソン三昧」、2007年4月30日「アニソン三昧SS」に続いて第三弾にしてラスト「アニソン三昧ファイナル」で、もしかして東京ビッグサイトでは耳にイヤフォンつっこんだ人が散見されるのかもしれない(行かないから真相は分からないけども)。

��

さてさて、実はこのblogでもちょくちょく出てくるラジオ録音機「TalkMasterⅡ」を購入したのは、このシリーズを録音したいという理由が大きかった。
ちなみにレギュラー番組ではNHKの「世界の快適音楽セレクション(DJ:GONTITI)」とJFN系列「山下達郎のサンデーソングブック」を録音。

長時間の番組なのでiPod Shuffleにファイルを転送して聴くわけだけども、時々途中まで聴いていたのに次に再生すると最初に戻っていたり、おかしな再生位置になったりしていて難儀することがあった。
Shuffleは現在どれぐらいのところを聴いているかが分からないし、早送りなども苦手なのでなおさら困る。

この原因はなんだろう?と思っていろいろ調べたら、判明。

iPod Shuffeは設定で「iTunesと同期する」ようになっていて、これは変えることができない。
「同期」というのは、たとえばpodcastで未聴のファイルがあるとそれにマークがついているんだけど、どちらかで聴くとお互いにそのマークが外れたりして便利な機能ではある。

もうひとつ、iTunesには曲ごとに「プロパティ>オプション>再生位置を記憶」というオプションを設定できて、再生を止めた場所を覚えていてくれる。podcastファイルはデフォルトでこの設定になっているし、落語などの長いデータの時にこれを設定しておくと重宝する。

もちろん、さきほど書いたラジオ番組も「再生位置を記憶」に設定をしているんだけど、この設定をした場合の同期の仕様がくせもの。

いろいろ調べた結果、同期を行うとiTunesにあるデータの再生位置をiPod Shuffleに上書きするみたい。だから、iPod Shuffleで途中まで聴いてiTunesと同期しちゃうと、頭に戻ったりiTunesで聴いていた位置になってしまっていたのだ。
不思議なことにpodcastファイルはこうならない。

これを回避するには、iPodの設定を「チェックマークのある曲だけを同期」にして、同期してほしくない曲のチェックボックス(曲名の左にあるやつ)のチェックを外してやればOK。

iPod Shuffleってシンプルだけど意外と仕様が隠されているなぁ!


(08/12/7)
すみません、ウソ書きました。上記の方法では実現できません。
チェックマークを外してしまうとそもそもiPod Shuffleに曲をコピーできないのでダメ。
うまくいったと思ったんだけど、勘違いのようでした。残念。

手っ取り早いのは長い時間のファイルを聴き終わるまで同期しないようにすればいいんだけども。充電だけはしたいので、iPod Shuffleの「設定>オプション>このiPodの接続時にiTunesを開く」のオプションをオフにしておくぐらいか。
あとは自分の場合だったらPSPで聴くとか。


��08/12/20)
再度訂正。
公式サイトの「iPod shuffle: オーディオブックおよび Podcast(ポッドキャスト)を再生する 」などを読んでいてまたいろいろ確認したけど、おそらくこういう仕様です。

・Podcastやオーディオブックといったジャンルに関係なく、「プロパティ>オプション>再生位置を記憶」というオプションが設定されている時、以下のような挙動になる。
・一曲ごとについて、iPod Shuffle、iTunesどちらかで一番最近再生した位置を、両方のファイルで同期する。
・なお、上記のiPod ShuffleというのはPCに接続してiTunes経由で曲を再生した場合も含む。

少し分かりにくいですが、ようはiPod shuffleで聴いていた場合はiTunesにある元ファイルの再生位置が書き換わり、その後たとえばiTunesで続きを聴いた場合はiPod Shuffleにあるファイルの再生位置が書き換わります。
しごくまっとうな仕様。

では、なんで僕が間違えたかというと、iPod Shuffleで再生したあとにチェックのためにiTunesの元ファイルの再生位置をわざと変えたりしていたからなんですね。
一度ファイルを聴き始めたらiPod Shuffle、iTunesどちらもファイルの再生位置をいじらないようにしていれば、常に前に聴いたところから再生できるというわけです。

あとTIPSですが、「設定>一般>表示」の「オーディオブック」にチェックを入れて、各ファイルを右クリックして「プロパティ>オプション>メディアの種類」で「オーディオブック」に設定してやると、左のライブラリの「オーディオブック」内にその手のファイルが集まるので管理しやすくなります。

2008年12月5日金曜日

家電blogにならないように注意しつつ。

10月末に購入したこちらのレコーダー。

SONY 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー搭載ブルーレイディスクレコーダー HDD320GB BDZ-A70
B0017WKGTU

以前書いたとおり愛用しているんだけども、電源オフの状態で2回ほどフリーズするというアクシデントが……。当然その状態では予約していた番組は録画されず。
ウムム、今まで2つHDDレコーダーを使ってきたけどこんなことはなかった。ので、サポートに問い合わせ中。

��

↑のレコーダーの番組を転送するために、ある程度の容量がほしくなったPSPのメモリースティック。

1GBしか持ってなかったので8GBぐらいのを買おう、と思いいろいろ物色してみる。前から気になっていたmicroSD+メモリースティックアダプタのセットが8GBで4500円ぐらいで売っていたので購入。
これはオトクだとホクホクしていたら、肝心のレコーダーから番組が転送できない!!

よくよく考えたらメモリースティックには「MAGIC GATE」という著作権保護の仕組みが入っていて、それじゃないと地上デジタル放送のデータなどはダビングできないのか!ゲームとか自分でコンバートした動画・音楽データなどはまったく問題ないのに。これはうかつだった。
くやしかったけど、結局同じぐらいの値段で
SanDisk UltraII メモリースティックPRO Duo 8GB 転送速度15MB/Sec SDMSPDH-008G-J61
B0015AX1BO

を購入。

��

ラジオ録音用のTalkMasterⅡは、なぜかUSB接続してないのに「USB接続状態」になったままフリーズしていたり、充電が足りなくて録音できなかったり、付属の専用アンテナがちぎれちゃってイヤフォンを加工して自作したり、と自分のミス含むトラブルがちょこちょこ。
それでも、電源コードを常につけっぱなしにして録音するようにしたら、安定。
ただその状態だと、コードをつなげてない時よりホワイトノイズが若干入るのが残念。説明書では感度が悪いときにそれが顕著らしいけど、環境的に感度はこれ以上上げるのは不可能なので、ガマン。

��

そういえば、白・黒持っているBOSE Wave Music Systemに新色登場。

BOSE Wave Music System パーソナルオーディオシステム(チタニウムシルバー)
B001EX4AEE


これ、前にCDにうっすらと傷がつくことがあると書いたけど、その条件が分かった。

時々、CDを入れても強制排出されたり、イジェクト時にガチャガチャとつまってなかなか出てこないときなどがあるけど(古いCDやインディーズっぽいCDに多い気がする)、この際に傷がつくようだ。
出口に擦れる、とかではなくて、おそらくCDを排出する際にCDの盤面になんらかが触れて、それがうまくいかなくて傷をつけてるような感じ。
傷といってもむごいものではなく、ホントに光にあてて分かる程度。その傷の形が常に同じなので、すぐに分かる。でも気づかない人は気づかない程度のもの。

これ、読んでたら改善してほしいなぁ>BOSE。「CDをうまく排出できない」時がポイントです。
これ以外の部分は部屋で使うには本当に理想的な製品なので、ぜひ。

2008年12月1日月曜日

「津野海太郎/おかしな時代」

バラエティブック好きにとっては読むしかない!という本が出て、早く紹介したかった。

おかしな時代
津野 海太郎
4860110862


「本の雑誌」での連載(「サブカルチャー創世記」2004/7-2008/7)を知った時から単行本になったらすぐに読もう、とチェックはしてたんだけど、実際に書店で平野甲賀氏による、いかにも平野氏らしいギンガムチェックの装丁に出くわしたときは、本当に生唾を飲み込んでしまった。

知ってる人には書くまでもないけど、著者の津野海太郎は、小野二郎・高平哲郎とともに晶文社を語る上で欠かせない名編集者。その彼の半生伝だから面白くないわけがない。

しかし、前半を中心に半分以上は彼がコミットしていた演劇(「黒テント」とか)の話だったりして、正直言うと最初はそのあたりは飛ばして晶文社関係の部分だけ読もうと思っていたんだけど、頭から読み始めたら文章の軽妙さもあって、興味のなかった部分もぐいぐい読まされた。
それが津野海太郎という人物の面白さなのだろう。

ところがキモである6章「雑誌みたいな本がいい バラエティ・ブック」の直前まで読んだところで、この本が携帯するには大きすぎることもあって、しばらく読むのをとめてしまい、先日ようやく一気に読了して紹介にこぎつけたのだった。
好物は最後に食べるタイプなもんで。

それにしても、その6章と7章にして最終章「夢と現実 ワンダーランド」は本当に面白い。

ヴァラエティブックに関しては、

「それなら雑誌みたいな編集の本にしてしまおう。―とすぐにかんがえたわけではない。最初におもいうかべたのは植草さんの例の(自分が書いた原稿の切り抜きがぎっしりと詰まった:引用者補足)古い革のトランクだった」
「いっそ、あの革トランクをそのまま本にしてしまったらどうだろうか。ただの比喩ではない。平野と相談して、コラージュや手がき原稿のコピーをふくむ色とりどりの紙片やパンフレットを、トランクがわりの紙函に賑やかにつめこんでさ、などとけっこう本気でかんがえたのである。玉手箱。もしくはヴァラエティ・ボックス―。」
「(前略)と書いて、あらためて気がついた。植草さんだけでなく双葉(十三郎:引用者補足)さんも小林(信彦:引用者補足)さんも、小野耕世さんや筒井康隆さんも、当時はそれぞれに、たとえていえば、本にまとまるかどうかもわからない切り抜きを大量につめこんだ革トランクをもっていて、そのなかみを私のような編集者が自由につかわせてもらうことができた。そういうぜいたくな条件がなければ、充実したバラエティ・ブックなどつくりようがない」
「そして七〇年代後半になると、晶文社の刊行リストからこの種の本がしだいに減ってゆく。私があきたという理由もあったのだろうが、それ以上に、世間にサブカルチャー本やエンターテインメント本が急増し、それにつれて著者のトランクのなかの蓄積がとぼしくなってしまったのだ。」

と書かれており、これはまたなるほどなぁと思うのだった。

たとえば小西さんの最初の著作「これは恋ではない。」なども小西さんがいわば革のトランクを秘蔵していた状態だったからあそこまで面白かったんだろう。今年出た二冊目の「ぼくは散歩と雑学が好きだった。」は気合いの入ったバラエティブックだったけど、正直「これは恋ではない。」には勝てなかったもんなぁ。

ちなみにその「ぼくは散歩と雑学が好きだった。」について、かつての小西さんの盟友・橋本徹氏が小西氏への愛憎半ばする感情とともに書いた文章がとても面白かった。

それにしてもその晶文社が最近出したバラエティブックであるこちら、

雑談王―岡崎武志バラエティ・ブック
岡崎 武志
4794967268


内容はいつもの岡崎武志以上でも以下でもなかったけど、編集センスはやっぱりひどかったなぁ。

��

雑誌「ワンダーランド」に関しては、

「じゃあ私たちは「ローリングストーン」誌の「日本語版」をそんなに本気でつくろうとしていたのかとなると、正直いって、そこのところはいささかあやしい」
「たしかに私と平野は「ローリングストーン」の新聞形式の雑誌というつくりにひかれていた。でもそれは、極端にいえば、その点さえ実現できればあとはどうでもいいや、という感じに近かった。」

という部分は要チェック。

その他、小林信彦や片岡義男について書かれた文章も面白い。オススメ本。

なお、「ワンダーランド」や「ローリングストーン」日本語版に関しては、これらの本とともに読むとより分かると思う。

ぼくたちの七〇年代
高平 哲郎
4794966024


よりぬきスネークマンショー 「これ、なんですか?」
スネークマンショー
410465101X


後者は、確か「ワンダーランド」が生まれるきっかけとなった日本語版「ローリングストーンズ」について書かれていたと思う。違う本だったらごめんなさい、読んだんだけど手元にないもので確認できません。

でもそう考えると日本語版「ローリングストーン」が「ワンダーランド」という私生児を産んで、そこから「宝島」、「VOW」などが育ち、一方で「スネークマンショー」を産んだ、ということになり、サブカルチャー史的に面白い。

2008年11月25日火曜日

ショップンロール・ウィンドウ

休日はたいてい子供と遊んだりしているんだけど、たまに1人の時間ができることがあって、そういう時は独身時代のようにぶらりと買い物に出かけることが多い。

近頃の買い物は、通勤先である新宿にて会社の行き帰りにすますことが多い。
それゆえ休日まで新宿に行くのは気分転換として弱いので、できれば別の街へ出かけたくなるけど、そうなると自宅からわりと近い渋谷に行くことになる。

確かに今から10年ほど前はしょっちゅう渋谷に出かけては中古レコード屋をまわったりしていたものだけど、今はさっぱり。

それでも大型書店である「ブックファースト渋谷店」があったりしたので、足を運ぶ理由があったけど、2007年10月に閉店。東京の旗艦店は先日オープンした新宿店に移った(ちなみに足を運んでみたけど、品揃えはいまひとつ)。

それでもいくつか目当ての店はあって、たとえばHMVの上にある青山ブックセンター(2006年11月1日オープン)。
……とか思って行ったらなくなってる!!
webで調べると2007年11月に閉店となんと一年前になくなっていた!!
確かにHMVの客層とはあわないかもなぁ。

う~ん……と思ってとりあえずいつも足を運ぶパルコパート1の地下へ。

すると、セレクトCDショップ「アプレミディ・セレソン」がなくなってる!!
パルコパート1の地下には他にも本屋のリブロ(旧・パルコブックセンター)、文房具屋のデルフォニックスもあって、あまり買うことはなくても楽しませてもらっていたんだけども、その牙城の一角が崩れた。

webで調べてみると、近くの本家カフェ・アプレミディの入っているビルに移転した、とのことで行ってみたけど、失礼だけどここまで足を運ぶほどの店でもないんだよなぁ。やっぱりあの本屋・文房具屋とセットになっていたのがよかったのに……。

ここまでくるともう渋谷には用がなくなってしまったなぁ!

2008年11月24日月曜日

赤ペン先生

文房具や家電などを選んでいる時に面白いのは
「自分はいったい何を必要としているのか?」
と自問自答しているうちに、なんだかクリエイティブな気分になっていくからなんじゃないかと思う。
「ここがもう少しこうだったらなぁ」「これのこことあれのあそこをあわせれば……」とか。だけど自分で商品を作れるだけではないから、自分が出した一番高い理想に最も近い製品を、財布の中身と相談しつつ選ぶこととなる。

先日も赤ペンを選んでいるときにいろいろ考えた。

日常の筆記具は、三菱の水性顔料マーカー「uni PROCKEY」の黒と水色を使っているんだけど、書き味がざらっとして多少摩擦がある点、書き出しからかすれることがない点、細字・太字の両方のペン先がある点などが気に入っている。

ユニ・プロッキー細字&極細 黒 PM-120T.24
B000TI12XM

しかし、「赤」はやや事情が異なる。
赤を使うのは、通常の筆記具で書いた文章やプリントされた文章に対して訂正や強調線をひくときなどに使うことが多い。普通に字を書くのとはまたちょっと求められるものが違ってくるのだ。
だから、通常の筆記具と同じ「uni PROCKEY」の赤だと気分が違う。「赤」に求めたい強さが足りないのだ。

今まではノック式の水性ゲルインクボールペンの、ペン先が太めのものを選んでいたんだけど、今回いろいろ探していたら、学校の先生が使っていたような「ぺんてるサインペン」の5本セットがあったので、試し書きをして購入。

ぺんてる サインペン 赤 S520-BD 10セット
B001ADM450

これはスラスラ線がひけたりと気持ちがいい。“先生の赤”というのも、訂正の強さが出るのでよい。

先生のペン、といえば答案の採点によく使われていた、ややピンクがかった赤の、サインペンだけどインクが交換できるペンは売っているのを見たことがないなぁ。覚えている人います?
たまに職員室なんかで先生がスラスラと○×などをつけているのを見て、気持ちよさそうだなぁと思ったものだった。

値段の問題ではない。

先日見つけた動物型クリップ「D-CLIPS」
d-clips.jpg
かわいいもの好きなので、うわっと思って手に取ってみる。
全種類ほしいけど、そういうセットはないので、どれかひとつ……と思って吟味を始める。

そうやって本気で選ぶとなると、それぞれのいろんな点が気になりはじめるから面白い。

まず、クリップ特有の形がモチーフとマッチしているかどうか。
その視点からするとアヒル、ペンギン、そしてかろうじてゾウが残る。

アヒルはかわいいんだけど、紙を挟む際にアヒルのノドのあたりがひっかかりがちだった。つまり使い勝手がイマイチ。

ペンギンもいいけど、背中の上の部分が紙をひっかいて傷をつけがちだった。これはどうしてもそこに力がかかってしまうからだろう。

残るゾウはひっかかりもなく、紙を傷つけることもなく、というわけで、結局ゾウを買うことにした。

しかしこうしてみると、あのいわゆる「ゼムクリップ」というやつは束ねるときにひっかからないし、紙にキズもつけないし、欠点が少ないことに気づく。だからこそクリップのファイナルアンサーとして君臨しているんだろうけど。
スタイル重視だから仕方ないけど、これら動物クリップはもう少し機能性を考えてほしかった。

2008年11月23日日曜日

映像をオニギリにする

その後、PSPでテレビ番組を楽しんでいるんだけど、そのレポート。

PSP「プレイステーション・ポータブル」 パール・ホワイト(PSP-3000PW)
B001F51GDY


活用するのはやはり電車での通勤時間。
イヤフォンで音が聞こえにくい問題は、本体の「サウンド設定>AVLS」を「切」にするのは誰でも分かるんだけど、「サウンド設定>ダイナミックノーマライザ」を「入」にした方が音量が大きくなるとは思わなかったが、それにより解決。

風呂でも使えるんだけど、本体スピーカーの出力が小さいので、風呂場のように反響する場所では特に聞こえにくい。

なお、就寝前にテレビを見ると寝つけないので寝床には向いてない。

��

次に、電車通勤で見るのに適した番組に関する考察。

自分の取得可能なソースは、地上波・BSデジタル・CS(e2 by スカパー、フジテレビ「CSHD」のみ契約)。

まずお笑い番組は向かない。公衆の場で笑いたい番組を観るのはムリがある(ex.「アメトーク!」「にけつッ!!」「タモリ倶楽部(の空耳アワー)」)。
また、CMがない番組だとうれしい。というのも、前に書いたように視聴時は操作ロックをかけているのでCMに入ると面倒なのだ。その点、NHK系・CS系は番組途中にCMがないので向いている。
帯ドラマや帯アニメはそもそもあまり見ないので分からないけど、アニメなんかはちょい他人に見られると恥ずかしい気がするかも。あんまりそういうのは気にしない方なんだけども。
映画もあまり向かないかも。画面の味わいとかはスポイルされるし、洋画だと画面が小さいので字幕が苦しいと思う。
あまり集中せずにながら見できるぐらいのテンションの番組がよい。

結論として、適しているのは「CMがなく趣味性がややあるバラエティ的な番組」になり、具体的には

「ゲームセンターCX」(CSHD)
「熱中時間~忙中“趣味”あり~」(NHK BS-hi)
「日めくりタイムトラベル」(NHK BS2)
「カーグラフィックTV」(BS朝日)

あたり。中でも月1回だけど内容が正味3時間あるため面白いけど消化するのが大変だった「日めくりタイムトラベル」は、かなり視聴に適していた。

��

さて、同じくPSPで通勤視聴を楽しんでいる友人がDVDをデータ化して見ているという話をしていて、自分もちょっと手持ちのDVDソフトで試してみた。
リッピング→エンコード、という作業流れで、まとめサイトも多くてそれほど苦労はなかったけど、PSPのメモリスティックの直下に「VIDEO」という名のフォルダを作ってそこに動画ファイルを入れる、という仕様が当たり前すぎるのかちゃんと書かれておらず、「PSP」フォルダの下に「VIDEO」フォルダを作ってその中に入れたりして認識されずに手間取ってしまった。

ちなみに変換したDVDは自分も会場にいたこちらのライブ映像なんだけど、

「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!”
Yuji Ohno & Lupintic Sixteen
B000XOCPH4


この手のDVDは意外と買ったはいいがなかなか見ようと思わなかったりする。そもそも一度見たことのあるライブ映像を画面の前に座ってじっと聞いている、というのはちょっとなぁ。ビジュアル的に映える映像でもないし。

ところが、変換してPSPで持っていくと風呂なんかにつかりながら眺められるわけで、見ていなかった後半部分をあっさり見終えてしまった。

変換作業にけっこう時間がかかって面倒なので、日常的にやりたくはないけど、こういう技もありだ。
なお、洋画なんかの字幕を埋め込むのは結構大変らしいのでそちらはパス。そもそも字幕ものはPSPで見たくないしなぁ。

ちなみに、変換したデータはmp4になるんだけど、これをmp3の音声データとして変換できるのでiPodで楽しむこともできる。
つまり音楽DVDはPSPで映像付きで楽しめるし、iPodで音楽だけでも楽しめるというわけ。これは楽しみが広がるかもなぁ。

なお、最近のデジタル系HDDレコーダーだとCPRMのDVDディスクしか焼けないので、HDD内の映像をパソコンで読み込むことができない。こういう時はすごいアナログな技だけど、TalkMasterを音声ケーブルでつないでやって外部入力で録音してやるとあっさりmp3化できて便利。音質もそもそもmp3なんで気にならない。

以上、映像や音の「オニギリ化」の話でした。

2008年11月18日火曜日

メカ系物語の系譜。

以前からずっと読みたかったけど、絶版でBOOKOFFなどでも見つからず、ネット古本でもプレミア価格でなかなか手が出なかった「小沢さとる/サブマリン707」「青の6号」が、なんと隣町の図書館にあったため、ついに読むことができた。



内容的には正直ストーリーはあんまり面白くないし(最後なんて唐突に終わるし)、人物の書き分けも絵的にも内面的にもほとんどできてないんだけど、メカが魅力的でそれだけで最後まで読むことができた。

そもそもなぜこれらの作品に興味を持ったかというと、作者の小沢さとるがあの「ロボダッチ」のデザイナーだった、という事実を「BSマンガ夜話(2002年2月26日[火]放送「青の6号」)」で知ったからだった。

ちょうど今読んでいる「戦後SFマンガ史」の中で、「サブマリン707」も含む戦記メカマンガの系譜も扱っていて、いろいろと考えることもあった。

戦後SFマンガ史 (ちくま文庫 よ 19-2)
米沢 嘉博
4480424199


まだ途中までしか読んでないし、1980年に刊行された本の文庫化だから今更なんだけど、名著。

ちなみに小沢さとるに関してはこう書かれている。

小沢さとるはこの時点で最も正統的少年SFマンガの描き手だったといえよう。マンガ的線とデフォルメを持つそのメカニックは、図解や特集の現代兵器の野暮ったさはなく、硬質でシャープで実にマンガ的にカッコ良かった。しかも、それは記号的ではなく、実物を元にマンガ的デフォルメをほどこされたリアルさを持っていた。

��中略)

��松本零士は:引用者注)そのメカの魅力において小沢さとるとは違ったムードを持っていた。それは一言でいうなら重量感であり、メカニカルな輝きであった。小沢さとるのメカがプラモ的できっちりと描かれていても、均質な線(トレースの如き)と白っぽさは立体感と質感に欠けていた。松本メカのデフォルメは、小沢よりマンガ的であり実物をゆがめていたが、線の強弱やベタの使用によって独特の質感と重量感をかもしだしていた。(「第四章 SF捲種計画」)


確かに自分の世代でメカを魅力的に描けた漫画家といえば松本零士だけど、小沢さとるのメカは米沢氏が指摘しているように、リアルな質感こそないかもしれないけどプラモデル的な立体造形を感じ取ることができて読んでいて楽しい。

小沢さとると松本零士は年齢はさほど違いがないようだし、この2人を比較するのはとても面白い。

世間的な評価はかなり違う気がする。もちろん、松本零士は独特の叙情やキャラクターの魅力といった点において技量的に大きく差をつけてはいる。

ただ面白いのは2人がそれぞれSFアニメとプラモデルの世界でそれぞれブレイクしている点だ。

��

ここで少し話を変えるけど、この「戦後SFマンガ史」を読んでいると、メカ描写をその魅力の中心に据えた戦記SFの系譜というのは、それこそ明治期の児童文学「押川春浪/海島冒険奇譚 海底軍艦」までさかのぼれて、その後「まんが道」にも出てきた昭和期の海野十三から、小松崎茂の絵物語や手塚治虫・横山光輝らのSFマンガにつながるのだった。

少し前にNHK「わたしが子どもだったころ 富野由悠季」(2008年6月11日[水]放送)という番組を観た時に一番面白かったのが、富野監督が意外とメカ好きだったということだ。番組では子供の頃描いていたSFメカのペン画(小松崎茂みたいなの)を見せてくれたりしていた。

僕は今まで、富野監督というのはガンダムなどのロボット自体は好きじゃないのかと思っていたけど、実はそんなことは決してないようだった。

そしてもう一つ面白いのが、富野監督が手塚治虫のアニメーションスタジアム「虫プロ」出身ということである。

ちょっと強引ではあるけど、先に書いた戦記メカものの系譜がこの時、手塚治虫らの世代から富野監督らの世代へと、そして小説→絵物語→マンガと来て、アニメーションへと移行した、と捉えられるんではないか。

そして「ガンダム」がその戦記メカものの決定打となったわけだけども、そういうもの自体はそれこそ明治期ぐらいからずっと存在していたことにも驚く。

��

さて、ではなぜ「ガンダム」が戦記メカものの決定打となれたのか。

これはおそらく、1人の作家の手を離れて「バンダイ」という会社の商品に、結果的になったからだと思う。
だから先ほどの小説→絵物語→マンガ→アニメーションの先に、プラモデルを中心とした模型文化に、その作品展開先が変わってきた、ということなのだ。
作品の主導権は制作会社サンライズの親会社でもある「バンダイ」にあるわけだから、「ガンダム」が常に商品として供給されることができる。これが一作家の作品だと難しいだろう。

「ガンダム」以外にもまさに戦記SFである横山宏らの「マシーネン・クリーガー」なんかはそれこそ模型の世界で展開しているわけだからより分かりやすい。

��

そして話を元に戻すと、戦記メカもので名をはせた小沢さとるがその後プラモデルオリジナルの「ロボダッチ」で復活(?)して、しかもそこでガンダムなどのパロディものすら出していた、というのは本当に面白い流れだなぁ、と思う。

2008年11月17日月曜日

意外に本人はアネゴ系?

今月の絵本雑誌?「MOE」の特集が杉浦さやか姉さん!!

MOE (モエ) 2008年 12月号 [雑誌]
B001ICI902


この手の作家の中では突出して好きで、本人にもさやかさんが商品を出していたフリマで会ったことがある。本人も時々自分で書いているけど、意外に乙女乙女してない感じが、逆に信頼できそうな印象を与えてくれました。

今回の特集では今まで小出しだったプロフィールも一挙に知ることができたりで、楽しい。C-C-B好きだったなんて!
最近、絵本を出したらしいのでぜひチェックしたい。

2008年11月16日日曜日

「カルドセプトDS」

更新が滞ってたけど、なにをやってたかというと、主にこちら。

カルドセプトDS
B000Y9EGGG


いやぁ、面白い!
そもそも11年前にセガサターンで出たソフトのリメイクなんだけど、その当時プレイしたときはチンプンカンプンですぐに投げたのだった。
だからDS版は評判がよかったけど、自分にあうのか不安だった。

このところ「リズム天国ゴールド」「国盗り頭脳バトル 信長の野望」「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」「That's QT」と購入したものの自分にあわなくてすぐに投げ出したソフトが続いたのもあって、世間で評価が安定しているゲームをやりたいと思ったのと、先に「高速カードバトル  カードヒーロー」でカードゲームアレルギーがなくなっていたので、思い切って購入してみた。

傑作だねぇ……。

もともとターン制のゲームは好きなんだけど、このゲームで一番感心したのは、ターン制のゲームで問題となる「自分以外のターン時に自分ができること」について明確な解答があることだ。

ゲーム、とくにビデオゲームにおいて自分が何の判断も下せない・何の操作もできない時間というのは極力減らすべきものなのである。他人のターンを待つ時間ほど苦痛なものはない。このあたり、対面ゲームだと相手の表情や会話があったりするからやや事情が異なる。

このゲームでは、1ターンごとに自分で構成したブック(カードの組み合わせ)からランダムに1枚カードを引くんだけど、その際になんとカードが全員に晒されるのだ。とはいってもいつでも相手のカードを覗き見できるだけではなくて、ときどきパッと見えることがあるという感じ。
この「パッ」っていうのがキモで、相手のカードが見える際にかなり集中する必要がある。相手の持っているカードによってこちらの戦術がまるで変わってくるからだ。だから相手のターンの時にも気が抜けない。
そしてこのそのカードがなにかをすぐに判断する知識とそれぞれなにを持っているかという記憶力がプレイヤースキルとなるのである。

カードゲームだと考えると、引いたカードを公開する、というのはかなり思い切った発想だと思う。意外になかなか思いつけない。だからこのゲームで相手のカードが見えることの重要性を理解したときは感嘆した。

ところで、常々僕は、ゲーム、とくに対戦ゲームって、プレイヤースキル7割もしくは6割、運3割もしくは4割ぐらいのバランスがいいと思っている。
運の要素が少ないゲームは、新規参入者が少なくなるなど先細りしがちなのは、格闘ゲームなどが衰退していったのを見れば分かるし(あれはあれでありなんだろうけど)、運ばかりのゲームは自分がやらなくてもいいじゃん、という気持ちになりがち。ゲームというよりクジに近くなる。

「カルドセプト」では、運は「サイコロの目」と「カードを引く」という行為に分散されていて、スキルは先のカードにまつわる攻防、わりと不足がちな所持金と相談して土地の所有と投資のバランスを考えていく戦略部分などにあって、バランスがとてもいいと感じた。
強い敵でも運がいいときは勝てるし、ただ自分が散漫なプレイをしていると確実に負ける。

「モノポリー」も「いただきストリート」も「桃太郎電鉄」も未プレイというボードゲーム音痴ではあるんだけど、数回プレイしたら大体のルールは分かった。
かつてプレイしたとき、僕はこのゲームをすごろくのようなものだと考えていたんだけど、それは全然違っていて、いかに限られた土地(マス目)を自分のものにしてその価値を高め資産としていくか、というゲームなのだった。

土地の連鎖、のせたカードと属性があった時の地形効果、隣同士の支援効果といった基本ルールもシンプルで奥が深い。

またカードのネタもいろいろあって、それぞれに光る場面がある。うまく組み合わさると終盤での大逆転も不可能ではない。
全体的にゲームバランスが絶妙なのも素晴らしい。

とほめたいところばかりなんだけど、欠点といえば1つの戦いがどうしても長くなるところ。ルール設定にもよるんだろうけど1時間はかかる。といっても「あれ、もうこんなに時間経った?」という寝不足を誘発する危険な体感時間。これはばかりはしょうがないです。

それもあって、Wi-Fi環境ありながら対戦自体は未体験。いやぁ、他人との対戦はやっぱりおっくうだし(笑)。

なんにせよ、ルールがしっかりしているタイプのゲームが好きならとてもオススメ。

2008年11月10日月曜日

「魔法瓶」ってよく考えるとすごいネーミング

数年間、ほぼ毎日のように使ってきたコーヒーメーカーだったけど、ガラス製のためかたびたび割れることがあって、その度新しいものが届くまでコーヒーをいれるのに手間がかかってウンザリしていた。

ので、思い切って割れることのない魔法瓶タイプのものを購入してみた。

TIGER コーヒーメーカー 真空ステンレスサーバータイプ カフェブラック ACW-A080KQ
B000XOM65A


実は以前から買ってみようかと思ってたんだけど、ガラスのものでも「珈琲を淹れて→電源を切って→ミルクを入れて→余熱で温かいカフェオレが作れる」というカフェオレ派の奥様にとってはメリットがあるにはあった。

この魔法瓶タイプはそれはできないけど、いれてから2、3時間は温かい状態で飲めるのが素晴らしい。あらかじめお湯で内部を温めておくともっともつらしい。

ステンレスのせいか洗うのも楽だし、これはよい買い物だった。

2008年11月8日土曜日

1人で飲むのがいいのになぁ!

こないだ社内の飲み会があって、いろいろ話を聞いていると、みんな自宅ではあまりお酒を飲まない、と言っていてビール一杯でグデグデに酔っぱらうくせに2日に1本は飲んでいる自分にちょっとショック。

それでも秋はビールの新製品がいろいろ出て面白い。

国内大手ビールメーカー 発売予定
★2008.08.27 キリン 秋味
・2008.09.10 サッポロ サッポロラガービール(缶)
★2008.09.17 キリン Smooth (※第3のビール)
・2008.09.22 サントリー ジョッキ芳醇
★2008.09.30 サントリー モルツ<ダークビター>
★2008.10.01 サッポロ 冬物語
・2008.10.07 サントリー ダイエット<生>クリアテイスト
・2008.10.08 キリン 白麒麟
★2008.10.21 アサヒ ジンジャードラフト
★2008.10.22 キリン ザ・プレミアム無濾過<ホップの香り>
★2008.10.22 キリン ストロングセブン
・2008.10.29 サッポロ 琥珀ヱビス

★は自分が飲んだやつ。
しかし、なんといっても今自分の中の定番になっているのは、ビールではなく「リキュール(発泡性)①」だけど

SAPPORO「麦とホップ」

今まで発泡酒だの第三のビールだのビールライクな飲み物は不味いと思っていたしバカにしていたけど、こいつはなかなかおいしい。

CMで田村正和が「私には、ビールです。」とか「マネージャーに言われるまでビールと間違えていてました」とか言ってて「またまたぁ」と思っていたけど、飲んでみたら分かる。
改めて考えてみるとこの「田村正和」という人選は、ユニクロCMに通ずるうまさを感じるなぁ。

とはいってもたとえば「ジョッキ生」(とうもろこしを原料)とか「金麦」(発泡酒に小麦スピリッツ)とかあんまりおいしいと思わなかったのに、これはなぜおいしく感じるんだろう?不思議だ。

2008年11月6日木曜日

活躍めざましい

子供が幼稚園に通うようになって、あれだけ寝坊だったうちの奥様もさすがに僕よりも早く起きるようになった。
そうなるとお互いにアラームを設定したい時刻が異なるため、自分用に枕元における小さい目覚まし時計を探すことにした。
なかなかいいのがなかったけど、ついに発見。

IDEA LABEL アナログアラームクロックMINI LCA059-G グリーン 2190462
B001546R52


アラームは、後ろのパネルにタイマーセットと時刻あわせの両方がついているのはタイマーセットの時に間違えて時刻が変わってしまうのがすごくイヤなので、絶対に買わないことにしている。「時刻あわせは電池ブタの裏」は基本にしてほしい。

あえてアラーム音が不快なものを選ぶのもセオリー。

表示はデジタルではなくアナログで、ちゃんと文字盤が書かれているものがよい。
ふと目が覚めたときにも「あとどれぐらい寝られるのかなぁ~」と寝ぼけながら見ることがあるのでアナログの方が感覚的でいいのだ。

あとは針の動く音が小さい方が、眠れない夜も気にならずにすむ。たいていすぐに眠くなるので関係ないけど。

この目覚まし時計はそれらの条件を兼ね備えており、しかも手のひらサイズ。

右上のボタンでパッとライトをつけられるのも便利。そもそも針に蓄光塗料が塗ってあるのであまり使わないけど。

これだけドンピシャな製品だけど、この価格が「ものが悪いのでは??」と逆に心配ではあった。数ヶ月経つけど、時刻のズレもないし、壊れないし、大丈夫なよう。
以前安いものを買ったら数日で壊れて怒り返品したことがあったけど、これは大丈夫そう。

これを買って、きちんと起きたい時刻に起きられるようになったのだった。
他にも色違いがあります。

オススメです。

2008年11月3日月曜日

「生」に込められている意味

HDDレコーダーといえば、本当にテレビをオンタイムで見ることは少ない。スポーツ中継ぐらいかなぁ。それ以外はたとえオンタイムで見られたとしても、一度録画してじっくりと見る。

時々、女性なんかから「昨日はドラマ○○が見たかったから急いで帰っちゃった」とかいう話を耳にするけど、僕のような人間からすると「?」と思う。

単純に、予約が苦手、とかそもそもレコーダーを持ってない、という可能性もあるけど、でもなんか違う理由もあるのかも。

たとえば、子供の頃はテレビの話題は友だちとの共通ネタとして見ている部分もあって、一緒な放送時間に見ることでより体験の共有度があがる。それと同じことなのか。

今はかなり減ってしまったけど「生放送」の魅力は
��.今見ているものは現在どこかで本当に起こっていることである
��.それを自分と同じく見ている人が(大勢)いる
という部分にあると思う。
現在、いろんな「事情」で生放送である必然性を持つ番組はニュース、スポーツぐらいだと思うけど、だからこそワールドカップやオリンピックはあそこまで盛り上がるのではないか。

その「事情」というのは、もちろん放送側が放送内容をできるだけコントロールしておきたい、ということもあるんだろうけど、そもそも見る側が放送時刻にきちんとテレビの前にいるかどうかがかなり疑わしい。
これだけチャンネルが多くて放送以外の映像媒体も多数あって、大容量HDDレコーダーなどが普及していて、テレビ番組がコンテンツ感覚になってしまうと、放送する側だってたとえば24時間テレビのように「これは生放送なんです!!!」と強調しないと視聴者を同時刻にテレビの前に集めることは難しいのかもしれない。

70年代以前のテレビ業界の話などを読んだりするといかに生放送というものが素晴らしいか、ととんとんと語られたりして、それはそれでとても分かるんだけど、先述のような視聴環境にある今の時代に照らして話をしてほしいなぁと思うことも多い。

今、NHK朝の連続テレビ小説の視聴率の話題が出るけど、そもそも地上波で昼に再放送があって、BS2やBS hiでも他の時間帯に放送している、となると、朝8:15からの放送の視聴率にどれだけの意味があるんだろう?と思う。

でも、だからこそニコニコ動画などで他の視聴者と見ている体験を(時間的に疑似であっても)共有している感覚、というのは、無意識に感じていたことにスポットをあてられた感じがした。
確かに子供の頃はこうやってテレビを見ていたよなぁ、と。

宇宙録画ブルーレイ

2007年7月に地デジ対応のHDDレコーダー「RDZ D700」を買って、地デジ・BSデジタル・CSデジタルとフル活用してるんだけども、どうしてもほしい機能があって1年3ヶ月で新機種を導入してしまった。

SONY 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー搭載ブルーレイディスクレコーダー HDD320GB BDZ-A70
B0017WKGTU

今年4月に出たやや古いモデルのため、思ったよりも安くなっており115,000円で購入。ポイントが15,000円ぐらいついたから、実質10万円の買い物。

さて、前に買ったレコーダーと今回のレコーダーの違いというと、

1.ブルーレイ対応
ブルーレイディスクを見ることも、録画することもできる。これは大きな違い。

2.おでかけ転送機能
以前からソニーのレコーダーの一部にはこの機能がついているけど、実はこれがキラースペック。
PSPやウォークマンに短時間(2、3分とか)で映像を転送して出先で映像を楽しめる機能。
あとでくわしく書きます。

3.ダビング10対応
以前のレコーダーがギリギリでダビング10対応アップデート対象機だったので、新機種の購入動機にはなってない機能なんだけど、ダビングではけっこうコケてたからこれは重要。

そして、

4.PSP-3000発売
PSP「プレイステーション・ポータブル」 パール・ホワイト(PSP-3000PW)
B001F51GDY

1年ほど前にひょんなことからロハでPSP-2000が手に入ったんだけど、1ヶ月ぐらいで子供に壊されてしまいションボリ。
しかし今回、映像視聴にも有利な液晶部分の大幅改善があったということで改めて手に入れてもいいかな、と。

これらを時間軸にすると

2007/7
地デジ対応HDDレコーダー購入

2008/2/19
HD DVD撤退で次世代ディスクがブルーレイに決定。

2008/7/4
ダビング10はじまる

2008/10/16
PSP-3000発売

と今回のレコーダーを買うまでに購入動機がじわじわとあがっていったのが分かる。

��

基本的には、同じSONY製なのでメニュー周りとかほとんど一緒なんだけど、いくつか細かい点で違いがあるのでメモ。

��よい点)
・リモコンの「予約する」「見る」ボタン
これらはよく使う機能だけど、前の機種だといちいちメニューから選ばなくてはならず面倒だった。かゆいところに手が届く配慮。

・チャンネル設定を完全にカスタマイズできるようになった
以前の機種は「見ない」にできないチャンネルがいくつかあったけど、新機種では地上アナログ放送そのものを「見ない」にできたり、メニューをすっきりさせることができる。

ちなみに録画した映像にマークをつけてフォルダっぽく表示させる「グループ表示」機能、前の機種からあったみたいだけど今回初めて知った。実はこの手のは多い。

��よくない点)
・リモコンの真ん中にあるメニュー選択操作キーが明らかに使いにくくなった。
以前のはPlayStation2のコントローラについているアナログパッドを小さくしたようなものがついていて大変操作がしやすくなったんだけど、これがなくなりセガサターンのパッドのようになってしまった。しかも周辺のボタンと押し間違えしやすくてイライラする。せめて決定ボタンが少しだけでも浮いていてくれたら……。
この退化はダメだと思います>SONYさん。

・ややメニュー操作が重い気がする。

・起動時間が遅い
設定の「スタンバイモード」を「高速起動」にしたらなんとか耐えられるけども。

でも、ところどころ「おっ」という改善点があったりして、全体的には進化してると思いました。

��

さて、肝心のPSPなどに映像データを転送して出先で見ることを可能にした「おでかけ転送」機能に関して。
最近、iPod ShuffleとかTalkMasterとか携帯家電を手に入れることにより時間を「買う」ことができたのに味をしめ、録画した番組も出先で見られたら部屋では違うことをする時間が増えるかも……と期待。

使ってみて、まぁまぁ便利かなぁという感じ。

その理由を考えてみたけど、まずPSPの解像度がたいしたことないので、普段見ているHD映像の持つ「おいしさ」はまるでないのだ。当たり前だけど。だから持ち出すのはどちらかというと「聞く」重視の番組が向いている。

しかしその「聞く」も通勤電車だと意外と騒音があって聞きにくい。ノイズキャンセリングヘッドフォンを持ち歩くのもスマートじゃないし。

あと、PSPは基本的にはゲーム機でボタン類が押しやすくなっているため、ロックをかけてないとすぐにボタンが反応してしまって、いわゆる「しおり」の位置がずれたりしてイライラする。しかたないけど。

ちなみに、使うのは主に通勤電車の中なので読書時間を少し削ることにはなるんだけども、本はちょっと目を離しても問題ないし、ゲームもジャンルによるけど意外と目を離せるタイミングはあるし、音楽はそもそも目は自由なんだけど、動画だと目を離せないのが厄介。上記の理由でロックをかけているので、すぐにポーズを押せないのもイライラ。

……とまぁよろしくない点を列挙したけど、便利ではあるので、これを利用してまた自由時間を増やせるとは思う。

2008年10月21日火曜日

女子のカバン

子供の頃、人一倍他人の部屋を見るのが好きだったと自負しているけど、それは部屋に行くとその人のパーソナリティが本人とつきあう以上に見えてくるような気がしたからかもしれない。
これは友人だけでなく、アーティストや専門家の部屋でもそう。
妹尾河童の「河童が覗いた」シリーズがかなり好きだったり。

それはそれとして、そういった覗き見的なものの中でも「女子のカバンの中」というのはかなり面白い部類のものではないだろうか。
といっても、なんていうか下世話な意味以外の興味が大きくて、いってしまえば男子のカバンの中だって人によっては面白いと思うんだけど、女子のに比べればそれほどでもないだろう。

そんなことをカバンごっこをする幼い娘たちを見ながら思っていたけども、これがやはりというか女子向けの雑誌ではけっこう「あの人のカバンの中を紹介」てな記事があるんですね。

PS (ピーエス) 2008年 10月号 [雑誌]
B001E4IDBO


最近女子向けの雑誌の「オマケ」がすごいことになってるのはなんとなく知ってたけど、そのオマケであるファスナー付きカンペンケースにつられて思わず買ってしまった(ちなみに僕はこういうのを買うのはけっこう平気だったりする)。

この雑誌の中でそういう「カバンの中を紹介」記事があって、いやぁ面白い面白い。かわいいとかっこいいの絶妙なバランスとか、女子特有の世界が垣間見えました。
女子の間でもDSよりPSPでモンハンなのね!とかカメラはやたらとRICOHが人気あるとか。

それにしてもあれだけのものを入れて、けっこう重そうだなぁ>女子のカバン。

2008年10月19日日曜日

中川史観でひもとく80年代歌謡史

このところ、ナベプロ~スター誕生with阿久悠、という60年代、70年代の芸能歌謡史に触れることが多くて、その先の、僕にとってはリアルタイムであった80年代の芸能歌謡史にもおさわりしたい!と思っていたところ、新刊の時にはなんとなくスルーしていたこちらを手に入れて読んだら、ムチャクチャはまる。

松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書 な 1-2)
中川 右介
4344980638


この手の本で、社会学者が書いたような本が一番つまらないんだけど、こちらはそうではない。
なにしろ、この著者である中川右介氏の「ブームはどう始まりどう終わるのか」は2004年の個人ベスト本だったので、内容は大丈夫だろうとは思っていた。

それがうれしいことに自分の予想以上の面白さで、タイトルこそ「松田聖子と中森明菜」だけど、内容的には松田聖子を軸とした80年代芸能歌謡史を扱っていて、筆を山口百恵から始めているのも自分にとってタイムリーすぎ。
でもここから始めないとなぜあそこまで松田聖子が時代に受け入れられたかは語れないことが読んでいくと分かる。

「オリコンヒットチャート」よりもTV番組「ベストテン」のデータを重視しているのもよい。この時代はそれでいいはずなのだ。

また松田聖子の重要スタッフであった松本隆にもスポットをあてていて、彼の仕事の批評集にもなっている点もポイント高い。
それに対比して様々な作家が詞を書いた中森明菜という人物にも迫っていたり、歌い手だけではなく彼女らを刺激したり彼女らに刺激されたりした作家陣にもけっこうなページを割いたり、それぞれの陣営のプロデュースの違いなども見せてくれる。

一番面白かったのはそもそも松田聖子はルックスで売れたわけではなく、歌で売れたのだ、という指摘。
確かに当時聖子ちゃんをかわいいと思ったことは一度もなかったけど、歌は大好きだったので、これはとてもよく分かる。

松田聖子が今でもほぼ当時の雰囲気で残り続けられているのは、彼女の歌の中にどうしても入ってしまうスウィートネスにあり、それを松本隆というパティセリーがうまく料理して、その甘さが時代とマッチしたからあれだけ人気があったのかなぁ。

なんにせよ、この本は今後80年代芸能歌謡史を語る際には避けて通れない道しるべ的な本になることは間違いない。

��おまけ)
余談だけど、歌謡番組なんかだと尺のせいかレコードよりもテンポが早いことが多くて、懐かしの番組、とかで聴くことととてもイカすことがある。DJが回転数あげるみたいな。
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明菜って、1st=「少女A」、2nd=「セカンド・ラブ」だと思ってたけど、1st=「スローモーション」、2nd=「少女A」なのね。タイトルに流されてた。
あと、B面だけど「椿姫ジュリアーナ」は名曲だと思う。というか、「飾りじゃないのよ 涙は」から「I MISSED "THE SHOCK"」あたりの明菜は本当にすごかった。
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こちら、Perfumeを表紙にしたかっただけじゃね?とか思わなくもないけど(だって、ニホン語歌特集で彼女たちが表紙はないだろう)
BRUTUS (ブルータス) 2008年 9/1号 [雑誌]
B001DJP3BS

「小西康陽の「私的“阿久悠”考。」はかなり名文。あまりのツンデレ、というかコニタン版「拝啓、ジョン・レノン(真心ブラザーズ)」といえよう。これだけでも歌謡曲ファンなら買いだけど、DJ OZMAとFPM対談で、DJ OZMAが売野雅勇を評価してるのがポイント高い。この人、ホントに面白いなー。逆にFPMは歌謡曲に関しては選曲のセンスが上品すぎて、逆にセンス悪し。
あとは茂山宗彦が「夢芝居」を、ほしよりこが「ビューティフル・ネーム」をフェイバリットにあげててうれしい。
なお、1996 2/1号「歌謡曲'96」を引っ張り出して読んでみたけど、やっぱりBRUTUSは昔の方がパワーあるなぁ。……って自分の感覚が古いだけかもしれんが。

2008年10月12日日曜日

20年も経てばなぁ……

��プラモの話続きます。)

それにしても子供の頃の製作環境とはかなり違うことを実感した。

まず圧倒的に違うのは、財力(笑)。

昔はたとえば300~500円のキットを買ってもらうのがせいいっぱいで、それにかかる塗料やら工具やらなんてものを買ってもらうのは難しかったし、それらもうまく使いこなせなかっただろう。
それがいまや、「あ、こんなんあった方がいいかも」でポンと買える。といっても大体が1000円以内のものだけども。実は「大人の趣味」として考えると、プラモデルって大してお金がかからない。
ちなみに初心者であっても道具はある程度いいものを買った方がいいと思う。それは仕上がりの不備を道具のせいにできなくなるからである(笑;でも本当)。

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そしてこれらの塗料やら工具やらを通勤途中に買える場所がある、というのも大きい。熱が冷めないうちに製作環境を維持することができる。

といっても気づけば子供の頃よりもいわゆる「模型店」は激減して、自宅から自転車で行ける範囲にある小さな模型店をネットで見つけて休日に行ってみたら、そこのおば(あ)さんがしみじみとそのことを語っていた。確かに模型屋は見なくなったよなぁ。
でもそのおばさんが最近になって大人の人がちょくちょく戻ってきているとも言っていて、まさに自分もそうだよなぁと思った。といっても、ミニ四駆出戻り組みが多いみたいけども。

それにしても驚くのは、模型売り場のガンプラ(バンダイを中心とした他のSFロボット系キット含む)占有率の高さ。
こちら、現在はガンプラには興味ないのでその他のコーナーを見ると、ガンプラ比での種類の少なさに愕然とする。
それでも先日オープンしたタミヤプラモデルファクトリー新橋店なんかに足を運ぶと、まだまだプラモデルも元気だなぁとは思う。大人向けのマイナー趣味、という位置に固まりつつある印象もあるけど、それでいいじゃないか。

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製作に関しては、書籍じゃなくてもネットでいろいろと情報を仕入れることができるのも昔と違う。
とはいえ、さすがに教科書を一冊ほしくなって

ノモ研 増補改訂版 (ホビージャパンMOOK 227)
野本 憲一
4894256371


を立ち読みしたら、自分が知りたい多くの疑問の解答が次々と書いてあったので購入。これはいい本だ。

そういえば前にも書いたけど現在文庫で再刊されている「プラモ狂四郎」の巻末に再収録されている「プラモテクニック教室」は、小沢勝三の「ひげさんの造形大百科ハンドブック(モデルグラフィック別冊、1986年刊)」などとともによく読んでいたので、知識だけはあったなぁ……。これらの本、いまだに実家にあるはず。ところで小沢勝三氏って昨年逝去されていたんですね。驚いた。

以前フジテレビ721で放送していた番組「プラモつくろう」を見てたけど、「映像で製作過程を見ることができる」というのもかつては難しかった。

そしてそういった充実したノウハウ紹介の中で一番昔と違うのが、塗装がエアブラシ前提であることだ。
子供の頃は「エアブラシというハイブロウなものがある」程度の認識で、いかに筆塗りでムラなく塗るかということが延々と書いてあったものだけども、今は模型をやるならエアブラシもっとけ、というノリ。確かに大人になってみると入門用ならすぐにでも買えるしなぁ。

それでもこうなっては、さすがに塗装をしてプラモデルを楽しむ、というのは敷居が高いのだろう、近年ガンプラなどは接着剤不要なのはもちろん、元の成形色そのままでも色分けがされていて、しかも模型雑誌などではペンタイプの塗料などを使ってグレードアップする、という記事がけっこうあるみたい。

確かにうちも子供がいるし、自分以外の家族は全員女性、というプラモデルというものにとってはかなりアウェーな状況だけど、でも下の子どもも少し大きくなって、道具や溶剤に関して決して触るな、といえば通じるようになったのも復帰できた理由のひとつではあるだろう。

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長くなったけど、ついでに講談社漫画文庫版「プラモ狂四郎」の話題を。
プラモ狂四郎 第5巻 (5) (講談社漫画文庫 や 12-5)
やまと 虹一
4063705862

その子供の頃に一所懸命読んでいたマンガだけど、今見ると漫画として絵が上手だなぁ。迫力ある構図とか単純でセオリー通りとはいえ燃える展開だとか、少年マンガの基本に忠実だと思う。
しかし、テレビで「機動戦士Zガンダム」が始まってその存在意義が薄くなってきた頃はさすがにパワー不足の感はあり、「模型秘伝帳」とか無理矢理だよなぁ。もうプラモデルの話じゃなくて素材合戦みたいになっていて、当時も今も面白いと思えない。
個人的には、レッドウォリアーが出た第25話(講談社漫画文庫では5巻に収録)がピークで、その後の牛若三兄弟が出てくるあたりから徐々にパワーダウンしていくと思う。
今回発売された8巻で「模型秘伝帳」編も終わっていて、9巻・10巻も出るけどこの先2冊分も続いていたっけ?派生作品なども収録するのかなぁ?どちらにしろ、このあとはもういらないなぁ。

2008年10月10日金曜日

やれるだけの「こと=失敗」はやった

プラモ話の続き。
プラモデル製作ほぼ初心者である自分の失敗集。

・ラッカースプレーを強く拭いてダボダボになった
→スプレーは軽く色をのせる感じで何度か吹いてやるのがセオリーらしい。
なお、スプレー塗装をする際に、玄関先にある誰も来ない非常階段を活用できることは環境的に大きい。

・マスキングしたところを筆で塗ったら、毛細管現象でマスク部分下に浸食。
→筆塗りの場合、意外とマスキングしないで先に境界線を面相筆などで塗っていく場合もあるみたい。

・ラッカーの上にアクリル塗料を塗って、はみ出した部分をアクリル薄め液でぬぐおうとしたら汚くなった。
→本やサイトによってはこれは可能とされるものもあるけど、自分の体験ではムリだった。

・ラッカーの上にアクリル塗料を塗って、はみ出した部分をエナメル薄め液でぬぐおうとしたら塗料皿に少し接着剤が残っていたらしく、ラッカーがはげた……。
→しかも接着剤が残っていることは分かっていたのに……。

・ラッカースプレーの際は使い捨てマスクと軍手をしてるんだけど、腕の部分に少し付着してたらしく、少しカブれた。
→汚れてないと思っても手洗いを徹底することに。

・細い支柱部分を紙ヤスリで磨いていたらポキッと折れた。
→やさしく、ね。

・軟質プラスチックであるABSにサーフェイサーを吹いたら見事にはがれた(「ワイルドウィリスJr.」にて)。
→紙ヤスリで表面を荒らしてやったら、なんとか塗料が喰いついてくれた。しかしこの材質、塗装をする人に敬遠されるのはよく分かる。

・エナメル塗料は薄めてややシャブシャブにして塗れ、とあったのでその通りやったらキレイに塗れて感動してたけど、三度目の上塗りをあまり薄めないでやってしまい、筆ムラが……。
→最後までセオリー通りでやるべし。

・クリアパーツを磨いたら曇った
→磨きが足りないらしい。

・デカール、うまく貼れた!と思って半日後に見たら、ひとつなくなってた……。
→その後見つからず。

・小さいデカールを貼っていたら、畳んだ状態で張りついてしまってダメに。
→そもそもデカールの大きさが貼る面積より大きいのはどうかと思った。

・タミヤセメント[小](瓶入り接着剤)を机の上にこぼして大変なことに……。
→ラッカー系溶剤のニオイは家族にいやがられるという以前に、自分がイヤだ。とりあえずリモネン系接着剤を買おう。

……とまぁ、タイトル通り初心者が陥りがちな失敗をやれるだけやった、という感じではあったが、このうわー失敗→でもこうやれば回避できるのでは?→それなりに回避、というプロセスが楽しい。そして分かっていながらも面倒くさがると即失敗につながるのも面白い。

2008年10月5日日曜日

プラモ今日しよう

少し前にプラモデルを作り始めたことを書いたけど、よくよく考えたら中学生の頃に塗装をやり出したらイヤになってやめてしまい、それ以後は

・大学生の時にバイク「SUZUKI カタナ」のプラモを何となく買ってはみたけどどうしちゃったか記憶がない
・就職して、ガンプラのHG(ハイグレード)1/144 ガンダム、MG1/100 G3ガンダムなどを購入→巣組みして飾っておく

ぐらいしか記憶がない。
ガンプラに関しては、自分が組み立てたものよりもずっと完成度の高い製品が買えるようになってしまって興味を失い、そのままいわゆる「ロボットメカ」には興味がなくなってしまっていた。
つまりこれまでガンプラなどを組み立てていたのは、あくまで「おもちゃの代用品がほしい」という欲求からで、プラモデル工作自体にはあまり興味がなかった。

自分の今回のプラモデル復帰が今までと全然違うのは、工作経由で戻ってきたことだと思う。
プラモデルから離れているうちに、

・作家・森博嗣の工作っぷり
・岩井俊雄のロカちゃん相手の遊びっぷり
・世田谷ベースでの所ジョージの活動っぷり

に刺激を受けたりしつつ、

・古い木の棚を塗装みる
・金繕いをする
・子供と粘土遊びをする
・子供とペーパークラフト遊びをする
・子供の水鉄砲にガンメタルで塗装をする

などなど工作遊びをすることが多くなり、いつの間にか工具箱にはある程度の道具がそろっていた。
デザインナイフとカッティングシート(ペーパークラフト用)、ラッカーシンナー、筆(粘土の塗装)、ゼリー状瞬間接着剤(家のいろんなものの修理などに使う)、マスキングテープ、エポキシパテ、コンパウンド、ピンバイス、ピラニアノコギリ(粗大ゴミを捨てるために切ってしまおうと思って買ったけど断念した)、ウホッ ウォンまであるぜ!(最後はダウト)
ちなみに鉄ヤスリやフィニッシングペーパーなどは小学校の頃に買ったものがいまだに残っていたのでそのまま使っているが、逆に接着剤やニッパーを持っていなかったことで、プラモデルから離れていたことがよく分かる。

そしてそういうプラモデル以外の工作を通じて、パテ盛りの面白さや磨く快感、塗装の不思議を知り、逆説的に素材としてのプラスチックの扱いやすさに気づくことになったのだった。

だもんで特定のプラモデルキットを作りたくなったわけではなくて、なんでもいいからプラスチックで工作をしてみたくなって、とりあえず模型店に足を運んだらやはりミニカー好きとしては車のコーナーに足が向く。
そんなわけで買ったのが「マツダR360クーペ」だったのだ。
081004_203032.jpg
なんとか完成。

エンジン部分のないカーモデルなのでパーツ数も少ない反面、けっこう前のキットなのもあって初心者としては苦労した部分も多かった。でもなによりも自分が不器用でおっちょこちょいでせっかちなせいなんだけども(笑)。

その辺、次回レポート。

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ちなみにできるだけ積まないようにしたいけど、ついつい作ってみたいキットを買ってしまう。

ミニ四駆「ワイルドウィリスJr.」は制作中。

1/35 MM シュビムワーゲン166型 35224
B000WN6QG2


U.C.ハードグラフNo.5 1/35ジオン公国軍 サイクロプス隊セット
B000WOYF6E


ヤフオクでプレミア価格にて、グンゼの「イセッタ+メッサーシュミット」を落札。
しかし、イセッタは車体がなぜかクリアパーツで作りにくそう……。このキットはとりあえず実力がつくまでは放置するつもり。

なんかミリタリー系車輌(ソフトスキンというらしい)が多いなぁ。たぶん「ミニカーにはあまりない、少し変わった車」だからだと思う。基本的にミリタリーはあんまり好きじゃないので。

2008年9月30日火曜日

「ゲーム&ウオッチコレクション2」「セブンスドラゴン」とか。

普段遊んでいるゲームはなぜかNintendoDSばかりなので、「クラブニンテンドー」のポイントがけっこうたまる。

会員特典のプレゼントは、最近あまりピンと来るものがなかったけど、先日「ゲーム&ウオッチコレクション2」が加わったので早速申し込み。


今回は「オクトパス」「パラシュート」「パラシュート&オクトパス(2つのゲームをあわせた新作)」。
ゲーム&ウォッチは基本的にお手玉だと思っていて、だから大半のゲームは実は同じだったりする。その中でどれだけプラスアルファがあるかで面白さに差が出る。
「オクトパス」は大ダコの触手を逃れて深海に沈んだ宝箱から財宝を取ってくる、という内容もいいけど、一度船上に戻ってもいいし、深海に居続けて宝を取りまくってもいい部分がとてもスリルを生んでいて傑作。タコのとぼけた表情もミスった時にも憎めなくてとてもよい。
このゲームは基本の面白さがしっかりしてるから、たとえば、財宝を多く持って船上に戻るとボーナスが増える、とか財宝を持ちすぎると動きが鈍る、とかあまりに海中に居続けると酸素が切れる、などなどいろんなファクターをつけてアップデートすることもできるだろう。

その点、「パラシュート」はくだらないなぁ!GAME Aなんて注意しているとほとんどミスしないからやっていると作業的になって途中でやめたくなる。

ふたつをあわせた「パラシュート&オクトパス」は、まぁオマケということで。

もうひとつ、新たに加わったプレゼント「Touch!ジェネレーション」サウンドトラックも申し込み中。うちでは「似顔絵チャンネル」「Miiコンテストチャンネル」の曲とか気に入っているので、うれしい。



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さて先週末に出たこちら。

ナイツ・イン・ザ・ナイトメア(通常版)
B00192WLO6


予想通り、今まで見たこともない仕上がりなシステムの反面、複雑なルールと情報量多すぎな画面。
まだ序盤を少しプレイしただけだけど、今のところまだゲームの肝が分からない。あとシナリオがプレイヤーを置いてきすぎ。
グラフィックと音楽はとてもいいです。
まだまだ評価を下せないソフト。

ゲーム関連、今後の注目メモ。必ずしも買うとは限らない。

10/16
PSP-3000
カルドセプトDS 特典 カードガイド付き
B000Y9EGGG


10/23
采配のゆくえ 特典 キャラクターカード6枚セット付き
B001DLUR08


11/27
レイトン教授と最後の時間旅行 特典 レイトン教授メインテーマ トリロジーCD付き
B00108F7K4



2009年春
セブンスドラゴン」(セガ)
「カドゥケウス」「世界樹(1)」の新納さん待望の新作!! 信者だからまず買う!!!

ダン←ダム
なんか変だけど自分と発想が似てるようで気になる。

なぜか相変わらずDSソフトばっかし!!

2008年9月24日水曜日

改編期

秋は番組改編期などもあって、お気に入りだった番組が終わったりだとかいろいろと変化がある。

Podcastだと

・「タカアンドトシのケチャケチャラジオ」→終了
正直、漫才以外のタカアンドトシってそんなに面白いと思えないけども、楽しめる番組だったのに残念。

・「島本和彦のマンガチックにいこう!」→終了
この人のマンガは「燃えよペン」「アオイホノオ」ぐらいしか読んでないけど、しゃべりは面白い。

・「機動戦士ガンダム」BS11→終了
テレビシリーズは学生時代に全部通しで見たことがあるんだけど、今回のBSデジタルでの放送にあわせて毎週コツコツ見てきて先週ようやく終了。
見所は劇場版でカットされたエピソードと、劇場版との演出の違い。最終回「脱出」ってほとんど劇場版と同じシークエンスだったので驚いた。そして、「めぐりあい」「ビギニング」がなくても泣けた。ファーストガンダムの最終回は何度観ても感動する。

あと、テーマによっては見ていた「TVチャンピオン2」が終了。でも次回番組が「チャンピオンズ」って単なるリニューアルか?

その他、閉鎖などでは

・恵比寿の「Mr.CRAFT」が倒産
たまに足を運んでいたけど、こないだ行ったら店が真っ暗で、張り紙を見たら倒産した次の日。
ビックリした。

・会社近くの本屋
以前一度潰れて違う本屋が入ってたんだけど、こちらも潰れた。単行本・雑誌ともどもマンガをほとんど扱ってなかったしなぁ。

・仕事関係のwebサイト
閉鎖。あちらは儲からなかったのかなぁ。

なんてことが立て続け。

あと、しつこい勧誘と料金のオトクさに負けてYahoo! BBのADSL+BBフォンからフレッツ光マンションタイプに移行。でも電話料金込みで移行後の方が安い、はず。
でも、ネットの速度が変わっても今のところほとんど体感できず。モデムが1つになったのと発熱が少ないことの方がうれしかったりする。

どれもたいしたことではないけど、まとめてやってくると、動くべき時期なのかも?と思ったりする。

2008年9月18日木曜日

「レ・ミゼラブル」を楽しめなかった理由。

9/15にNHK-FMで放送していた「今日は一日ミュージカル三昧」を、以前取り上げたTalkMasterで録音→iPod Shuffleに転送してちまちまと聴いている。

ミュージカル映画はわりと好きなんだけど、以前舞台の「レ・ミゼラブル」を見に行ったことがあって、これがさっぱり楽しめなかった。
そもそも僕が好きなミュージカルはポピュラーソング寄りのものなので、「レ・ミゼラブル」のクラシカルな曲調(?)を受け付けなかったのもあるんだけど、今回の放送を聞いていてもっと大きな理由に気がついた。

僕は歌詞を物語的に聞くことができないのだ。
歌詞を聞いていたとしてもフレーズ単位がせいいっぱいなので、たいてい歌詞のテーマを理解できてない。

これが洋画ミュージカルだと字幕がついていて歌詞を文字で読めるため、ちゃんと物語の一部として理解できていたのだ。
今まで全く気づかなかった!

それでも、ABBAの「マンマ・ミーア!」、クイーンの「WE WILL ROCK YOU」なんかは見てみたい。ワンミュージシャンによるヒットパレードミュージカルなら、意外とTOTOとか向いてるんでは? ほら、マーティ・ペイチの息子だし。

あと映画を舞台化するパターンも多いけど、「ロシュフォールの恋人たち」なんかいいんじゃないのかなぁ? あと「サタデーナイトフィーバー」とか。

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ちなみに最近知ったんだけど、ベンチャーズの「十番街の殺人」ってミュージカル「On Your Toes」の劇中劇の曲だそうな
リクエストすればよかった!

2008年9月16日火曜日

大人の立体塗り絵

��ひとつ前から続き)
工作におけるプラスチックの優位性を感じたりしながら、

・磨いてピカピカにする
・塗装(スプレー+マスキング)

なんてことがとても楽しいことを知って、これに前からやってみたかった

・(ウレタンでの)研ぎ出し

を加えれば、これってプラモデルの行程じゃん!ということで、何年ぶり、というか何十年ぶりにプラモデルを作ってみることに。
最近、文庫で復刊中の「プラモ狂四郎」を読んでるのも後押しした。

プラモ狂四郎 第1巻 (1) (講談社漫画文庫 や 12-1)
やまと 虹一
4063705668

各巻の巻末に再録されている小田雅弘との「プラモテクニック教室」は、すでに技術的には古いんだろうけど、模型工作技術を体系的に知ることができる。

子どもの頃などは、完成品で遊ぶことを楽しみにしていたけど、今はどちらかというと「大人の立体塗り絵」。
初心者なのでまずはきれいに塗装することを目指す。模型の塗装って「そう見えればいい」という“だまし”みたいなところがあり、奥が深くて面白い。

模型屋に行くとキットがガンプラだらけでびっくりするんだけど、ガンプラはパーツ数・表面積・色数などなどすべてにおいてハードルが高いし、そもそもロボットメカ自体にあんまり興味がないのでやっぱり車のコーナーへ。
ところがミニカーの多彩な展開を知っていると愕然とするぐらい種類が少ない。

最近もよく行っていた恵比寿の車関係に強いホビーショップ「Mr.CRAFT」がつぶれたりと、カーモデルはあまり人気がないのかなぁ。いくらでも完成品が手に入っちゃうんだもんなぁ。

結局購入したのは、アリイの1/32オーナーズクラブの「'60 マツダR360クーペ」600円。この値段の安さとパーツの少なさがちょうどよい。

きちんとヤスリがけしてバリやパーティングラインを削り、サーフェイサーを吹いてやる、……などなどセオリー通りやってます。