2006年11月29日水曜日

バムとケロ

ずいぶん前に出た絵本なんだけど全然知らなくて、姪っ子が持っているのを見せてもらい、一発で気に入ったのがこちら。

バムとケロのおかいもの
島田 ゆか
4894232103


バムとケロという、なぜか同居している犬とカエルが、月に一度のマーケットに出かけていろいろと買い物をするというプロットなんだけど、絵の隅々に「遊び」があって読むたびに発見がある。
そもそも僕はこういうマーケットの雰囲気が大好きなので、それだけでまいってしまう。

このシリーズは他に

バムとケロのにちようび
バムとケロのそらのたび
バムとケロのさむいあさ

というのがあるけど、圧倒的に本書が面白いと思う。
雑貨好きにもオススメな一冊。

2006年11月28日火曜日

続編は「四丁目」

11/26放送の「サザエさん」、Mr.アナゴ&ヒズワイフ(注:恐妻)出まくりでトクした気分。

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「Always 三丁目の夕日」以後、高度経済成長期を扱った映画とかドラマ、多すぎ(というか、企画通りやすすぎ)。
あとそこで出てくる車、後期型ミゼット多すぎ。少なくとも僕が見た限りでも「Always」、「ザ・ヒットパレード~芸能界を変えた男・渡辺晋物語」(ドラマ)、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」(スペシャルドラマ)、すべてで使ってた。たまにはひねってマツダK360とか出したらダメなのかな?

そんな大好きなミゼット(トミカ)をまた仕入れたので紹介。

トミカって一度金型を作ると色を変えたりしてバリエーションをいろいろ出すんだけど、ミゼットも例に漏れず多い。
元々が好きな形に仕上がっているので、色さえキレイであれば欲しくなってしまう。まんまとタカラトミーの策略にはまっているような。

DSC09377-1.JPG

どちらもプラスチックの幌がついてますが、つけない方が好きなのでどれも外してます。

奥はトイズドリームプロジェクト ミゼットコレクションの1台。ショーケースでバラ売りされていたものを購入。落ち着いた色がいいです。

手前は奈良にあるミニカーショップ Zi:lジール特注の、DUNLOPロゴ入りミゼット。スバル360と同時発売だったようです。モロ日本人(?)体型のミゼットの横に英字ロゴとマークをつけると、なんだか海外の車のように見えてくるから不思議。

2006年11月27日月曜日

ホットな話題をお届け。

春に引っ越しをした時に、新しい家では部屋にガス栓がなかったので、それまで使っていたガスファンヒーターは廃棄した(ちょうど一部故障してたし)。

だもので、今住んでいるマンションにある暖房は、リビングにある備え付けのエアコン、持参のコタツ、ホットカーペットと、4番打者がいない状態(僕個人としてはどれも嫌いなので、あまり使いたくない)。

それにそれらはどれもリビングで使用するため、特に日が当たらず寒くなりがちな自室には何かしらの暖房器具が必ずいる。それはすでに春で実証済みだった(夜は寒くて厚着してパソコンに向かってた……)。
冬になる前に買わなくては……と思っていたんだけど、このところ急に寒くなってきたので慌てて本気の検討に入った。

検討する上でもう一つ縛りがあって、うちは小さい子供が2人いるので触ってやけどするような器具はNG。また、同じ理由で空気が汚れるものもNG。ガスファンヒーターはこの条件を満たしていたのだ。

また僕は好みがうるさくて、カァ~と体が照るようなストーブタイプはイヤ。エアコンのように乾燥するのもイヤ。

となると、どうしても輻射熱系のものになってくる。

かの有名なオイルヒーターは昔から使ってみたかったんだけど、どうもイマイチな評判も聞く。調べてみると、暖まるまでに時間がかかる、暖かさもそれほどではない、その割に電気代はけっこうかかるらしい。
う~んでも使ってみないとなぁ、と迷っていたところにデロンギから「未来世紀ブラジル」みたいなレトロフューチャーな商品が登場。


http://image.www.rakuten.co.jp/e-yamagiwa/img10262321421.jpeg
デロンギ レトロモダン ヒーターコレクション オイルラジエターヒーター


実際に見たけど、カッコイイ!サーモスタットのダイヤルもイカス。
でも36,000円もする……。

あと暖房器具って冬以外は収納するものだから、できるだけ小さい方がいい(この商品は結構小さかったですが)。

とか悩んでいたところに無印良品でこんなのを発見。

http://www.muji.net//img/campaign02/cp_061020_img06.jpg
ミニオイルヒーター


高さが36cmしかなくてまるでオイルヒーターのミニチュアみたいでかわいい。お値段も6300円と、ダメでもいいかというお試し値段。
というわけで早速購入。

僕は自室にいるときはずっと机に向かっているので、その下に入れておけばOK。部屋中を暖める必要もないし。
今はあまり寒くないのもあるけど、十分活躍してくれてます。

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ところで、リビングの主力にはこういうのを買った。

サンルーム550N

主に通販などで扱っているタイプなんだけど、遠赤外線の輻射熱で暖めるらしい。それってコタツみたいなもの?

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ちなみに就職して最初に住んだマンションは、夜にお湯を作っておくタイプの湯沸かし装置があって、冬は一切暖房がいらなかった。今考えると、夏はめちゃくちゃ熱かった、ということだ(泣)。


2006年11月26日日曜日

芸能ニュースメモ2006/11

最近、知ってる人の結婚と訃報が続いたので、自分メモ。
順序は必ずしも時系列通りではないと思う。

IZAMと吉岡美穂
井川遥と14歳年上のファッションデザイナー

吉岡美穂と井川遥と乙葉が自分の中でかぶってたけど(あと優香も)、みんな立て続けに結婚したので数年後に同一人物化しそうな予感(例:マシューの奥さん=井川遥と勘違いとか)

押尾学と矢田亜希子

矢田亜希子はドラマ「愛していると言ってくれ」に出てたときにかわいいなぁと思っていてその後もけっこう好きだったけど、まさか「大先生」と結婚されるとは。

神田うのとITの人

このパターン飽きた。

ミムラと指揮者・金聖響(きむ・せい・きょう)

ミムラってムーミンのミムラから名付けられたらしいけど、似てねー。
というかそれを芸名にするのってどうなんだろう。

・(結婚してないけど)陣内智則と藤原紀香
陣内智則のネタは好きな系統です。

訃報。

ポール・モーリア
はらたいら
元「フォークダンスDE成子坂」の村田渚
内山田洋
三原さと志(和田弘とマヒナスターズのリードボーカルで、小山田圭吾の父)
石川賢
仲谷昇
ロバート・アルトマン
灰谷健次郎
アニタ・オデイ

どの人も多少その作品に接したりテレビで見てたりしたので、やたらと知ってる人がお亡くなりになるなぁというのが最近の感想。というか、自分がそれなりに年取ってきたということだけなのか?

その他。

竹内結子と中村獅童

だから結婚するときにあれほど「歌舞伎役者はやめておけ」と言ったのに!(ブラウン管に向かって)
竹内結子はけっこう好きです。

完全に噂レベルだけど、個人的には信憑性高いと思う広末はどうなんでしょ。アイドルや女優がモデルとかデザイナーとかと結婚するとけっこう離婚率高い気がする。

あとカタカナ女性と個性派俳優、離婚しすぎ。
YOUと松岡俊介、UAと村上淳、RIKAKOと渡部篤朗、KYON2と永瀬正敏。
残ってるのはCharaと浅野忠信ぐらい、ってのは言い過ぎ?

またカタカナ歌手といえばこれが!

・(結婚してないけど)birdの子供はみうらじゅんの子という噂

かなりビックリした。どちらも好きですが、もし本当だったら、両人とも芸能人としてはあまりプラスにならない組み合わせと内容なような。

というかこんなんメモしてどうするんだ>自分。

2006年11月24日金曜日

雑草生えまくり

「おいでよ どうぶつの森」が発売されてちょうど今日で一年だけど、僕は8月半ばに借金をすべて返して以来、それまで毎日やっていたのにピタッとやらなくなってしまった。
見たかった家具をほぼ見てしまった、というのもある。

「リズム天国」もすべてを「ハイランク」でクリアしたらピタッとやらなくなってしまった。むちゃくちゃ面白かったけど。

現在はDSの「ルーンファクトリー-新牧場物語-」をもくもくとプレイ中だけど、これもダンジョンをすべてクリアしたらピタッとやめることが分かっているので、終盤だけどダンジョン攻略以外のことをしている。

僕はそもそも純粋なゲーマーではないので、ゲームにおいてはある自分の中の目標を達成するとどんなに面白くても興味がなくなってしまうらしい。

そういう意味ではちゃんと目標が設定されてないゲームはとても苦手だということも分かってきた。

逆にいうと、今はゲームデザイン以上に、目標と達成感のデザインが気になるかも。


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ところで「おいでよ どうぶつの森」において、いろいろと用意された遊びの中でなぜ釣りが突出して面白いのか、やる気がするのか考えてみた。
単純に、魚影を見つけてから道具を持って釣り糸をたらす、でOKだからだと思う。
昆虫採集などは基本的に網を持ちっぱなしにする必要があって、そうすると話しかけたり・家中に入る際に面倒。なんか遊ぶ前にストレスが多すぎるのだ。もっとも昆虫は最初から姿が見えているので、魚と違った面白さはあるんだけれども。

2006年11月22日水曜日

めざまし時計の選び方

先日ちらりと書いたけど、夏頃に目覚まし時計の目覚まし針が微妙におかしいことに気づいて、新調しようとなんとなく商品をチェックしていた。
といっても、僕はほとんど同じ時刻に寝て同じ時刻に起きるから、目覚まし時計がなくても起きられはする。でも、たまーに寝坊することがある。ので、保険として目覚ましはかけておきたいのだ。精神的にも安心できるし。
ちなみにこういう生活をしていると、特別に早起きしなくてはならない時などにはけっこう弱い。後ろにもずれないけど前にずれるのも難しい、という。

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さて、目覚まし時計には、いや「にも」、僕なりのこだわりがあるのだ!

第一条件として、時計の背面に「時刻あわせ」「目覚まし時刻あわせ」の両方があるものがとてもいや。だって、目覚まし時刻を調整したいときに文字盤を見ながらあわせようと思ったら、時刻調整の針を動かしていた、って猛烈にいやじゃないすか!
時刻をあわせることなんてめったにないんだから、電池ブタの裏に隠しておいてくれ!!
とはいえ意外とないのです、この仕様。

第二条件として、目覚まし音は電子音じゃなくて、物理的にベルを叩く大きな耳障りな音が出るやつを希望。ちょっとやそっとの音では目を覚まさないマイワイフでも起きざるを得ないようなのを(笑)!
あと、針に蓄光塗料が塗られているのは当然として、ライト機能がついていると夜中に目が覚めたとき何時か確かめやすいのでうれしい。

最近は目覚まし時計を枕元においておくとすぐ消しちゃうから隣部屋においている。ゆえにあまり重視しないけど、秒針がカチカチいわない方がいい。というか、純粋な目覚まし時計に秒針はいらない気もするが、秒針がないと動いているのか止まっているのか分からないから、いるかも(←どっちや)。

さて、これらの条件にあったものを家電量販店で見つけたんだけど、1000円ちょっとのやたら安いやつで、大丈夫かなぁと思ったら案の定一週間ぐらいでおかしくなったので、返品。

う~んどうしようとか思ってたら、洗面台にミッフィーの卵型時計があることに気づいた。電子音であること以外は条件にあっていたので、とりあえずそれを使ってみることに。何年も使っているから信頼性はある。

本当は、前にも紹介したドイツWEHRLE(ウエラ社)製のこちらのが、ほとんど条件を満たしてるんだけど、高いのと店頭で実物を見たことがないのとで、買うまで行ってない。

しかも思わず、「かわいかったから」というだけで上記の第一条件を満たしてないこんなのを、LOFTで買ってしまった。

SINOテーブルクロック ブルー/CL-2434BL

四角いスタイルに弱い……。

2006年11月18日土曜日

ブルボン解禁。

ブルボンといえば、僕は最近まで製菓会社のブルボンを嫌っていて、コンビニでオヤツを選ぶときにもセレクトから除外していた。
なにせ「きこりの切り株」なんて「きのこの山」のパクリ商品出してたり、なんとなくやる気ないイメージがあるのと、なぜか子供の頃のオヤツで「ルマンド」「ホワイトロリータ」「チョコリエール」なんかを死ぬほど食べたので、もう食べたくないのだ(実際外で出されても手を出さないぐらい)。モンドセレクションとか出しまくってんじゃねーよ、とか思ったり。

だけど他の有名製菓メーカーの、「ホントにそれうまいと思って作ってる?」てな一発もののお菓子をやたら出していたり、定番化するつもりのない味のバリエーションとか出してたりと、その目新しさで売ろうとする姿勢もどうなのかと思い始めていた。

そんな時にたまたまパッケージがおいしそうに見えたスイートセレクションシリーズガナッシュソフトを食べたら、うまい!
ガトーレーズン、エルフィーユもなかなかのもんだ!

というわけで、僕の中でブルボン解禁。


2006年11月16日木曜日

元祖天才ブルボン

ぐっとくる題名
ブルボン小林
4121502272


ブルボン小林は「ファミ通」にゲームのコラムを連載しているので名前を知ったけど、正直面白くなくていつも飛ばしている。しかし、この本はなかなか面白かった。見直した!

本、映画、曲などの題名に関して考察するこの本は、実は「詩」に関する本だったりする。短い、シンプルな言葉にどれだけ言外の意味を感じさせられるか。この本で取り上げているタイトルは、確かにかなりの割合で「ぐっとくる」。
「部屋とYシャツと私」に潜むもう1人の人物の考察、「利家とまつ」が「トミーとマツ」へのタイトルオマージュであるという仮説、「勝訴ストリップ」「無罪モラトリアム」はどちらも「SS」「MM」と頭韻を揃えているという指摘、ITのハウツー本で「今夜わかる」シリーズが味わい深いという感覚などなど。
うーん、一見ふざけた文体だけどさすが芥川賞作家とうなった、小説作品は読んだことないけど(長嶋有名義、「猛スピードで母は」)。

ちなみに同じく別名義で芥川賞を取っている赤瀬川原平(尾辻克彦名義、「父が消えた」)も同趣向の本を出していて(「赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ」ギャップ出版)、偶然なんだろうけど面白いなぁと追った。



余談だけど、ここで紹介されていた「角田光代/これからはあるくのだ」を買ってしまった。あと、悪い例というニュアンスで紹介されていた「松原 隆一郎 辰巳 渚/消費の正解 ブランド好きの人がなぜ100円ショップでも買うのか」と「ブルボン小林の末端通信」も図書館で借りてしまい、意図せずにブックガイドになってしまった。
ブルボン小林の末端通信 Web生活を楽にする66のヒント
web連載をまとめた本。
前半、おそらく芥川賞を取る前まではけっこう面白かった。それ以後は自分でも書いているけどやや硬くなっていてイマイチだなぁと思った。あと、webで書いた文章って本になるとどうも軽薄な感じがする。お前もwebで書いた文章を同人誌にしたじゃん、と言われるかもしれないけど、だからこそ全面的に文体には手を入れたのだった。
あとよく文末に書いてある「(へぼ)」ってのがなんかイライラした(というかどういうニュアンスで書いているのか分からない)。
松原 隆一郎 辰巳 渚/消費の正解 ブランド好きの人がなぜ100円ショップでも買うのか
対談形式で、次のような辰巳氏(「捨てる技術」の人)の疑問について経済系社会学者?の松原氏が答えるという本。
・ブランドものを買うような人がなぜ100円ショップで買い物をするのか?
・高い財布を買うのと温泉旅行、後者の方が「ためになる」と思うのはなぜか?
・ランキング上位のものや、行列に並びたくなるのはなぜか?
・ユニクロについて
・ペプシマンのボトルキャップとペプシの戦略、オマケについて
・マクドナルド、スターバックスからみる割安感と高級感
・ネットオークションとフリーマーケット
・素人が株を買うこと
ほか
とテーマ的にはいつも自分が考えてるような疑問が多かったので、なかなかだったんだけども、どうも対談の雰囲気がいまひとつ楽しくなさそうなのが残念。「経済ってこういうことだったのか会議」と比べると売れないだろうなぁと思ってしまう。
たぶん、辰巳氏が勉強体質しすぎなんじゃないかな。はっきりと考えを持ちすぎていて、しつこい質問になってしまっているような。この手のはある程度教えてもらう人に丸めてもらうぐらいがいいと思った。
あと、やっぱりタイトル、装幀、まるでだめだと思った。表紙のイラスト、軽薄すぎて内容とまるであってないし。もうちょっと高級感のある装幀の方があってると思う。タイトルは「消費の天才・秀才・凡才」とかどうか。
余談だけど辰巳氏の「捨てる技術」シリーズに興味が出て、どれもBOOKOFFで100円だったので「捨てる技術」「暮らす技術」「もう一度捨てる技術」を買ってしまった。わりと実践してることが書かれてたけど。
それにしてもこの辰巳渚という人はどうしてもこうも終始イライラしてる感じがするんだろうか。もうちょい落ち着け、と読んでいて何度も思った。こっちの話を聞いてくれない感じというか。主張自体は分かることも多いので、なんかもったいない。
これからはあるくのだ
角田 光代
4167672014

短いコラム集。
表題コラムが、タイトルは感傷的だけど内容はコミカル、というのに興味を持って読んでみた。
さすが小説家のコラム、という感じで、なかなか文学的な余韻があるものと、単にハハハと笑えるものとがバランスよく並んでいて楽しく読めた。機会があったら小説も読んでみたい。

2006年11月13日月曜日

箱絵もよかったのよ。

ガンダム関係ってほとんど反応しない昨今だけど、これらが復刻されたと聞いて思わず即買いしてしまった。

機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション 1 ザク編 復刻版
講談社
4063721752


機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション 2 ジオン軍MS 復刻版
講談社
4063721760


機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション 3 連邦軍編 復刻版
講談社
4063721779


いわゆる「ファーストガンダム」終了後のプラモデル展開に頭を悩ましたバンダイが考え出した、プラモデルを売るためのガンダムシリーズ。つまり、ガンダムがモビルスーツ+プラモデル>アニメ作品となった瞬間の記録なのです。
ちなみに僕は民放が少なかった地方育ちのため、テレビアニメっていうのは放送されなくて当たり前、だけどプラモデルは手に入るから、別にアニメを見ていようといまいとあまり関係なかった(そもそも、あんまりロボットもののアニメを面白いと思って見てなかった気もするが)。

さて、この本では当時発表されたMSVシリーズの大河原邦夫御大によるイラストと小田雅弘らによる(今となっては公式かどうかすら怪しい)設定・ストーリーが網羅されていて、リアルタイムで衝撃を受けた僕にはたまらん内容。

wikipedia-モビルスーツバリエーション」で調べてみると(この項、めちゃくちゃ読み応えある)、この展開って講談社の編集者が考えたそうで、

「モビルスーツバリエーション(プラモデル販売は1982~1984)」の原点は、「怪獣倶楽部」所属のフリーライターで当時「テレビマガジン」編集長であった安井尚志(安井ひさし、やすい尚志)が、『講談社ポケット百科シリーズ15 機動戦士ガンダム』、『テレビ版 機動戦士ガンダム ストーリーブック』、『劇場版 機動戦士ガンダム アニメグラフブック』といった3つの書籍の執筆を氷川竜介に依頼したことに始まる。安井は設定が無ければ新たに作るという思想の持ち主で、ウルトラ超伝説(アンドロメロス)など、ウルトラシリーズの拡張作品のプロデュースを行い、設定を多く作り上げたことで知られている。


なんてこった!おそらく「アンドロメロス」はウルトラシリーズでは限りなく黒に近いグレーな歴史であるだろうが、僕にとってはこれまた衝撃だったのだ。それを同じ人が担当してたなんて!うーん、この人の手のひらの上で遊んでいたようなものか……。というか、この手のサイドストーリーが好きなだけなのかも(笑)。

モビルスーツバリエーションはスタジオぬえなどもたずさわっていた名著「GUNDAM CENTURY」が元になった、というのはwikipeiaを読んで初めて知った。MSV本編にスタジオぬえが関わってないのは、同時代に全面的に「超時空要塞マクロス(1982)」にたずさわっていたからだろうか。まぁ、ガンダムは大河原邦夫のものだから、仕事的な広がりという意味で限界を感じたのかもしれないけども(どうせなら、自分たちにとっての「ガンダム」を作ってやれ、と。そしてそれは成功だった)。


それにしても、ガンダムのミリタリー的なリアリティってどこまで意図されていたものなんだろう。たとえば、グフ(MS-07)とドム(MS-09)のナンバリングって1つとんでるんだけど、これって当初からこの間に1つボツになったナンバーの試作機がある、という意図でこうしてたんだろうか??だとすると、ホントに画期的な発想だったと思う。
その「ガンダム」から始まったミリタリーロボットの系譜だけど、MSVの後にテレビシリーズとして登場するのは、実は傍系(監督が高橋良輔で、プラモデルがバンダイではなくタカラ発売だった)の「太陽の牙ダグラム(1981~1983)」で、たぶん作品自体はそんなに評価されてないんだろうけど、プラモデルが異様に売れたため、なんと異例なことに一年半も放送してたそうな。今では名作と言われる「ガンダム」や「伝説巨神イデオン(1980)」が打ち切りだったのとは対照的。子供の頃は先述のように地元で放送されてなかったので放送期間が長かったことなど気づかなかったけど、プラモデルはいろいろ買ってもらった。ちょうどガンプラブームの余熱がまだあった頃だったのだ。
ちなみにダグラムは、『「兵器メーカー」の概念が明確に導入された』(「wikipedia-コンバットアーマー」)初めてのアニメ作品だそうな。
さて、「おもちゃを売る」という本来の目的においては失敗作だったテレビシリーズ「ガンダム」だったけど、その富野監督が手がけた「戦闘メカ ザブングル(1982)」は、ダグラムがウケていたため、当初の企画よりリアリティを出す方針となったそうな。
「ザブングル」は初の主役メカ交代で、これは子供心に驚いた。また、最初の主人公の機体「ザブングル」も2体あって、あんまり主人公機っぽくなかったのも印象的。
これと同時代の「ダグラム」の後継番組「装甲騎兵ボトムズ(1983)」では、そもそも主人公機が存在しなくなる。乗り捨て。すげー。もちろん兵器メーカーの概念も「ダグラム」から踏襲され、ロボットに大きさによる階級がつく(異なる星の人間は体の大きさが違うため、乗り込むロボットも少し大きいという理屈)。これは、「wikipedia-装甲騎兵ボトムズ」を見ると「ボトムズ」の最初の企画はロボット同士が格闘する「バトリング」主体だった、ということなので、ボクシング的なイメージだったのかもしれない。
ボトムズのロボットは子供の頃の僕にとってはずんぐりむっくりでとてもかっこいいと思えなかった。あと、主人公がメインで乗るロボが「ボトムズ」じゃなくて「スコープドッグ」というのも混乱した。プラモデルがバンダイじゃなくてタカラだったのもいまいちな感じだったし。
もっとも今思い返すと「コミックボンボン」連載の「プラモ狂四郎」に登場したかどうかも大きく関係してる気もする。ボトムズはほとんど出てこなかったし。
少しさかのぼるけど、先述の「マクロス(1982)」で初めてリアル路線のロボットが飛行形体に変形する。それがウケたため、この後の主人公ロボの多くは変形することを余儀なくされる。
ところが、富野監督ってのはやはり変わっているというか天才肌なんだろうか、「ザブングル」の後継番組「聖戦士ダンバイン(1983)」ではミリタリー色が薄い生態系のロボになる。
それでもマクロスの影響は免れえず、後半の主人公機として可変ロボが登場する。「wikipedia-ビルバイン」によると、
玩具展開を最重点とするスポンサーの意向を反映した最終デザイン及び変形ギミックは、それまで宮武一貴、出渕裕が構築してきたオーラマシンのデザインとは明らかに異なる、玩具然としたテイストであり、カラーリングも正義のヒーローメカという印象を全面に押し出した派手なものであるため、良くも悪くも特別な存在となっている。

とあるけど、子供の僕にはむしろ格別にかっこよく見えたから、スポンサーの意向も間違ってなかったのでは、と思う。
この頃、「超時空世紀オーガス(1983)」「銀河漂流バイファム(1983)」「機甲創世記モスピーダ(1983)」「特装機兵ドルバック(1983)」「重戦機エルガイム(1984)」「巨神ゴーグ(1984)」「機甲界ガリアン(1984)」と本当にいっぱいあったんだけど、どれもロボットの魅力という点ではいまひとつパッとせずに、満を持して本家のガンダムが1985年に「機動戦士Zガンダム」として登場するのだった。もっとも本流が復活したから、傍流は消えていくことになるんだけれども。
この頃、僕は小学校高学年だったのだから、いい時期に小学生をやっていたことよ。

2006年11月12日日曜日

今度こそカカトが斜めになりませんように。

久しぶりに靴を買った。

けど、わざと大きめのを買ってしまったため、ややブカついて後悔(ひもを強めに結べば支障のないレベルだけど)。

なんで大きめのを買ってしまったかというと、僕は細い靴が嫌いで、というか自分には似合わないと思っていて、できれば靴の横幅にボリュームを求める。

サイズが大きいと自然と横幅が広くなるんだけど、足が小さいためどうしても細身になりがち。
たとえば、サイズ26ぐらいで「あ、いいなこの靴」と思って自分のサイズである25.5を持ってきてもらうと、思ったより細身で「やめておきます」ということも少なくない。

ちなみに、このところ3足連続で買っているのが、「SKECHERS」というメーカーのカジュアルスニーカー。

2006年11月11日土曜日

決戦前夜にひとりごと。

もしかすると、ものすごいベタなことを書いてしまうかもしれないんだけども、「PlayStation3」の発売前じゃないと意味がなくなりそうなのであえて書いちゃう。

【その1】前々から思ってたんだけど、映像の「高解像度化」ってそんなにみんな望んでるの?

この疑問は映像ソフトとゲームソフトに分けて考えたい。

映像ソフトは、高画質になっても制作側はとくに困らないんじゃないかと思う、よく知らないけど。
問題は見る人がどれぐらいのお金を払ってソフトをほしがるか、だと思う。個人的にはアナログビデオテープ→DVDのようなそれまでのメディアを駆逐するような変化はしない気がする。というのも、DVDってのはそれまでのビデオテープ、LDなどが為し得なかった「一般の人が映像ソフトを買う」ことを実現したメディアで、実はその壁を越えたところに意義があるのであって、「画質がいい」というのは一般の人にとってそれほどセールスポイントでもないんじゃないか、と思うからだ。安くて、場所を取らずに、借りることもできて、たくさんの種類がリリースされた。ここらがポイント。
もちろん、標準プレイヤーの値段が現在のDVD同等(=1万円切るぐらい)になってソフトも同等になれば「買ってもいいかな」と思う人も増えると思うけども、音楽の世界でいうとSACDやらDVD-AUDIOが今もって全く普及してないことを考えると、どうなのかなぁと思う。もちろん、音と映像では情報密度の違いの分かりやすさが違うのかもしれないけど、DVDプレイヤーはパソコンやHDDレコーダーが内蔵・搭載していたことも大きかったことは忘れてはならないと思う(もちろんPS2が対応してたのがとても大きいけど)。
案外アダルトビデオが盛りあがったりして(笑)。

映像の世界と違って、ゲーム業界は大変っす。いままで行間ならぬ「ドット間」でごまかしてた部分があらわになるわけで、作業量もどっと増える。リリース間隔も長くなる。値段も上がる。
単純に考えると、大は小を兼ねるから、今までと同じグラフィックで出せばいいじゃんとか思うけど、ラットレースだからそうもいかない。もちろん、PS2における「ワンダと巨像」のように、グラフィックのレベルが上がったからこそ表現できることもあるのは分かって入るんだけども、デメリットも多い気がするなぁ。

PS3が売れるかどうかで、XBOX360の売れなかった原因が確実に分かりそうなので、個人的にはとても興味がある。
��少なくとも日本の)あと数年間のゲーム業界の向かうベクトルが見えてきそう。
個人的には、ゲームはもうテレビモニタとかに寄生してちゃだめで自分たちに適したモニタを模索すべきなんでは、と思うんだけども。その一つの答えがNintendoDSだと、個人的には思っている。

【その2】今、人はゲームにどれぐらいのお金なら出すんだろ?

そのNintendoDSのヒットに関していろいろ言われてるけど、大きい要因として本体もソフトも適度な価格であることが大きいと思う。大勢の人はゲームソフトに5000円以上出さないというか、5000円以下だとつまらなくてもまぁいいかと思えるのでは。

ちなみに、教育とかダイエットなど自己啓発が絡んでくると、その「出してもいい金額」がけっこうあがってもついてきてくれるんだなぁとも思った。たとえば「脳トレ」って2800円だけど、ゲームソフトとして体感的には1500円ぐらいじゃないんだろうか。

その点もういろんなところで言われているけど、いわゆる次世代機(Wiiは次世代じゃないから除く)は値段が高すぎる。さすがにPS3は値下げしたけど、それでも高い。本でいうとハードカバーで5000円もするだけど面白いから買ってね、というのに似てる。本ってまず値段から決めると言うけど、最近特になるほどなぁと思う。マンガ本はあの値段(労力を考えると安すぎる)だからあれだけ売れているることを忘れてはならない。

【その3】地上波デジタルはどうなの?

ちょっと話が違うんだけど、ついでに。
前に読んだ本で、鵜呑みにはできないまでもなんで地上波デジタルを急ぐのか何となく分かったけど、個人的には相変わらずあまり興味が持てない(もっとも普通のテレビもあんまり見ないから当たり前かも)。だって、実はあんまり変わらなさそうな気がするもの。チャンネル数が増えるわけでもなし、双方向性って実はテレビには不要だし。番組が遅延した際に、録画がちゃんとできるようになればうれしいけど、コピー制限がかかるのはかなり面倒。あ、ゴーストがないのは単純にいいかも。
高画質はあればうれしい、という程度。そもそも大半の人は「映画館行かない→テレビでやるじゃん」というぐらいのレベルじゃないですか。ものによってはYouTubeなんかの画質でもOKなわけで。

反面、ワンセグはみんな飛びつくと思うし、実際すでにそうなってるんじゃない?それってオーディオでいうとiTunes&iPodにあたると思うのだ。どこでも利用できて、便利で、値段もそこそこで楽しめる。こっちの方が需要があると思う。
現状でも需要は無線LAN>光、ってことない?

たぶん、どの問題も
「ほとんどの人が満足するある程度のスペックに到達したときに、より高いスペックとより高いサービス(簡便性とか)のどちらの需要が高いんだろう?」
ということなのかも。


2006年11月8日水曜日

「武井武雄/本とその周辺」

安野モヨコって小島功(黄桜のカッパ、ヒゲとボインetc.)の姪なんだって!

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本とその周辺
武井 武雄
4122002648


中公文庫の限定復刻だけあって、確かに名著。
でも全く予備知識なくて、復刊された本ってこととこのタイトルだけで書店にてこれをつかんだ自分の選択眼もなかなかのもんだと思った(笑)。

著者は児童文学・絵本の作家なんだけど、自分で「豆本~刊本」という凝りに凝った本を自費出版、「親類」と呼んでいるファンがそれを大切に(もちろんお金を払って)譲ってもらう、という流れで何十冊も作っている。
その行為の意味は「私刊本・限定本」で書かれている。

「そうてい」にはどの言葉がふさわしいか(「装幀・装釘・装本・造本・製本」))とか、蔵書印はまぁ許すけど蔵書票は許せない(「蔵書票」)とか、言葉や本が持つ本質的な美しさへのこだわりがすごい。
でも決して怒ってるわけじゃなくて「どうでしょ?」てな柔らかさを感じられて読んでいて不快さを一切感じさせないのが、なおすごい。本にナンバーを振る時の振り方でこんなに悩むのか!

本著では主に本のハード面に関してだけ書かれているのかと思いきや、後半の「絵本」という章では「現実と空想」「説明と表現」というテーマで、本の内容に関してもきっちりと考えが書かれていて、自分が仕事で考えていることをズバリ言われて、恐れ入りました。

その他、自分がつきあった職人、本好きな人の変わった&感心させられるエピソードを紹介しているのも楽しい。

唯一、自分が制作した本に関して細かく書かれた「本の表現様式」だけはとばし読みしたけど、これは実物、せめて写真と一緒に読みたい。

久々に一生自分が持ってるだろうことを確信した面白本。

2006年11月6日月曜日

テツじゃないすから。

たまたまテレビをつけたらNHKで「熱中時間鉄分補給スペシャル!」(2006年11月03日10:10~11:40、BSの再放送)という番組をやっていた。

濃い鉄道オタク大集合の番組で、マニアとかちょっと「狂」の世界に行ってる人の話を聞いたり生活を覗いたりするのが大好きな僕としては大変楽しませてもらった。

それにしても、男の子は小さい頃に電車以外にもバスとか特殊車輌とかも好きなのに、どうして鉄道趣味だけが圧倒的に残り続けるのだろう?

そういう僕の疑問に対して、先の番組のコメンテーターである哲学者の黒崎政男氏が「鉄道は厳格なルールを持つ、つまり圧倒的な世界観が構築されているからこそ、世界観そのものやその中にある小さな差異で遊ぶことができるのでは」みたいなコメントをしていて、なるほど!と思った。
鉄道は1つの確固たる世界なんだなぁ、きっと。
ちなみに、僕はテツ(鉄道マニア)ではないのであしからず。

とはいえ、「かわいい機械」が好きなもんで、そういう観点から少し鉄道模型に興味はあったりする。

その中でもどうしても欲しかったのが、前にも紹介した凸電の銚子電鉄デキ3。
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ワールド工芸というメーカー製の動力なしの模型。めちゃくちゃ小さいです。オークションで手に入れたけど、送られてきた箱を受け取ってびっくりした。
さすがに小さすぎるのと素材がプラスチックなのとカラーが地味なので、値段の割にちょい萎え。ほんとはツートーンカラーのが欲しかった。
まぁ、あの値段で手に入れれたからいいけど(けど僕にとっては十分高い買い物だった)。

これと同じ頃、東急ハンズで「Bトレインショーティー」という、リアルさはそのままに車輌の長さだけを短縮したシリーズを見て、今まで箱は見たことあったけどなんかツボに入ったためいくつか購入。

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路面電車は子供の頃住んでいた富山市でよく乗っていたこともあって大好き。
パート3までシリーズが出てたのでそれぞれ1つずつ買ってみたら、手前の以外は今風のモデルで残念。丸っこい、昔ながらの路面電車が好みなのだ。

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こちらは京急。この夏、よくこの路線に乗って羽田まで行っていたので、妙に思い出深い。くるりが「赤い電車」で歌った電車だけど、こちらの曲は最近iTSで手に入れた。

もう一つ、鎌倉好きとしてはおさえたいのがこちら。
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ちょっと覗いてみた名門・銀座天賞堂でゲット。
京急のもそうだけど、エッジが丸まっているのがツボ。また鎌倉いきてー。

その天賞堂にてディスプレイのためのNゲージの安価な線路も購入。やっぱり線路に載せると映えるなぁ。
ちなみに、BトレインショーティーはNゲージと同じ車輌幅で、別売りのモーターを内蔵させることで走らせることもできるそうな。

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最後に、最近借りたこちら。

月館の殺人 上
佐々木 倫子 綾辻 行人
4091885810


鉄道をテーマにした本格ミステリなんだけど、「動物のお医者さん」の佐々木倫子が絡んでるだけに、かなりコメディ色が強い。
濃い鉄道オタクが乗り合わせた車両内で殺人事件が……という内容だけど、その鉄道オタク1人1人のキャラが秀逸でいい。
ただ、ミステリとしてはどうなんだろ?なんか強引だなぁと思った。

ところで、タイトルの「月館(つきだて)」って(おそらく架空の)地名だけど、綾辻行人という作家は「~館の殺人」という密室ものを書く人ですよね?それの「西洋館」とかの「館」がここでは「函館」とかの「館」となってるわけで、なんか面白い。自分にとっては番外的な作品ですよ、ってことなのか?

2006年11月4日土曜日

丸山もも子のキャラクターたち。

「おかあさんといっしょ」でやってる「でこぼこフレンズ」のセンスのいいシュールさにまいってるんだけど(ドアをノックしてキャラが出てくる、ってフォーマットを考えた人は天才だ)、このキャラクターデザインは「QOO」の人と同じだなぁと思って調べてみると「ルミネのルミ姉」 「ぜんまいざむらい」 「ビオレのイメージキャラ」なんかも手がけてる丸山もも子という方。
売れっ子ですなあ。

ちなみに、QOOのキャラは「あたしンち」のけらえいこがやってると思ってた時期があった(笑)。そういえば先日12巻が出た「あたしンち」(相変わらずの面白さをキープしてるところがスゴイ)だけど、掲載分って2001年11月~2003年2月の連載分なのね。5年前のを読んでるのか……。
あたしンち 12巻
けらえいこ
4840117144


追記:
「ぜんまいざむらい」は原案がm&k(丸山もも子と鍬本良太郎)、キャラクターデザインは「秋穂範子」という方のようです。
丸山もも子が中心となって大体の形を作り、秋穂範子がブラッシュアップする、という流れなのかな??




2006年11月2日木曜日

「戦国茶闘伝」

戦国茶闘伝―天下を制したのは、名物茶道具だった
三宅 孝太郎
4896918177


なんどか当blogでも取り上げた山田芳裕の戦国マンガ「へうげもの」。
その担当編集者の方が公式blogをやっていて、「ぜひ副読本を紹介してください」とお願いしたら、次々に紹介記事が出て大変ありがたかった(いや、別に自分のリクエストだけでしてくれたわけではないんだろうけど)。

その中でもこの本は「これネタ本でしょ?」っていうぐらいマンガを補完してくれる内容で、「へうげもの」に出てくる武将、名物の数々も出てくる。マンガだけでは武将の親戚関係とかが今ひとつわかりにくいけど、この本を読めばバッチリ。
書店では「へうげもの」の隣に置いておくと売れると思った。

ただ著者は学者ではなく作家なので、やや妄想が多い気がした。もっともこの時代なんて妄想した方が面白いから、ガチガチの考証型歴史ファンでなければ楽しめると思う。

あといつもケチをつけちゃう新書のタイトルだけど、「茶闘」はちょい違うんでは。

ちなみに織田有楽斎(マンガではまだ「長益」)に関して

秀忠から賜った江戸屋敷が、有楽の数寄屋(茶室)としてもてはやされ、現在の東京に「数寄屋橋」「有楽町」の名をのこすこととなる(P184)


知らなかったぁ!元々は「うらくちょう」なのか。