2011年1月25日火曜日

37歳の地図

子供の頃から、というかかなり最近まで地図を見るのは決して好きではなかったのに、いろいろときっかけがあって、好きになってきた。

そのきっかけとは、
引っ越して見知らぬ土地に来たこと、
車で動くようになったこと、
住所がわからないとたどりつけないようなマニアックなショップをたくさんめぐったこと、
そして、やはりgoogleマップがあること。

もともと東京の人間じゃないんだけども、文京区、品川区、世田谷区と引っ越してきて、それらの間を埋めていくだけども都内23区はけっこう土地勘ができてくる。
とはいえ、北の方とかはよく分からない。その「よく分からなさ」も面白い。

車に乗るようになると、鉄道網とは違う車ならではの道路網を知ることになる。
東京は鉄道が放射状に伸びているけど、その放射線と放射線の間、たとえば中央線と小田急線は鉄道だけ利用していると遠い。ところが、車を利用すると「こことここは実は近い」という別の感覚がうまれる。それが地図を見ることでより分かってくる。

また、実際に行ってみようと思ったら、住所さえ分かれば地図を頼りにどんな場所にもたどりつける、という単純なことに感動する。

丁寧に、グラフィカルに描かれているのもよい。人の手で精巧なものが作られているのが、もう先天的に刺さる。
スチャダラパーの歌詞で
「地図を作ったやつのゆとりなみたいていのものではあるまい」(「ヒマの過ごし方」)
というのがあるけど、まさにそれ。

そしてgoogleマップなどデジタル地図の面白さは、なんといってもシームレスで延々とどこまでも行けることにあると思う。
本来、地図というのはこうあるべきなんだろう。

さてさて、そんな最近の自分だけど、もっと地図で遊べないか!と思って探してたらこんなゲームを思い出して買ってみた。

ニッポンのあそこで
B0015454WO

宇宙人に頼まれて、UFOで地図情報を持った魚を釣っていくことで地図を完成させていくというゲーム、というか教育ソフトか。
あるテーマでいろいろ探してこい、というお題が出たり(場所は教えてくれる)、キャラやセリフが笑えたりと、飽きが来ないような工夫があってそれなりに面白い。
けど、日本全体を舞台にしているので、地図の情報はあまり細かくない。そのあたりがやはり飽き易いというか、最後まで続けるモチベーションとして弱いかも。

こんなゲームをやってたらそれを見ていた奥サマが「くもじいみたいだね」と言っててなんだそりゃ?と聞くとどうもテレビ番組でそういうのがあるらしい。

空から日本を見てみよう8 中央線・東京~高尾 [DVD]
B0040037V0


空撮を利用して、それに対して雲のキャラがツッコミを入れてくような番組らしいんだけど、番組のwebページを見てみると、建物の角度を測る「測れ!トンガリ計測部」とか公園にある動物のオブジェを集める「公園アニマル」など、一筋縄ではいかない模様。

これは見るしかない!と思い、年明けてようく見ることができたけど・・。

おもしれー!!!

思ったとおり、ちょっとした毒も嫌味ではなく、FPMとかYMOとかを使うBGMも好み。
すごいツボに入った。

wikipediaで調べると

「男の子が本能的に喜ぶ事に忠実にやる」事を裏コンセプトとするなど、旅行番組とは異なる演出を意識しており、観光名所やグルメスポットの紹介などはあえて控え目にしているという。

と書いてあって、分かる分かる。

テレビ東京系で木曜19:58~20:54、もう2年以上やってたのに全然知らなかった。
DVDにもなってるから、ぜひレンタルしようと思う。

同じ木曜には噂のブラタモリがあるけど、こちらはそれほどでもないんだよなぁ。昨年末の総集編は面白かったけど。

それでも特に下町を歩いたり時代小説を読んだりすると、古地図が面白くなるんだけども、その手のムックをいくつかパラパラ見たときに一番よかったのがこちら。

江戸散歩・東京散歩 改訂版―切り絵図・古地図で楽しむ、最新東京地図で歩く100の町と道 (SEIBIDO MOOK)
成美堂出版編集部
4415106668


見開きで、右に古地図(をキレイに書きなおしたもの)、左に現代の地図があり、見比べるのに便利。建物などの解説も細かい。

戦後的視点のこのマンガもオススメ。

東京右往左往―TOKYO GOING THIS WAY AND THAT
モリナガ ヨウ
4499229200


2011年1月16日日曜日

Fっぽさについて

F先生の作品をまとめて読むと、SF的なガジェットであっても「理屈」や「システムのディテール」をわざわざコマを消費して描いていることがすごくよく分かる。

たとえば「Uボー」なんて幼年向けの作品でも、UボーがUFO形態になったときは必ず頭にキャノピーが出る、とか細かい。

「ドラえもん」など道具がどう動いて、どういう仕組で動いているかを想像させてくれるのだ。「キテレツ」なんてわざわざ材料と加工の様子を数ページ使って描いている。

「ドラえもん」の道具が魅力的なのって、そのスペックだけじゃなくて、実際にあるんじゃないか?って思わせるディティールの描写、解説部分も素晴らしいんだと思う(いつものF先生マンセー意見)。

そして、それってすごく読んでて楽しいんだよなぁ!

たとえば鳥山明は、ディティールは描写するけど、そんなに解説しないと思う。その辺は、画力の質の差(鳥山明のほうが説明せずとも絵で読者に想像させる画力が高い)、描きたいものの違いなのかもしれない。

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こういうディティールや解説的な面白さって、F先生自身が好きだったのもあるし、連載が学習誌だったから、というのもあるだろう。

たとえば、「コロコロコミック」で連載するようなホビーマンガって、どうしてもそういうスタイルになりがちだし、そういったマンガはよくよく考えたらけっこう好きだった。

「コロコロ」ではないけども最近ネットで話題になってたので読んだ

ホームセンターてんこ(1) (KCデラックス)
とだ 勝之
4063711471


なんて、DIYをモチーフにしたマンガなんかも、そのモノづくりの描写が現実的なので読んでいて非常に楽しかった。

絵本でも「かこさとし」なんかはかなり「Fっぽい」けど、もっと近さを感じるのは、やっぱり岩井俊雄さんだなぁ。本人は手塚治虫ファンだそうだけども、ミーム的にもF先生の甥っ子ぐらいにあたりそうな気がする。

光のえんぴつ、時間のねんど 図工とメディアをつなぐ特別授業
岩井俊雄
4568503930


100かいだてのいえ
岩井 俊雄
4033315403


あ、そうだ!
吉祥寺にある武蔵野市立吉祥寺美術館(吉祥寺コピス内)で、2011年2月20日(日)まで

『100かいだてのいえ』のひみつ -岩井俊雄が子どもたちと作る絵本と遊びの世界展

ってやってるので、入場料も安いし、興味ある人は行くといいです。

子どもに作ったダンボールのおうちとかも展示していて、工作好きとしては非常に刺激された。

F先生の活躍舞台

第2期で一番読みたかったのがこちら。

藤子・F・不二雄大全集 ドビンソン漂流記
藤子・F・不二雄
4091434487


「キテレツ大百科」を連載していた「こどもの光」で、その「キテレツ」の前に連載していた作品。
きかん坊で地球人を見下している宇宙人の子供が引っかき回すスタイルなんだけど、あまり好きになれないキャラクターだったり、地球人とのギャップがもたらす面白みも落語的キャラの「ウメ星デンカ」と比べると中途半端で、埋れていたのも何となく分かる出来ではある。
人間スタイルにもなるロボットボートのロボートがかわいいのが救い。

それにしても、「コロコロコミック」が創刊される前って、おそらくF先生の連載先ってけっこう少なかったのかなぁ、と思う。

1970年代は、おそらくサンデーは年齢層があがってF先生の作品は絵柄的にも載っけるのが難しかったのかもしれないし、年表を見てもさきほどの「こどもの光」とか小学館学習誌とかが中心で、時々SF短編をサンデー増刊号やビッグコミックに発表している。

その中、「毎日こどもしんぶん」(毎日出ていたわけではなくて、毎日新聞の子供版、念のため;笑)で連載されたこの作品は、こまわりのスタイルなども含めて今考えるとユニークだなぁ、と思う。

藤子・F・不二雄大全集 Uボー
藤子・F・不二雄
4091434444


「あたしンち」とか「ライパチくん」みたいなマンガだったんだもんなぁ。毎週カラーでF先生の新作が読めたなんて、今考えるとすごく贅沢。
オッサンが今読むと幼年向けなのでややキツイんだけども。

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そういえば「ドラえもん」全集11巻・吉崎観音の解説はやはり秀逸だった。「ドラえもん」「ケロロ」両ファンは立ち読みでも読むべし!

カエルの絵本

バムとケロとしては11年ぶり、島田ゆかとしても6年ぶりぐらいの新刊がようやく発売。

バムとケロのもりのこや
島田 ゆか
4894237075


Amazonでは快調に品切れ中(2011年1月16日現在)。
発売を知って即買いに行ったんだけども・・。

正直、「~おかいもの」が好きすぎたのもあったのか、今のところイマイチ。

まず、絵がけっこう変わっている。
もちろん、初期と「おかいもの」でも絵が違ってたんだけど、個人的には、「おかいもの」とガラゴシリーズの頃の絵がすごく好み。

もうひとつ、単純にいつもあるようなサプライズが弱い気がする。

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カエルの絵本といえば、次女が本屋の店頭で見つけてほしがったので買った、これ。

ふたりはいつも (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル 三木 卓
4579400801


実家にあったのは、(親が自分のために買ったのか・元々あったのか分からないけど)国語の教科書の「おてがみ」も収録された「ふたりはともだち」か、もうひとつの「ふたりはいっしょ」だったと思うので、これは初めて読んだ。

今回読んでみたら、絵もいいけど、話もいいんだなぁ。
「おまえらはホモだちなのか?」と思うぐらいラブラブな二人だけども、カエルだからまぁいいか、という。

そういえば最近、アーノルド・ローベルの未発表原稿が出てきて、息子さんがそれに彩色した絵本が発売されて買ったんだった。

カエルもヒキガエルもうたえる
アーノルド・ローベル エイドリアン・ローベル彩色
4860954076


話は正直微妙なんだけども、絵がかわいい。「ふたりは・・」シリーズよりもカラフルでとっつきやすいかもしれない。

しかし、アーノルド・ローベルってもっといろいろ本を書いてたんだなぁ。Amazonで調べると全然見たことない絵本もたくさんある。
まずは「ふたり」シリーズを買っていこうっと。

面白い字を書きたい

数年前から文房具屋などで気になってた筆記具があって、

パイロット 万年筆 カスタム74 ブラック 楽譜用特太字ミュージック(MS) FKK-12SR-BMS
B001AX7TA0


万年筆は扱いにくさから今は全く使ってないんだけども、こいつは書き味が大変面白い。

楽譜用、というのはつまり音符を書くための、ってことなんだけど、ペン先に秘密があって、たとえば普通に書いてもカリグラフィのような文字になる。

pen22.jpg

このカスタム74シリーズは店頭で試し書きが出来る場合が多いので、興味があったら書いてみるとすぐに分かると思う。

もちろん欲しかったんだけども、使うのかどうかも怪しいものに(Amazon価格で)9000円はちょっとなぁ・・と思っていていろいろ調べていたところ、同じような製品でもっと安いものが見つかった。

シェーファー カリグラフィー
1,050円(税込) からあるけど、自分が実際に買ったのは「シェーファー カリグラフィー ミニキットバーティカルセット 両用式(コンバータ別売)SH-CAL73403」。
ペン先が細いの・中ぐらいの・太いのと3つ入っている(ペン軸が1つしかないのでそのままだとそのうちの1つしか使えない)。

使ってみたところ、普通の字を書くには細いペン先じゃないと実用的じゃなかったんだけど、パイロットの楽譜用のように面白い字は充分書ける。
この値段で手に入るのだから、悩んだら考えてみてもいいかもしれない。


「珍品堂主人」

珍品堂主人 (中公文庫)
井伏 鱒二
4122004543

井伏鱒二の小説なんだけどはこんな小説を書いたなんて全然知らず、Amazonで別の本を探している時に発見。

なにしろ骨董を扱っていて、実在の鑑定人をモデルとした小説、というからにはその手の本が大好物な自分としてはすぐに注文した。

骨董にまつわる描写はやはり面白かった。
小説自体の出来は大したものだとは思わなかったけど、登場人物のモデルが気になる。

加納夏麿(珍品堂主人)
   → 泰秀雄
山路孝次
   →洋画家、と書かれているけど誰だろう?
来宮竜平
   →「山路孝次の古くからの友人・大学で哲学を抗議している堅気の先生」ということで小林秀雄?
金尾さん
   →私設の民芸美術館を自宅に持っている、ということから柳宗悦?
蘭々女
   →小説では女性だけど、白洲正子によると北大路魯山人がモデル、と誰かがwebで書いていた。
都留老人
   →喧嘩別れした、というからこれが魯山人だと思ったが違うのか?
途上園
   →星ケ丘茶寮


2011年1月13日木曜日

コーネリアスの無印良品CM曲がダウンロードできます

無印良品のCM音楽をコーネリアスが手がけているけど(CMはこちら)、現在その音楽が無料でダウンロードできます。

http://melody.muji.com/

口笛、スティールパン、どちらもいいなぁ。
2011年1月7日(金)~27日(木)24:00まで、とのことなので急げ!

[雑貨屋大好き芸人]雑貨屋あるある

・店のある場所が分かりづらい。

・女子二人連れが多い。

・店員の愛想が悪い店に入ってしまった時、他の客が入ってくるとちょっと安心する。
 そして、それを機に店を出ることが多い。

・次の店に行ったら前の店にいた人と出くわす。

・クリスマス前は「栗コーダーカルテットのクリスマス」がかかりがち(とくに絵本専門店)

[雑貨屋大好き芸人]戦利品公開

それでは、実際に買ったものを紹介。

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松陰神社Calmeにて購入した箒。ずっと100円ショップの箒を使ってたんだけど、毛が抜けてきていやだったので、奮発して購入。玄関に常駐してますが、かわいいから掃除をする気になります。
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こちらは吉祥寺36で購入した、製図用?のブラシ。工作後の紙くずとかを払うのに便利。
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ボロ市で買った手ほうき。安かったけど、こちらは毛が抜けるのでちょっといや。リビングテーブルに常駐。

以上、掃除が好きなので箒はついついチェックしてしまう。和箒なんかは結構値段が高くて憧れる。

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ボロ市で買った前掛け。買ってから別の店でもっとたくさんの種類が同じ値段で置いてあってちょっと後悔。
工作をするときなどに実際に使っている。所さんも作業するときに使ってた。

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クリップ類。工作の際に使ったり、実際に紙を束ねるのに使ったり。アンジェなどいろんな店で購入。一つが安いのもつい買ってしまう理由だろう。

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吉祥寺にじ画廊で買った、かまわぬのポチ袋。和風かと思いきやショートケーキという意外性が気に入って購入。使う機会は今のところない。

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東京駅構内サウスコートecute TOKYOの濱文様で買ったタオル地のハンカチ。和風かと思いきやカメラという(以下略)。

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意外に箸置きは日常的に使うので、買うことがある。パン型のは西荻窪loupe(ルーペ)、レンコン型のは谷中の翠屋で購入。レンコンのは後日、新宿のアンジェでも見かけて自分とアンジェとの相性のよさに苦笑してしまった。

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アンジェで買ったかまわぬの手ぬぐいなどを、奥サマに枕カバーにしてもらったもの。手ぬぐいってほしいのがたくさんあるのに買っても使わないから敬遠してたんだけど、この方法を知ってから購買対象に。

ちなみに枕はテンピュールなども使ってたんだけど、子供用の小さい枕を二つ重ねるのがちょうどいいことに気づいて、なんでも質が高けりゃいいってもんじゃないなぁと思った。

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こちらは色違い。プリンタのカバーに使っている。

他にもブックカバーなど、やはり日常で使うものが多い。

日常品に気に入ったものがあると、なんだか楽しくなるので気に入ったものを探して使うのは正しいと思います。

2011年1月10日月曜日

[雑貨屋大好き芸人]好きな店を紹介。

いろいろ行ってみたけど、リピーターになる店というのはホントに少ない。雑貨屋は趣味性が高いから、かなり自分にマッチしてないともう一度行く気になれないからだと思う。

そんな中で、気に入った店をメモ。

----雑貨屋----
雑貨は、使えるものでしかも使いやすいものを買うので、実は意外と買うことが少ない。

アンジェ ラヴィサント新宿店 (マルイ新宿本店8F)
今のところ、一番好きな雑貨屋。
本のセレクトは「ここはオレの本棚か!」ってぐらい趣味が似ていて、男女問わず文房具や小物も充実、好みの陶器も多くて、大好きなかまわぬのてぬぐいもある。
極めつけは、谷中の翠屋でなにげなく買ったレンコン型の箸置きが売っていたこと。全部先回りされてる感じ(笑)。
というふうに、店中が好きなものだらけ。この8Fは他にも面白い店がチラホラ。1Fもよい。

Syu-ro (台東区鳥越)
商品は少ないけど、こういう店には珍しく店員のみなさんがウェルカムな感じがとてもよかった。店は商品も作っている工房的な場所でもあるんだけど、それもまた気骨が感じられてよかった。

----古本屋----
古本屋は、本の数が適度な方がよい。あと、値段よりも自分にとっていい本が揃っていて、しかも「こんな本知らなかったけど、面白そう!」というものと出会えるかどうかがポイント。

BASARA BOOKS (吉祥寺)
駅から近いのもよい。
本の数に対して自分のヒット率が高い。

にわとり文庫 (西荻窪)
店のイメージが渋いオレンジ。なんでだろう。
ここも自分の好みの本が多くて、値段が良心的。

古書 信天翁(あほうどり) (谷中)
けっこう分かりにくい場所にあるけど、窓が多くて明るく、入りやすい店。

----文房具系----

36sublo (吉祥寺)
サブロ、と読む。
2010年に移転して、少し前の本だと住所が違うので注意。

----作家系----
どうも手芸系ではない、ややアート寄りクラフト作家系の店はかなり好きだと自覚した。
ここでしか買えない!見たことがない!というのがそそる。

ニヒル牛1・2 (西荻窪)
自分が行ったのは2の方。たまたま歩いていて、店の外にまで匂い立つ雰囲気に思わず吸い込まれてしまった。
たまのランニングの人がオーナーだそうだけど、だからといってアングラ度はそれほどでもない。一風変わったモノが多いのが楽しい。

にじ画廊 (吉祥寺)
画廊、というけど雑貨屋。ほんの少し毒があるものが多いのがよい。

----レコード屋----

雨と休日 (西荻窪)
以前、街巡りをしていたときはレコード屋が多かったけど、今はほとんど行かない(実際、当時行った店の前を通るとつぶれてることも多い)。
そんな中で先に紹介したにわとり文庫の向かいにあるこの店の「穏やかな音楽ばかりを集めたセレクトCDショップ」というコンセプトにはやられた。これぐらいくくってくれないとレコード屋に行く意味が無いと思う。
西荻窪に行ったときには、にわとり文庫とセットで訪れると思う。

[雑貨屋大好き芸人]各街の傾向と対策

いくつかの雑貨屋をめぐってみると、街の特色が分かる気がして面白い。

・有楽町~銀座~京橋は文房具の町。
銀座周辺は、伊東屋、無印、ハンズがあって、老舗でも平つか、月光荘画材店、小さい店でもFRED&PERRY、五十音、スコス(プランタン銀座)、POSTALCO(京橋)などがあってやたらとこのジャンルが集中している。

・吉祥寺はさすがに雑貨のメッカ。
吉祥寺の噂は聞いていたけど、とくに東急の路地裏がすごい。

・西荻窪の懐の深さはすごい。
西荻窪はアンティークマップをもらえるけど、あそこに載ってない店も多い、というか自分が好きな店は全然載ってない。
街の規模に対して、面白い店の比率がダントツに高い。

・谷根千は、西荻をシブくした感じ。
いわゆる谷中、根津、千駄木あたりも裏路地に面白い店がたくさんある。その辺の密度は西荻に通じるけど、街の雰囲気がぜんぜん違うのが面白い。西荻はやはり西洋と中央線のアングラがあわさった雰囲気、谷根千はシブい。

・福生はアメリカン。
BIG MAMAを中心にやはりアメリカンな雰囲気。ただし、わざわざ遠出する割には雑貨的な観点からすると楽しめる店は少なめな気がする。

・馬喰横山~蔵前あたりが熱い。
「馬喰」なんて読み方すら分からなかったけど(「ばくろ」が正解)、MARKTEやCEDOKがあるアガタビルとか蔵前のアノニマスタジオなどなど、下町に雰囲気のある店が増えていて面白い。
個人的に、文京区、品川区、世田谷区と住んできたため、東京の東の方はあまり知らないので歩くと新鮮。

・いつの間にかマルイがコジャレ化してる!!
街ではないけど、かつてのマルイはコジャレ・イメージはあまりなかったのに、なんだかそんな雰囲気が漂う。
まず新宿本店に京都のアンジェの東京店があるのが衝撃。アンジェは数年前に京都に行ったときにたまたま入って、こんな店あったらなぁ、という感じだったので、東京店もお気に入り。
そして、いつの間にあったの?という有楽町店もコジャレてた。

��フェス系)
フェスにもいくつか行った。
いろんな店が出て各店頭にはわさわさっとモノがあり、人が多くて賑やかな雰囲気、というのも好きなのだ。

・稲妻フェスティバル
雑誌「Lightning」主催のフェス。入場料1000円かかるけど、出店がむちゃくちゃ多くて全部見切れなかった。
ジャンル的には、この雑誌で扱ってるようなものが多いので、女子的・乙女的なものはかなり少ない。バイカーともかぶってるので、革モノとか多い。
それでも面白かった。

・世田谷ボロ市
引っ越したので自転車で行けた。
これまた異常に出店があって、異常に人が多いので、すべてを隈なく見るのはあきらめてざざっと見て歩くのをおすすめ。
ボロを売ってるというよりは、生活雑貨が中心と考えるとよい。
あと、毎年同じ場所に同じ店が出るので、二回目からは効率よく見ていける。

松陰神社あたりも雰囲気のある店があるので、まとめてくといいかと。
世田谷線の雰囲気も個人的に好き。

・ジャンクショー
東京の科学技術館地下で開催される。入場料1000円かかる。
ジャンクショーといっても、地方含めていろんな店舗がアメリカン、ヨーロッパ系の雑貨を持ち寄って出店している蚤の市みたいなもの。福生が好きな人ならあいそう。
ファイヤーキングがやたらと多い。面白かったけど、個人的に欲しいものは少ないのでもう行かないかなぁ。

[雑貨屋大好き芸人]雑貨屋めぐりLifehack

さてそんなわけでそういった独特の雰囲気が匂い立つ店を巡るわけだけども、どうやって情報を管理しているのかをメモ。

1.どんな店があるのかを知る
当然ながら店を知らなくてはならないけど、ちょっと大きな本屋に行けばガイドブックがいくつも出ているので、それをパラパラ見て好きそうな店が載っている本を手に入れる。
雑貨屋さんぽ 東京・横浜編
points de tricot
4434118986

東京・神奈川 雑貨を探して てくてく散歩(雑貨カタログ特別編集) (主婦の友生活シリーズ)
雑貨カタログ編集部
4072656038

また、雑誌などでも紹介されることが多いので、そういう情報をマメにチェック。
逆にテレビなどではあまり情報は入らない。

2.店の情報を仕入れる
現在のお店はたいていwebサイトやblogを持っているので、それをブックマーク。

3.それぞれの店の名前・住所・定休日・電話番号などをテキストファイルにまとめておく。
分かりにくい場所にあることが多いので、住所は重要(郵便番号はいらない)。
雑貨屋は日曜は休みの店も多いし、不定休もあるので、定休日の把握も重要。また、たいていは12:00以降の開店なので朝早く出かけても意味が無いので注意。
近くまで来ても場所が分からない時に電話で教えてもらうこともあるので、電話番号も控えておくとよい。また、その日に開店してるかどうかも電話をするのが確実。

自分はこれらをざっくりと街ごとにファイルに分けて管理をしている。

4.どの店をまとめてまわれるかを考え、リストを作る。
雑貨屋は場所が集中してたり、臨時休業する店も多いので、複数の店をまわったほうが無駄がなくてよい。
ガイドブックのマップだと正確な位置が分かりにくいし、どの店とどの店がハシゴできるのかが分かりにくいので、自分の場合は住所を文庫サイズの地図に書きこんでいく。この際、直接ではなくて3Mの「はってはがせるテープ」に書いて貼る。こうすると貼り直しやいらなくなったらはがせるので便利。
また、それぞれの店の定休日をチェックして、行く曜日を考える。結構日曜日が休みの店も多いので、注意。
逆に一軒だけ行きたいという場合は、行く前に店に電話して開店してるかどうか確かめたほうがよい。

行く前にルートを考えてこのリストをまわる順番に並び替えて、プリントしておく。

5.地図を持って歩きまわる
文庫判 東京都市図 (文庫判)
4398450661

個人的には文庫サイズのマップが取り回しが良くていいと思うけども、小さすぎて細かい住所が省略されてることがあるのが難。慣れてくると、周りの番地から推測できるようになるけども。

以上。

iPhoneとか持ってる人はgoogleマップでもいいんだろうか。
ただ、紙や文庫地図は機動性が高いとは思う。バッテリー切れの心配もないし。

最近ではサイクリングに使える小さいナビなどもあるので、そういうものを持ち歩いても面白いのかなぁ。

心得としては、「一回目は下調べのつもりで行く」。
臨時休業などもあるので、一回ですべての店をまわれることはまれ。

最初は街全体の道や土地感覚などを知る、と思って、行けなかった店はまた後日にリピートしたい店とともに行く、というぐらいがよい。

[雑貨屋大好き芸人]雑貨屋の定義

先に書いたある種のジャンルの店たちが持つ「雑貨屋的な要素」とはなんなんだろう?

これに関しては実は僕も長らく自分でよくわからなかったんだけども、

その店から匂い立つ独特の雰囲気を持っているかどうか

買わなくて店を冷やかすだけでもOK

コレクション的な要素とは無縁

というのが条件なんじゃないかと思い至った。

というのも、僕はテーマパークも大好きでちょくちょく足を運ぶんだけども、それらに行った時の楽しさと雑貨屋めぐりをしているときの楽しさは非常に近いのだ。

決定的だったのは、「なぜかパン屋に行きたくなる」自分に気づいたこと。

とくにパン好きじゃないのになんで行ってみたくなるんだろう?と考えたところ、パン屋ってけっこう外装・内装に凝っていて、中に窯などもあるから独特の雰囲気を持っているからだに違いないと思った。

レストランや美容院でもそういう条件は満たしてるじゃないか、と思ったけど、それらは「買わなくて店を冷やかすだけ」はありえないし、パン屋の場合、クロワッサンひとつでも買えばOK。

つまり、僕は商品を見ることよりも、店に入ってその雰囲気に浸るのが好きなんだ、と気づいた。
これは自分でも目からウロコの発見!!

子供の頃から友達の家というか部屋を見せてもらのが好きだったけど、それも同じ。
外装やインテリア、照明の雰囲気、店員さんの物腰などなどをトータルで楽しんでいるのだった。

また、知らない街や場所を散策する理由になるのもポイント。
特に用もなく街をぶらついてもしょうがないと思ってしまうタイプなので、植草甚一がいうところの「散歩」に近い。

だから、Fran Franとか無印ではあまり意味がなくて、基本的には一軒家の店が多くなる。

もちろん、そこの商品が魅力的だったら最高なんだけども、僕の場合、実際に使えるものしか買わなかったりするため、いわゆる「雑貨」的なものはそんなに買わない。実際、ネットで探すようなこともほとんどない。だって、商品を探すのが目的じゃないから。

いやまて。

それって店側にとってはうっとおしい客だよなぁ・・。

[雑貨屋大好き芸人]雑貨屋ってなにを指すの?

雑貨屋、と一口にいってもいろんな種類・範囲がある。
下記は自分が独断で分けて、かつ「これは広義の雑貨屋である」と思っているもの。
とくに客観的な定義があるわけじゃないけど、分かる人には分かると思う。

正当な雑貨屋
Fran Fran、無印良品、DIY部分を抜いた東急ハンズ、LOFTなんかもそうか。

セレクトショップ系
分かりやすくいうとヴィレッジ・ヴァンガードみたいな。

海外仕入れ系
店主が海外で仕入れてきたものを売る。小さめのものが店の中に所狭しと売っていることが多い。

作家系
作家さんの一点物をおいている。ギャラリーを兼ねている場合も多い。

家具・クラフト系
木製家具が多い。北欧系、アジア系が大半を占めるか。
ショップ自体がオーダー、セミオーダーを受け付けていることも多い。

アパレル素材系
ボタンとか端切れとかが中心。

文房具系
紙もの、ペン、インクなどなど。

日用品系
箒をたくさん売っている。

北欧系
陶器が中心であることが多い。

古道具屋系
主に木製の古い家具とか金具を扱うことが多い。総じて商品が少なく、高い。客も少ない。
「古道具屋」は独特だなぁ、と思う。店内が茶色で埃っぽく、愛想が悪いことが多い。品物は、古道具だから当たり前だけど、ホントに古くて汚い。これが味と見るかどうか。「アンティーク」はニスが塗ってあるけど、「古道具」はそれがなくてサビも上等、みたいなイメージがある。
個人的には「古道具屋」と名乗っている店は、ついでに一応足を運んでみるけど、たいていはおよびでない。
雑貨屋の中でも上級者向けだと思う。

古本屋
BOOKOFFは違う。セレクト系であることが重要。絵本も多い。
古本じゃなくて新刊本でもかまわない。

トイ系
木製玩具・知育玩具、アメトイ、懐かし系、ブリキなどなど。
プラモデル、鉄道模型などの模型店は入らない。
僕はミニカー好きだけど、ミニカーショップも基本的には「雑貨屋」には入らない。

パン屋
なぜかこれは入るんだよなぁ。

カフェ
さすがにブームも沈静化したけど、+αで差別化を図る店が多くなった。

不思議なことにほとんどの(中古)レコード屋はなぜかこの範疇には入らないと思う。
あと骨董、アンティーク系の店もちょっと違う。

・・これらの共通点は一体なんなんだろう?

2011年1月7日金曜日

「雑貨屋大好き芸人」

♪ぼくがまだチビのころ
いきたかった店があった

ひと目みて好きになった
かわいらしい店があった

だけどちょっとへんなかんじ
なぜかなあと考えた

それもそのはずだよ
きみんとこ買うものがない

……などとNHKみんなのうたの「へんないえ!」の替え歌を作ってみたけど、そう、僕は男なんだけど雑貨屋などをめぐるのが非常に好きなのだ。

最近も時間ができたのでいろんな店へ行ったんだけど、いろいろと書きたくなってしまった。

というわけで、ちょうどアメトークでプレゼン大会をやっていたのに刺激されて、「雑貨屋大好き芸人」(・・芸人?)をプレゼンしてみたい。

雑貨屋ってなに? 実際、どういう種類の店があるのか?
雑貨屋、といってもいろんな種類・範囲がある。知らない人がわかるように、たとえばどういう店なのかを語る(書く)。
なぜ好きなのか、魅力に迫る
どうしてそういう店に行きたがるかを語る(書く)。

雑貨屋巡りのコツを紹介
とにかく分かりにくい場所にあったり、休みが不規則だったりするので、どうやってそれらの情報を整理するかを語る(書く)。

街の傾向
雑貨屋はある街や場所に集まる傾向があるけど、それをいくつか紹介。

実際に買ったものを紹介
実は、そんなに商品を買うわけじゃないのだけども、どういうものを買ったのかを紹介。

雑貨屋あるある

などなど。

本気でこれらの項目に関して書いちゃいます。

2011年1月6日木曜日

「つくもがみ貸します」

以前からちょっと興味はあったけど、読む機会はないだろうなぁと思っていた畠中恵。

うちの奥サマが、図書館でなんとなく借りてきて、パラパラと手にしてみたらちょうど好物の道具屋を舞台にした作品で、これまた好きな連作短編だったので、読み始めたら最後まで読んでしまった。

つくもがみ貸します (角川文庫)
畠中 恵
4043888023


道具たちに物の怪がついており、彼らが結果的にスパイウェアとなって話が進んでいく。

話自体はたあいもないんだけど、江戸時代の生活描写がよくて読まされる。

かんたんバックアップ

これまでPCのバックアップは、時々データを集めてDVD-Rに焼く、という方法をとっていた。
しかしデータを集めたり、DVDの容量を気にしたりととにかく面倒で億劫になりサボりがちに。

今回を機に、奥サマのPCともども簡単にバックアップを取れる体制を確立しようと考え、もうディスクじゃなくてHDDでバックアップするべきだよなぁ、とヨドバシを物色。

いろんなポータブルHDDがあって迷ったけど、バックアップに特化していた下記を購入。

Clickfree C2 ポータブルバックアップ 500GB
B004COKSYS


全然知らないメーカーであやしいんだけども、IOデータとかBUFFALOとかを信用しているわけじゃないからいいかな、と。
PCと違ってダメだったら別のを買えば大丈夫なわけで。

使ってみたけど、やはり便利。

USBで接続したら、自分がバックアップを取らなきゃと思ってた

・いわゆるMyDocumentなどのデータフォルダ
・Documents and Settings以下の設定フォルダ

などを勝手にバックアップしてくれる。
PCごとに認識して別に取ってくれるのも楽。

逆に、普通のHDDとして普通に使いたい人には不向きだと思うけど、横着者には良い商品だと思った。


やってはいけない。

PCの移行に際して、雑感をメモ。

<やってはいけないこと>

「この設定は変えても大丈夫だろう」と思って安易にやると痛い目にあう。
分かってはいたけど、まさかの状況だった。
もう用済み寸前のPCだったから、OSの新規インストールもたいしたダメージじゃなかったけど、時期が時期だったら大打撃。

<意識していてよかった>

自分で撮った写真、テキストなど自分で作ったデータが一番大事。
なぜならどれだけお金を積んでも買い戻せないから。

データを入れるフォルダはまとめておく。

<やってなかったのでヒヤっとした>

バックアップを自動的に行う環境を構築しておくべきだった。

<やっておけばよかった>

なんらかのカスタマイズをした場合は、その設定ファイルを意識して、さらにバックアップしておく。

それぞれのドライブがなにかをメモしておくといいこともあるかも。

OSのディスクやリカバリ用のディスクは意識しておくべき。
NECのPCにOSディスクが添付してなかったとは、思いもしなかった……。

<やっていて思った>

サブPCがあるとトラブルの時、便利。
自分の場合、奥サマのノートPCとiPadがあったので、いろいろと調べられて便利だった。

データ移行する際に、両方ともデスクトップだとモニタを兼用することが多くてウザったい。
少なくとも極端に壁紙などを変えておくと区別がつきやすくてよい。

2011年1月5日水曜日

Windows7での環境復元メモ。

また設定が必要になったときのために、今回新しいPCでの設定などをメモ。

<入力環境>CTRLとCAPSの入れ替え:Ctrl2Capツール

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1182ctrl2cap/ctrl2cap.html

<日本語入力環境> googleの日本語入力

ATOKを使ってきたけど、もう買うのがいやだったのでgoogleの日本語入力を導入してみた。
ちなみに辞書ファイルは
ATOK=「Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Justsystem\ATOK※」にある「ATOK※U※.dic」
MS-IME=「Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\IMJP」以下にある「imjp※u.dic」
だそうな。

<表示環境> 隠しファイルと隠しフォルダを表示する設定に変更。

ツール>フォルダオプション>表示>ファイルとフォルダの表示

「すべてのファイルとフォルダを表示する」
をオンにする

<印刷環境> ドライバのインストール

<データ> 大きく分けて、テキスト/画像(写真)/音楽。

バックアップを簡便にするため、日ごろからフォルダ整理してあるのでそれをそのままコピー。
その際、MyDocumentをOSとは別のドライブにしておく。
http://enjoypcblog.blog32.fc2.com/blog-entry-325.html

<メーラー> Thunderbird

データの移行
XP:Documents&Settings\ユーザー名\Application Data\Thunderbird\Profiles\

7:ユーザー\ユーザー名\Appdata\Roaming\Thunderbird\Profiles\

<ブラウザ> Internet Explorer

\Documents and Settings\ユーザー名\Favorites
以下のファイルを
ユーザー\ユーザー名\お気に入り\
にコピー

まともに移行したければインポート・エクスポートを使えばいいけどOSを再インストールして旧環境でIEが立ちあがらなかったため、この方法で移行。
この方法では並び順とかは移行できない。

<2ch用ブラウザ> かちゅーしゃ+kage

<画像ファイル管理> Picasa

\Documents and Settings\Username\Local Settings\Application Data\Google フォルダ
2 つの Picasa フォルダ(Picasa 2 および Picasa2Albums)を
\Users\Username\AppData\Local\Google フォルダ
にコピー。

<音声ファイル管理> iTunes

データフォルダをそのままコピー。
あまりプレイリストとかは作ってないので、その辺まできちんと移行できたかどうかは不明。

<住所・年賀状関連情報の管理> 筆王2008[市販ソフト]

再インストール。ファイルはコピーするだけ。

<エディタ> 秀丸

本来は、移行するために「その他>設定内容の保存・復元」で設定ファイルを保存・復元すればいいが、すでに前の環境が再現できないので手動コピー。

・マクロのフォルダを一式コピー
・HTML/XML 作成支援マクロ
・秀丸パブリッシャー

たいしてカスタマイズしてないので、あとは思い出しつつ。

<思考ソフト> FreeMind

設定などしてないので、再インストールのみ。
なぜかたちあがらなかったけど、いろいろサイトをみたところ、64bit対応のJavaをインストールするとうまくいった。よくわからないけど。

<カレンダー作成> Digical

設定などしてないので、再インストールのみ。

<画像ファイル転送> Picmv

再インストールと一部設定の変更。

<画像ファイル編集> JTrim

設定などしてないので、再インストールのみ。

<音声ファイル編集> mp3DirectCut

RADIOSARVERで録音したファイルを扱いやすいように分割するのが目的。
Slice Audio File Splitterを使っていたけど、なぜかID3タグをうまく変換してくれなくなり、RADIOSARVER→iTunesで相性が悪くなったのであきらめる。
mp3DirectCutというソフトを導入。
時間でのファイル分割方法は下記に。
http://make.makeall.net/archives/1054

<音声ファイル編集> AudioEditor

RADIOSARVERで録音したファイルの中から、保存しておきたい曲などあるときに切り抜く時に使う。
設定などしてないので、再インストールのみ。

<動画ファイル編集> Handbrake

DVDをキャプチャしてPSPで見れるようにファイル化するため。あまり使わない。
設定などしてないので、再インストールのみ。

<まとめ>

今回から使わなく(使えなく)なったのは
ATOK
Slice Audio File Splitter
のみ。

手順としては、XPが入ったPCに7を入れた状態での移行方法と同じになった。
これまで、最低限のカスタマイズをしないようにしていたのは、まぁ、正解だったか。
IDやパスワードはひとつのテキストファイルに保存していたのもこういう場合は安心だった(セキュリティ的にどうかと思うが)
IEのCookieなど引き継がなくてよいものもあるなぁ、と思った。

今後の課題としては、

・ウィルスセキュリティソフトをどうするか
・いかに簡単に、外部へのバックアップを取る体制を確立するか
・VALUESTARのデータをどうするか?HDDを取り出して外付けにするか?

年末に、まさかのPCトラブル。

これまで4年半、ノートラブルで動いてくれたNEC VALUESTAR G タイプCだったけど、このたびやりたいことに対してマシンパワーが足りなくなったため、
nec01.jpg
新しいPCを買うことにした。

1つのモニタにVALUESTARと新しいPCをつなげるため、VALUESTARをD-SUB出力に変えようと設定をいじっていたところ、うっかり画面のプロパティの「ディスプレイアダプタ」を無効にしてしまった。

すると、Windowsの画面ロゴ以降、音などから動いていることはわかるんだけど、画面にになにも写らない状態に。

ま、こんなのセーブモードにするなりしてすぐに復帰するでしょ、とたかをくくっていたら、事態はかなり深刻で他のPCでネットで調べてみても、確実に直す方法がない。

かなりパニックに陥りながら、数時間いろんな方法を試してみたけども、やっぱり直らない。

http://menushowdelay.blog13.fc2.com/blog-entry-1570.html
↑と同じ状態。VEnabler001も試したけど、無駄だった・・。

OSをインストールし直せば、少なくともデータは守れるだろうと思ったけど、VALUESTARにはOSのディスクが付属してない。再セットアップをするとそのドライブのデータが消える、というし、それもできない。

結局、手持ちのWindows7をインストールすることで、データを消すことなく、マシンを復旧することができたけど、これも偶然手元にWindows7があったからよかっただけで、根本的な問題解決ではない。

XPにあんな落とし穴があるとは。
XPとお別れする最後の最後で痛いしっぺ返しだった・・。
奥サマに言わせると、VALUESTARがお役ごめんになるのを察知してスネたんじゃない、とのこと。

��

新しいPCは、静音パソコン・静音パソコンパーツ専門店ReginのショップBTO
001.jpg
ソフトウェア的にはWindows7なんだけど、起動が早い。全体的にXPよりもキビキビ動き、軽快。最近のVALUESTARのもっさり具合はひどかった・・。
VALUESTARと直接つないで、これまでのデータや作業環境は2日ほどでほぼ移動し終えた。

ハードウェア的には静音にこだわって選んだだけあって、これまで使っていたファンレス空冷PC Apple G4 CUBE、先述の水冷PC VALUESTARと比べても静か。ファンがあるのに音が気にならないし、ストレージもOSが入っているドライブはSSDということもあるのかほとんど音がしない。
ので、巨体であることとSDカード類のスロットがないことをのぞけば大満足。

メーカー製のPCは、これだけネットに情報がある時代に問題が起こってサポートに電話して聞くことで解決するとは思わないし、デスクトップだと故障した際に修理に出すのもやっかいなため、正直、そういったサポートとか保証のメリットはぜんぜんなかった。

とはいえ、確かにハードウェア的に故障もなく安定していたのは確かで、ショップBTOのPCがどこまで故障しないか次第ともいえる。