2011年8月6日土曜日

自分の読書傾向が見えた。

本を読むのはほとんど通勤時だけなんだけど、このところ読みたい本のストックが尽きた。

買ったもののいざ読もうと思ったらノレなくて、というパターンもあったせい。
「ヒップ アメリカにおけるかっこよさの系譜学」(P‐Vine BOOKs)なんかはまさにそれで、この本の訳文はちょっとどうかと思うほどだった。まるで日本語になってなくて、読める人いるのか、ホントに??という感じ。内容が面白そうなだけに個人的にとても残念だった。あと値段が高かったのでちょっとした怒りも。

それはそれとして、ストックが尽きたため、気に入っている本を再読したりしてたんだけど、ふと「そういや、Amazonのほしいものリストに何冊か入れてたな」と思いだして、集中的に購入。マーケットプレイスだと安いのもよい。

買った本を紹介。

開幕ベルは鳴った―シアター・マスダへようこそ
増田 通二
4808308363


以前読んだ「永江朗/セゾン文化は何を夢みた」で紹介されていた、パルコ創設者の自伝的な本。
予想より個人史的な側面が強くて、期待とちょっと違った。

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)
佐藤 多佳子
410123731X


よく知らないんだけど、落語家もの、というのと1円+送料パターンだったので買ってみた。

先日、久々に神保町を歩いた。
自分のサブカルチャー中心の読書に対して、神保町の古本屋ってそんなに相性は良くないんだけど、「岡崎武志/女子の古本屋」で紹介されていたように近年裏通りなどに小粒だけど気の利いた店(←我ながら生意気な書き方)が増えている。
そんな店で本に出会いつつ、しかし結局Amazonのマーケットプレイスで買ってしまう、という嫌な客。

製本工房から―装丁ノート (集英社文庫)
栃折 久美子



前に古本屋でややプレミア価格で買った「モロッコ革の本」が感動的だったので、購入。

メイキング・オブ・サンダーバード―シルヴィア・アンダーソン自伝
シルヴィア アンダーソン Sylvia Anderson



古本屋では4000円ぐらいの値付けでとても買えねーと思ったけど(その古本屋は総じて値段が高かった)、マーケットプレイスだと送料込みで610円。そりゃ、ネットで買うよねー。
ちなみにシルヴィア・アンダーソンはジェリー・アンダーソンの元妻で、この人もITCの重要メンバーだったらしい。全然知らなかった。夫への恨み節と「アタシの功績ももっと認めて!」てな部分含めて面白本。
前に図書館で借りて分厚くて読むのを断念した「サンダーバードを作った男―ジェリー・アンダーソン自伝」もいつか読んでみよう。

できそこない博物館 (1981年) (徳間文庫)
星 新一



昨年世田谷文学館で「星新一展」をやっていたけど、その中で彼の創作について書かれた本ということで興味を持ったが、なぜか新潮文庫版でも絶版。古本屋にて、汚れがあるせいで100円で売っていたので購入。
なんだけど、タイトル通り「自分が作品にしなかったメモ群」をこうやったら作品になったかもなぁ、といじくり回すような内容で、半分ぐらいで読むのをやめた。そもそも今の自分に星新一の作品は刺さらないしなぁ・・。

オールバックの放送作家――その生活と意見
高橋 洋二
4336050856


このところ読書の流れの一つである「放送作家が書いた本」の一つだけど、むしろ彼の「10点さしあげる」のファンだったから買った面が強い。
こちらは東京駅の「R.S.BOOKS」にて購入。読み始めたら止まらない面白さで、編集は樽本周馬氏。相変わらずいい仕事してます。

ブラウン監獄の四季 (1979年) (講談社文庫)
井上 ひさし



これも井上ひさしの放送作家時代の回想録。藤井青銅が紹介してたので買ってみたけど、なんか内容が下品で、途中で読むのをやめた。絶版になってるのは本人が気に入ってないからなのかどうなのか。

今夜は最高な日々
高平 哲郎
410326411X


高平哲郎は文章が苦手なんだけど、送料込516円と安かったので購入。

なお、星新一からここまで、表紙が和田誠つながり。
現在、世田谷文学館で彼の作品展を開催中

放送作家ではなくプロデューサーものだけど、先日、神保町の古本屋ではじめて実物を見て、おお!と思って手にとったら4000円でとても手が出なかった、

「井原高忠/元祖テレビ屋大奮戦!」(文藝春秋)

なんのことはない、図書館で取り寄せました。楽しみ。

新刊では

モリナガ・ヨウのプラモ迷宮日記: 第1集〔フィールドグレイの巻〕
モリナガ ヨウ
4499230608


彼の「35分の1スケールの迷宮物語」は自分のベスト10に入るぐらいに好きな本だけど、同じようなフォーマットの本がまた読めるとは。掲載誌が「ARMOR MODELING」だったことでやや戦車ネタ比率が上がっているけど、それでも面白い。

ジ・アート・オブ カーズ2
ベン・クイーン カレン・ペック スタジオジブリ
4198632103


予告編を見て期待しなかった(できなかった)せいもあったのか、大変楽しめた「カーズ2」。
��に続いてアート本を買ってしまった。もっと車の絵を載せてほしかったけど、やはり楽しい本。

と、なぜダラダラと本を紹介したかということ、自分の読書に明らかに傾向があるなぁ、と気づいたからだ。

それは「主にエンタティンメントの、制作現場の裏側・内幕もの」をやたら読んでることである。

今日買ったマンガも「バクマン」だし。

我ながら偏りすぎ。

2011年7月1日金曜日

「SUPER8」が……

ネットで偶然予告編を見て、「これ見る!」と思った「SUPER8」。

やっぱりすごいツボだった!

面白い、というよりこれは自分の映画だ!と思う(思い込む)ような映画。
思わず10年ぶりぐらいでパンフレットを買ってしまった。

いろいろ好きなところがあったんだけど、

・よく言われてるように全体的にかつてのスピルバーグっぽい
・主人公が模型好きなところ(ドライブラシなんて単語が映画で聞けると思わなかった)
・主人公の男の子がいい
・仲間と8ミリで映画を撮っている
・宇宙人系ミステリー(「サイン」とか「プロフェシー」とかこの手のに弱い)
・70年代後半のアメリカの郊外が舞台
・青春もの
・親子もの
・1時間52分という長さ

などなど、ツボつかれまくり。冒頭から映画に引き込まれっぱなしだった。

もっとも、ややキレイにまとまりすぎじゃない?とかアイツはもうちょっとなんとかならなかったのか、とか気になる部分はあったけど、久々に最後まで夢中になって見た映画だった。

エンドクレジットにもニヤリ。

2011年5月29日日曜日

googleマップ「マイマップ」機能の使い方

前回、スマートフォンに機種変更したことを書いたけど、今回はその中でもgoogleマップの活用方法について、まとめ。

以前、「37歳の地図」というエントリで「東京」という都市に興味が出てきたこと、「[雑貨屋大好き芸人]雑貨屋めぐりLifehack」というエントリで、やや見つけにくい場所にある雑貨屋や古本屋までどうたどりつくか、という話題について書いた。

その時も「スマートフォンでgoogleマップが使えたらなぁ」と思っていたけど、このたび実際にそれができるようになって、活用してみたらやっぱり便利だった。

といってもとくに画期的な使い方を発見!というわけではなくて、具体的に「マイマップ」を使うか?というだけ。
これが意外と、僕がちょっと調べた範囲ではきちんと説明されてなかったので、せっかくだからメモしておく。公式にもヘルプがあるけど、これだけだとやっぱりちょっと分かりにくい。

ただし、聞いた話によるとiPhoneでは、肝心の「googleマップ」のレイヤ機能が今のところ使えないという話を聞いたので、Andoroidじゃない人はそこを確認してからの方がよいでしょう。

��

行きたい場所の名前・住所は知っているけど、どの辺かよく分かってない、というところからスタートします。
また、googleのアカウントは持っていてログインしている前提です。

例として、「新宿」にある「ブルックリン・パーラー」というハンバーガーショップ+本屋を登録してみます。PCでしこみをして、最終的にはスマートフォンから
mymap012.JPG
こんなふうに表示できるようにします。

��

まず、googleマップのマイマップだけど、これはカテゴリを作って場所を登録できるという、いわゆる「Favorite/お気に入り」機能と思ってよい。
mymap001.jpg

新しいカテゴリを作るには「新しい地図を作成」をクリック。
mymap002.jpg

タイトルと説明をつける。自分でしか使わないので「限定公開」にしてるけど、ここはそれぞれの好みで。
また自分で使うだけなら説明もとくにいらないけど、一般公開したいなら説明を入れるといいでしょう。
mymap003.jpg
住所を検索窓に入れて「検索」。該当する住所があると、地図上に目印がつきます。
mymap005.jpg
ここでは汎用性の高い住所で説明してますが、店名で検索して目印がつくならそれでもかまわない。
また、住所も分からないけど、地図上の場所が分かっているときは、地図上で右クリックして「この場所について」を選んでも同じことができます。

この時、マイマップ編集モードから一時的に離れますが、そこは気にしないでいいです。というか、ここがミソ

左に出てくる目印の詳細情報の「保存」をクリックします。
mymap004.jpg

すると、さきほど作ったマイマップが選べるので「新宿」を選んで保存。
選択肢の一番下に「新しい地図を作成..」というのがあるので、先に目印をつけてその後にカテゴリを作ることもできます。
mymap006.jpg

この、マイマップの編集モードで登録していくのではなく、検索した情報をマイマップへ保存していく、という流れが最初全然分からなかった。これを知ってから飛躍的に登録が楽になった。

ここでは「新宿」カテゴリに保存して、再び「マイマップ>自分で作った地図>新宿」をクリック。
「編集」ボタンを押します。
先ほど登録した住所があるので、クリックして編集します。
mymap007.jpg

地図上の目印に対して出てくる情報ウィンドウの中身が編集できます。
店の場合、
・タイトル:店名
・説明:開店・閉店時間、定休日、電話番号、住所、URL
を入れておくといいでしょう。
とくに開店・閉店時間、定休日は重要。
mymap008.jpg

なおストリートビュー対応地域だと、その場所の写真が自動で貼られているようです。個人的にはこれは削除してます。

アイコンをクリックすると、他のアイコンに変えることができます。
mymap009.jpg
自分は「イエローのおうち」アイコンが好きで使ってます。
変更するとこうなります。
mymap010.jpg

「保存」「完了」ボタンを押して編集終了。
mymap011.jpg
PC上でのしこみはこれで終わり。

��

さて、これをスマートフォンから見てみますが、
「googleマップ>レイヤ>その他のレイヤ>マイマップ>新宿」と選べば、ほらこのとおり。GPSとも連動するので、近くまで行けばまず見つけられます。
mymap012.JPG

ダンドリくんとしては、これまでエリア別にしていた行きたいところリストのファイルをガシガシマイマップ化しました。
こりゃ便利だろうなぁ!

ただし、100%信じきってないので、まだしばらくは文庫サイズの地図帳は持ち歩くと思う。

IS06 SIRIUS-αに機種変更

ようやく携帯電話をスマートフォンに変えた。

2007年1月にW43SAに機種変更して以来なので、なんと約4年半ぶり。そりゃ充電池もへたってくるわけだわ。

これまで使っていたW43SAには「2011年7月で使えなくなる」という最後通告が来ていて、
いろいろ調べてみた結果、スペックと、機種変更せざるをえないユーザーのための金額的優遇とで、auのIS06 SIRIUS-αという機種に変更した。

is06.jpg

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↑これまで他人の見てて、「なんでスマートフォンにガワをつけるんだろう?」と思ってたけど、自分も自然とガワを同時購入していた。ガワつけないとなんか頼りないんだよなぁ・・。


これまではずっと、貯まっていたポイントで機種変更できてたのに、今回はポイントと優遇あわせて2万円ぐらいはあったにもかかわらず、それ以上の金額が必要だった。個人的には高い買い物・・。

さて、この機種を選んだ理由は、

重量が軽い
キビキビと動く
ネットも速い
バージョンアップすればCメールも使える(家族間無料だったこともあってうちの夫婦ではCメールがデフォルト)
・ワンセグやおサイフケータイといった日本独自の機能がなくて人気がないのか、比較的元の値段が下がっていた

などなど。

仕事がほぼデスクワークで外回りがなく、仕事に関する情報をスマートフォンで処理する必要は今のところないため、ほぼプライベートに使っている。

機能的には、これまでの携帯電話と同様、

リマインダ
プレイベートの予定表
メモ帳

は重宝している。しかもPCと連動するなど、スマートフォンになってこれらの機能は劇的にアップした。ちなみにアプリはgoogleカレンダー+ジョルテを使用。
かつてのザウルス、CLIEなどPalm OS系PDA、AppleのNewtonが夢みた世界がついに現実になったんだなぁ。

PCにつなぐと普通に外部記憶装置として認識されるのも便利。
テキストを入れておけば、テキストビューワーで確認できる、という普通のことが今まで使ってきた携帯電話ではできなかった。メモ魔としてはこれは大きい。

これまでPCで使っていたサービス群も専用アプリでそのまま使える。

Gmail
Google Reader
Twitter
ニュース・天気予報
乗換案内

とくに、「google map」は外出先で見られるようになったことで使い方が変わった。
その話は次回に。

もちろん、どこからでもブラウザでググれるのはかなり大きい。

というようにやはりメリットは大きい。

これまではネット接続サービスに入ってなかったため月額料金がグンとアップするけど、その分の価値はあると思う。

それにしても、Android OSを使うということは、googleという長いものに巻かれていくってことだなぁ、とつくづく思った。もともとgoogle系のサービスは使っていたけど、それがますます加速していく。
その割にブラウザがGoogle Chromeじゃなかったり、google日本語入力を採用してなかったり、と?な部分はあるけども。

��

逆にスマートフォンに変えたデメリット。

電話として使いにくい。
とくに切る際に、ソフトウェア操作で切るので切れたのかどうか非常に分かりづらい。

文字入力がやりにくくなった。
テンキーレベルであっても、キーの打鍵感覚がある方が文字入力しやすい。

そのせいか、肩がこる。

充電池の消費が激しい。毎日充電しないとすぐに電池が切れる。

機種特有の問題として、

ワンセグ、FMラジオががなくなった。
これは以前の機種からの変化。もっとも、どちらもほとんど使ってなかったけど、とくにワンセグはいざという時便利だったたけにちょっと残念。

電池を抜かないと、SDカードが取り出せない。
これは、PCとつなぐ際にケーブルを使えばいいからとくに問題はない。

��

携帯電話は電話としてだけ使ってモバイル端末としてiPhoneを持つ、といういわゆる二台持ちをすればいいじゃん、という声もあると思うし、おそらく金額的にもオトクだとは思うけども、もともと荷物を極力減らしたいタイプなのと電話をほとんどしないので、その線はナシだった。

ただ、iPhoneと違いイヤフォンジャックがなくて、イヤフォンを挿す際には変換アダプタが必要なのは以前の機種から引き続きよろしくない。
変換アダプタを持ち歩くのも面倒なので、ちょっと曲を入れておいて聴こう、とは思えない。

2011年5月22日日曜日

自炊で本棚の残り物を整理(6)まとめ

というわけで数回に渡って電子化することで本を捨てる作業について書いてきたが、感覚的にはドラえもんの「チッポケット二次元カメラ」という道具に近い。

このポラロイドカメラみたいな道具は、写したものを写真の中に保存できて、お湯で戻すことができる、というもの。

tipicket.jpg

どんどん保存して、見たいときはビューワーで戻す、みたいなイメージに通ずるものがある。

��

自炊をすることで、本の物体的な特性・データ的な特性についていろいろ気付かされるのも面白い。

本のままで持っているメリットは、

・読みやすい
・付箋などを貼りやすい

デメリットは

・場所をとる
・収納場所によっては探すまでに時間がかかる
・紙なので劣化する
・キーワードによる検索などができない

などが考えられる。

もうひとつ、これは確か内田樹氏だったと思うけど、本棚に本を並べているといつもその背中のタイトルを目にするわけで、それはとても意味があると書いていた。
このことが本の形で持っていることの一番のメリットのような気がする。
すでに読んだ本だと「この本にはこんなことが書いてあったよなぁ」と思いだしたり、「この本はまだ読んでないけど、きっとこんな内容だろう」と想像したり。

電子化した場合は、一覧性が低いということか。
しかし、それってまさに保管場所をとる、ということと表裏一体なんだよなぁ。
ネットショップと実際の店舗の違いとも共通する。

ゆえにやっぱり今のところ「すべてを電子化に!」ではなくて、時々引っ張り出したい本は本棚へ、それ以外の本は電子化、が現実的だと思った。

2011年5月21日土曜日

自炊で本棚の残り物を整理(5)スキャニングに向く本・向かない本

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
B001QXCZ12


ScanSnapはスキャナなんだけども、読み取り方法とそのスピードを動画で見るまでそのすごさが分からなかった。

プリンタについてるようなフラットベッドスキャナとは別の道具と思ったほうがいい。

意外にコンパクトであることも魅力的だった。

なので、scansnapのレンタルは考えなかった。

本以外でも日常のちょっとした書類やチラシ、絶対に見ないけど捨てるのは少し不安てな説明書などをガンガン取り込んでポイポイ捨てられるので、買って損はないと思う。

��

それでは、スキャンに向く本と向かない本について。

まず、サイズが大きい本、具体的には一枚がA4以上の紙は断裁しても普通にスキャナを通せないので注意。
たまに大判の雑誌があるけど、仕方がないのでスキャナを通るサイズに切り落としてしまった。

そしてなんといっても、紙質で向き/不向きが、非常にある。

重くてつやがある、ページをめくる際にニチャッっという質感があるカラー紙がとにかく苦手。
単純に一枚一枚の紙送りに失敗することが多いのだ。紙送りに失敗するとスキャニングに非常に時間がかかる。

雑誌についているハガキや折り込んだPRページなどは構造上巻き込んでしまうことが多くて難儀する。

具体的にはBRUTUS・Number、お前らのことだ。

とくにBRUTUSは本来紙質・作りともども好きだし一番よく買う雑誌なんだけども、雑誌の中に小冊子が貼り込んであったりとか変化球が多いので、自炊に関してはできない子扱いになってしまう。ホントにイライラした。

あと、付箋を貼りつけた本は、そのままスキャンもできるけどやはり外して補完したいので、面倒。
そもそも付箋を貼りつけてるような本を捨てるなよ、という気もするが。

なお、スキャニングの際は紙の巻き込みなどで紙を痛めてしまうリスクは高い。100%スキャニングに成功するわけでない点は意識する必要がある。

自炊で本棚の残り物を整理(4)断裁に向く本・向かない本

断裁機は、小さい子供がいること・値段が高いこと・そう頻繁に使うものではないことからDMMというサービスによるレンタルで済ませた。
借りたのは

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106
B002MRPKRC


amazonだと3万円です。

ちなににレンタルだと

5日: 3,220円 (1日あたり644円)
10日: 5,490円 (1日あたり549円)
30日: 10,640円 (1日あたり355円)
延滞: 1,288円 (1日あたり)

自分は5日でレンタルしたけど、これはDMMが発送した日からこちらが返却してDMMに届く日までなので、5日といっても実質2日ぐらいしか使えない点に注意。
それでもほとんど1日でやりたかった本を全部切っちゃったけど。

なお、最初は3月末に予約してたんだけどおそらく震災の影響でDMM側が確保できず、その場合、予約日がずれるのではなく強制キャンセルになってしまう。
2回目はきちんと届いたけど、「この日に確実に使いたい」というような人にはあまりにオススメではないシステムである。

届いて改めて思ったけど、断裁機は重くてデカイし、やっぱり刃物なので所持するのは抵抗がある。
あと、刃がなまくらになっていくので、意外に消耗品である点も注意。

ちなみに大量の本でなければクランプでカッティングマットにカッティング用定規とともに固定してやって、大型カッターで何度かスパスパ切ってやれば断裁は充分可能である。

R0012055.JPG
カメラを構える関係で手の向きが変だけど、そこは補完よろしく。

日常でも
・カッティングマット(A3がおすすめ)
・カッティング用定規(背中が金属になってる。50cmぐらいがオススメ)
・大型カッター(出す刃の量を固定できるもの)
のカカオコンボは最強なので揃えておくと重宝するのでオススメ。

クランプも接着して圧着させておきたい時に便利。
写真のものは、今はなき東宝日曜大工センターの閉店セールで購入したもので一般にクランプから想像する形状と違うんだけど(バー・クランプというらしい)、軽くてもきちんと固定できて、補完も楽なので意外にオススメ品。

��

では、断裁機を確保したところで、実際に断裁してみると、やっぱり断裁に向いてる本と向いてない本がある。

・ホチキス止めの雑誌は、一度ホチキス針をはずす必要があり面倒。

・丸背だと背中をスパッ切り落とすのではなく、一度真ん中にあたるページを開いて切る必要があるので面倒。

・切れやすい紙と切れにくい紙がある。たとえばマンガ本とか文庫本はページの割にサクッと切れる。雑誌の紙は見かけよりも切れにくい場合があった。

以上、BRUTUS・Number、お前らのことだ。

・ハードカバーだと一度表紙を切り取る必要があって面倒。

・ページ数が多いと断裁機に通せる太さに本を割る必要があって面倒。

なお自分の場合は、本の表紙カバーは場所をとらないのでスキャンせずに残しておくことにした。これは「こういう本を持っている」という物理的なデータになると思ったのと、単純にスキャンするのが面倒だったから。
そういう意味では、表紙カバーがない方がスキャニングには向いているといえる。

それでも、断裁はそんなに苦労しない。
次のスキャニングが大変なのだ。

調子にのって断裁しまくっていると、スキャニングで泣きをみるので一度スキャニングまでやってみてから、どれぐらいの量を断裁するかを考えたほうがよい。

自炊で本棚の残り物を整理(3)捨てやすい本と捨てにくい本

前回まとめてみた方針で電子化に向く本をピックアップしてみると、もうひとつ捨てにくい本というのがあることに気づく。

一度手放すと再会するのに苦労する本がそれだ。

再会、というのは古本屋で手に入れることが主だけども、部数の問題などで本そのものがなかなか市場に出ないことがある。
今はamazonマーケットプレイスという最強の古本屋があるので、たいがいの本とは再会できる。
以前はどの本も再会するのにはそれなりに苦労したから、つくづくいい時代になったもんだ。

それでも、雑誌のバックナンバーを手に入れるのはそれなりに苦労する。

そもそも雑誌なんて捨てる人がほとんどだから、市場にあまり出ない。

図書館で借りるにしても、そもそも図書館は雑誌の保管はそれほど重視していない(もっとも自分は近所に大宅壮一文庫がある、という特殊な環境ではあるんだけども、実は一度も行ったことがない)

だが、なんといってもどの号かを特定するのかが一番難しい。自分がそもそもどの号を求めてるのかが分からないから、いくら検索が発達しても再会がかなわないことがある。

そんなわけで、これまでそれほど重要と思ってない雑誌でも捨てることができなくて、本棚を占有しがちだった。
雑誌はカラーが多いから意外と重いし。

だけど、これからはスキャニングしちゃえば心おきなく捨てられる。

これは大きい!

2011年5月18日水曜日

自炊で本棚の残り物を整理(2)電子化に向く本・向かない本

本は大きく分けると

・読み物(ex.小説)
・資料(ex.リファレンス本)

という分け方ができる。

現状は圧倒的に「資料」の方が電子化に向いている。

いろいろ発売されたとはいえ、オーディオにおけるiPodのような決定打となるデジタル文書ビューワーがまだ存在しないため、元の本と同じように楽しんで読書できる状態ではないからだ。

ただし、辞書は資料であっても電子化に向かない。これは本自体に検索機能がついてるから電子化するとその検索機能が使いにくくなってしまうからだ。

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また、データ的な分け方だと

・文字中心の本
・白黒の線画中心のグラフィック+文字情報(マンガ)
・カラー中心のグラフィック+文字情報(雑誌)

とも分類できる。

これらがそれぞれ電子化に向いているかいないかを検証してみよう。

文字中心の本

文字はスキャン前後で失われる情報が少ない、という点では向いているといえる。
しかし、自分が持っている文字中心の本は資料より読み物が多いので、それほど電子化向きではないと判断。
今回はほとんど読み返すことがないだろうという本を選んだ。

マンガ

マンガはほぼ読み物である。
なので、こちらも文字の本同様、おそらく読み返すことがないだろうと思うものを選んだ。
それでも、何冊も続く大長編よりも「ギャラリーフェイク」みたいな連作短編の方がデジタルビューワで読む気がすると思った。
つまり、現状の電子書籍は「つまみ読み」と相性がいいんだと思う。

・カラー写真の多い雑誌など

スキャンしちゃうとちょっとデータ的にやや残念な感じになるけど、書籍のまま保存しておくよりも格段に見たいページを探しやすくなるので、かなり相性がいいと感じた。

なお、「絵本」はサイズや紙の質感など本自体に楽しさがあること、子供が電子化文書を読む機会は今のところ少ないこと、などから向いてない。

自炊で本棚の残り物を整理(1)

このところ自宅で、本を断裁・スキャニングして電子化するという、いわゆる「自炊」をやってみている。

自分の場合、本を電子化して活用する、というよりも本を捨てるきっかけにする、というのが導入の大きな理由である。
なにせ、スキャニングするために本をざっくり切るわけなので、さすがに捨てようと思わせられる。
本との別れの儀式といえよう。

だから、たとえば本の背中の糊をはがしてスキャン後、またのりづけしてもとに戻す、という方法も動画で見たけど、これでは結局本が捨てられないから僕にとっては意味がない!
「pdfのモバイルビューワー向け最適化」とか「検索用にOCRで・・」とかに関してのノウハウもスルー。

あくまで「処分しようかどうか迷ってるレベルの本」を自炊によって処分する、という視点で数回に分けてレポート。

雑貨の勢力図

あの「雑貨カタログ」が休刊、
さやか姐さんが西荻窪から谷根千方面へ引越し
栃木県益子を一躍コジャレ化した張本人starnetが東京のしかも馬喰横山に登場、
来月号の「oz magazine」は馬喰、蔵前あたりの特集、

などなどなんだか雑貨界隈がそわそわしてる感じ。

これまで西荻窪~吉祥寺の中央線ライン、恵比寿~代官山ライン、自由が丘などが雑貨の中心地だったのが、ここ最近は谷根千とか下町方面に動きを感じる。

勢力図が変わろうとしているのか・・?


2011年5月12日木曜日

ワークショップなゴールデンウィーク

今年のゴールデンウィークは、5/2(月)・5/6(金)に有給休暇をとって、10日間たっぷり休んだ。
その一部を記録。

●4/29(金)第35回 2011 日本ホビーショー@東京ビッグサイト

ホビーショーといっても、プラモデルや玩具ではなく全体的に女子寄り。うちの奥さん・娘ふたりはワークショップに参加してちょっとした小物を作った。
自分は所さんオススメのネジザウルスを名前刻印サービス付で手に入れた。が、帰ってきたら買った値段より少し安くAmazonで売ってた。ギャフン。

全体的には面白い催しだった。

●5/1(日)「ドラえもん のび太の新鉄人兵団

映画サービスデーだったのでなにか見ようと思い、見逃していた鉄人兵団を家族で鑑賞。
オリジナルが上映されていた頃は小学生高学年というちょうどドラえもんをバカにしてるような時期だったこともあり、あまり思い入れがなかった。
ところが!
評判通り、原作やオリジナル映画の足りなかった部分をうまく補って非常に引き込まれる内容になっている。これは「のび太の恐竜2006」に次いで好きだ!

●5/2(月)所さんの世田谷ベース ~史上最大のニコタマ上陸作戦~ @玉川髙島屋S・C

あらかじめwebサイトを見ていてビミョウな内容だと思ってたけど、やっぱりこれはちょっと・・という内容だった。入場料500円でも高過ぎ。高島屋のイベントっていつもこんなんな気がする。

●5/4(水)修善寺・虹の郷

家族で伊豆方面に観光に行くのは初めて。
虹の郷はいわゆるテーマパークで、webで調べてもたいしたことない場所のように思えるんだけど、個人的に園内を走る15インチゲージ鉄道がツボすぎ。小さいけど本物の蒸気機関車が走っている。

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博物館も非常に丁寧に作られていてじっくり見てしまった。博物館の図録のようなものがあればよかったなぁ・・。

焼く前の粘土に字を彫って作る陶印作りのワークショップに参加。篆刻とは違ってサクサクッと掘れて気持よかった。
娘たちは押し花キーホルダー作りに参加。

●5/5(木)酪農王国オラッチェ@函南

函南は修善寺から少し離れた場所で、箱根の南、というのが地名の由来らしい。ゴールデンウィーク時期に牧場に行くのが好きで寄ってみた。
無料で入れるだけあってこじんまりとしてるけど、ちょうど子供の日でいろいろとイベントをやってたこともあって半日遊べた。大人向けの竹馬大会(といっても出走数は5、6人だったけど・・)に参加して、優勝!

長女が、木の実などを使ったドアプレート作りに参加。

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●5/8(日)みちくさ市@雑司が谷手創り市@鬼子母神

みちくさ市は、一箱古本市と学校を会場にしたブングテンがメイン。
古本はなかなかのラインナップで2冊ほどゲット。

ブングテンでは子供たちがバインダー作成のワークショップに参加。いわゆるスクラップ&コラージュ素材が沢山用意されていてなかなか素敵なものが作れる。

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手創り市は4月に続いて2回目。前回と出店者がけっこう違っていたのが驚き。3品ほど購入。

●5/8(日)島田ゆか&ユリア・ヴォリ絵本原画展@銀座松屋

前々からバムケロシリーズの島田ゆかさんの原画は見てみたいと思ってたんだけど、原画自体は絵の質から印刷されたものとものすごい違いがあるかというとそうでもなかった。
むしろ本人のインタビュー映像や物販、バムケロカフェがよくて、とくにカフェでは絵本に出てくる料理が再現されていてなかなかツボをおさえている!

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オマケでもらえるガラゴのミニチュアカップがうれしすぎ!

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震災のチャリティで原画・版画・絵本の販売を行っていたので何点か購入。いいチャリティに出会えてようやく自分自身で納得できる寄付ができたよ・・。

全体的になんだかやたらと子供たちがワークショップに参加してたゴールデンウィークだった。
最近、雑貨でも手作り系に興味が移ってきたので、ついついそういう場所やイベントに足がむくんだろうなぁ。

2011年4月28日木曜日

バリスタモン

うちの子供は二人とも娘なので、男の子文化とは今ひとつ縁遠い。

ちょっと気になった「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」もこっそり一人で行ったし、6月公開の「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199 ヒーロー大決戦」も子供をダシにはできなさそう……。

そんな自分だけど、たまたまおもちゃ売り場の前を通りかかったらこいつが目に入った。

デジモンクロスウォーズ デジモンソフビシリーズ02 バリスタモン
B003NB7IIU


懐かしのソフトビニール人形で、カラーリングがタイムボカンっぽい。先述のようにどんなキャラかもさっぱり分からないけど、なんか気になって買ってしまった。

いいなぁ、これ。

2011年4月27日水曜日

「ふくろ小路一番地」はおすすめ

本を読む方ではあるけど小説を手に取ることは少ない。

なにせミステリはとくに「~殺人事件」の類がまるで興味なし。何冊か読んだけどまるでピンとこない。
SFは、自分はSFアニメなんかで育ったからイケるのかと思いきや、前に書いたように名作「夏への扉」すらいまひとつ、最近読んだ新訳「たったひとつの冴えたやりかた」も、やっぱり面白さが分からなかった。

そんな中、自分が意外に面白いと思ったのが児童文学。いわゆる岩波少年文庫とかである。
数年前にケストナーの「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」「エーミールと探偵たち」「点子ちゃんとアントン」を読んで、やや昔の海外の生活描写がグッときたり、なんといっても一冊読むのにあまり時間がかからないのも良かった。
最近、新訳が増えたのも読もうと思うきっかけになっている。

もともと子供時代に全く本を読まない子供だったので、このあたりの名作群が自分の中でスッポリ抜けているため新鮮なのもあると思う。子供の頃から読書家だった人にとっては「なにをいまさら」なんだろう。

最近読んだものでは、

ゆかいなホーマーくん (岩波少年文庫 (017))
ロバート・マックロスキー Robert McCloskey
4001140179


著者自身による挿絵にひかれて読んでみた。アメリカの田舎町が舞台なのが好きだった。

ふくろ小路一番地 (岩波少年文庫)
イーヴ・ガーネット
4001141590


岩波少年文庫60周年の冊子で江國香織がプッシュしていたので興味を持った。
イギリスの田舎町の、貧乏で子沢山の一家の話なんだけども、たくさんいる子供たちの個性がそれぞれ章立てされきちんと描かれていてよい。とくに次女ケートの帽子の話が好き。
最終章のロンドンに行く話は、おばさんやら親戚やらごちゃごちゃ出てきて途中ちょっとよく分からなかった。海外小説って登場人物がごちゃごちゃになったりして「よく分からなくなる」ことがある。
そこを差し引いても「ふくろ小路一番地」は面白かった。

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)
メアリー ノートン ダイアナ・スタンレー
4001140624

アリエッティの原作だけど、これは正直いまいちだった。訳が古いと思う。

あとこれから読もうと思っているのは、

青矢号―おもちゃの夜行列車 (岩波少年文庫)
ジャンニ・ロダーリ 平澤 朋子
4001141663

おもちゃが動き出す系の話はツボ。

トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))
フィリパ・ピアス スーザン・アインツィヒ
4001140411

以前からいろんなところで「名作」「必読」として見かけるんだけどもジャケが恐いのと内容がちょっと暗そうなのとボリュームがあるのとで敬遠してた。先日古本屋で見かけたので購入。

そういえば、~2011/6/26まで世田谷文学館で「リンドグレーン展」をやってます。
リンドグレーンは読んだことがないけど、世田谷文学館が近所なので行ってみた。主に挿絵の展示なんだけども、映画を少し見たことがある「やかまし村」を読んでみたくなった。

2011年4月21日木曜日

藤井青銅のラジオ本

ラジオというともっぱらFM派で、夜は眠くなるたちなので深夜放送ともあまり縁がなかった。

だもんで、「夜更かししてオールナイトニッポンを聞いた」というような経験もなく、今回いろいろ調べるまで民放AMのキー局には「TBSラジオ」「文化放送」「ニッポン放送」があって、後者2局ともフジサンケイグループ、ということすら知らなかった。

という具合なんだけども、ラジオやテレビなどで時々目にする「放送作家」というのが何をする仕事なのか?というのは前々から疑問ではあった。

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「藤井青銅」というと中学生の時にアニオタの人たちが「最近読んで面白かった本」に、彼が書いた今でいうライトノベル「死人にシナチク」を挙げていたので、その名前を覚えていた。
それゆえずっとアニメ畑のライターだと思いこんでいた。

その後、いっこく堂のブレーンにその名前を見かけたりして、あれ?と思ってたんだけど彼の自伝的エッセイ、回顧録を読んで、元々はラジオドラマ系の放送作家であることがわかった。
ラジオな日々
藤井 青銅
4093877122

「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選者なんだけど、決して濃いSFの人だったり、作家志望の人ではなかったよう。とくにラジオ好きでもなかった、というからけっこう不思議な人ではある。

彼が新人作家として活躍したりしなかったりする80年代のAM民放ラジオの裏話がいろいろ書いてあって、こういったエンタテインメント業界の裏話が好きな自分にとっては美味な本だった。

とくに印象に残ったのは

・先日のNHK-FM「今日は一日大滝詠一三昧」で亀渕昭信氏が話していた小林信彦の原案、大滝詠一演出の「マイケル・ジャクソン出世太閤記」は藤井青銅が脚本。
・ブレイク前の松田聖子のエピソード
・星新一のエピソード

あたり。
新人作家、という不安な目線から書かれているのも読みどころ。

もう一冊、というか実はこちらから先に読んだんだけど、
ラジオにもほどがある (小学館文庫)
藤井 青銅
4094086072

こっちは「ラジオな日々」以後の伊集院光とのやりとり(芳賀ゆいのエピソード)、いっこく堂のブレーンとしてのエピソード、オードリーの話など、90年代以降のお笑い寄りの内容。ラジオが中心だけれども「ラジオな日々」よりも薄味。
どちらかというといっこく堂の舞台が好きだったので、そちらのエピソードのほうが面白かった。

2011年4月20日水曜日

鬼子母神の手創り市に行った。

前から興味があった、鬼子母神の「手創り市」に先日ようやく行くことができた。

鬼子母神の境内、つまり屋外で開かれるマーケットなんだけど、出店者の参加要項に



ご自身で作ったもの以外での出展はできません。
Ex. 海外の少数民族が作ったアクセサリー → 出展不可です。

※手作りの作家さんが自ら出展・販売される事が原則となります。
 手作りの作家さんの作品を扱うお店としてのご参加、または代理での販売は出来ませんので、
 ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。


2. 古物全般、不要な贈答品等は出展できません。
発見された場合には出展取り消しとなりますのでご了承ください。


とあるように、「自作縛り」が強い。

そのため、いわゆるフリーマーケットと一見似ているけど雰囲気がまるで違うのが面白かった。

まず、フリーマーケットなどにある「多少ボッてでも・・」というような商売っ気がかなり薄い。
とくにアンティークなんかだと、つけた価格に対する判断は買う人に委ねられるので値段が信用ならないが、手創り市の場合はハンドメイドゆえ決して安くないものの、儲けてやる!という雰囲気はない。

もうひとつ、素人のフリマでありがちな、「これいらんから二束三文でいいから買ってって」という出品物のクオリティの低さ、というのも皆無。
作った人が目の前にいて、その人の自信とサービスの葛藤で値段がつけられ、手作りだからこその「質」がある。必ずしも高品質、ではないんだけど、売っているものに対する丁寧さとでもいおうか。

そして、「ここでしか買えない、買いにくい」という魅力もある。

フリマを否定するわけでも手創り市を賛美するわけでもないけど、この独特の雰囲気が新鮮だった。

結果、湯呑み1000円、グラス1500円、サツマイモとほうじ茶のジャム800円を購入。
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グラスは、写真では分かりにくいけど微妙なカーブがあって、見た目もよいし、持ちやすい。
サイズが小さいのにその店で一番高くて、でもこれがいいなぁと思って「これください」と言ったら、こんど量産しようと思ってる品の試作品で自信作だからうれしい、と言われた。
こういうやりとりも面白い。

次回は通常の第三日曜日ではなくてゴールデンウィーク最終日の5/8(日)に開催予定。また行くかも。

2011年4月3日日曜日

寄付に慣れてない

自分でもケチというか財布の紐が固いほうだと思うので、普段から積極的に寄付とかをするタイプではない。

でも今回の震災を見ていると、社会人になって長いんだし、さすがになんらかの支援をするべきなんだろうなぁ、と思う。

なんだけども、たとえば数万円を募金箱にポン!と入れるのは躊躇してしまう。

なんでだろう、と考えてみたんだけども、まぁありがちだけどもそのお金がどう使われるのかがよく分からない。
中抜きされてないだろうな?というのもあるし、ちゃんと使われた場合でも他の多くの寄付金に吸収されて自分の「数万円」がどう使われたかは誰にも分からない。税金と一緒だ。
これが「~に使いました」というフィードバックが返ってくるのならいいんだけどなぁ。

自分にとって余分だけど必要とされているものを提供する、というのは大いにありだ。
少し前に献血をしたけど、あんなことで助かる人がいるなら機会があれば続けたいと思う。
でも、日頃から無駄なものを整理しがちな自分にはあまり余分なものはないし、震災の支援に関していえば送って嫌がられるものだと逆効果で、「~募集」と言われて余分にあれば出す、というスタンスになる。

寄付をする自分にもなんらかのメリットがあればいいのかもしれない。

むろん、「寄付というのは見返りを求めるべきでない」というのもあるんだけど、そういう建前はおいといて、まずは困っている人にお金etc.が届く、ということをゴールにして考えてみる。

そこで、はたとチャリティー」ってそういうものなのか、と思った。
これまで「チャリティー」ってその独特な雰囲気もあって(というかそのほとんどは大嫌いなあの「24時間テレビ」のイメージだと思う)なんか胡散臭いなぁと思ってたけども、たとえばチャリティー・オークションで「困っている人の役に立つ」というのであれば普段出さない金額を出してもかまわない、と思う。

とはいえ、たとえばチャリティーを目的としたCDってなんかしょうもないんだよなぁ。欲しくないというか。だったら、たとえばiTunesやAmazonでの対象商品の買物がどれも10%UPになって、その分がチャリティになる、とかいうなら好きな曲をバンバン買うんだけど、そういうのって難しいのかなぁ。ネットショップだと実店舗より現実的だと思うけども。

というわけで、今のところチャリティー・オークションをいろいろと覗いてる最中。

個人的にはよく遊びに行ってる益子が被害を受けたので

あの浜田庄司作品も破損…益子焼被害総額7億超

何らかの寄付ができるといいと思ってるんだけども・・。

「チョイ足し」に憧れる。

雑誌を読んでいても、食べ物関連の記事ってあまり読まない。
おいしいものは食べたいけど、積極的に情報を得て、とまで思わないからだと思う。

だけども、ちょっとした料理、とくにコンビニで買える食材に+αして楽しむ、いわゆる「チョイ足し」には反応してしまう。

親の方針と田舎育ちだったことで、ファストフードとかコンビニとかには縁遠い食生活を送ってきたため、あまりその手のインスタントな味(というか匂い)を「おいしい」と感じることはない。
けども、そこにちょっとした工夫を加えることで味を格上げするという「チョイ足し」には料理がほとんどできない僕でもできそうな「料理への第一歩」をそこに感じる。

「既製品を加工する」っていう発想が自分にはなかなかないのが原因かもしれない。
たとえば

・持ち物にシールを貼る
・シャツに自分でアイロンプリントする
・おもちゃに色を塗ったり加工をしたりする
・100円ショップで売っているものを材料として工作をする
・ミュージシャン砂原良徳がやっていたけど、自分で既製のCDをリマスターして楽しむ

などは同じようにハートにザックリと刺さる。

所さんの世田谷ベースもこの手の「ちょっとした+α」で楽しむことを紹介していて面白いんだよなぁ。


2011春 番組改編メモ。

春になると新しいテレビ番組が始まるけど、子供が見てるのも含めてメモ。

●新番組

4/1 NHK デザイン あ
デザイン 佐藤卓、音楽 CORNELIUSという教育テレビらしい人選。だけども「ピタゴラスイッチ」とか「2355」みたいなユーモアがなく、ウンチクを語るでもなく、見ててちょっとツラかった。スカしすぎのような。

4/7 NHK BSプレミアム「へうげもの
マンガは最高に面白いけど、なんとなくアニメにしてもだめな気がする。

4/7 MXテレビ「シュタインズ・ゲート
PC版は最初のエンディング(バッドエンド)で力尽きた・・。基本的にアドベンチャーゲームが苦手なんだよぉ・・。何度「これ小説で読ませてくれ!」と思ったことか。
でも話が気になるので見る予定。

●うちの子供たちの新番組

4/2 テレビ東京「とっとこハム太郎でちゅ」
長女がラスト近くでいやになって見るのをやめた「めちゃモテ委員会」の後番組は、なぜか「ハム太郎」再放送で、うちの子供たち大喜び。

4/9 テレビ東京「ジュエルペット サンシャイン 」
なんかキャラが大人っぽくなるんだなぁ。

あとは相変わらず「スィートプリキュア」も観てる。

「リルぷりっ」てのが終わったので(時間帯が違うけど似たような路線の「プリティーリズム・オーロラドリーム」てのが始まるみたいだが面倒なのでだまっておこう)、トータルでは観る番組が減ってるので、よしとしよう。

●これまで見てた番組も、継続して放送。

「にけつッ!」
「空から日本を見てみよう」
「アメトーク」
「カーグラフィックTV」(BS)

●番外。

「おかあさんといっしょ」
モノランモノランがリストラされて、なんだか70'sなキャラになってた。

2011年4月1日金曜日

ずっと「バウワウ」だと思ってた

これまで「なぜ藤子F作品にはほとんど単行本になってない作品があるんだろう?」と思っていたけど、現在小学館が刊行している藤子・F・不二雄大全集によってそういう作品がまとめて読めるようになった。


藤子F信者といえど、藤子先生の作品に傑作とそうじゃないものがある、というのは認めている。
やはり全集の中でもマイナーな作品というのは、なるほど、たいてい面白くない。

前に書いた「ドビンソン漂流記」もずっと読んでみたかったけど、いざ読んでみると面白くない・・。

そして今回刊行された「バウバウ大臣」も小学館の学習雑誌というメジャー媒体に連載されながらも、面白くない・・。

どちらも宇宙から闖入者がやってくる、という「ウメ星デンカ」みたいな内容なんだけど、
「ドビンソン漂流記」の場合、最後まで宇宙人ドビンソンが主人公たちを見下していて仲良くなる感じがない。
「バウバウ大臣」も、バウバウが一方的に主人公を自分たちの王子だと言いはって迷惑かけることが多くて、主人公は最後までバウバウを厄介に感じている。

「オバQ」から始まるこういったタイプの作品の場合、やはり主人公と闖入者が絶妙な関係を作れないと成功しない。

だから、「ドビンソン漂流記」のあとの連載である「キテレツ大百科」では、同じ「発明」を取り入れても「発明をするのは主人公(英一)、それをひっかきまわすのが闖入者(コロ助)」にしている。

「バウバウ大臣」は誰が読んでも「チンプイ」の原型になっていて、「チンプイ」では高い能力を持つ「ミウミウ女官」にあたる宇宙人を闖入者(チンプイ)とし、単にめんどくさいだけの「バウバウ」は時々やってくるワンダユウにしてうまく整理している。
チンプイは、主人公エリとうるさいワンダユウの中立的立場なので、チンプイとエリの関係性が絶妙なのだ。

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ところで「バウバウ大臣」で面白いというか珍しいのが、そのヒロイン。
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藤子F作品のヒロインでこの「目」は他にないんじゃないのか?
なんかすごい脇役の「目」だよなぁ・・。読んでて「え、この娘がヒロインなの?」とびっくりした。

2011年3月31日木曜日

ACとか。

「あえて言うが、ACジャパンのCMは飽きた。」とTwitterで書いたけど、自分以外にもそういう声が多くて、なぜかACがサウンドロゴを削除することになったり、「こんな時期に内容がおかしい」とかもはや言いがかりレベルの苦情も多く、仁科親子困惑ってな珍事態になってたけども。
「人は同じCMを流されると苦痛である」というのは発見なんじゃないか。

仕事が再開した3/22(火)では、職場ではもちろん震災の話題が多かったけど、「AC」にまつわる話も多かった。

友人となんでここまでみんなネタにするのかね?と話してたところ、
「今のテレビでここまでみんなが同じコンテンツを見る、ってことがないからじゃない?」
との答えで、なるほど!

だってこのありさま。

「グレートありがとウサギ」


立体。
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「超AC合体グレートポポポポーン」
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パロディの完成度も高いけど、それが分かる人が多い、というのはパロディを作る人にとってモチベーションが上がるよなぁ。

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あと、「不謹慎」に関しては、昭和終わりの「自粛」を思い出しちゃう。

井上陽水 「みなさんお元気ですか」
自粛前


自粛後


余談だけど、このころチェルノブイリ事故の影響で「メルトダウン」という言葉が流行ったのも思い出す。PSY・Sの「薔薇とノンフィクション」(作詞:松尾由紀夫)
「37°8´のデジャ=ヴいましかできないことが いまあるはず炎の メルトダウン」
とか。
当時のブルーハーツとか佐野元春とかの反核ブームってあまり話題にあがらないなぁ。

また、ちょうど今年の1月に、友人が紹介してくれた阪神淡路大震災の裏話は今こそ「拡散」するべきなんじゃないか??

http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/20110116

その悲惨を乗り越えるには笑うこと、笑える力ってメッチャ大事やぞ!と。それまで嫌ってた人とかまったく知らん人と笑いを共有するってすごいパワーになるんですよ。最後に勝つのは笑いとユーモアやぞ!ってね、そういうことをね、あの震災に関しては誰かそろそろちゃんと言わなあかんぞと思うんですよ。


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あと、最近思ったことメモ。

・AC「思いやりの気持ち」って「宮沢賢治」じゃないのかよ!!「宮澤章二」って誰だよ!?

・AC「思いやりの気持ち」の曲ってPSY・Sの「風の鏡」を思い出す。2分36秒あたりから。

・節電はドラえもんの「ありがたみわかり機」を「電気」と言いながら押してる気分。

・雨の東京を傘をさしながら歩いているとどこからか「2つでじゅうぶんですよ!」と聞こえてくる。

こっちは酸性雨か。

・仁科仁美って松方弘樹の娘だってことはみんな知ってるのかな?
 なお、今調べたら仁科仁美の兄の奥さんって多岐川裕美の娘・多岐川華子なのね。

・福島第一、初号機・弐号機・・。同世代の人は絶対思ったはず。

2011年3月27日日曜日

20110311

23区在住で勤務地も新宿なので、地震の影響は多少受けた。

揺れたのは会議中だったけど、耐震ビルの8Fということもあり、グワングワンした横揺れで、「こりゃ関東大震災が来たか!」とその場にいた人がみんな思ったはず。
しかし、体裁もあるのか意外とみんな机の下とか潜らないのね。

その後、一応上着とカバンと座布団(70%ぐらいはオシャレのため、20%ぐらいは座位置調整のため、10%ぐらいは防災のために家から持参してた)を持って外へ出た。

地震直後に喫煙所で落ち着かせるためかタバコ吸ってる人が多かったけど、あれは危ないよなぁ・・。

カバンの中にアナログテレビ1~12chも聴けるポータブルラジオ(暇つぶし対策70%、どうしても気になるスポーツ中継対策20%、防災対策10%)を常備してたので重宝した。

職場に解散命令が出たので、甲州街道を2時間ばかり歩いて帰宅。途中念のためコンビニでパンとか多めに買っといたけど、その時は品は余りまくってたなぁ。

帰宅後は、テレビ見てダメージ受けて、原発が気になりまくる、という感じだった。

翌週は仕事もほぼ休むになったけど、基本は自宅待機でちょっと外出るにも原発が・・、というかなり特殊な状況だった。なにかをしよう!という気にはなかなかなれず。
ちなみに計画停電はうちが環八の近くのせいなのかグループにも入っておらず、今のところは影響なし。

それにしても3/6の日曜日に車で湘南の方に遊びに行っていて、大磯の人気のない海岸で子供と貝とか石とか拾ってたけど、もしその日の同じ時間帯に地震と津波が来たかと思うとちょっと怖かった。

そんな中、一番興味深かったのはやっぱり「AC」にまつわる様々なことだった。

続く。

2011年3月6日日曜日

しつこくトラクターの話。

普段なにげなく使ってる単語で「もともとどういう意味なんだろ?」と思ったとき、ちょっと調べてみると楽しい。
とくに今はネットで調べられるので、手軽だ。

たとえば、しつこく話題にするけど、「トラクター」。

tractor 【名】トラクター、牽引車

tractは「引く」意味を持っていて、引用したり引っ張り出す単語に「tract」が入っている、という。参考:http://www.alc.co.jp/eng/vocab/etm-cl/etm_cl055.html

なるほど!
道とか軌跡とかを意味する「track」も関係あるのかな?

では「トレーラー」はというと、

trailer 【名詞】【可算名詞】引きずる人[もの], あとについていく人[もの]; 追跡者.

なるほど、トラクターとトレーラーは「引くもの」と「引かれるもの」なのか。

ここで疑問が。
鉄道で、たとえば先頭の機関車のことはトラクターと言わない気がする。あれも引っ張っているという意味では「トラクター」のように思えるのだが。

う~んと考えて、こうじゃないかと思った。

『鉄道は、引くものと引かれるものを特に区別せず、それ全体で一つの存在=「train」と考える』

ちなみにtrainを調べてみると

train
【名詞】【可算名詞】
1.列車。複数の車両が連結された電車・列車をいう。一台一台はcar、carriage
2.〔人・車などの〕長い列,行列,連続 〔of〕.


うーん、なんかそんな気がする。

この、車と鉄道の違いは面白い。

ちなみに、トラクター、トレーラー、トラック、トレイン、て語源が同じなんだろうか?


玩具と雑貨

以前の「模型と玩具の間には」という記事で、模型と玩具の共通点・相違点について書いた。

この模型と玩具とはまた似て非なるものとして「雑貨」がある。
「雑貨」の定義は難しいけれども、相変わらずトラクターが気に入ってるので、これを使って考えてみたい。

たとえば、このトラクターを

こうすると
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「模型」的風景となり、

こうすると
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「玩具」的風景となり、

こうすると
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「雑貨」的風景となる。


模型的風景では、オブジェの組み合わせが実世界に準じて・かつスケールも一致しなくてはならない。

玩具的風景では、スケールはでたらめでもいいけども、組み合わせの中に元の世界の模倣がみられるはずだ。
上の写真だと、トラクターとクレーン車という組み合わせはありえないけど、重機とそれを運ぶトレーラーは実際に存在しているため、それぞれの役割を考えるとマッチしている。
ちなみにこのトレーラー、ちょうどトミカサイズなのは偶然なのか!?

雑貨的風景では、組み合わせもスケールもでたらめ。

雑貨の場合は、トラクターの実世界での泥臭いリアリティは切り離されて、「手のひらサイズのタイヤのついたオブジェ」として扱われる。
だから、組み合わせもスケールもでたらめでも、組み合わせた人が許せば、ありとなる。
基準は主に「かわいい」かどうか、にかかっている。特にカラーリングと質感の組み合わせは重要だ。
そこに初めて雑貨的風景が広がる。

まとめると

・元の世界を意識してる点では、模型と玩具には共通性がある。

・組み合わせのでたらめさでは、玩具と雑貨には共通性がある。

・基本的に触らない・鑑賞するものという点では、模型と雑貨には共通性がある。

のではないだろうか。

2011年3月2日水曜日

男の子の入れ物

こないだちらっと紹介したけど、
ドイツsiku(シグ)製1/87「ランツ ブルドッグ トラクター トレーラー付 SK1635」
がお気に入り。
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なにがいいって、後ろについているトレーラーがよい。
何かしら運べる、という要素はなんかうれしくなってしまうのだ。

たとえば、女性雑誌なんかで有名人とか読者のカバンの中身を大公開、なんてネタがあるけど、あれを見るのがとても好きだったりする。
「女子にとってのかばん」というのは特別なものであることはうちの女性軍(妻・幼稚園の娘二人)を見ていても分かる。メルヘンチックにいうと、彼女たちはその中に「サムシング・キラキラ」を入れようとするのだ。
それはラメ入りグッズ、とかそういうことではなく、なにか気持ちをキラキラさせるものならなんでもいいらしい。カバンにそういうものが入っていることは化粧と同じく、女子を特別な気持ちにさせるのかもしれない。

ちなみに僕は筋肉が少なく重いものを持つとすぐに肩がこるので、鞄の中身は厳選してできるだけ軽くするんだけど、男子にとってそういう入れ物ってなんだろうと思った時に、このトレーラーとかトラックの荷台部分なんかがそれにあたるんじゃないかと思った。

そりゃま、大人になってトラックの荷台にトキメクわけではないけど、子供にはそういうミニカーが人気あったりするし、実際になにかをのせて遊ぶことができるのは大きい。

たとえばピックアップトラックを見て「いいなぁ」と思う男子は少なくないのでは。
実際には荷台の分だけ人数が少なくなるので購入の選択肢としては入りにくいんだけど、その荷台に「なにかいろいろできそう」という可能性を感じるんじゃないか。
小さい車でも、

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旧ホンダバモス 

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HONDA T360

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コニー・グッピー

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スズキ マイティボーイ(♪金がないけど ロックンロール) 今見るとすごいいいなぁ!

などなどのピックアップトラックに僕はとてもひかれていることに今になって気づく。

ラジオフライヤーをついつい買いそうになってしまうのも、同じ気持だと思う。
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