2007年12月31日月曜日

A先生ならではのイヤなやつだった>ベラボー

立体で見ることなんてないと思っていたものが立体化されると思わず笑ってしまうけど、怪物くんの「ベラボー怪星人」も大爆笑。

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藤子キャラの秀逸なフィギュアを出しているメディコムトイのヒョンヒョロとかも笑えたけど、これにはかなわない。

*

藤子キャラではないけど、赤塚作品からバカボンとア太郎を立体化したこちらも、ひとつ200円としてはかなりの出来。

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これ、ためしにひとつ買ったら「きみ」というバカボンパパのバカ田大学後輩なんてもっともいらないのが出たんだけど、デフォルメの丸め方とかサイズとか個人的にはドンピシャ。
特に欲しかった「カメラ小僧」は確実に手に入れよう、とヤフオクで入札に参加してたらなぜか1000円超える値段までつりあがって早々にあきらめる。
いつものように通販で買ってしまおうと、食玩本舗さんを見に行ってついでにバカボン一家やア太郎などもカートに入れていったら、けっこうな金額に。
これならまとめて手に入れた方がいいのでは、といろんなwebサイトでチェックして、送料が無料のAmazonで購入。¥3,645円。

ところが届いてから気づいたんだけど、これが24種コンプリートセットではなくて、20種の1BOXだった……。つまり4種欠けてるんだけど、それらが
「ハジメちゃん・×五郎・デコッ八・ニャロメ」
というそれぞれの作品の主要キャラがそろわない状態。
とくにハジメちゃんがないのが悲しかった……。

ちなみに先ほどの「食玩本舗」ではノーマル24種セット4999円+送料、ヤフオクの業者は3,870円+送料でコンプリートセットを売ってました。参考まで。

下手のサイド好き

「レイトン教授と悪魔の箱」は、「ナゾ104:バニッシュ!4」「ナゾ141:バニッシュ!6」、ラスト問題「ナゾ153:悪魔の箱」がどうしても解ける気がしなくて解法を見てクリアしたけど、一応コンプリート。面白かった。三部作のラストもたぶん買う。

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さて、同時期に買ったのが「アルカノイドDS」。

アルカノイドDS パドルコントローラ同梱版
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こちら、パドルコントローラのサイズ的に旧DSと相性がよくて、そちらに挿してプレイ。旧DSは非稼動時が多いからちょうどいい。

実は「ブロック崩し」というゲームが、へたくそなわりにけっこう好きで、パソコンのフリーソフトを見つけるとダウンロードして遊んだりしていた。

でも、そういったフリーソフトで遊んでいていつも思うのは、「コントローラーが丸くてくるくる回すやつじゃないとイマイチだなぁ」というものだった。たとえば←→といった入力ではバーとの一体感が薄いのだ。そしてその一体感こそがこれらのゲームの面白さなんじゃないかなぁと思った。
ちなみに就職活動のときにゲーム会社に提出した企画書がアーケードの大型筐体向け3Dブロック崩しで、自分の視点がバーになっているという今考えると絶対無理でしょそれ、てなものだった。あぁ恥ずかしい。でもバーとの一体感という意味ではその頃も同じことを考えていたのかもしれない。

オリジナルの「ブロック崩し」の系譜から、唯一といっていいぐらいにブランドとなった「アルカノイド」を生み出したTAITOはそんなことは百も承知だった、かどうかはしらないけど、パドル付で発売してくれて、拍手。

もっともソフト内容的には、テクノっちいセンスがやや古いなーってのは別に嫌いじゃないからいいけど、そのわりになんか「カッチリしてない」ところが気にはなる。妙にジャギジャギしてたり。
また、点数を稼ぐとゲーム画面におけるスタイルシートのようなものやサウンドを手に入れることができるんだけど、この交換レートが渋すぎ。ちょっとこれは遊ぶ方のテンションを見誤ってる気がする。飽きが来ないように、という気持ちはわかるけども、あまりに手に入りにくくて、その割りにゲーム自体はどうしても単調なので、集めなくてもいいやてな気持ちになってしまう。この辺はサクサク集めさせて「あーいいソフトだわ、コンプリートしたけどずっと持っていよう、時々遊びたいし」と思わせたほうが得なのではと思う。

とはいってもゲーム自体は、特に僕は実はオリジナルのアルカノイドはぜんぜんやったことがないのもあって、やっぱり面白い。「ブロック崩し」みたいなのはこれが手元にあればいいや、と思わせられる出来ではある。

P.S.
「アルカノイド」といえばのぶ代であり、その話題が出ると「あの頃のドラえもんの声はよかった」とついでに書く人が多いけど、個人的にはのぶ代後期のドラの声が好き、って人は原作ファンじゃないと思うなぁ。僕は水田わさびをはじめ、今の声優人、絵柄、そしてリニューアルを敢行するという勇気ある決断をしてまたそれを成功させたスタッフに拍手を送りたい。そして、それを自ら積極的に協力した大山のぶ代という人の大きさにこそ、拍手を送りたいのだ。

2007年12月30日日曜日

年末年始の個人的注目番組メモおすそわけ

BSデジタルとかFMラジオとか関東のみのMX TVなんてのもありますが、参考までに。

この手のマニアックな番組だけじゃなくて、紅白、爆笑ヒットパレード、箱根駅伝あたりは見てしまうという正月番組に関しては保守派(笑) かくし芸は見ないけど。

12/30

BS朝日
17:00
ソノシート勝手にカウントダウンBEST33・1/3

テレビ朝日
18:30
ビートたけし緊急検証超常現象(秘)ファイル!!祝10周年も一度見たい禁断の(秘)映像100連発

NHK
19:30
“まさか”の1年・そして来年は?ニュース&スポーツハイライト

BS朝日
21:00
HIT SONG MAKERS~栄光のJ-POP伝説~ 「林哲司の軌跡…」

NHK
21:15
スポーツハイライト2007

MX TV
21:30
カーグラフィックTV 「クラインバーゲン・ミーティング パート1」
以前当blogでも取り上げたマイクロカーが集まるという、信じられないクラシックカーイベントのレポート。今回紹介している中でもっとも楽しみにしている番組(1994年に放送されたものだけど)。
パート2はその次の週1/6に放送。

TBSテレビ
22:00
あの伝説の番組再び!“イカ天2007復活祭”名物バンド激レア映像今夜限りの大放出SP

12/31

NHK-FM
9:20
今日は一日“みんなのうた”三昧
NHK教育
17:00
今日は一日“みんなのうた”三昧(最後の17:00~18:50だけテレビでも放送)

テレビ朝日
12:00 年忘れ!吉本お笑いオーケストラ

1/1

NHK-BS2
15:30
初笑い!オールスター昭和なつかし亭

BS11デジタル
18:00
劇場版「機動戦士ガンダム」3部作
機動戦士ガンダム/機動戦士ガンダムⅡ哀・戦士編/機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙(そら)編

NHK-FM
22:00
小山田圭吾の中目黒ラジオ

��↓年始じゃないけど、前から書いておきたかったんで追記メモ)

1/10

フジテレビ
24:45
そういえば、墓場鬼太郎のアニメが放送開始、ってのが個人的にかなりうれしい。
毎週木曜日“ノイタミナ”枠他。
「墓場鬼太郎」は最近角川文庫入りして手に入りやすくなって喜ばしい。プリミティヴなしげるワールドが堪能できるはず。

ときめいてプランテーション。

隣駅である東急目黒線武蔵小山はオバチャン向けの商店街が中心の町なんだけど、駅前に知る人ぞ知る「PET SOUNDS RECORD」なるレコード屋がある。最近まで駅周辺の開発のため移転してたんだけど、今はまた駅前に戻っている。
店名からビーチボーイズ専門店か?と思う人もいると思うけども、確かにビーチボーイズはそろえているけどどちらかというとヤマタツの方が力を入れてるような印象。だから日曜の昼過ぎに行くと「サンデーソングブック」の放送が店内でも流れていたりした。

つまりはイヤな言い方かもしれないけど「趣味のよい店」というラベルがぴったり。
J-POPの新譜は仕入れてるけどナイアガラ関係は常備とか、かといって昔のアイドルものやノベルティ系コンピなんかもおさえてあったり、ロックはもちろんソウルからAORから雑多にみえて、でもなるほどというような品揃え。むしろよくもまぁあの広くもない店内にこれだけ見ていて楽しい棚を作れたもんだと感心する。

と、前書きが長くなっちゃったけど、ここで紹介されていたバンドのCDを買って、想像以上によかったのでおすそわけ紹介。
紹介文ではフリッパーズ・ギター、シンバルズ(土岐ちゃんがボーカルだったバンド)ファンなら、とか、ギターポップ、ネオアコ好きなら、なんて書いてあったんだけど、なによりも「インドネシアのバンドである」という点に非常に興味をひかれた。

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モカ
B000VS0EJ8
��なお、実際に店頭にあったのは1stアルバムの輸入盤で、これは最新作の3rdアルバム)

インドネシアでネオアコ……? ミシンとコウモリ傘云々ぐらいの出会わなさ加減だったんだけど、ジャケットのセンス含めて、知らなかったらとてもアジアのバンドとは思えない。

内容も、まるでなつかしのカーディガンズっぽいボーカルとサウンド。特に今の洋楽シーンではこの手の音楽が話題にならないせいもあってとんとご無沙汰だったけど、やっぱりいいなぁ。思わず「カーディガンズ/LIFE」を聞き返してしまった。

カバー曲としてビョークの「Hyper-ballad」、カーペンターズの「Sing」を取り上げていて、とくに前者がとてもいい!あれ、こんないい曲だっけ?と思ってオリジナルを聴いてみたら、うわ、もともとビョークが苦手なのもあってこれは好きじゃない。つまりはこのバンドのアレンジが好みだということなんだろう。

2007年12月25日火曜日

アルカリマンセー

年末の大掃除の時期だけど、あれって年末年始に田舎に帰省する都会暮らしの人はできないものだよなぁ、と開き直ったりしてみる。
一応自分の部屋のいつもは掃除しないところと風呂のカビ取りはやったけども。

掃除自体は嫌いではないんだけど、つくづく「いい道具は使うべきだよなぁ」と思う。掃除はいろんな場所の形・材質やヨゴレの種類に対応しなくてはならないので、頑張ってゴシゴシやるだけでは効果がなかったりするのだ。

だけど、まさか洗剤ではないものでヨゴレが落ちるとは思わなかった。

汚れバイキン丸ごと一掃!クリーナー(呉竹)
汚れバイキン丸ごと一掃!クリーナー


実はこの製品、友人が見せてくれて、「アルカリイオンパワー?また怪しいものを……」と思ったんだけど、試しに使ってみると手垢系の汚れがグイグイ落ちる! 落ちる、というよりは汚れが浮き上がるといった方がいいか。洗剤じゃないから、フキフキッとしてその後拭き取るだけでいいのも簡単。
ただ、落ちる汚れは手垢とか一部のものなので注意は必要。

で、僕はこれを何に一番使いたかったかというと、普段使いの腕時計のバンド部分。このバンド、金属製で複雑な構造をしているため、隅々に汚れがたまって正直ニオウ。
今までどうしようもなかったんだけど、こいつでキュッキュと拭いてやると、恥ずかしながら汚れがボタボタ落ちてくるではないか!!

ティッシュで拭き取ってやると、もうまったく臭いがしない。
これは驚いた!!

というわけで、時計のバンドが臭くて困っている人にオススメ(←使い方が局地的すぎ)

2007年12月24日月曜日

DVDのジレンマ

最近、珍しくDVDをいろいろ買ったので、それらの感想でも。

Podcast「みうらじゅんのサブカルジェッター」でゲスト・いとうせいこうの回がかなり爆笑だったので、以前から興味があったこちら。

ザ・スライドショー9&9.5
みうらじゅん&いとうせいこう
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しかし本編の中野サンプラザ公演は「面白くないときのみうらじゅん」だった。この人は観客が多いとイマイチなのでは。だって、おまけのシークレットライブの方が面白かったりするんだもん。読者とか観客を意識しすぎると本人の持ち味が出ない気がする。

ちょっと前に紹介した「中学生日記」は短かったので、Amazonから届いてすぐに観ちゃった。

先日、演劇集団「ヨーロッパ企画」の新作「火星の倉庫」の東京公演に行った際に、未購入だった過去作品DVD(「苦悩のピラミッダー」「冬のユリゲラー」「ジェントルメンクラブ ゴルフ」の三本。しかも以前買った「ムーミン」をまだ観てない……)を大人買いしてしまったけど、これはじっくり片付けるしかないなぁ。

ただ、実は個人的にDVDというメディア自体の購入意欲はかなり下がっていて、というのもテレビやビデオを観るのはもっぱら液晶モニタなんだけど、これとDVD映像の相性が悪い。以前から書いてるようにこのモニタにHDDレコーダーをD4端子でつないで地デジを見てるんだけど、その映像とは雲泥の差……。
リビングにあるアナログテレビならDVDでもキレイに見られるんだけど、リビングでじっくり鑑賞するなんてことはうちの二匹の怪獣が許してくれない。


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年末のボーナスシーズンだからなのか、メディアとして総決算なのか、興味を引くDVDがやたらとリリースされている。
そんな中でも購入を迷うなぁというのものを自分のためにもメモ。
所さんの世田谷ベース
所ジョージ.清水 圭
B000W7N12U

本放送を見てるんだけど、僕は公式ページを見ると第9回から見ているらしくて、このDVDはちょうど自分がみていない時期をパッケージ化しているのが魅力的。
けど、一回見たら繰り返し見ないからレンタルで十分。しかしこういうものはTSUTAYAに並ぶのかどうか分からない。
「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!”
ソニア・ローザ Yuji Ohno & Lupintic Sixteen
B000XOCPH4

少し前にも書いたけど、こちらは自分が実際に行っただけに迷う。逆に行ってなかったら絶対に買うんだけども。
席が最後尾でステージの様子はよく分からなかったので買ってもいいんだけど、音楽DVDってあんまり見ないんだよねぇ。
あとはこの辺か。
機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス
鈴置洋孝 古川登志夫 永井一郎
B000UABW5C

僕にとって劇場版三部作はガンダムのスタンダード・エディションで、LDも持ってた。
「ガンダム」はBSデジタルの「BS11」でテレビ版を毎週放送しているのを見ているけど、元旦に劇場版を一挙放送するので、たぶん買わないだろうなぁ。ボックスって場所を取るので個人的にうれしくないのもある。
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか HDリマスター版 メモリアルボックス (初回限定生産)
竹田えり 羽佐間道夫 小原乃梨子
B000VPOV36

こちらも時々思い出したように見るんだけど、値段が高すぎる!しかも本編だけで十分。
あと、「中学生日記」のDVDを調べていたところ、紀伊国屋レーベルからこちらが出ることを知った。
典子は、今
辻典子 渡辺美佐子 長門裕之
B000VV9BPS

実は断片的にしか観たことがないので、レンタルで観たいなぁ。

2007年12月23日日曜日

「ショージ君の青春記」

ショージ君の青春記 (文春文庫 177-5)
東海林 さだお
4167177056


なんでこの本が読みたくなったのか忘れてしまったけど、「漫画家の自伝」というのは僕の中で定番ジャンルなので不思議ではない。
絶版だったので、図書館で借りた。デジタルデータなら購入可

「ショージくん」は、マンガを面倒くさがって読まないうちのオヤジの本棚に珍しくあったマンガ本で、子供の頃はコマに入った絵なら何でも読んだ、ぐらいマンガしか読まなかった僕は当然それにも手を出した。

「サラリーマンのペーソス」みたいな内容だったので「サラリーマンってなんかやだなぁ」と思ったけど、細かいところでショージくんの動きや歩き方なんかが面白かった、と記憶している。
これまた珍しくうちにあった園山俊二のマンガ(ex.ギャートルズとか。あの伝説の筑摩書房現代漫画全集がうちにはそろっていたのだ)のスタイルと共通のテイストを感じる、と思ったら、早稲田漫研の仲間とのことで、そっか、そうだったよなぁ。

さて、「ショージくんの~」という東海林さだおのエッセイシリーズはいろいろあるみたいだけども、本書は彼が漫画家になるまでの自伝。
かなりぐうたらでよく漫画家になれたなぁと思わなくもないけど、面白いのが彼の文章のリズムが、先に書いたショージくんの動きや歩き方と同じという点、。椎名誠が影響を受けた昭和軽薄体が云々、ということよりもそのことがとても印象的だった。

「花森安治の仕事」

僕が子供の頃、うちの母親は雑誌「暮らしの手帖」を楽しみにしていたけども、テーブルにあったりしたそれをたまにパラパラと読んでみても、なんだかあかぬけないレイアウトだなぁ……と子供心に思った。

それでも世田谷文学館で2006/2/4~4/9にやっていた「花森安治と『暮らしの手帖』展」に足を運んだのは、あの地味さにもかかわらず、いまだに続いているのはなんでだろう?という興味があったのかもしれない。
その展覧会では、どちらかというと「花森安治」のビジュアルセンスの方が印象的ではあったけど、ずっとどんな人か知りたくて、この本の存在を知ったはいいが絶版。
古本屋で定期観測していたけど手に入らなかったので、結局Amazonマーケットプレイスで購入。

花森安治の仕事
酒井 寛
4022606991


面白い!
花森安治の天才性とそれと裏返しの「怖さ」は宮崎駿なんかに通ずるなぁ。
戦時中に大政翼賛会で活躍してしまったことが、戦後、彼を「暮らしの手帖」へと導いたというのも面白い。
かの有名な商品比較の気合いの入れ方・志の高さも唸る。

2007年12月21日金曜日

今日は一人アニソン三昧

前回書いたように栗コーダーカルテットを探しにTSUTAYAのアニメサントラコーナーをうろついていたら、いろいろ見つけて借りてしまった。

ここ最近、アニメ歌手のベスト盤がやたら出ている。
AmazonでかおりくみこのCDを買ったら、前川陽子、大杉久美子、宮内タカユキ、石原慎一、ヒデタ樹、町田義人、こおろぎ’73なんてのを薦めてきてびっくりした。
しかも、そういった再評価の声に答え本人が復活するケースが多いらしい。

さてさてレンタルしたのは

Talizman スーパー・ベスト
Talizman=木村昇、ハーリー木村がボーカルのバンド。ライナーでこの人の素性が初めて分かった。かなり好きな声質です。

MoJo スーパー・ベスト ~バトルフィーバーJ / 科学戦隊ダイナマン~
Mojoこと富田伊知郎はアニソンを歌っていた時期はそんなに長くなかったと思うけど、ややささきいさお似の正当派の歌唱は気持ちいい。

誰がために~成田賢ヒストリー~
成田賢ってGSの人だったのは知らなかった。しかも、バイク事故で歌の世界から遠ざかっていて、最近ひょんなことから歌手として復活したらしい。
でもよく考えたら、「誰がために」「デンジマン」ぐらいしか歌ってないんだよなぁ。それでこのインパクト。素晴らしい。あと「キャラメルコーン」もこの人だったとは(笑)。最近世間をにぎわせた「赤福餅の唄」も歌ってる。

串田アキラは3枚目のベストが出ていて、それに「ローラー天国」が収録されててビックリ。かつてシングル盤をオークションで落としたんだよなぁ。それ以外の曲がいらなすぎだけど。

そんな中、あまりの選曲のツボっぷりに思わずAmazonで1クリック購入したのがこちら。

ささきいさお 45周年記念ベスト 銀河航海誌
ささきいさお 佐々木功 こおろぎ’73
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僕が子供の頃見てた番組の主題歌は、なぜかささきいさお率が高くて水木一郎率が低かった。だから、ここに収録されている曲はかなりなじみがある。

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この他、大野雄二仕事の
「Memorial Sound Track Of Lupin THE Third 霧のエリューシヴ」
もレンタル。Lupintic Fiveはいい!
ちなみに僕も行った記念ライブがDVD化されて、購入を迷う。
「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!”
ソニア・ローザ Yuji Ohno & Lupintic Sixteen
B000XOCPH4

ついでにゲームものだけど
劇場版「どうぶつの森」オリジナルサウンドトラック
どうぶつの森 とたけけミュージック
どうぶつの森 とたけけミュージック2
ことばのパズル もじぴったん大辞典 オリジナル・サウンドトラック
ゼビウス 3D/G+ テクノマニアックス
などをレンタル。
「どうぶつの森」はゲームの音楽が楽器で演奏されていて映画を観てなくても楽しめる(映画も一緒にレンタルしたけど、娘がはまってた)。
ゼビウスは、例のテーマがまったくなくてすごいつまらなかった。

2007年12月20日木曜日

栗コーダーにこる

正直、GONTITIがなんかいまひとつな昨今、かつての彼らのようなユーモアを持ったミュージシャンというと栗コーダーカルテットが思い浮かぶ。
レンタルして愛聴していたベスト盤を、タワレコのWポイントにかこつけて購入。

アンソロジー 20 songs in early 10 years(1994~2004)
栗コーダーカルテット
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「クイール」はもちろん、スティービー・ワンダーの「You are the sunshine of my life」、岡村靖幸の「友人のふり」「ピタゴラスイッチ オープニング」といった曲も収録してオトク感あり。

iTunes Storeでは

・帝国のマーチ (ダース・ベイダーのテーマ)(from「ウクレレ栗コーダー」)
・スリラー THRILLER(from「ベストヒットUKE (Digital Edition)」)

などへなちょこカバー曲を購入。他にも「ウルトラセブン」「北の国から」なんかもカバーしてます。

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さて、このところカードの更新(サービスで一本)や誕生月なこともあって、TSUTAYAのレンタルが毎週半額のような状態で、いろいろ借りてしまった。
その中でも栗コーダー強化月間とでもいうようにいろいろ借りてみた。

キョロちゃんオリジナル・サウンドトラック
キョロちゃんオリジナル・サウンドトラック2
「よつばと!」イメージアルバム「よつばと♪」(栗コーダーポップスオーケストラ名義)
「よつばと!」イメージアルバム「よつばと♪」組曲 「冬将軍」(栗コーダーポップスオーケストラ名義)

この中で、「キョロちゃんオリジナル・サウンドトラック2」が廃盤でAmazonマーケットプレイスなんかではべらぼうな値段がつけられてます。1が現役なのになんで……?栗コーダー以外のアーティストの版権関係か、著作権絡みなんだろうか??

「よつばと!」の2作品は、イメージアルバムとたかをくくっていたらまさにあのマンガの世界を音で再現していて楽しかった。曲の各タイトルもかわいい。

栗コーダーカルテットを聴くといつもリコーダーが吹きたくなる(けど練習嫌いなので思うだけ)。

2007年12月19日水曜日

クリスマス・レコード

今年の12/24のNHK-FMは「今日は一日『クリスマス・ソング』三昧」(13:00-22:00)があるよ。
そして大晦日はまたもや「今日は一日『みんなのうた』三昧」(9:20-18:50)!!!
くわしくはこちら

さてさて実はクリスマスがそんなに好きじゃないのに、毎年一枚ぐらいはクリスマスアルバムを買っちゃうのは、単にレコードを買うという行為が好きだからだとは思う。

今年は、Amazonのアフィリエイトのリターンで1500円ぐらいのギフトをもらったので、このアルバムを購入。

Moisture presents "Steelpan Christmas"
原田芳宏
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原田芳宏という名前ははじめて聞いたけど、ソロ、アコーディオンとのトリオ「PAN CAKE」、30人編成の「PANORAMA STEEL ORCHESTRA」、独奏による「PAN ALONE」などさまざまな形態で活躍するパン奏者なんだそうな。

このアルバムは、スタンダード以外にも

2. ラストクリスマス
3. 戦場のメリークリスマス
6. クリスマス・イブ
11. 恋人達のクリスマス

といった曲も取りあげてるのがユニーク。ちょっと下世話な感じがした人、大間違い。スティールパンで演奏してるので、不思議とミーハーな感じはないです。
特に「11. 恋人達のクリスマス」はなかなか面白いです。最初、何の曲だっけ?と思った。

ちなみに一番好きなクリスマスアルバムは「GONTITI/Fingering Christmas」かなぁ。
曲単体だと「ポール・マッカートニー/ワンダフル・クリスマスタイム」が一番好きかも。

そういや、タワレコのWポイントにつられて定番のこちらもいまさら買ってしまった。

クリスマス・ポートレイト
カーペンターズ
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10年ぐらい前に、「クリスマス・ポートレイト」と「An Old-Fashined Christmas」をニコイチにしたCDが出て

クリスマス・コレクション
カーペンターズ
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曲数的にはオトクなんだけど、いかんせんジャケが格好悪い……。あと二枚組の分厚いCDってその見た目でもボリューム感でもかなり購入意欲が下がる。
というわけで、あえて「クリスマス・ポートレイト」を買ったというわけ。


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話を戻すけど、最近、スティールパンをフィーチャーしたカバーアルバムが目白押しで
STEEL PAN Plays CINEMA
オムニバス 原田芳宏 土岐麻子&田村玄一
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は映画音楽のカバー、
Moisture with Steelpan
Combo Caribe
B000W7WTD2

はスタジオジブリ作品の曲をカバー。
どちらも聴いてみたい。
ジブリのカバーといえば、最近「キラキラジブリ」てのも出た。唯一、Halbyの手による「さんぽ」(『となりのトトロ』)だけが気になってたんだけど、なんのことはないiTunes Music Storeで1曲買いができた。
曲自体は「さんぽ」がマーチになってるというHalfbyっぽい仕上がりで、つまり個人的にはやや物足りなかったけど、この値段ならま、いっか。

わが青春のホニャラララ

なんか先月末からやたらとCDを買ってるような気がする……。
また別に書くけど、レンタルも半額のチャンスが多くてやたらと借りてたり、DVDも観る時間がないくせに買ったり……。

ぼちぼち紹介していくつもりだけども、中でもこれはうれしいリイシューものだった!

「CUE」 standard of 90’sシリーズ(紙ジャケット仕様)
高野寛
B000XAMF8C


トッド・ラングレンプロデュースで、ヒット曲「虹の都へ」収録の代表作。

もちろんオリジナル盤は、初回盤・通常版ともに持ってるんだけど(当時通常版を買って、後年初回盤が中古で安く売ってたので購入)、リマスター紙ジャケなら買っちゃう。
というのも、このCDは高校生の頃からほんとによく聴いていて今でもたまに聴くという、僕の中では最古参のCDで、思い入れが強いのだ。

それにしても1st、2ndも出してほしかったなぁ。90年代再評価という企画の中での再発だから80年代の作品のこれらが出ないのはしょうがないけども。

2007年12月17日月曜日

ウェスタンスタイルが謎。

雑誌「レコードコレクターズ」は毎月ぱらぱらと立ち読みして、特集によっては買うこともある(今本棚を見ると2003/8のスティーリー・ダン特集以降買ってないけど)。

一番買ってた頃が1999年だけどその時ちょうど掲載されていたのが「レコスケくん」だった。

最初はなんか変な絵だなぁと思ってたけど、僕のような末端のレコード買いでもニヤリとさせられる内容でちょっと楽しみなマンガであった。
2001年には単行本が出て、いつか買おうかなぁと思ってたら絶版。
その後もレココレ関連の本で単発バージョンが掲載されたりしてたのは確認してたけど、このたびそれらを収録したプラケース入りのコンプリートエディションが発売。
当然買った。

レコスケくん COMPLETE EDITION
本 秀康
494395927X


僕は最初の単行本を買ってないから得した気分になれたけど、前のを持ってる人は複雑な気分だろう。その辺もレコードでは「あるある」ネタであり、この本はそうした心理をふまえたパロディになっていたりするのは、安田謙一氏の解説を読めば納得。安田謙一氏は相変わらずクオリティの高い仕事をしてるなぁ。

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さてさて、僕が「レコスケくん」を好きなのは、このマンガがマニアの生態を楽しく描いている作品だからに他ならず、こと「レコード収集」というジャンルにおいてはこの作品を越えるものはないんじゃないかと思っている(ていうか、そもそもあまりそういう作品がないように思うけど)。

では、それぞれのジャンルで誰が面白いかというと、

古本→喜国雅彦
骨董→仲畑貴志
オーディオ→寺島靖国
カメラ→赤瀬川原平

となるかなぁ。
この人たち、マニアとしての自分を客観的に見つつそうやって自分で自分をいじる芸を身につけてるのが共通点のような気がする。

2007年12月16日日曜日

欽ちゃんバンドは未収録。

子供の頃そんなに好きなわけじゃなかったんだけど、「欽ちゃん」の番組はふつうに見てた。
お笑い番組というよりお茶の間番組てな感じで、そういや今はそういう番組があまりないかもなぁ。

たぶんもう10年近く前になるけど欽ちゃんファミリーのレコードについて書いたことがあった

ここに書いてある作品群が、一枚に網羅されているのがこちら。3年前に出てたのは知ってたんだけど、先日ポイントカードがたまったので購入。

ゴールデン☆ベスト【欽】スーパーヒット
オムニバス 風見慎吾 小西博之
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1. もしも明日が(わらべ)
2. 泣き虫{チャチャ}の物語(風見慎吾)
3. ハイスクール ララバイ(イモ欽トリオ)
4. 大きな恋の物語(よせなべトリオ)
5. 想い出して下さい(サンドイッチ)
6. めだかの兄妹(わらべ)
7. 淋しがりやさ 心はいつも(小西博之)
8. 女優(増田恵子)
9. ムーンライト(神田羽弦)
10. 僕 笑っちゃいます(風見慎吾)
11. 銀座の雨の物語(小西博之+清水由貴子)
12. 欽ドン良い子悪い子普通の子のテーマ(イモ欽トリオ)
13. 時計を止めて(わらべ)
14. 涙のtake a chance(風見慎吾)
15. 失恋レッスン(A・B・C)(イモ欽トリオ)
16. 流れ星メルヘン(わらべ)
17. 制服のエンジェル(イモ欽トリオ/長江健次)
18. 閃光ロック(イモ欽トリオ/西山浩司)

あぁ、これが10年前に出ていれば!

なにせ、「失恋レッスン(A・B・C)」、「閃光ロック」あたりの、アルバム曲だけど当時の放送で歌われてた曲も収録されていんだから!

個人的には、ここに

GOLDEN☆BEST 中原理恵 Singles
中原理恵
B00009WKWJ


の「死ぬほど逢いたい」も入れたい。
中原理恵は「欽ドン!」の「良い妻、悪い妻、普通の妻」ですべての妻を演じていて(悪い妻のアフロのズラが懐かしい)、この曲はプロモーションで番組中に歌っていたと思われる。
「♪ダブルのベッドに今日もシングル~」とか、少々アダルトな内容だったんだけど、そのアンニュイな雰囲気が気に入って鼻歌で歌っていたら母親に怒られた、という個人的な思い出込みで。

イモ欽トリオ ポテトボーイズNO.1
4886392709


こちらはYMO周辺のCDとして取り上げられることが多いけど、先ほども書いたように目当てだった「ハイスクール ララバイ」「欽ドン良い子悪い子普通の子のテーマ」「失恋レッスン(A・B・C)」、「閃光ロック」がすべて先述のコンピレーションに収録されているので、このCDはもういらないなぁ(笑)。
むしろセカンドシングル「ティアドロップ探偵団」がこのアルバムにも欽ちゃんコンピにも収録されていないのが痛い。

ちなみに「ティアドロップ探偵団」はサードシングル「ティーンエイジ・イーグルス」とともにこちらに収録されている。

イエローマジック歌謡曲
オムニバス 細野晴臣 高橋幸宏
B0006TPHSA


「ハイスクールララバイ」含めてシングル3曲はすべて細野晴臣作・編曲(「ティーンエイジ・イーグルス」のみアレンジは白井良明)。

風見慎吾も聴きたい曲のほとんどが欽ちゃんコンピに収録されているんだけど、「涙のtake a chance」に続くブレイクダンス路線の「BEAT ON PANIC」は未収録で、これは捨てがたい。

特売
風見慎吾
B00005G5E1


「BEAT ON PANIC」を収録したこのベスト盤は曲間に変なセリフが入っていて、またそれがデータ的に曲とくっついているのが難。もっとも廃盤だけど。

このほか、

5. 想い出して下さい(サンドイッチ) ←たしかエンディング曲だった?
9. ムーンライト(神田羽弦)
11. 銀座の雨の物語

あたりは聴いたことあったなぁ。

当時、欽ちゃん番組はホントに人気あったんだよなぁ(しみじみ)。

ほしよりこはやっぱりすごい。

書店で、「あれ、猫村さんの3巻が早くも!?」と思ったら、これだった。
もちろん購入。

僕とポーク
ほしよりこ
4838718292


短編3作品収録。
この人のマンガが与えてくれる独特の読後感が、やっぱりいいなぁ。
あとこの本でも暴走族の描写とか小説のタイトルとか、「猫村さん」の「泣き虫刑事」同様、妙なディティールに凝ってていつも作者はどんな人なのか興味をそそられる。

余談だけど、ひらがな、京都の人(?)、そしてなんといっても作風で、「つじあやの」を想起させる。もしイメージアルバムを作るならばぜひ彼女をフィーチャーしてほしい。
あ、そういや「つじあやの」は「猫の恩返し」の主題歌を歌ってたから強引に猫つながりもあるのか。

2007年12月15日土曜日

またまたケストナー

前に「植草甚一展」@世田谷文学館を見にいったことを書いたけど、そこの常設展示に江戸川乱歩関係もあって、展示図書の中に「少年探偵シリーズ」の新書版がおいてあったので、あれ?と思った。

このシリーズは小学校の頃、図書館で人気があったのは知ってる。2冊ほど親が買い与えてくれもした。
だけど、苦手だったのだ。だって、表紙が気持ち悪いじゃん。あとタイトルもなんか生々しくてとにかく僕の中ではかなりイケてなかった。

ただ、ちょうど乱歩マニアが書いた↓を読んでたこともあって

本棚探偵の回想 (双葉文庫 き 15-2)
喜国 雅彦
4575713384


ちょっと興味を持ってはいたのだった。
新書で読めるならば、と最寄りのBOOKOFFでちょうど読みたかったシリーズ第二弾「少年探偵団」が売っていたので購入。

少年探偵団 (少年探偵)
江戸川 乱歩
4591084132


……しかし、大人が読んでも決して面白くはないわな。この時代の匂いが好きじゃないとピンとこない。
こりゃ、読む方が悪かった。ごめん。

で、このシリーズはケストナーの「エーミールと探偵たち」にインスパイアされた、という記事を読んだので、それを読んでみることに。

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))
エーリヒ・ケストナー 池田 香代子
4001140187


ケストナーといえば、「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」「点子ちゃんとアントン」と、なぜか子供の頃は存在すら知らなかったのにここ最近やたらと出会うことが多い作家で、今回もひょんなことから読むことになった。
2000年代になって池田香代子による新訳が出た、というのも大きいけど。あと、オリジナルの挿絵を使ったと思われる表紙がかわいい。

内容は、こちらはなかなか面白かった。すごいたわいのない話なんだけど、単に僕がケストナーと相性いいんだろうなぁ。
続編の「エーミールと三人のふたご」も機会があれば読んでみたい。きっとその機会が近いうちにありそうな根拠のない予感も。

2007年12月14日金曜日

文系のパズル

ファミコン時代の「ボンバーマン」、アクションRPG「ゼルダ」、「テトリス」「ぷよぷよ」といった落ち物はもちろん、PS時代の「I.Q 」「XI [sai] 」、最近では「もじぴったん」、このところ話題のPSP「勇者のくせになまいきだ」……。

こういった面白さの部分にパズル要素が入ったゲームがことごとく苦手なのである。苦手というか、ぶっちゃけ何が面白いのかサッパリ分からないのだ、悔しいことに。

もちろん、ルービックキューブなんかもろくに揃えられないし、Windowsにインストールされている「マインスイーパ」なんて遊ぶ気にもならない。
あと、本格推理小説なんかの魅力もよく分からん。

dora_furoku.jpg

しかし。

広義のパズルものといえる(のか?)こちらは好きなのだ。

レイトン教授と悪魔の箱(特典無し)
B000WQKBE2


最初、このシリーズの話を聞いたとき、「え、いまどき頭の体操?マジで!?プークスクス」(←このセリフ、改心フラグ)と思っていたんだけども、一作目を友達から借りて問題だけやったら面白いのなんの。

というか、実は子供の頃わりと「頭の体操」系は好きだった。
でも本になっていると、どうしても分からない場合、次ページ・巻末の答えをピラッと見ちゃうのだ。ズルをする誘惑が強すぎる。するともう面白くない。答えが見れちゃうから、考える際に必死さがない。

それがこうやってゲームになるだけで、ヒントを知るのにコストがかかるからできるだけ自力でとくし、そもそも答えを見ることはできない。というわけで本来の面白さが堪能できるのだ。
考える時のタッチペンを使ったメモ機能も、答えあわせでじらす演出もよい。
「頭の体操」をゲーム化する、って発想はまさにコロンブスの卵!すごい。

あとアドベンチャーゲームの体裁をまとっているところも考えたよなぁ。
前に書いたように個人的にアドベンチャーゲームって全然好きじゃないので正直うざったいんだけども、自キャラを英国紳士に助手、という探偵フォーマットにすることでなんか自分がすごい謎を解いて事件を解決する気になってくるからロールプレイというのは恐い。
単に子供連れたオッサンがなぞなぞ解きながら行脚してるだけなのに!ホームズというより吉四六。

ちなみに、パズルものが苦手な僕が「レイトン~」の問題をそれなりに解けるのは、この問題に必要とされるのが「数学的ヒラメキ」ではなく、「読解力」だからだと思う。つまり文系パズルといえるのではないか。


2007年12月13日木曜日

NHKじゃなくてQBBのほう

前回取り上げた「Amazonマーケットプレイス」で買った一冊がこちら。

中学生日記 (新潮文庫)
Q.B.B.
4101344310


平成14年に文庫化され、しばらくして図書館で借りて読んだら大爆笑。いつか買おうと思ってたらいつの間にか絶版に……。
2年ぐらい前から古本屋で見つけたら買おうと思ってたけどなかなか出会えず、ネットでえいや!と購入したというわけ。
今読んでも大爆笑だった。
連載中らしい「新・中学生日記」も読んでみたいけど、本のサイズが大きいのが難。

というタイミングで、なんと「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督が映像化したDVDが発売!

中学生日記
大迫一平 落合順 川村歩惟
B000WSQIEW


DVDが届くのが、楽しみでしょうがない。

2007年12月9日日曜日

アームチェア・クエスト

この5年で「廃盤CD」だの「絶版本」だのを見つけるのにネットがかかせなくなった。

逆にいうと、そういうものを探してレコード屋や古本屋を巡る、という自分が二十代の少なくない時間を費やしたクエストが自分の中で消失したともいえる。
確かにそんな時間ももうないという理由もあるけど、最初からターゲットが決まっているのなら、確実にネットで探そうと思う。

そうした場合にお世話になるのはヤフオクが多かったんだけど、「Amazonマーケットプレイス」が便利とのことで、欲しい絶版本もあったので今更ながら使ってみることにした。

いやぁ、こりゃ便利!

オークションじゃないから、ヤフオクでいうところの「即決」しかなくて、送料は一律。しかもAmazonでの買い物と同じように送料込み・手数料なしでカードから引き落としてくれるので、ブラウザのみで購入が終わる。これが大きい。

ただ、ものによってはやたらとプレミアつけてたりするから注意が必要ではある。逆に店の信頼度をあげるために最低価格の1円出品物もけっこうあるらしく、いわゆる掘り出し物もあるとか。

��

それでもいわゆる食玩なんかはAmazonでは買えないからヤフオクも使うんだけど、この間の取引で相手がたまたま「Yahoo!ウォレット」に対応していたので使ってみたけど、これも便利。
これも同じくカードから引き落としてくれるのだ。

��

もっともデジタルとネットの時代なんだから、iTunesStoreのようにデータ配信するのがスマートといえばスマートなんだけどなぁ……、と思っていたら、書籍の世界も意外とデジタルデータ配信始まってるんですねぇ。
とくにマンガはebookなんかでけっこう充実してるのは知ってるんだけど、意外と文庫本もデータ化されている
「絶版のない世界」はかなりそこまで来ているのかも。

だけど、こうなると問題は「書籍におけるiPodがない」ってことに尽きるなぁ。

2007年12月8日土曜日

やっぱり精密機械

PSP「プレイステーション・ポータブル」 ピアノ・ブラック(PSP-2000PB)
B000UKXAYI


最近ひょんなことからSONYの「PSP」が手に入って、どれどれなんか面白いソフトはないかとショップで物色してみたけど、個人的にあうものがいまひとつない。

だもんで、安かったのもあって前から一度やってみようと思ってたこれを購入してプレイ中。

SEGA THE BEST 街 ~運命の交差点~ 特別篇
B000RJZ9BE


チビチビやってるのでようやく「2日目」に入ったけど、まだ面白さが分からない……。そもそも僕はアドベンチャーゲームが全般的に好きではないんだけども。

もっともPSPとこのソフトのセットは、風呂で遊ぶのに適しているので重宝している。
というのも、基本的にボタンを押していくだけなので、防水用ケースをかぶせてもプレイに支障はないからだ。
これがタッチペンを使うNintendo DSでとなるとプレイが難しくなる(ものによってはできないことはないが)。

また、PSPは音楽プレイヤーとして使えるのもよい。パソコンのスロットにメモリースティックを挿してmp3、AAC(*.m4a)といった音楽データをコピーしておけば、ゲームが面倒なときに聴けるという案配。

映像データも見られるけど、変換などが面倒で使ってない。
こんなことならば、スゴ録を買う際に録画番組をPSPに転送できる「おでかけ・スゴ録」対応機種を買っておくんだった……。

あとは、以前どうやってスカパーを自室で見ようか考えたことがあったけど、

『リビングのスカパーチューナー→ロケーションフリー→PSP→モニタにケーブルで出力(新型PSPから可能になった機能)』

という流れを検討中。

などとゲーム機としてよりもメディアプレイヤーとしていろいろ使えるなぁと風呂で使っていたら、うっかり防水ケースの口を閉じてなくて、一緒に入っていた子供がこれみよがしにケースに水を入れられて、現在復旧中(←かわかしてるだけ)……。

��07.12.09追記)
結局、スタートボタンがきかなくなり、最後には電源が入らなくなった……。
修理に出したら、もらいものゆえ保証書がないこともあって、けっこう高い修理代の見積もりを出された……。

2007年12月5日水曜日

家庭用ゲーム機の家庭導入過程

どうしたって親がテレビゲームを作る仕事をしていれば子供(3歳)も興味を持っちゃうわけで、でも僕は子供の頃ゲーム禁止の家で育ったため、どうやって子供をゲームとつきあわせていけばいいのか悩む。

自分の経験でいうと、ゲーム禁止だったがゆえにやたらとゲームに憧れを持っちゃって皮肉なことにゲームを作る仕事に進むことになってしまっただけに、だからあんまり禁止しちゃうのもどうかなぁと思うのだ。
むしろうまくつきあうことを小さい頃から知った方がいいのかもなぁと思ったり。

今までNintendo DSで「エレクトロプランクトン」、「おいでよどうぶつの森」あたりを少し遊ばせてたりはしてたんだけど、DSでは1つの画面を見て一緒に遊ぶ、ということができなくてイマイチ。

もし茶の間のテレビで一緒に遊ぶならば、PS2でもなく、ましてやPS3でもなく、もちろんXBOX360でもなく、GAMECUBEですらなく、やっぱり「Wii」なのである。

自分にとってのキラータイトルがなくて、なにかあればという状態だったところに、先日レポートした「Wii Fit」が発売して、本体も同時購入したのだった。

Wii(「Wiiリモコンジャケット」同梱)
B000WN67L6


茶の間のテレビはまだアナログなので、PS3や360よりも相性がいいともいえる。

こう考えたときに、すぐ飽きるとかやるものがないとか言われつつも、任天堂のコンセプトは圧倒的に正しいと思った。
ターゲットは各部屋のテレビではなく茶の間のテレビ。
まさに「家庭用ゲーム機」の名にふさわしい。

ここ数年間、茶の間のテレビにつないでゲームをやる、ということが全くなくて、やるのはもっぱらPCゲーム(といってもメジャーなMMOぐらい)と携帯ゲーム機という状態だったので、ゲーム機を茶の間のテレビにつなごうと思ったのは本当に久しぶりのことだ。

ちなみにいわゆる「次世代ゲーム機」をひとつも持ってないというゲーム開発の人間としてはよろしくない状態だったんだけど、やりたいソフトがないんだから仕方がない。


��
余談だけど、この冬はなんだかやりたいソフトがいろいろあって、今は
レイトン教授と悪魔の箱(特典無し)
B000WQKBE2

を遊んでいて、12/6には
アルカノイドDS パドルコントローラ同梱版
B000W6J4WW

そして今からカウントダウンしているこれ(2/21)
世界樹の迷宮II 諸王の聖杯
B000WTN4RA

あれ、全部DSじゃん……。

2007年12月4日火曜日

ハナカミ王子

サラリーマンも勤続10年も越えるとさすがにお金に苦労するという局面は少なくなるんだけど、それを感じるのは大きい買い物をしたときよりも、小さい買い物をしたときの方が多いと思う。

たとえば、ポケットティッシュを自腹で買った時にそう思った。

今までは「ポケットティッシュなんて街頭でもらえるじゃん。絶対買わない。」とか思ってたけど、ストックが少なくなり、さすがに街頭で頑張ってもらうのもどうもなぁと感じて、ドラッグストアで見てみると……

なんだよ、200円とかでこんなにたくさん買えるものなのか!

このように500円以下ぐらいを節約するために何かしらの努力をするってことがとてもばかばかしくなった、というのが、「あぁ、自分も少しは大人になったんだなぁ」と思う時なのである。

とかいいながら、いまだにタクシーに乗るのは躊躇したりするんだけども。値上がりするしね。

基本的には貧乏性なのだ(笑)。

2007年12月3日月曜日

F先生の先見性にはまいるよなぁ。

前から横目でチラチラ気になってたけど、やっぱりこれを買ってしまった。しかもWii本体ごと。

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)
B000NWDXLS


以前、現在の多機能な携帯電話ってドラえもんの「オコノミボックス」だと書いたけど、このソフトはてんとう虫コミックス18巻に出てくる道具「未来のルームマラソン」だよなぁと思った。

ドラえもん (18) (てんとう虫コミックス)収録「のび太が九州まで走った!!」
藤子・F・不二雄
4091401082 roomrunner3.jpg



うちの場合だけど、まずこのお父さんが家族みんなのために買ってくるという購入シチュエーションがまんま。
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「バランスWiiボード」がまた重い重い。ふだんはゲームを買うのには使わない最寄りのTSUTAYAで購入したんだけど、正解だった。
そして購入理由。
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つまり、筋トレ、ダイエット、エクササイズという要素が求められているのも同じ。
ここはけっこう重要なんだけど、フィットネスなどに求めることってそれぞれ微妙に違う気がする。筋肉ムキムキになりたい人、競技に必要な筋肉をつけたい人、なまった体を日常的に動かしたい人、体重を減らしたい人などなど。
ここがこの「Wii Fit」はちょっとニクくて、まずは「身体の重心バランスを矯正する」ということを強調しているのだ。ある意味、ダイエットソフトとしてのエクスキューズをしているのかな、と思った。
僕の場合は、「なまった体を日常的に動かしたい」だなぁ。ダイエットも多少必要だけど、最近オヤツなどを買う際に必ずカロリーを「俺スカウター」でチェックするようにしてるんだけど、それだけで1、2kg落ちた。
ちなみにこれは岡田斗司夫の例の本をパラパラ立ち読みして実践してみた方法。彼の「レコーディング・ダイエット」のプチ版か。
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
4106102277

そして今はこの状態。
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一番ハリキってんのが三歳半の長女で、「マイク離さない」ならぬ「ボードから離れない」状態。それでもある程度やると疲れるのでかわってくれる。
問題はまったく遊べない一歳の次女で、それでもちょっと載っかっていると機嫌がよくなるから単純だ。要は遊んでいる輪っかに入りたいのだろう。
ちなみに、このソフトはWiiの基本機能「Mii」に対応していて、アバターを作っておくと自キャラはそれ、他にも画面のあちこちに登録したアバターが出てくるのも面白い。
つまり、僕が自分に似せたアバター(これがまた似てるんだ;笑)で遊んでいると画面の中に娘や奥様のアバターが出てくるというわけ。
ヨガ、筋トレ、有酸素運動、バランスゲームというジャンルがあるんだけど、フィットネスクラブ臭のするヨガと筋トレは正直あまりやる気がしない。
それよりもゲームっぽい有酸素運動、バランスゲームが面白い。
中でも意外と面白いのが、ジョギング。
ペースメーカーの後ろを走るだけなんだけど、広大な風景が走るのにあわせて動いたり、追い抜いていく人やすれ違う人がいたりするだけで、こんなに違うのかと思わせられる。
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まさにこれ。
もちろん作り物の箱庭だし、しょせんWiiなのでたいしたことはないクオリティですらこれぐらいなんだから、イヤでもキレイな風景を作らざるを得ないハイデフ次世代機は、案外こういう企画と相性がいいのかもと思った。ホラ、たとえば「グランツーリスモ」クオリティの風景内をジョギングしてみたい、ってなこと。
でもジョギングはリモコンの振動感知だけで、バランスボード使わないという罠が!
しかも実は、リモコン振っていれば走ったとみなされるので実際に足踏みする必要はないんだけど、このソフトをやる人は結果を求めているわけじゃなくて過程が大事なので、そういうズルは無視してよい、というゲームデザインが可能となる。
この辺は、通常のゲームだとなかなか難しい部分なので、ちょっと自分の頭の中のメモ帳の新しいページに書き込んでおきたくなった。
しかし一番恐いのがこれなのも同じ。
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