2006年9月30日土曜日

最近よくモノが壊れる……

一週間ほど前に3ヶ月ぶりで奥様、長女、次女(新人)とうちの女性陣が戻ってきたわけだけども、とたんに当ブログの更新が滞る(笑)。
赤ん坊の次女はなんかに似てるなぁと思ったら、ゴマちゃんかも。で、彼女をいじろうとする長女が少年アシベに見えてくる。

ところで、うちの奥様はどうやって自分がいない平日の昼などに2人の子供を連れて歩けばいいのだろう?
というのも、うちは東京でも歩いたらすぐに山手線にぶつかるぐらいの場所で、自家用車なんてものは駐車場の関係からとても持てない(ミニカーはいっぱいあるのに!)。
やはり自転車か、というので考えていたら、でももうしばらくしたら2人を前と後ろに乗せられないと……ならば電動自転車の方がいいのか……、などと悩んでいる。

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それはそうと、うちにはとても子供を載せられないようなややスポーツタイプの自転車が2台ある。もう自転車産業からは撤退したPEUGEOTのColibri16で、買ったのはもう6年も前になるけど、サビとかも全然ない。さすがそれなりに値がはっただけある。

今でこそ街でかなり見かけるけど、僕はホントに発売直後に買ったので、当時はけっこう珍しくちょっと注目されたりもした(へへ)。

だけど奥様用の1台は2,3年前に故障してしまい、ちょうど奥様が長女を妊娠して乗らなくなったため、そのまま放置していた。
僕用のは1年ぐらい前にタイヤのチューブがダメになって交換したけど、基本的には問題なく、週末ちょっと近所に行くときなどに乗っていた。

ところが。
1ヶ月ほど前に次女の手続きで区役所までその自転車に乗っていったところ、どうもハンドルがグラグラする。「?」と思ってよく見ると、奥様の故障と同じ原因だった。
なんと、ハンドルを固定する金具に亀裂が入ってしまっているのだ!仕方ないのでだましだまし乗って帰宅したけど、部品を注文するしかない。
部品だけ外して購入した東急ハンズへ持って行った。

すると店の人が、
「この亀裂はクレーム扱いになるかもしれませんねぇ。え、もう1台も?ならばほぼ間違いないでしょうね」
みたいなことを言われて、なんだ亀裂なら結構前から入ってたから早く持ってくればよかったと思った。
数日後、部品が届いた。

奥様用の方も買った別の店で交換してもらった。
実はこちらの自転車は乗り手がないままだったんだけど、先日帰省した際にうちの母親が自転車をほしがっていたので、それならばチューブ交換や軽いメンテナンスをして譲っちゃおうということになったのだった。

面白いことにそのチューブ交換をした日が、ちょうど1年前に自分の自転車のチューブ交換をした日だった。1年前はなにせ初めての経験だったので四苦八苦だったことは以前blogにも書いた

今回はまぁまぁスムーズにいったかな。

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それにしてもこのところ、この自転車や、買い換えの直接原因となったG4CUBEのスピーカー、少し古いプリンタなどなど機械の故障が多い。こないだなんか安物とはいえ、買った目覚まし時計が10日ぐらいでおかしくなって丁重に返品させていただいた、店員にいいわけの機会も与えずに、すみやかに。
やっぱり前からほしかったこっちにしておけばよかったんだよなぁ……。でも高いから考え中。



2006年9月26日火曜日

ジープって??

僕をミニカー収集にはまらせた元凶のシリーズであるトミカリミテッド。
ようやくGTカー展開が終了してラインナップが一般車に戻ってきたけど、これもその一つ。とくにかわいくないし興味対象外の車種なんだけど、この色がキレイで思わず購入。

これを見て、何人かに1人は「ジープ……?」と言うかと思うんだけど、これはトヨタのランドクルーザー
友達とそんなことを話してたら、「ジープって車種なのか、商標なのか?」って話題になった。

子供の頃に、街でジープを見かけると「ジープ、ワンツースリー」と言いながら手をパンパンパーンと叩く、というおまじないのような遊びが流行ったんだけど、そもそもあのとき見かけた車ってジープだったんだろうか?ちなみにその遊びは上級生の「そんなことして意味あるわけないだろ」という一言であっという間に廃れるんだけど、ある種の宗教だよなぁ。

さて、いつものようにwikipediaにて調べてみると
元々はアメリカ陸軍が軍用車両としてコンペを行い、アメリカン・バンタム社が設計、その設計図を公開して、ウィリス社のものが正式採用。
それのライセンスを得て作られていたのが三菱ジープ
現在、商標はダイムラー・クライスラー(いわゆるベンツ)が持ってるとか。
またジープは商標だけではなく、オフロード4WDの代名詞ともなっているとあるけど、「ウォークマン」みたいなものか?

タミヤのジープスタイルのラジコン「ワイルド・ウィリス」ってのはウィリス社から来てたのか。


2006年9月25日月曜日

本屋の話

本屋の話続き。古本屋は除く。

現在、僕がよく行く本屋は、仕事帰りによれる新宿駅ルミネ内のブックファーストルミネ新宿1店、新宿2店だけど、ここはかつては青山ブックセンターだった店で、なんとなく雰囲気は踏襲している気がする。ルミネカードを使うと常に-5%で買えるのもおいしい。難は検索機がないこと。

ここで欲しい本が見つからない場合は、紀伊国屋新宿南店(タカシマヤ近く)。ここでも見つからないことは多いんだけども。

渋谷ではパルコPart1・B1Fのリブロ。ここ以前は「パルコブックセンター」という名前だったと記憶。かなりセレクトショップ的な作りで、渋谷に行くと同階にあるセレクトレコードショップ「アプレミディ・セレソン」(サバービア系総本山)とともに寄る店。
リブロって旧西武系だけど、西武色の弱い地元・金沢になぜかやたらある(3店舗)。
しかもこれらの3店舗はけっこう近くて、逆に繁華街の中心部にはない。西武が中心部に食い込めなかったからだろうか。今となっては西武グループとほとんど関係ないのかもしれないけど。

ところでパルコ近くの「公園通り」ってずっとどこに公園があるんだろ?と思ってたら(だってさすがに「代々木公園」だと距離的に無理があるでしょ)、今回調べていて「パルコ」が公園の意味で、パルコができた1973年に「渋谷区役所通り」から改名したそうな。全然知らなかった!

この西武グループって今振り返るとなかなか面白くて、特に創始者の堤康次郎はヤバい。東急対西武戦争、箱根山戦争……、でもなんといっても私生児多すぎ
西武グループの土地買収などは「猪瀬直樹/ミカドの肖像」がくわしいらしい。この本、なぜか小学館がしつこく出していて、1986年にハードカバー、 1991年に小学館ライブラリー(第1部のみ収録/これをBOOKOFFにて100円で購入)、2002年に再度単行本、2005年3月に文庫(これは堤義明の逮捕にあわせたのだろうか?)。ちなみに1992年には新潮文庫に上下間で収録。
ところでこの本って西武系列時代のリブロでも取り扱っていたのだろうか?

閑話休題。

ブックファースト渋谷店は仕事場が新宿になってから仕事帰りに大型書店に寄れるようになったので前ほど行かなくなった。児童書の品揃えはがいい気がする。
今はもうないけど大盛堂は、品揃え、店の雰囲気ともにイマイチだったなぁ。数えるほどしか行ったことない。

青山ブックセンターは、青山の本店はけっこう好きだった。今でも近くを通るとのぞく。深夜営業で有名な六本木店は六本木自体行かないから数えるほどしか行ったことがない。今夏に六本木ヒルズ店てのもできたのかぁ。自由が丘店もたびたびのぞいた。これらの店舗はどれも復活してますね。新宿の2店がなくなってしまったことが、個人的にはとても残念。

学生の頃は、神保町に自転車で行けたので時々通った。けどお金がなかったから新刊を買うことはぜいたくで、あまり本をバンバン買ってはなかったなぁ。そもそもそんなに読書家じゃなかったし。
大学近くではあゆみブックス早稲田店によく行った。狭い店舗だったけど、品揃えが文学部キャンパス近くなのかどうなのかツボをおさえていたのだ。就職してからは五反田店によく行って(同じ系列の店だとは思ってなかった)、品揃えはふつうだけど今でも寄ることが多い。調べてみると、親会社がカフェチェーンのシャノアールなんですね。
高田馬場駅周辺は、住んでいるのが逆方向だったのであんまり知らない。

2006年9月22日金曜日

「書店繁盛記」

書店繁盛記
田口 久美子
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現役のジュンク堂書店員さんのwebマガジンでのコラムをまとめた本。文章は若い感じがするけど、プロフィール見るともう60歳近い方なので、それを念頭において読んだ方がいいと思う。

というのも、僕はかねがねいけないことだと思っているのが、本好きな人が「もっと本を読もう!」と言ったときの「本」というのは、その人がいいと思う本である、という事実(実は僕もそうだったりするんだけども)。でも「本を読もう」と人に言うとき、その人がどういう本を手に取るかは口を出さない方がいいと自戒をこめて言いたい。まずは活字を読む癖をつけてもらって、本を読むという行為が日常になって、そうなれば自然と読書の深さも出てくると思うのだ。
ところがこの著者は、たとえばライトノベルとかセカチューとか韓流ブームとかの本に眉をしかめる(正直言うと僕もそうなんだけども)。これらの本で書店が潤っているのにも関わらず。

前半は書店員ならではの本の話が聞けて読み応えがあったけど、後半になるともはや愚痴にしか読めなくて正直閉口した。これは本屋本(ってジャンルがあるか知らないけど、「店長の本」としてまとめて紹介したことがある;笑)でいうと「早川義夫/ぼくは本屋のおやじさん」(晶文社)と同様のうんざり。逆にセレクトショップ的な考えで本屋を経営している「安藤哲也/本屋はサイコー!」(新潮OH!文庫)「永江朗/菊地くんの本屋 ヴィレッジヴァンガード物語」(アルメディア)などはとても楽しく読めた。
個人的なことをいうと僕にとっての本屋は、amazonを利用し始めてからますます本のセレクトショップでしかなくなってきた。だって大型書店に行っても目当ての本が手に入らないことが多いんだもん。

だから、著者が嘆く書店員の苦労なんて正直知ったこっちゃない。本人も気づいていると思うけど、品揃えの数で勝負していては絶対にamazonにはかなわない。しかもそれを文化の衰退のように書くのは何か違和感を感じる。確かにamazon一人勝ちになっちゃうとこの本でも触れられているようにamazonが売りたくない本は売らない、みたいな気持ち悪いことが起こる弊害はあるし、amazonが薦めてくる本の単純さは、確かに「文化」ではないとは思うけども。

でもそもそもの矛盾が、この本がwebマガジンで連載されたものを書籍化したもので、amazonを意識した価格(1600円)であること。まぁ、価格は言いがかりかもしれないけど、あえて1450円とかにして、リアル書店の気概を見せてほしかった。これだとamazonに敗北宣言してる気がするんだけれども。

と文句ばかり書いたけど、僕はこの著者の前著「書店風雲録」もしっかり読んでたりする。というのも、やはり書店員から見た本の世界というのはそれなりに面白いから。「ハリーポッター」の出版社って美談ばっかりのイメージだったけど、書店員から見るとうんざり、というのもへーという感じ。

ところで、新宿のジュンク堂書店はオープン後しばらくして行ってみたけど、やたら棚と棚の間が狭く、しかも棚が高くてとても圧迫感があるのが苦手で、その後足を遠ざけていた。
しかしよくよく探すと、そのおかげで本はかなりそろっている。文庫なんかはかなりの充実ぶりで、会社から近い高島屋奥の紀伊国屋よりもよっぽど探している本との遭遇確率が高い。池袋店は見物でしか行ったことないけど(そもそも池袋はめったに行かないし)、仙台では新宿と同じくLOFTと共存してたなぁ。
もっともジュンク堂・紀伊国屋、どちらも閉店時間が早めなのが僕にとっては致命的だけども(だって駅ビルのブックファーストって23:00閉店すよ!)。

本屋についてはまだ書き足りないので、続くかも。

2006年9月21日木曜日

面白くない時のみうらじゅん

はなまるマーケット見てたらミハエル・クルム夫人である伊達公子が、夜に偶然つけた番組ではミカ・サロ夫妻(奥さんが元レースクイーンの日本人)が。
しっかし、ミカ・サロクラス(つってもそれなりに活躍したけど)でもホントに儲かるのね>F1レーサー。

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爆笑問題って漫才はそこそこ面白いけど、司会者としてはチャンネル変えちゃうぐらいイヤで、というか太田光ってなんであんなに評価されてるのか僕にはまったく分からない、と心の中で思っていたら、同じようなことを書いてる人がいてすっきり。
週刊朝日2006年9月22日号書評:青木るえか
爆笑問題って実は太田光じゃなくて、相方の田中裕二が太田光に対してするイヤな顔が面白いんじゃないかと思っている。ゆえに立川談志が「田中だけは切るなよ」と太田に言ったのだけはとてもよく分かるのだ。

さて、前にも書いたけど、みうらじゅんのpodcastが面白い。
もともと、タモリ倶楽部なんかでのみうらじゅんは大好きなんだけど、なぜか本人のコラムなどはあんまり面白くないのが不思議。むしろ小説の方が面白かったぐらい。
もしかしてゴーストライター?とか思ったけど、いやいや、共著ではあるけど本人はまるで文章を書いていないはずのいとうせいこうとの「見仏記」でのみうらじゅんはめちゃくちゃ面白いので、逆説的にそれは違うと思う。

ちょっと考えたんだけど、みうらじゅんは「本を出す」「文章を書く」ということに思い入れがありすぎるんじゃないかな。自ら文化系というぐらいだから、変に気負っちゃうのかも。
インタビューなど目の前に笑ってくれる人がいないと、あのサービス精神が120%発揮されないんじゃないか。そういう意味でライブアーティスト。

逆に小説はそういう活字への思い入れがうまく活かされ(まさに活字!)、丁寧に書かれていてよかった。もっと評価されていいと思う、この小説。
色即ぜねれいしょん
みうら じゅん
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太田光と同じく、根はすごく真面目な人なんだろうなぁ。


2006年9月19日火曜日

「スターウォーズ 新たなる希望」DVD

劇場公開バージョンの1作目がバラ売りで出たら買おうと思っていたら、ようやく発売。

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 リミテッド・エディション
ジョージ・ルーカス マーク・ハミル ハリソン・フォード
B000GD7YK0


実はオリジナル版をシネスコで見たのは初めてな気がする。なにせテレビと廉価版のビデオでしか見たことないもんなぁ。
だから10年ほど前!の「特別編」は喜んで見に行ったんだけど、就職したての頃で疲れていたため肝心のジャバ・ザ・ハットがハン・ソロに借金取立に行くシーンを寝ていて見過ごしてもう一度そのシーンまで劇場に残った、という記憶が残っている。

正直、新シリーズはまるで好きじゃなかったけど、今でも1、いわゆる「新たなる希望」だけは好きで、たびたび見ちゃう。
僕の中での定番吹き替えはルーク:水島裕なので、今回のルーク:奥田瑛二、ハン・ソロ:森本レオってのは違和感あった。けど、収録されたのはいいんじゃないでしょうか。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」といい、1作目は格別に面白いなぁ。「スターウォーズ」はストーリーがシンプルだけど無駄がなくテンポがとてもいい。ちょっと見始めてもついつい最後まで観てしまう。あとルークの顔が主人公然としていてキレイなのもよい(「帝国の逆襲」からは事故による顔の変形のため、ブサイクになっちゃってる)

しかし今回見ていて一番不思議だったのは、なんでレイアはデス・スターの設計図を惑星オルデランに持って行こうとしたんだろう?最初からヤヴィンでいいじゃんとか思った。あと、オリジナル版ってルークとビッグスの再会シーンってなかったっけ。
もっとも、エピソード1~3を見た後で見ると、またいろいろと面白い。絶対にあれは後付だと思うけど。つか、ルークの年齢を考えると、みんなエピソード1~3の歴史を知らなさすぎ。帝国によって情報統制されていたとしても無理がある気がする。

次は「特別編」をルーカスetc.の解説付きで見てみよう。


2006年9月17日日曜日

「リズム天国」

ハンカチ王子を略して「ハンカチ」と呼んじゃうと、「太陽にほえろ!」の刑事みたい。
ゴリさん「なんだ、デカがハンカチなんか持ちやがって。今日からお前はハンカチだ!」
ハンカチ「……。(まんざらでもない)」

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「メイドインワリオ」シリーズのスタッフによるGBA「リズム天国」、やっぱりサイコー。めちゃくちゃ面白いです。
「ハイレベル」を取らないと次に進まない、という自分縛りと、もったいなくてチビチビやってたのとで、今頃すべてクリアできたところです。

リズム天国
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ゲームとゲームのつなぎなど、そこかしこでリズミカルな演出が入っていて、曲だけじゃなくて一つ一つの音も気持ちいい。
使い古された言い方だけど、まさにおもちゃ箱。友人曰く「縁日」。まさに言い得て妙。

僕は今までの音楽ゲームって、プレイしていてどうも音楽との一体感が少ない(逆に一体感を感じたときにはゲーム的なスコアが低くてなんだそりゃと思ったり)のが不満だったんだけど、これはリズムの目押しに絞ってるのもあって、とにかく気持ちいい。逆に曲と一体にならないと評価が低くなるので、分かりやすい。
ほぼ日でこのゲームが特集されていたけど、このゲームの隠れプロデューサーであるつんく♂もそこはこだわった部分らしい。

あと、前にちらりと書いた「モチベーションのグラデーション」がやはりうまい。任天堂ってそこのノウハウがすごくて、小さい目標を作って、それを達成した時には「ちょっとしたご褒美」と「気持ちのいいほめ演出」を用意している。
PCソフトの方はやったことないけど、NintendoDSの「えいご漬け」をやってすらそれを感じる(僕は、あの気持ちのいい演出はDS独自なものと考えているんだけど、どうなんだろう?)。
「マリオカートDS」だと、1位を取るたびにコース、車種が少しずつ増えていく。「どうぶつの森」なんて、まさにそこだけでゲームを作っているかのような。
実はビデオゲームにおいては、本質的な遊びのデザインと同じぐらいにここのデザインが重要だと考えていて、RPGが広く支持されてるのはそれゆえなんだと思う。

さて「リズム天国」だけど、数あるミニゲームの中で気に入っているのは

「マーチャ」
「ポリリズム」
「しろいおばけ」
「ラップウイメン」
「トスボーイズ」

あたり。
「マーチャ」は間違えると鬼軍曹がプンスカと怒る演出が面白い。絵も好き。
「ポリリズム」は中村至男ライクな幾何学的な絵と、気持ちのいい音がたまらん。「ポリリズム2」で、これのエッセンスはドラミングだったことに気づいた。
「しろいおばけ」はすごい。一番すごいかも。おばけがひょいひょいと横移動してなぜかそれを弓で打って家の中にぶち込む、という設定の意味のなさがすごい。シュールって時に怖いことがあるんだけど、その怖さが一切ないのがすごい。もう「センス」としかいいようがない。弓で打たれたおばけのアクションとスローモーションになるのもいい。
「ラップウイメン」はへたうま女声ラップ、「トスボーイズ」では赤い人のかけ声が萌え。

逆に嫌いだったり苦手なのは

「エアーバッター」
「ゐあひ斬り」
「まほう使い」
「ショータイム」

「エアーバッター」はシュールさが怖さになってていや。苦手だし。ちゃんとボールを打っていてもあまり気持ちよくない。
「ゐあひ斬り」も苦手なんだけど、モンスターがなんだか気持ち悪い。
「まほう使い」は単純につまらない。
「ショータイム」は絵があんまり好みじゃない。

しかし最強に難しいのが、おまけのドラムレッスン。
頭で考えていたら全然うまくいかない。で、クソーとか思ってムキに練習してるとそのうち体が覚えて反射的に動いて成功する。これって楽器の習得だよなぁ!

「くろす としゆき/アイビーの時代」

五反田TOC近くにマダム鄭という中華料理屋があって、以前から知ってたんだけど今回初めて入ってみた。
担々麺をプッシュしていて、ちょうど担々麺は好きなので注文。オススメだけあっておいしかった。

で、そこのご主人が付け合わせの白米をおかわりしてほしそうな雰囲気。なんで?追加料金?とか思ったら、ご主人曰く、担々麺のタレにご飯を入れて食べると絶品らしくて、ぜひそうやって食べてほしいらしい。そういう「食べてみてよ」てなオーラが出てて、もちろんお願いした。これまたおいしかったけど、やっぱりご主人が「おいしいでしょ?」とうれしそうに言う。

う~ん、感動した。味が云々(もちろんおいしいけど)よりも、自分が作ったものにここまで自信があって、食べてもらいたくてウズウズしている様子に。当たり前のことなんだけど、なかなかできることじゃないと思いました。

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くろす としゆき/アイビーの時代(らんぷの本)
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学生時代にアイビーを知り、少ない情報量の中で、なんとか本物に近づこうとする。でも当然想像の部分が多くて、勘違いして変な服装になってたりするのが笑える。正直、どの著者の昔の写真もキモイのが、ファッションオタクになるとモテから遠ざかる好例かと思われる。
著者はVANにも勤めるんだけど、そこで石津謙介が著者が作った商品を見て「これ、着るか?」と。著者が自分は着ないけど誰かが着ると思うと言うと、石津は「やめておけ。自分が着たい服を作れ。モノ作りの基本だ」と言ったという。
著者も言うように名言。

2006年9月16日土曜日

みきおとミキオ

最近うちの娘(2歳)がバーバパパの絵本に目覚めつつあるんだけど、ファミリーの中で誰が一番好きなんだYO!?と聞いたら、なんとバーバベルだって!ベルっていったら三姉妹のおしゃれ好きなやつですよ!
僕は男の子だったからベルなんて一番ディスっていたキャラだったけど、ハァ、やっぱり女の子だなぁと思いました。首飾りをしているのがポイントらしい。
ちなみ僕はに子供の頃、絵が得意だったのでモジャに感情移入しやすかった。決してブラボーじゃないよ。

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待望の「みきおとミキオ」が出たので購入。

みきおとミキオ
藤子F不二雄
4091941419


実は読むのは本当に初めて。「ドラえもん」なんかの単行本に表紙が載ってたけど、どんな話かすら知らなかった。だから、ホントにうれしい。

でも平凡(by「リズム天国」)。ぶっちゃけ、面白くないっす。
TPぼん・バケルくんとか、主人公が周りの仲間たちと絡まない話はどうもノレない。

しかし、この唐突な復刊タイミングがほんとに分からない。藤子F不二雄のドラえもん以外の文庫化ってもう10年ぐらいなかったと思うんだけどなぁ。

2006年9月15日金曜日

「世界中のお菓子あります」

娘がばあちゃん(自分の母親ですね)に買ってもらったらしいサンリオキャラクター大集合のミニ本を見ていると、あーこんなキャラあったなぁとなかなか面白いんだけど、ふと、あれ?バイキンくんがないなぁと思ったら、バイキンくんは(株)ソニー・クリエイティブプロダクツのキャラなんだそうで。へぇ。
ちなみにサンリオはキティちゃんが生まれるまでは、わりと水森亜土っぽいキャラクターが多い。

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世界中のお菓子あります
田島 慎一
4106101661


ソニープラザの執行役員である著者が、ソニプラを輸入菓子を中心に語った本。
輸入の世界って、モロに法律と関係してるのが面白くて、たとえば1971年のGATT(関税および貿易に関する一般協定)により菓子の輸入が自由化され、一気に入ってくる。その前はアメ横で仕入れていたとか。それ以後も1985年のプラザ合意でドル安が進み、輸入菓子が一気に安くなる。1996年に小型ペットボトルが解禁(たった10年前か!)で、飲料系も幅広く扱えるように……などなど。

個人的にはあんまりお菓子に興味ないので、これの雑貨版を読みたいところ。

ちなみにソニープラザは今年ソニーグループからMBOで独立するんだそうな。


2006年9月14日木曜日

ヘナチョコ

昨日ちらりと書いた「みんなのうた」に関して。
「みんなのうた」は以前DVD-BOXが出てそれを「みんなのうた」ファンであるうちの親父が購入したため帰省した際などに見てるんだけども、いくつか「あ、これが入ってないなぁ」ってのがあって残念なのだ(そりゃ、全部入れるのは無理だからなぁ)。
と思ってたけど、YouTubeにあるかも、と調べてみると、それなりにある。
メロンの切り目」「メゲメゲルンバ」「反省のうた」とか。「ローラー天国」「ビューティフルネーム」、種ともこのも見たいなぁ。

今回気づいたけど、みんなのうたって2:20フォーマットなんですね。だから、森山良子の「さとうきび畑」のようなロングバージョンはそのちょうど倍の4:40の尺になってる。

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そういえば先日レコード屋にいったとき妙に耳に残る曲がかかってて、Now Playingを見てみると「ヘナチョコルール」って曲で、局地的に話題のキューピーのやつのカップリング曲だった。ははぁ、これが例の。でもCM曲よりこっちの方がクるなぁ。
それにしてもなんか妙に80年代なテイストを感じる、と調べてみるとどちらの曲も上野耕路(ex.ゲルニカ)が手がけてた。

たらこ・たらこ・たらこ (通常盤)
キグルミ 加藤良1 上野耕路
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なるほど。


2006年9月13日水曜日

「しりあがり寿/表現したい人のためのマンガ入門」「水森亜土/イラスト青春アドバイス」

石田衣良……。いや、なんでもないなんでもない。

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表現したい人のためのマンガ入門
しりあがり 寿
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しりあがり寿、ってあんまり知らなくて、とりあえず朝日新聞連載のマンガはコボちゃんより面白くねぇ!とは思ってた(ごめんなさい、でも今でもそう思う)。
そんな彼のいい読者ではない僕でも、サラリーマンをしながらマンガを描いていた頃のエピソードや、自分の作品をかなり客観的に見ながらその中で大暴れしているところなど、感心する部分が多い。またものづくりの志の部分で刺激になった。

なお、p118に書いてあったんだけど、同時期の多摩美の漫研に

同学年 喜国雅彦
二年上 神矢みのる(ex.「プラレス3四郎」)
二年下 祖父江慎
漫研以外では
一年上 竹中直人・宮沢直人
ほぼ同学年 スージー甘金・大貫卓也

がいたそうな。へぇ!

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もういっちょ、絶版本なので、おまけ扱いで。

「水森亜土/イラスト青春アドバイス」(岩波ジュニア新書)

1986年発行の絶版本。
喫茶店で読んだBRUTUSのブックガイド特集に載ってた本の中で唯一読みたいなぁと思った本だったんだけど、帰省先の図書館にあったので親に借りてもらい読了。
もうちょい自伝的なものかと思ったらそうでもなくてややガックリ。
ただ、水森亜土の絵はここまで「寝かす」と新鮮に見えますね。子供のころは古臭くてすごいいやだったんだよなぁ。今の子は知らないかもだけど、サンリオは昔彼女の絵をつけたグッズを大量に出していたのだ。読みさしの「西沢正史/サンリオ物語」(絶版)にも記述あり。
あと、たとえば70年代後半から80年代頃の「みんなのうた」のDVDを見返すと、彼女のフォロワーがめちゃくちゃいたことに気づいたりする。あなどれず、アドちゃん。


2006年9月12日火曜日

兎人参化ならぬ熊蜂蜜化

前回&前々回で書いた「宅配ボックス事件」の核となったブツは実はこんなんです。

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プーさんのミキサー車」。
前から時々書いてるけど、こういうベクトルのグッズにかなり弱い。
とくにこれは、プーさんが自らハチミツのミキサー車に「なってる」という意匠がたまらない。そりゃ、プーさんも本望でしょうよ。プーさん自身のシールなんかも最低限でいい。

商品としてはディズニーリゾート限定品として、この夏に発売されたものらしい。僕は東銀座のミニカーショップでプレミア付きで売られているのを見て初めて知った。
他にシリーズとして、「ピグレット」(うちの娘は最近「ピッテグロ」と言うようになった。あまりにかわいいくて目に入れようとしたら痛かったです←バカ親)、「ティガー」、「イーヨー」も同様に車化されている

これらはTOKYO DISNEY RESORT Vehicle Collectionというシリーズで、春にディズニーシーへ行ったときは、ロック・アラウンド・ザ・マウスという、ミッキー・ミニー・ドナルド・ビッグバッドウルフ(←誰?)が車化されたシリーズを発見してなかなかいいなぁと思ってはいたんだけど、車体のどこにも「ミッキーマウス」のロゴとか顔とかがないので、これ、子供は分かるのかなぁといらぬ心配もしていた。
と思って調べてみると、これは「ロック・アラウンド・ザ・マウス」というイベントで実際にぬいぐるみが乗っている車なのね。ちょい萎えた。

プーさんのに話を戻すと、トラックの顔の部分のふくらみとかうまく擬人化されていて、ホントにため息が出る。ミニカー好きじゃなくても・プーさん好きじゃなくても、かわいいもの好きならマストアイテム、と言ってしまいたい。設計者、いい仕事しすぎ。

同じくディズニーで、擬人化ものではこんなのがありました。

DSC09191-1.JPG

YUJIN(つまりガチャガチャ)の「ディズニーキャラクタールームフィギュアマスコット」というシリーズ。
100円だからってかなりがんばったら、ミッキーがダブりまくり。正直にいうとダブるっていうか、なんとキャトる(4)。
以下、出た順番。

くまのプーさんせんたくき(これが目的だったので、この時は一回でやめた)
↓(別の場所で見つけてしまう)
くまのプーさんせんたくき(一投目からダブリキター)

ミッキーマウスでんしレンジ

ミニーマウスミキサー(フランケンを彷彿とさせる目盛りと色がかわいくない)

ミッキーマウスでんしレンジ(!)

ファンタジアミッキーマウスでんしレンジ(一応レア)

ミッキーマウスでんしレンジ(!!)

ボンゴれいぞうこ

ミッキーマウスでんしレンジ(!!!)

ミッキー、こんなにいりません。
で、結局いつもお世話になってるこの手の通販サイトで、ドナルドダックのトースターとダンボテレビ(プーさんの次はこの2つがほしかったのに……)を手に入れて、コンプリート。

でも苦労して手に入れたのもあって、かなり気に入ってます。


2006年9月11日月曜日

「桂米朝/落語と私」

ついにM・シューマッハーが引退宣言。
僕がF1を見始めたのがシューマッハ黄金時代と重なっているだけに(つまり、結構最近のF1ファン)、さすがに生中継でそれを本人の口から聞くとグッとくるものがあった。しかも、フェラーリの地元・モンツァで優勝しての記者会見にて発表。トップのアロンソとはついに2ポイント差!ホントに有終の美を飾ってほしい。

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先日書いた宅配ボックスのトラブルは、いろんなとこに電話かけて案の定たらい回しにされて、ついに直しに来ると言われたんだけど、留守にするから他の正常な宅配ボックスに入れておいてくれと頼んでおいて(業者の人、カンが悪くて伝わったかどうかちょい心配だった)、無事手元に。
「くろうみそ」なめてないんだけど。

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落語と私
桂 米朝
4591089673


��写真は、2005年ポプラ社から出た新装改訂版のもの。値段を考えると文春文庫の方がおすすめ。

米朝さんの落語は前から聞きたいと思っていて、先日今のところ一番好きな噺「はてなの茶碗」をようやく聞いたんだけど、やっぱりその語りは好きだった。とくに茶金さんの人柄がいくつか聞いた中で一番よかった。

さて、僕が落語を聞けるようになったのは、ちくま文庫の「上方落語 桂米朝コレクション〈4〉商売繁盛」というアンソロジーに自分好みの噺が集められていて、それらを軸に聞きたい噺を探していけるようになったからなので、僕はたいしてよく知らないのに米朝さんを神格化してるふしがある。

そんなこともあって、この本を読んでもいちいち関心してしまう。もともとポプラ社から出た子供向けの本なんだけど、落語とはどういうものなのか・どういところが他の演芸と違うのか・どう発展していけばいいのかなのが丁寧に書かれていて、とくに寄席におけるスピーカーの考察とか、本当に研究熱心な方。
落語以外のエンタティンメントにも通ずる内容です。

2006年9月9日土曜日

「工夫貧乏のシアワセ」

ヤフオクで落札したアイテムが届いてる♪とマンションの宅配ボックスを開けようとすると、どうやらエラーもしくは故障で品物が取り出せない状態に……!!目の前に入っているのが分かってるのに!
どうせ管理会社は土日休みだろうから、早くても月曜……。
納得いかない!

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工夫貧乏のシアワセ
久住 昌之
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前に絶賛した「とうとうロボが来た!」のQ.B.B.こと久住ブラザーズの父親「オジハル」の、珍妙なそれでいてどこか哀しい発明・工夫品の数々を紹介するという内容。
家族にいやがられても、「こうするといいかも」という思いつきだけで、大胆な工作に出るオジハル。当然計画性がないからおかしなことになる上に、途中から当初の目的を忘れ、手段ばかりに目がいったり。
その品々からオジハルのキャラクターだけでなく、その妻(つまり久住ブラザーズの母親)、息子たち(ブラザーズ)の様子も浮かび上がる、一種の家族ものとしても読める。
「とうとうロボが来た!」もあった、ところどころでほんのちょっと顔を出す久住昌之の叙情性は健在で、そのことはあとがきでちょっと反省してたりするのも、妙におかしい。

2006年9月8日金曜日

「典子44歳 いま、伝えたい」

チルドビールはどれもおいしい、と思ってたけど、どうやら「やわらか酵母」が特に好きみたい。「豊潤」もなかなかイケる。
「一番搾り 無濾過<生>」「ゴールデンホップ」がイマイチなんだよなぁ。
お店で飲む樽の生ビールは、瓶や缶のあの嫌な苦みがないんだけども、チルドビールではまだ消しきれないのかな?

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典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年
白井 のり子
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本屋の新刊コーナーで見てびっくり!今、このタイミングで「典子は、今」の典子さんが世に出てくるとは思ってなかったから意表つかれた。

僕らの世代にとっての乙武さんは、この典子さんだった。
映画を観たかどうか記憶にないけど、世の中に腕のない人がいて、その人が日常生活を営んでいる、ってのがとにかく驚きだった。
そんな僕のような人間が多かったのか、典子さんは意図的にマスコミを避け、「のり子」として生きてきたそうな。その後、いろんなきっかけがあって講演活動をするようになり、こうして本も出たみたい。

子供の頃のことから、青春時代、就職、結婚、出産、仕事……などなど自伝好きとして面白い内容だった。
読んでる最中、「もし自分に腕がなかったら……」とシミュレーションしてしまうことも多かった。でも彼女自身は自分は障害者と思っていなくて、実際ほとんどのことはできてしまっていること。車の運転までできてしまうとは!彼女にとっては手がないことはいたって「普通」のことなんだなぁ。

ちなみに典子さんは九州の人なのもあって、けっこうお酒が強いらしいです。

2006年9月6日水曜日

「赤頭巾ちゃん気をつけて」

前に映画版「セカチュー」の感想を書いた際に、

僕が長澤まさみと綾瀬はるかを混同してたのは、ドラマ版の主演が綾瀬はるかだからなんだろうなぁ。そっちもどんな感じか1話ぐらい見てみたい。


と書いたけど、現在テレビでドラマ版を再放送していたので、見てみた。

……ありゃ、綾瀬はるかってあんまり好きじゃないかもー。映画版を先に見ているせいか、ヒロインはもっと利発な感じがしてほしい。もしかして全盛期の広末涼子あたりがやってたら当たり役だったかもね。ヒロスエって当たり役がなかったのがつらいとこのような気がする。
でも、それよりも主人公がちゅらさんの弟or映画版電車男かよ!こんなかわいい顔してこの役やられてもおもしろくねー。映画版の主人公はやっぱりよかった。

あ、キャスティングといえば、千秋@ドラミ、意外と違和感なかった……。

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本の感想、小出しシリーズ(まだまだストックがあるよ)。

赤頭巾ちゃん気をつけて
庄司 薫
4122041007


確か坪内祐三が話題にしてたので、気になって再読。村上春樹訳の「ライ麦畑でつかまえて」とか出たし、タイミングかなと。
前に読んだのは高校生のころだったから10何年ぶりに読み直したけど、ぜんぜん内容を覚えてなかった(笑)。それどころか、勝手に著者夫人である中村紘子にピアノを習いに行くシーンがあったと思い込んでいたけど、そんなところはなかった(中村紘子にピアノを習いたいという文はある)。
内容はともかく、1995年に書かれたあとがきなどから、著者はけっこうムズカしい人なのか?という印象があったのが意外だった。

続編の「白鳥の歌なんか聞こえない」も買っておいたけど、読むかどうかは微妙だなぁ。


2006年9月5日火曜日

「LUPIN THE THIRD THE ORIGINAL-NEW MIX 2005-」

本屋で見た↓この本、買うどころか手に取っただけでも絶対にB-BOYになれないと思ったYO!

完全HIP HOPマニュアル
架神 恭介 辰巳 一世
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帯がまたイカれてイカしてて
「フェイク野郎」と蔑まれない、イルでリアルなヒップホッパーになるためのHIP HOP入門書。


「通信教育で空手」に通ずるものが……。
つか、「ヒップホッパー」が本を物色してるだけでかなり萎える。そもそも本屋でそういう人、見たことないし。

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さて、PC買ってから喜んで使っているiTunesMusicStore(だけどまだ購入したことなくて、とりあえずダウンロードしたのはみうらじゅんのpodcasting。面白すぎる)で知ったこちらの盤を、結局CDで購入。

LUPIN THE THIRD THE ORIGINAL-NEW MIX 2005-REMIXED BY YUJI OHNO
大野雄二 YOU & THE EXPLOSION BAND サンドラ・ホーン
B0007MCI2O


結局僕はダウンロードで買うよりもCDを選んでしまうんだなぁ……(笑)。iTMSは便利だけど、圧縮音源なんでちょい購入意欲が萎える。

さてこのCD、ルパン三世Part2の主題歌はほとんど網羅されていて、映画の「炎のたからもの」「マンハッタン・ジョーク」も収録。
でもルパンのベストぐらい持ってるでしょ?と言われたらええ確かにBOX持ってますと答えるんだけど、なんであえてこれを買ったかというと、ニューミックスだから!
昨今のいわゆるリミックスではなくて、ホントの意味でミックスをし直したもの。聞き込んでいる人ほど違いが分かると思う。

ところが、amazonでもiTMSでも、この商品がどういう位置づけなのか分かってない人がトンチンカンなコメントを書いてるのが悲しい……。
マスターテープの音源を使用しての化粧直し、ってすごい贅沢な企画っすよ!?特に「ルパン三世'79」はかなり印象が違う。

とはいえこのCD、微妙に音がよくない気がする。ミックスとマスタリングは別物だからなぁ……。

2006年9月1日金曜日

「ニュー・シネマ・パラダイス」

谷川俊太郎の詩を使った保険のCMがあるけど、あれこのBGMってなんだっけ?と思い出してみると、「ニュー・シネマ・パラダイス」のだった。ていうかサントラCD持ってるじゃんと、今までなんとなく敬遠してたけど聴き直してみると、めちゃくちゃいい!

んで、映画も見直したくなって、わざわざTSUTAYAで短い方の劇場公開版を借りてきました。これは今観るのは難しいバージョンなのかな。でもこちらの方が評判いい。

ニュー・シネマ・パラダイス
ジュゼッペ・トルナトーレ フィリップ・ノワレ
B00005FWUJ

実はこの映画、前に観たときは「?」って感じで何がいいのかよくわからなかった。
だからあんまり期待しないで観たんだけど……。

ヤバイ。
1時間経過したあたりからハンカチ王子状態(実際はティッシュだったけど)。
なんだろう、田舎から都会に出てきた人間にとってはかなりクるものがあるのだろうか?いや、やっぱ音楽の功績かも。

なにはともあれ、年齢とともに分かる味というものがあることを改めて実感。