2008年6月30日月曜日

「好きよ嫌いよ」は松本隆の中でも名フレーズ

土岐麻子の新しいミニアルバムが出たけど、

Summerin'
土岐麻子
B0017LF6HI


恒例のカバー曲は
・「サマーヌード」(真心ブラザーズ)
・「小麦色のマーメイド」(松田聖子)
・「Rech Out, I'll Be There」(THE FOUR TOPS)
・「La Isla Bonita」(Madonna)
・「都会」(大貫妙子)
で、試聴したら「小麦色のマーメイド」がグッときたけど他のカバー曲はまぁまぁ、意外にオリジナル作品の方がよかったぐらいだったので、iTunesStoreで「小麦色のマーメイド」「サマーヌード」だけを購入。

実は前作のこちらでも

TALKIN'
土岐麻子
B000VT9BJG


カバー曲「青空のかけら」(斎藤由貴)だけを購入。この曲を取り上げたのはけっこう驚きだった。

それにしても、カバーの選曲が自分の趣味と似すぎ。
松田聖子でとくに好きなのは「白いパラソル」「秘密の花園」「小麦色のマーメイド」だし。
以前出たカバーアルバムでは

WEEKEND SHUFFLE
土岐麻子
B000JGCO1S


シティポップスといえる「君に、胸キュン。」「夢で逢えたら」「Down Town」「土曜日の恋人」はまぁ誰でも好きだろうけど、「September」(EW&F)を取り上げてるのに、シンパシー。EW&Fではこれと「Fantasy」が好きなんだよなぁ。

ジャズカバーのシリーズでもポピュラー系の「Everybody wants to rule the world」(Tears For Fears)、「Break out」(Swing Out Sister)、「Human Nature」(Michael Jackson)を取り上げていて、これまた趣味がバッチリあう。

だからなんだというわけじゃないけど、好きなコード感とかアレンジとかかなり近いんじゃないかなぁ。

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余談だけどいろいろ調べてたら、自分が大学4年生の頃に彼女は同大学の2年生だったらしい(ちなみにF1ドライバー佐藤琢磨はその時1年生)。意外に年齢が近いのが驚き(←そっちかよ)。「Summerin'」のジャケは三十路とは思えないかわいさだ。

2008年6月29日日曜日

クレーム襲撃

仕事をする際に気をつけていることに
「できるだけ怒らない」
がある。

これは言いたいことを言わないという意味ではなくて、不必要に怒りの感情を表に出さない、ということである。実際どこまでできているかはおいといて。

会社という場所では理不尽なことが起こったり、また自分も人に対して無自覚に理不尽なことをさせていたりする場合が、少なからずある。
そういう時に怒ると気持ちがスッキリする場面もあるんだけど、それでも怒ってはダメなのだ。

これは明確な理由があって、まず怒ることで相手に萎縮されてしまい、もし今後自分が間違った方向に行っていても誰も正してくれなくなる。
また相手に自分と仕事をしたくないと思わせてしまうのもデメリット。

てなことを感じていた昨今なんだけど、ちょうどクレーマー関係の本を読んでいてリンクする部分があることに気づいた。。

鉄槌! (角川文庫)
いしかわ じゅん
4041795044


理不尽な目にあったいしかわじゅんが裁判などを通じてそれを正す、という内容なんだけど、面白いのはメディア(具体的には双葉社の雑誌)上でクレームを表明したら、企業側がメディアを持つ者の強みをよく理解せずに脅しをかけてきて結果的に企業側が損をした、という今では珍しくないネットでのクレーム事件のようなことをまだネットもろくに発達してなかった時期にやったことだ。
この頃(1989年頃だというからバブル期か)、企業側が圧倒的に強くて客が理不尽な目にあっても泣き寝入りするケースが多かったんだろうなぁ。

それにしても結局いしかわじゅんが求めていたのは「誠意」に過ぎないのであって、それが分かっていない企業側の温度・空気が問題になったんだろう。
また、彼が関わった弁護士もまたかなり「誠意」を欠いた人々であった、というのも本人は不本意だろうけどこの本の内容を立体的にしている。

さて、この事件は企業側から見たらいしかわじゅんは「クレーマー」だったわけだけども、非があろうがなかろうかクレームに対する正しい対処というものは存在するはずで、その辺をまとめたのがこちら。

お客さま!そういう理屈は通りません (ベスト新書 188)
吉野 秀
4584121885


会社でも会議などをやっている際に、本質的な議論からはずれ冷や水を浴びせるようなことを言ったり自分の意見が通らないときに相手の揚げ足を取ることで議論をフリーズさせようとする人がいることがある。
そんな時、この本に書いてあるクレーマー対処術や心得がかなり通用する気がするのだ。

クレームというのは企業対個人だけでなく個人対個人でも起こりえて、それらをうまく解決するのは相手の主張の本質を逃さず、こちらはそれに対する対応の範囲を把握して、その落としどころを会話中で探っていくことなんだと思う。
著者はそういう能力を「フレーズ力」と呼んで、とくにお笑い芸人はそういう能力に長けていると書いているけど、なるほどと思う。

最後に企業に対するクレームを実例で紹介したのはこちら。

となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ 244)
関根 眞一
4121502442


いやぁ、ホントに企業のクレーム対応の部署は大変だなぁ。
でもクレーム対応に求められるのも、本質的には会話能力なんだと思う。

2008年6月28日土曜日

雑誌はライブだよねぇ

坪内祐三/私の体を通り過ぎていった雑誌たち」が文庫になったんで読んでいるんだけど、めっぽう面白い。
雑誌が面白かった時代を、雑誌の目利きの視点で追体験できる喜び。その一方で、読者として追体験しかできない悔しさもあるにはあるんだけど。

僕がこんなふうにリアルタイムで「体感」した雑誌といえば、90年代後半のタワーレコードのフリーマガジン「bounce」が真っ先に思い浮かぶ。この時期の「bounce」については今まで何度も書いたけど、ホントに面白くてその頃のbounce記事は今でも多数、切り抜きをファイリングして残してある。
のちにその頃の編集長があの橋本徹だと知って、納得がいったと同時に雑誌における編集長、いやプロダクトにおけるディレクターの存在の重要さを身をもって知った。

その「bounce」が今月号で300号ということで、ちょっとした回顧特集をしている。
かつて僕が自分のwebサイトで「この頃bounceがつまらなくなった」と取り上げたのが200号だったんだけど、この回顧特集ではその号が取り上げられ、キャプションに
「<FREE SOUL>などでお馴染みの橋本徹さんが編集長を務めた時期を経て、200号を迎えたこの99年7月号では、デザインを全面リニューアル」
とあって、まさに!と思った。

記憶ではこの少し前の号から急速につまらなくなったので、おそらくこれより少し前に編集長を辞していたのではないかと予想しているんだけども(web情報によると彼が編集長をしていたのは96年から99年とのこと)。

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余談だけど、雑誌といえば友人にもらった「Model Graphix」の2008年4月号(巻頭特集「MSV」)、2008年5月号(巻頭特集「1/100ウォーカーギャリア」)はめっぽう面白かった。あさのまさひこ最高。「1/100ウォーカーギャリア」についてる冊子「ウォーカーギャリア メモリアルハンドブック」がめちゃくちゃ読みたい。


2008年6月24日火曜日

ルーム、冷えてます。

今住んでいる賃貸マンションで夏を越すのは今年で3回目なんだけど、ついに今まで我慢していた自室へのエアコン設置に踏み切った。

エアコンって内部にカビが生えたりとか意外に清潔に保つのが大変で、その辺の悩みが増えるのがイヤだったんだけど、さすがに少ないプライベートな時間を快適にすごしたいという思いには勝てなかった。
とはいえ、六畳用(一番狭い)最安値の製品をゲットする、というケチな僕(テヘヘ)。

自室は、夏はホントに暑いというか湿度がすごくて、窓を開けても奥の部屋の窓を開けてようやく風が入るぐらいだし、今年はなんといっても向かいのビルが取り壊し&立て替えのため騒音がうるさいのが決め手となった。
それにどうも自室はホコリが多くて、それはもしかしてよく窓を開けているせいなのか?という疑惑も決め手の1つ。

あとは冬の暖房としても使えるかな、と思ったのもあった。
今まではオイルヒーターを使っていてこれはこれで好きなんだけど、暖まるまでに時間がかかるためまずはエアコンで暖めてその後オイルヒーターというコラボな使い方がいいかも、という計画。


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ちなみにほぼ同じ性能、価格の中でNationalのものを選んだ理由は、リモコンの使いやすさ。他のメーカーのリモコンは操作時にもたつきがあったけど(たとえば温度をひとつ下げるとそれを本体に送信するまで操作を受け付けなくなる)、これはサクサクと動いたのがよかった。

2008年6月23日月曜日

決して「優品」ではない

先日ノートのことを書いたけど、日常的に一番使うノート的なものはピリッと破けるメモ帳である。

ずっと無印良品のものを使っていたんだけど、使用していた商品が商品ラインナップから落ちることが2度続いてこりゃやってられん、と思って一度無印から離れて、なぜか異常なぐらいにどこにでも置いてあって手に入りやすいRHODIAの商品を使ってみた。

さすがにこれが手に入らなくなることはないんだろうけど、

・若干、紙質が好みよりも硬め
・もう少し弱い力でもピリッと破けてほしい
・横罫のがやや手に入りにくい?

といった点が少し気になった。

そのRHODIAのメモパッドを使い切ってしまったので、また買わなくてはと文房具を買い出しに行ったら、なんと無印良品のメモパッドが形を変えて復活してるではないか。

メモ帳・横罫 ダークグレー

さっそく買ったけど、これもいつまでラインナップに残っているのやら。

無印良品といえば、ブリーフでとても好みのもの(ボクサータイプ、前開き、綿+ポリエステル)を見つけたんだけど、これも値下がりしてラインナップから落ちそうな予感。

デニムストレッチ前開き浅ばきボクサー

無印良品は褒められることが多いけど、僕はこういう点からよく利用はするもののどこか信頼できないメーカーという印象が、正直ある。けっこう質が悪いものがあったりするし。

2008年6月22日日曜日

しゃべらない話。

いままでよく話題になってるのでタイトルだけは知っていた「人志松本のすべらない話」という番組を、このたび初めて見た。

テレビはあんまり見ない、とかいいながらレギュラーで見てるだけでも
「熱中時間~忙中“趣味”あり~」(NHK)
「アメトーーク!」(テレビ朝日)
「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)
「親分&張さんの喝!(サンデーモーニング)」(TBS)
「所さんの世田谷ベース」(隔週/BSフジ)
にだいたい隔週でF1GPが入ってきて、特集によっては見るイレギュラーな番組がいくつか。

6月はNHKの「趣味悠々」の「お気に入りをとじる~やさしい製本入門」「ひと味違うダッチオーブン入門」、「知るを楽しむ 人生の歩き方」の「水木しげる」が加わって、かなりの量を見ていることになる。

とはいえ、高校生から大学生の頃、そして子供が生まれる数年前ぐらいまでは本当にほとんどテレビを見てなかったため、その時代に人気があった芸能人に対する思い入れがあまりない。

たとえばダウンタウンがそれで、面白いのは分かるけどなんであんなにカリスマ化されてるのかあんまりピンときてなかったりする。

だもんで、先の「人志松本のすべらない話」も、へーそんなのあるのねーぐらいにしか思ってなくて、今回たままた見た感じだったんだけど、もちろん面白いことは面白かった。Podcastを聞いていても芸人の「話を面白くしたり場の空気をホットにする能力」ってホントにすごいなぁと思うが、この番組でも同じことを感じた。

だけど、あの番組の構造が話を面白く聞かせてる部分が多分にあるよなぁ、とちょい唸ったのも事実。

「すべらない話」の特徴として
・トーク内容は実話であること
・誰に話がふられるかはランダム
・とにかく場の空気をしらけさせないで(すべらないで)次につなげるのが命題
という点があると思う。

まず「実話であること」というのはかなり得であるのは、わざわざ書かなくても分かるだろう。

そして他の点からは、出演する芸人の中に
「次は自分かもしれない」→「他の人の話がそんなに面白い話じゃなくても、とにかく面白がってホットな空気を維持しよう」
という流れがごく自然に生まれる。

それによって視聴者は
「あの面白い話をした人が、笑っている話」→「面白い(ように感じる、少なくとも30%増しぐらいには感じてる)」
という、いわばホラー映画の中で怖がっている人がいるからこちらも怖くなる、最近の映画CMにてスクリーンに涙する人を写しているから感動する映画だと認識(錯覚)する、のと同じ心理状態になるのだ。

これがたとえば順番が決められていて1つずつ話をする、だとあそこまで他の芸人が熱心に話を聞かないし、それほどウケないと思うのだ。
つまり、「すべらない話」は最強の笑い屋をそろえているというわけ。

だから正直言うと、僕にとってはたとえば「アメトーーク!」の方が心から爆笑できて、「すべらない話」はクスッと笑うぐらいだったんだけど、「すべらない話」は先の構造があるから、見終わって「面白いものを見たなぁ」という気分には十分させてくれた。

僕はあんまり好きじゃなかったけど、同じ松本人志の「笑ってはいけない~」シリーズというのも、笑ってはいけない状況ではつまらないこともめちゃくちゃ笑えてしまう、というシチュエーション設定を活かしているのが巧みだなぁと思う。

勘違いしないでほしいのは、決してそれが悪いといってるわけじゃない。
「面白い」ということの基準は決して絶対値だけじゃ決まらない、というのはゲーム制作という仕事をしていても常日頃感じることなんで、むしろこの構造はなにかに使えないかなぁ、などと思ってしまうぐらいであった。

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ところで僕が見ている番組に共通するのは「楽しいことをやっているのを見せる」という点だと思う。本にしてもそれがとにかくツボだなぁ。

声が楽天的。

幼稚園に通い出した子供が、園から子供向けの演劇の案内状みたいなものなどを持ち帰ってくることがあって、あぁこういう自分が知らない文化圏というものは存在するんだなぁとか思いながらながめてたら、その中に「たいらいさお」の名前が!

「たいらいさお」といえば平浩二の弟で、トライダーG7、イデオン、ダイオージャ、ブライガーなどのアニソンを朗々と歌っていた人で、実は結構好きだったりする。
wikipediaを見ると「おかあさんといっしょ」3代目うたのおにいさんなんですね。ちなみに先代はアニキこと水木一郎。
やはり芸がある人は息が長いなぁ。


2008年6月17日火曜日

ホントにヒューストン(by志村けん)

ファンではないんだけども、いくつか好きな曲が入ってるので買ったこちらのCD。

アルティメイト・ホイットニー
ホイットニー・ヒューストン
B00139ZKEI


数年前に出た2枚組ベスト(タモリ倶楽部で、ジャケでmakitaのドリルを使っているということで取り上げられていたが;笑)はボリュームがありすぎてパスしたけど、今回のベストは一枚通して聴ける構成なのがよくて、意外と何度も聴いている。

「Saving All My Love For You」もよいけど、なんだかんだいって「Run To You」「I Have Nothing」といった「ボディガード」の曲は立ってるなぁと思う。さすがに「I Will Always Love You」はもうええよ、って感じではあるが。
その中でも「I'm Every Woman」がチャカ・カーンのオリジナルともどもすごく好きなんだけども、「I'm Every Woman」と「I Have Nothing」って歌詞が正反対なのに劇中ではどう使われてるんだっけ??と改めて気になった。

そもそも僕はこの曲を「私はどこにでもいるただの女よ」と誤訳していて(実際は「私は万能な女よ」)一人の女性として見て!と歌うホイットニーにケビン・コスナーが魅せられる……というのが自分の勝手な記憶だったんだけど、このたびNHK BS-hiで放送された映画「ボディガード」を見直してみると近いシーンはあるにはあるが、それは「Run To You」だった。
ボディガード スペシャル・エディション
ローレンス・カスダン
B001525J7Q

しかも最後まで観ても「I'm Every Woman」がどこに使われていたのか分からずじまいで、数回早見モードなどで見直した結果、やっと発見。
開始25分ぐらいのホイットニーが車の中でサインをするシーンで、カーラジオから小さな音量で流れているだけ。しかも別にホイットニーが歌っているという設定ですらなさそう。
あらら、こんなぞんざいな使われ方だったのか!

映画自体は、ラブストーリーにまるで興味がないので公開当時のあまりのヒットぶりに「ケッ」とか思って観てなかったんだけど、後に偶然見たら意外と脚本がちゃんとしてて驚いた記憶がある。
しかし今観返すとけっこう散漫な内容ではあるなぁ、と思ったり。後半で実家に行くところとか犯人の動機とかなんかよく分からない部分が多い。あと、劇中でなんで「Run To You」を他の歌手が歌ってアカデミー賞を取っているのかがよく分からなかった。

とはいってもこの映画のケビン・コスナーに女性がまいっちゃうのはさすがに分かるなぁ。当時は今では考えられないぐらい人気あったもんなぁ。

2008年6月16日月曜日

アーサー・C・クラークも今年だったなぁ

先月、SF作家の今日泊亜蘭氏が亡くなって、中学生の頃に読んでいたSFマガジンで連載していた「我が月は緑」を読んだなぁ……と思い出していたんだけども、先日同じくSF作家の野田昌宏氏まで亡くなってビックリ。加藤直之のイラストにひかれて読んだ「銀河乞食軍団」は楽しかったなぁ。「ン」とべらんめぇ調が懐かしい。
「銀河乞食軍団」は高校生ぐらいから読んでたんだけど、外伝含めてなかなかコンプリートできなくて、数年前にできた近所のBOOKOFFにてようやく揃えることができた。今だったらネットでわりと簡単に集められるだろうに。
それにしても、野田氏は日本テレワークの不祥事をどう思っていたんだろうか。

そして、氷室冴子さんも。僕自身は1冊読んだかどうかぐらいだけど、ちょうどジュヴナイルを読むような時期にリアルタイムで活躍してた作家なので、ちょっと驚き。
ラノベがどうのこうのというこのご時世に、彼女の訃報はもうちょっと話題になってもいいんじゃないかと思う。


2008年6月15日日曜日

ノートです。

ゴールデンウィークの小旅行に際して、大好きな杉浦さやか氏にならってノートブックを作ってみた。

ノートブックは前から文房具屋で見ていてなんとなく気になっていた「トラベラーズノート」の横罫を購入。サイズが縦長でいつも使っているバッグに入るのがよかった。


旅行前に予習やメモをいろいろと書いておいたり、ガイドブックのコピーを見やすいように貼っておいたりして、旅行中は自製ガイドブックとして役立っただけでなく、旅行中のチケット類やパンフなどもその日のうちにノートに貼っつけていったので、旅行直後には旅行のスクラップブックに早変わり。

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実はプライベートにおいて、ノートブックや手帳を使うことなどほぼなくて、使うといえばチケット類を貼りつけておくノートぐらい。これはもう10年ぐらいやっている。

仕事ではB5の自由帳にいろんな考えを書きつけておいてPCでまとめているからノートではないし(PCも旧Officeのword→PowerPoint→Office2007のPublisherと変遷があるんだけども)、またToDoやスケジューリングなども最近はOutlookでやっているのでノートとは無縁。

だもので、文房具屋ですてきなノートを見つけてもどうせ使う機会がないやとあきらめていたので、今回のノート作りはとても楽しめた。

大人のノートといえば手帳だけど、手帳は使用済み部分が出てきてそれも常に持ち歩く、という点がとてもイヤだったりする。挿入など編集ができないのもイヤで、高校時代から勉強のノートはずっとルーズリーフを使っていた。

そういえば中学生の頃なんて、新学年になると新しいノートを下ろして、きれいにノートをつけることに躍起になってたけど(とくに歴史のノート)、あれってあんまり勉強にはなってないんだよなぁ。
とくに学生時代のノートなんて人に見せるものでもないんだからきれいに書く必要なんてほとんどない。頭の中にたたき込むことが大事なんだと、中坊の自分に言ってやりたい。


「ブッキーのテーマ」が好きだった

Wiiバーチャルコンソールの2008/6月配信分で、あの!名作の!!「スーパーマリオRPG」(スーパーファミコン)が登場!!!

一番右のマロというふかふかなキャラがかわいくて大好きだったけど、パーティメンバーとしてはビミョウだった気も(笑)。
ピーチがかなり気丈なキャラだったのも印象的。
あと、マリオが一切しゃべらないのでミッキーマウスっぽかった。ゲーム中でヒゲオヤジ呼ばわりされてもいたような。

実はこのソフト、大切に持っていたんだけど知人に攻略本とともに借りパチされたまま……。もっともスーパーファミコンを起動することはないからぜひダウンロードしたい。


2008年6月14日土曜日

一番星、ってこれだったのか。

毎回楽しみに観ているNHK「熱中時間~忙中“趣味”あり~」の第129回の若林政美さんのデコチャリがすごくてかなりインパクトがあった。
彼にそれを作らせた映画「トラック野郎」シリーズの名前はよく聞くんだけど、実際にどんなものか知らなかったのでこれを機にレンタル。

トラック野郎 御意見無用
菅原文太
B000066AEJ


キンキンが準主役だったのか……。
それにしてもヒドイ映画だな(笑)!けっこうお下劣なところもあるし。なによりデコトラがたいしたことないのがガッカリ。
こんなのが当時ヒットした、というのが時代なのかなんなのか。
TSUTAYAの通常値段でレンタルしたのがもったいなかった。

2008年6月2日月曜日

デキ愛

ゴールデンウィークには家族旅行として千葉の銚子や成田方面に行ったんだけど、僕の一番のお目当ては銚子電鉄に展示されているという電気機関車「デキ3」を観ることであった。

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現在は仲ノ町駅車庫にあって、引退状態らしい。同駅で見学切符を買うことで間近で見学できる。

公式ページから引用すると

デキ3
��922年ドイツのアルゲマイネ社製の凸型電気機関車。銚子電鉄へに昭和16年2月に入線し、それ以前は宇部地方の炭坑で働いていた。

デキ3と付番されているのは、開業当時に活躍していたガソリン機関車1・2に続いたものである。近年まで、銚子~仲ノ町間でヤマサ醤油専用の貨物列車牽引用に使用していたが、現在では車庫に留置されている。


というもの。写真で見る限りかなり小さいんだろうと思ってたけど、ホントに小さくてかわいかった。
でも本当はクリーム色と赤色のツートンカラーの方が好きなんだけども。
deki3_color.jpg
↑このネットで見つけた写真、今見ると仲ノ町駅だな。

05417016.jpg
こちらはネットで見つけた鉄道模型の写真だけど、同型機じゃないかなぁ?これまたかわいい。こういう形をした機関車をデコ電(凸電)というらしい。
でも「デコ電」で検索すると「デコレーション携帯電話機」がひっかかりまくる。

僕は別に鉄道マニアとかでは全然ないんだけど、この機関車はホントに好きなのでNゲージの模型を買ったり(あまりに小さかったのとプラスチック製だったのとで、値段のわりにガッカリ)してるんだけど、銚子から帰ってきて最近遊ぶ機会が多いLEGOで作ってみた。

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途中。

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完成バージョン。下半身(?)を丸いパーツに変えて、かわいいラインを強調。
パーツが足りなくて不本意な部分もあるけど、イメージはそれらしく仕上がったと思う。

ダイエーのが有名

珍しく新作料金でレンタル。

ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組)

B0012EGLLA


ミュージカル映画だから面白いだろうとは思っていたけど、60年代の美術やファッションがけっこうツボだった。
トラボルタ、クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファーその他全体的にハマり役が多かったのもよかった。
ミシェル・ファイファーって代表作なんだっけ?と思ってwikipediaで調べたら
高校卒業後、スーパーマーケットのレジ係りとして働いたが、ミス・オレンジ・カウンティー・コンテストに出場して優勝した。その時、スカウトの目に留まり、

とのことで、わりと本人に近い役なのか?と思った(ちなみに代表作は「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」「バットマン・リターンズ(のキャット・ウーマン)」だった)

ところで、これのオリジナルであるジョン・ウォーターズ版も観たいんだけど、最寄りのレンタル店にない。

ヘアスプレー
ジョン・ウォーターズ
B0002MOL1U


「クライ・ベイビー」「I love ペッカー」とかけっこう好きだったんだけど。

2008年6月1日日曜日

元祖「まんが道」

子供の頃マンガばかりで字だけの本などほとんど読まなかった僕が、珍しく図書館で借りて読んだのが、ディズニーの伝記本だった。

ディズニー―まんがえいがの王さま (児童伝記シリーズ (17))
塩谷 太郎
4035031704


とくにディズニー作品が好き、と言うわけではなかったけども、当時僕は藤子不二雄にあこがれてマンガ家になりたかったので、「まんがえいがの王さま」というサブタイトルにひかれたんじゃないかと思う。

内容はあまり覚えてなくて最近になってディズニーという人はどんな人だったのかを知りたくて再読したくなったんだけども、絶版な上に区の図書館でも見つからず(「ディズニー」で検索するとえらい数がひっかかって大変でもある)半ばあきらめていたら、先日偶然BOOKOFFで子供の本を探している際に105円で発見。
買って一気に読んだ。

この本ではディズニーの子供時代から「白雪姫」を作るあたりまでを中心に書いていて、残念ながらディズニーランドを作る部分は簡単にしか触れられていない。

ディズニーという人を考える上で、あの遊園地を発明した、というのはやはりおさえておきたい部分で、それにはこの新書を読むのが最適だった。

ディズニーランドという聖地 (岩波新書)
能登路 雅子
4004301327


著者は東京ディズニーランド立ち上げ時に携わった学者畑の人で、特に第二章「異才ウォルト・ディズニー」では、なぜ「まんがえいがの王さま」が遊園地を作ってしまったかが書かれていて、面白い。
ちなみに個人的には「東京ディズニーシー」はかなり好きだけど「東京ディズニーランド」はあんまり……。

しかしこうなるともっとくわしい伝記が読みたくなるわけで、そうなると出会いが演出されるのか、先日偶然出くわしたパルコの古本市にてこちらの本を見つけたので購入。

ウォルト・ディズニー
Bob Thomas 玉置 悦子 能登路 雅子



よく考えたら先述の新書の著者が訳していて、参考文献にも載っていた……(この頃はAmazonのマーケットプレイスでほとんどの本が手に入っちゃうので調べりゃよかった)。
分厚い本なので自宅で時間を見つけてコツコツ読んでいるけど、やっぱり面白い。ちなみに、↓の本の改訂版らしい(図書館で借りてみたら内容が一緒だった)。

ウォルト・ディズニー―創造と冒険の生涯
ボブ・トマス 玉置 悦子 能登路 雅子
4062002574


これまでディズニーの伝記はボブ・トマスによるものがメジャーだったようだけど、昨年こちらの本が出て、評伝としてたとえば本人にとってあまり好ましくないようなことも書かれているらしくて(暴露本ではないようですが)、興味あったら読んでみたい。

創造の狂気 ウォルト・ディズニー
中谷和男
4478001812


とディズニー関係で盛り上がっているところに、本屋で子供と本を探していたら、こんなムックを発見。

ディズニーアニメーション大全集 決定版 (ディズニーファン・ムック 23)
ディズニーファン編集部
4063240231


子供向けと思って手に取ったら年代別に作品が丁寧な解説付きで紹介され、またスタッフや裏話なども網羅されていたり、とデータ本としてこんなのがほしかった!という内容で即買い。
いろんな面白い話が載っているけど、いくつかメモ。
1961年「101匹わんちゃん」以降ゼロックス・プロセスという原画をセルに焼き付ける技術を導入したとあって、確かにこれ以降の「王さまの剣」「ジャングル・ブック」「おしゃれキャット」……と線が荒くなってて今も好きじゃないんだよなぁ。
あとは、僕が生まれた1973年あたりから1989年「リトル・マーメイド」あたりまでって正直ろくな作品がないことを再確認。つまり僕が子供の頃ってディズニーはアニメスタジオとしては過去のものだったのだ。実際に「ディズニー映画は子供が観るものだし、古くさい」というイメージが子供の頃は持っていた。しかも1980年代はまだレンタルビデオも普及してなかったので、昔の名作にお目にかかるのはリヴァイバル上映だったりした。「ファンタジア」を観てその出来のすごさにぶっとんだけど。
1983年に東京ディズニーランドができたのも、日本においてますます「ディズニー=子供向け」というイメージを強くしていたと思う。