2008年12月21日日曜日

GREY・軽井沢シンドローム

そういえば、夏休みに実家からいくつか昔読んでいたマンガ本を持ってきて再読したんだけど、その中のひとつに「たがみよしひさ/GREY」があった。

GREY (上) (〔ぶんか社コミック文庫〕)
たがみ よしひさ
4821184699


1986年作品。
この人の描くメカのシャープな線とか好きだったんだけど、ラストが子供の自分にとってはややインパクトがあった。今読むとむしろありがちだなぁ、と思うんだけど。

で、この作品、改めて読むとその背後に大いなる意志があるというラストの展開といい、ニヒルな主人公といい、全体の雰囲気など結構ボトムズの影響を受けているような気が。
たがみよしひさが「ボトムズ」を見て、「お~し、オレもこういうのを」と思って描いたのでは??

ちなみにたがみよしひさはボトムズの翌年に作られた「超攻速ガルビオン」のキャラクターデザインを手がけているけど、ボトムズ・ガルビオンともに制作スタジオ・アニメアールが活躍したという共通点がある。

ついでに図書館で借りられたので、たがみよしひさの伝説的な作品「軽井沢シンドローム」を借りたけど、これはキツかった。一巻の途中で投げ出した。

「GREY」もそうだったけど凝ったセリフまわしが現代的視点で読むとキツいというかめんどくさいだけだし、そもそも主人公が理由もなく周りの女性と肉体関係を持ちまくる、というのも感情移入しにくかった。

初期スピリッツを「めぞん一刻」とともに人気があったというけど、これが受けたのは、時代なのかなぁ。


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