2010年3月18日木曜日

BTTFのドライブ感

先日、タワーレコードで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のサウンドトラックを購入。

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これまで出ていたものは、劇中で少し流れただけの曲などを集めたタイプのものだったけど、こちらはヒューイ・ルイスの曲などすら入っていないアラン・シルベストリのスコア盤。ちょっと値段が高すぎるが。

それにしても、時々無性に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見返したくなるときがある。

むろん、神がかった脚本のせいでもあるんだけど、それも含めてこの映画のドライブ感に身をゆだねたいからだと思う。

ドライブ感。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、マイケル・J・フォックス扮する主人公マーティがいつもスケートボードに乗っていたり、ロックが通底音として流れていたりする。
スケートボードは意外に最後までガジェットとして活躍するもんなぁ。

50年代の「魅惑の深海パーティ」にて、マーティはギターを持ってギンギン弾きまくるわけだし、現代に戻ってくると当時人気だったトヨタのハイラックスに憧れる。

映画の構造としても、スピードがない時代~それは50年代のアメリカだったり開拓時代だったり停滞した未来の世界だったり、てな意味と、実際に高速移動ができない時代というダブルミーニング~において、デロリアンというこれまた過剰なスタイルをした車の速度をいかに一定速度まで上げるか、というのがキーになっている。

それゆえ、この映画にはマイケルのあの軽やかな身体がどうしても必要だったわけで、ゼメキス(スピルバーグ?)がエリック・ストルツを降板させて無理してでも彼を呼んだのは必然なのだなぁ。

2010年3月14日日曜日

evernoteを使ってみた

この一年、とくに仕事で痛感したのは、何に関しても

・正確な情報を
・可能な限り集めて
・それらを自分にも他人にも一望できるように整理しておく

ことがものすごい重要、という当たり前のことだ。

「正確な」というのは、
「人がこう言っていた」ということが確認されないまま事実と扱われて、それが問題として扱われ、調べてみるとそもそもの情報が間違っているので問題ですらなかった、みたいなことが意外と多くあるのだ。この一年、何度も痛い目にあった。
だから発言元をたどって真意を確かめたり、確認する労力を惜しまないようにしたい。
けど、面倒なんだよねぇこれ。

「可能な限り」というのは、
断片的な情報を集めて集約するだけで問題解決、ということも結構あるからだ。

そして「一望できるように整理しておく」とのは
他人への説明も楽だし、問題とその解決の記録にもなることが多い。
また整理している途中で問題が解決することも多い。

……っていうか、こうまとめてみるといかに自分の仕事において「多くの情報」と「解決すべき問題」で苦労しているかが分かる(苦笑)。
けれど、これって案外多くの仕事で同じじゃないだろうか。

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仕事ではwikipediaなどでおなじみのwikiをベースに情報管理をしてるんだけど、以前はwikiへ直接情報を書きこんでいた。
だけど企画書や仕様書などはテキストファイルやエクセルファイルベースであるため

・wikiはブラウザ上で書き込む必要があったり、独自の編集記号などがある
・印刷に弱い

といった点があり、だんだんと更新をめんどくさがり放置しがちになっていた。

これではいかん、とそもそもの考え方を変えて、wikiを「いろんなところにちらばる情報のリンク集」として使うことにしたら、上記の問題はかなりスッキリした。

リンク先の情報はフレッシュなので、常に最新情報が把握できるという仕組みだ。

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これがプライベートでもできないかなぁと思っていたら友人や雑誌から「evernote」を紹介され、目下試用中。

プライベートはデスクトップPC一台きりなので(←これもまたオールインワンで情報を集約するためでもある)、これまでは

・テキストファイルをフォルダで管理
・画像ファイルをフォルダで管理
・ブラウザのお気に入りを利用

などとかなりアナログな手法で情報管理してたけど、それらを同一リソースとして扱うことができたら確かに面白いだろうなぁ。

ただ、ちょっと気になってるのが、「evernote」が作るのはオリジナルのリソースへのリンク集ではなく、クリップ集、つまりコピーの集まり、という点。

最初にevernoteの話を聞いたときに、漠然と「ローカル/ネット問わずすべてのリソースにアドレスを振って、それらにリンクをする」ものだと思っていたから、ちょっとイメージと違っていた。
でも僕のイメージだと同期でおかしくなるな。

情報を一元管理するという発想は同じで、たとえばblogを書く際のリファレンスを集めてそれに関連したちょっとしたメモを残して、それらを参照しながら書く、ってのに適しているんだろうか。

2010年3月8日月曜日

walkmanが懐かしい

iPod nano(16GB/yellow/第4世代)を中古で購入。

Apple iPod nano 16GB イエロー
B000VVGRR8


これまでiTunesの愛用者ではあったが、音楽を持ち歩くというクセがないためPCにデータがあればよく、iPodは必要なかった。

唯一持っているのがshuffle(第2世代)で、shffleといってもシャッフルボタンは文字通りシールしてあって、エアチェックしたラジオ番組やたまに1人でブラブラするときなどにその日一日聴きたい分だけを持っていく、という使い方をしていた。カセットテープ世代にはかなりしっくりくる使い方ではあった。

そういう自分から見ると、なんとなくふつうのiPodはめんどくさそうだ。

しかし、仕事場のPCのHDD容量を少しでも減らすために音楽データを外に出しておきたくなって、ついに手に入れることに。

まず、なんでnanoの最新型第5世代ではなく1つ前の第4世代を買ったかというと、
第5世代は

・本体がメタリックでテカっている→なんかいや
・スピーカー→仕事場で使うので外に音が出る可能性があるのが×
・液晶が大きくなった分ホイールが小さくなった→×
・動画専用カメラ→いらない
・FMラジオ→ポータブルラジオもFM付携帯もあるのでいらない
・ほしかったイエローはアップルストア限定

といらない要素が多かった。

中古品とはいえ、第5世代の新品とはあまり値段差はなく、価格的には全然トクしてないんだけど、やっぱり色を含めてもこちらでよかった。

使ってみて、の感想。
これはとくにこのiPod nanoに限らず、わりとどれにも当てはまると思うが。

・操作がスクロールホイールを多用するのがうんざり
どうしようもないと思うけど、愛用しているshuffleはスクロールする必要がないこともあってボタン1+4で構成されているため、「1動作=1ボタンクリック」ができるため、たとえば「次の曲に」というときに誤って行きすぎてしまうことなどはない。
もちろんiPodユーザーはこれになれてて自由自在に使いこなせるのかもしれないけど、このスクロールホイールがいいとは思わないなぁ。むしろiPod touchとかいiPhoneのようにタッチパネルだとかなり軽快なのかもしれないけど。
あ、これってもしかして自分がデスクトップPCユーザーで、ノートのスクロールパッドが苦手なのもあるかもしれない。

・音量を変えるのがめんどうくさい
shuffleだと音量ボタンがついてるので、すぐに変えられて便利なのだ。
これはおそらく別売のリモコンを買えば解決すると思う。

・16GBという容量
しかたないけど、最低でも32GBはないとかなり厳選して曲を選ぶことになる。
といっても、最初に検討していた大容量の「iPod classic」(160GB)だとハードディスクなので落としただけでダメになりそうなのと重いのがちょっとなぁ、という感じ。
まぁ、これは16GBで「オールタイムベスト」と最近買ったものを入れておくと考えれば、曲選択も楽しいものかもしれない。

2010年3月7日日曜日

女の子だけが持ってるウルトラエクセレンス

「古田喜昭」という名前はちらちらと見るなぁ、と思っていたのは、僕は曲を聴いて気になると作詞・作曲・編曲、ときには演奏家などのクレジットを見るくせがあるからだと思う。

つまり、「古田喜昭」は気になる曲にたずさわっている作家だったということだ。

一番覚えてるのは、シュガーの「ウェディング・ベル」。
男の人が作詞してたのが印象的だったのかもしれない。
その他では、タツノコのスターザンSの「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~」とか。

偶然youtubeでその「古田喜昭」を特集しているラジオ番組がアップされてて



おお、好きな曲多いなぁ!
古田喜昭先生を称えるページというページによると

デリケートに好きして/パジャマのままで(魔法の天使クリィミーマミ)
ときめきトゥナイト/Super Love Lotion
いただきマンボ (イタダキマン)
とんがり帽子のメモル
ライバル360度~恋愛発展可能性0~(は~いステップジュン)
コンポラキッド/未来学園TORAD(コンポラキッド)
おしゃれめさるな(魔法の妖精ペルシャ)
地球にI Love You(特装機兵ドルバック)

なんて作品を作っていて、「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて~」「ときめきトゥナイト」「いただきマンボ」なんかはかなり好きで、今でもよく聞く。リズムがいいなぁ(アレンジャーは別の人だけど)。

あまり知らなかった曲も手持ちのアニメコンピレーションに入っていた曲が多いので聴いてみたら「ライバル360度~恋愛発展可能性0~」がいいなぁ(歌詞があまりに救いないけど)!

でもやっぱり代表作は「デリケートに好きして」になるのかなぁ。この曲、iTSで検索してもらうだけでも分かるように、かなりカバーされている。

僕は「クリィミーマミ」って全然知らなくて最近になって曲をいくつか聴いたけど、 その中では

作詞:三浦徳子、作曲:小田祐一郎という松本聖子コンビに、
編曲:西村昌敏(=FENCE OF DEFFENCEの西村麻聡)
ギターが無名時代の松本孝弘
という「LOVEさりげなく」の方が曲の出来はいいと思うけどなぁ。

というか「デリケートに好きして」は歌詞がそうとうメチャクチャだ、とクリィミーマミファンの奥サマも言ってる。確かに。

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そんなこんなで乙女系魔女っ子ソングをいろいろ聞いてたんだけど、そんなタイミングでわりとチープな(そしておそらくアレンジに関しては低予算な)ハウスカバーコンピレーションが出た。

キラキラ 魔女ッ娘 Cluv
B002JR04DA


【DISC-1】
1. 魔法使いチャッピー「魔法使いチャッピー」OP 滝口ミラ×Sexy-Synthesizer
2. ラムのラブソング「うる星やつら」OP 加護亜依×Mr.Hardgroove(Public Enemy)
3. 魔女っ子メグ「魔女っ子メグちゃん」OP chiaki×Electrocute
4. ときめきトゥナイト「ときめきトゥナイト」OP 喜屋武ちあき×Carlos Aoki(Pan Pacific Playa)
5. テレポーテーション.恋の未確認「エスパー魔美」 真凛×真保☆タイディスコ
6. おジャ魔女カーニバル!!「おジャ魔女どれみ」OP 里見茜× BOOTSY COLLINS
7. Loveさりげなく「魔法の天使クリィミーマミ」OP 篠原ともえ×CHRISTOPHER JUST
8. ふしぎなメルモ「ふしぎなメルモ」OP 杏さゆり×bymski
9. 不思議色ハピネス「魔法のスター マジカルエミ」OP バニラビーンズ×石井マサユキ(TICA)
10. すきすきソング「ひみつのアッコちゃん」ED 田代さやか×dj scotch egg
11. Bin.Kanルージュ「魔法の天使クリィミーマミ」 鈴木凛×cherryboy function
12. OVER THE FUTURE「絶対可憐チルドレン」OP 宮地真緒×PLASTIC OPERATOR
13. innocent starter「魔法少女リリカルなのは」OP NO COLOR× Lightaman Jr
14. Catch You Catch Me「カードキャプターさくら」OP 杉本有美×矢野博康
15. 見知らぬ国のトリッパー「魔法の妖精ペルシャ」OP 磯山さやか×STRINGS BURN(Pan Pacific Playa)

【DISC-2】
1. ひみつのアッコちゃん「ひみつのアッコちゃん」OP 加護亜依×Paolo Scotti
2. ときめきトゥナイト「ときめきトゥナイト」OP chiaki×PLASTIC OPERATOR
3. デリケートに好きして「魔法の天使クリィミーマミ」OP 篠原ともえ×CHRISTOPHER JUST
4. ラブラブミンキーモモ「魔法のプリンセスミンキーモモ」OP 小嶺麗奈× BOOTSY COLLINS
5. Super Love Lotion「ときめきトゥナイト」ED 杏さゆり×Mr.Hardgroove(Public Enemy)
6. LaLaLa~くちびるに願いをこめて~「魔法のステージ ファンシーララ」OP バニラビーンズ×Sexy-Synthesizer
7. キューティーハニー「キューティーハニー」OP 杉本有美×bymski
8. 魔法使いサリーのうた「魔法使いサリー」OP 喜屋武ちあき×dj scotch egg
9. スキ? キライ!? スキ!!!「ゼロの使い魔~双月の騎士~」ED 朝倉えりか×空手サイコ
10. ルージュの伝言「「魔女の宅急便」 田代さやか×真保☆タイディスコ
11. ムーンライト伝説「美少女戦士セーラームーン」OP La Pafait ☆Princess×B-Club
12. DANZEN!ふたりはプリキュア「ふたりはプリキュア」OP 山本梓× Lightaman Jr
13. ひとりぼっちのメグ「魔女っ子メグちゃん」ED 横田美紀×Electrocute
14. デリケートに好きして「魔法の天使クリィミーマミ」OP 篠原ともえ×篠原ともえ
15. 花の子ルンルン「花の子ルンルン」OP 真凛×Paolo Scotti

選曲はかなりいい線いってるような。
歌唱的にもアレンジ的にも買うほどじゃないけど、iTSにあるから試聴できます。