2008年12月17日水曜日

初期は売野ワールド全開

以前、吉川晃司がデビュー当時から振り返りながら曲をかけるラジオ番組を聴いたんだけど、この人は面白いなぁ。特にファンではないんだけども、初期ベスト盤「beat goes on」は愛聴盤だったりする。

小学生の頃に「モニカ」で登場したときには、芸能界的には異端児扱いで賛否両論だったけど、スターだけが持っていることを許される「いけ好かない雰囲気」をプンプン漂わせていたことは確か。

本人曰く、とにかく田舎から出てきてわりとすぐにデビューしたために話しかけられてもどうしていいか分からず、人を寄せつけないようにしていたと自嘲気味に話していたけど、本人の歌のキャラクターとマッチして独特の匂いを発する結果となったと思う。

そして、今では相方だった布袋ともども黒歴史扱いしている「COMPLEX」。

COMPLEX
COMPLEX
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本人たちが認めたがらないからか「失敗作」的なレッテルを貼られているけど、布袋の個性的でソリッドなプレイと扇情的な吉川のボーカルがマッチして今聴くとこのアルバム、かなり面白い。

あと吉川晃司が自分の曲をポンタなどとともにアレンジしてセルフカバーしたこちらのアルバムも面白い。

20th Anniversary SELF COVER BEST ALBUM 「Thank You」 (通常盤)
吉川晃司
B0002DCQN4


「モニカ」がパンキッシュなアレンジだったり。
このCDに収録されているライブ音源では、より多くの曲がリアレンジされていて楽しめる。

吉川晃司は現在、舞台やNHK大河ドラマ「天地人」の信長役など演技の分野で活躍しているみたいけど、いつか本業の方も再評価されるときが来る、と思う。

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