2008年11月25日火曜日

ショップンロール・ウィンドウ

休日はたいてい子供と遊んだりしているんだけど、たまに1人の時間ができることがあって、そういう時は独身時代のようにぶらりと買い物に出かけることが多い。

近頃の買い物は、通勤先である新宿にて会社の行き帰りにすますことが多い。
それゆえ休日まで新宿に行くのは気分転換として弱いので、できれば別の街へ出かけたくなるけど、そうなると自宅からわりと近い渋谷に行くことになる。

確かに今から10年ほど前はしょっちゅう渋谷に出かけては中古レコード屋をまわったりしていたものだけど、今はさっぱり。

それでも大型書店である「ブックファースト渋谷店」があったりしたので、足を運ぶ理由があったけど、2007年10月に閉店。東京の旗艦店は先日オープンした新宿店に移った(ちなみに足を運んでみたけど、品揃えはいまひとつ)。

それでもいくつか目当ての店はあって、たとえばHMVの上にある青山ブックセンター(2006年11月1日オープン)。
……とか思って行ったらなくなってる!!
webで調べると2007年11月に閉店となんと一年前になくなっていた!!
確かにHMVの客層とはあわないかもなぁ。

う~ん……と思ってとりあえずいつも足を運ぶパルコパート1の地下へ。

すると、セレクトCDショップ「アプレミディ・セレソン」がなくなってる!!
パルコパート1の地下には他にも本屋のリブロ(旧・パルコブックセンター)、文房具屋のデルフォニックスもあって、あまり買うことはなくても楽しませてもらっていたんだけども、その牙城の一角が崩れた。

webで調べてみると、近くの本家カフェ・アプレミディの入っているビルに移転した、とのことで行ってみたけど、失礼だけどここまで足を運ぶほどの店でもないんだよなぁ。やっぱりあの本屋・文房具屋とセットになっていたのがよかったのに……。

ここまでくるともう渋谷には用がなくなってしまったなぁ!

2008年11月24日月曜日

赤ペン先生

文房具や家電などを選んでいる時に面白いのは
「自分はいったい何を必要としているのか?」
と自問自答しているうちに、なんだかクリエイティブな気分になっていくからなんじゃないかと思う。
「ここがもう少しこうだったらなぁ」「これのこことあれのあそこをあわせれば……」とか。だけど自分で商品を作れるだけではないから、自分が出した一番高い理想に最も近い製品を、財布の中身と相談しつつ選ぶこととなる。

先日も赤ペンを選んでいるときにいろいろ考えた。

日常の筆記具は、三菱の水性顔料マーカー「uni PROCKEY」の黒と水色を使っているんだけど、書き味がざらっとして多少摩擦がある点、書き出しからかすれることがない点、細字・太字の両方のペン先がある点などが気に入っている。

ユニ・プロッキー細字&極細 黒 PM-120T.24
B000TI12XM

しかし、「赤」はやや事情が異なる。
赤を使うのは、通常の筆記具で書いた文章やプリントされた文章に対して訂正や強調線をひくときなどに使うことが多い。普通に字を書くのとはまたちょっと求められるものが違ってくるのだ。
だから、通常の筆記具と同じ「uni PROCKEY」の赤だと気分が違う。「赤」に求めたい強さが足りないのだ。

今まではノック式の水性ゲルインクボールペンの、ペン先が太めのものを選んでいたんだけど、今回いろいろ探していたら、学校の先生が使っていたような「ぺんてるサインペン」の5本セットがあったので、試し書きをして購入。

ぺんてる サインペン 赤 S520-BD 10セット
B001ADM450

これはスラスラ線がひけたりと気持ちがいい。“先生の赤”というのも、訂正の強さが出るのでよい。

先生のペン、といえば答案の採点によく使われていた、ややピンクがかった赤の、サインペンだけどインクが交換できるペンは売っているのを見たことがないなぁ。覚えている人います?
たまに職員室なんかで先生がスラスラと○×などをつけているのを見て、気持ちよさそうだなぁと思ったものだった。

値段の問題ではない。

先日見つけた動物型クリップ「D-CLIPS」
d-clips.jpg
かわいいもの好きなので、うわっと思って手に取ってみる。
全種類ほしいけど、そういうセットはないので、どれかひとつ……と思って吟味を始める。

そうやって本気で選ぶとなると、それぞれのいろんな点が気になりはじめるから面白い。

まず、クリップ特有の形がモチーフとマッチしているかどうか。
その視点からするとアヒル、ペンギン、そしてかろうじてゾウが残る。

アヒルはかわいいんだけど、紙を挟む際にアヒルのノドのあたりがひっかかりがちだった。つまり使い勝手がイマイチ。

ペンギンもいいけど、背中の上の部分が紙をひっかいて傷をつけがちだった。これはどうしてもそこに力がかかってしまうからだろう。

残るゾウはひっかかりもなく、紙を傷つけることもなく、というわけで、結局ゾウを買うことにした。

しかしこうしてみると、あのいわゆる「ゼムクリップ」というやつは束ねるときにひっかからないし、紙にキズもつけないし、欠点が少ないことに気づく。だからこそクリップのファイナルアンサーとして君臨しているんだろうけど。
スタイル重視だから仕方ないけど、これら動物クリップはもう少し機能性を考えてほしかった。

2008年11月23日日曜日

映像をオニギリにする

その後、PSPでテレビ番組を楽しんでいるんだけど、そのレポート。

PSP「プレイステーション・ポータブル」 パール・ホワイト(PSP-3000PW)
B001F51GDY


活用するのはやはり電車での通勤時間。
イヤフォンで音が聞こえにくい問題は、本体の「サウンド設定>AVLS」を「切」にするのは誰でも分かるんだけど、「サウンド設定>ダイナミックノーマライザ」を「入」にした方が音量が大きくなるとは思わなかったが、それにより解決。

風呂でも使えるんだけど、本体スピーカーの出力が小さいので、風呂場のように反響する場所では特に聞こえにくい。

なお、就寝前にテレビを見ると寝つけないので寝床には向いてない。

��

次に、電車通勤で見るのに適した番組に関する考察。

自分の取得可能なソースは、地上波・BSデジタル・CS(e2 by スカパー、フジテレビ「CSHD」のみ契約)。

まずお笑い番組は向かない。公衆の場で笑いたい番組を観るのはムリがある(ex.「アメトーク!」「にけつッ!!」「タモリ倶楽部(の空耳アワー)」)。
また、CMがない番組だとうれしい。というのも、前に書いたように視聴時は操作ロックをかけているのでCMに入ると面倒なのだ。その点、NHK系・CS系は番組途中にCMがないので向いている。
帯ドラマや帯アニメはそもそもあまり見ないので分からないけど、アニメなんかはちょい他人に見られると恥ずかしい気がするかも。あんまりそういうのは気にしない方なんだけども。
映画もあまり向かないかも。画面の味わいとかはスポイルされるし、洋画だと画面が小さいので字幕が苦しいと思う。
あまり集中せずにながら見できるぐらいのテンションの番組がよい。

結論として、適しているのは「CMがなく趣味性がややあるバラエティ的な番組」になり、具体的には

「ゲームセンターCX」(CSHD)
「熱中時間~忙中“趣味”あり~」(NHK BS-hi)
「日めくりタイムトラベル」(NHK BS2)
「カーグラフィックTV」(BS朝日)

あたり。中でも月1回だけど内容が正味3時間あるため面白いけど消化するのが大変だった「日めくりタイムトラベル」は、かなり視聴に適していた。

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さて、同じくPSPで通勤視聴を楽しんでいる友人がDVDをデータ化して見ているという話をしていて、自分もちょっと手持ちのDVDソフトで試してみた。
リッピング→エンコード、という作業流れで、まとめサイトも多くてそれほど苦労はなかったけど、PSPのメモリスティックの直下に「VIDEO」という名のフォルダを作ってそこに動画ファイルを入れる、という仕様が当たり前すぎるのかちゃんと書かれておらず、「PSP」フォルダの下に「VIDEO」フォルダを作ってその中に入れたりして認識されずに手間取ってしまった。

ちなみに変換したDVDは自分も会場にいたこちらのライブ映像なんだけど、

「ルパン三世のテーマ」30周年コンサート “LUPIN!LUPIN!!LUPIN!!!”
Yuji Ohno & Lupintic Sixteen
B000XOCPH4


この手のDVDは意外と買ったはいいがなかなか見ようと思わなかったりする。そもそも一度見たことのあるライブ映像を画面の前に座ってじっと聞いている、というのはちょっとなぁ。ビジュアル的に映える映像でもないし。

ところが、変換してPSPで持っていくと風呂なんかにつかりながら眺められるわけで、見ていなかった後半部分をあっさり見終えてしまった。

変換作業にけっこう時間がかかって面倒なので、日常的にやりたくはないけど、こういう技もありだ。
なお、洋画なんかの字幕を埋め込むのは結構大変らしいのでそちらはパス。そもそも字幕ものはPSPで見たくないしなぁ。

ちなみに、変換したデータはmp4になるんだけど、これをmp3の音声データとして変換できるのでiPodで楽しむこともできる。
つまり音楽DVDはPSPで映像付きで楽しめるし、iPodで音楽だけでも楽しめるというわけ。これは楽しみが広がるかもなぁ。

なお、最近のデジタル系HDDレコーダーだとCPRMのDVDディスクしか焼けないので、HDD内の映像をパソコンで読み込むことができない。こういう時はすごいアナログな技だけど、TalkMasterを音声ケーブルでつないでやって外部入力で録音してやるとあっさりmp3化できて便利。音質もそもそもmp3なんで気にならない。

以上、映像や音の「オニギリ化」の話でした。

2008年11月18日火曜日

メカ系物語の系譜。

以前からずっと読みたかったけど、絶版でBOOKOFFなどでも見つからず、ネット古本でもプレミア価格でなかなか手が出なかった「小沢さとる/サブマリン707」「青の6号」が、なんと隣町の図書館にあったため、ついに読むことができた。



内容的には正直ストーリーはあんまり面白くないし(最後なんて唐突に終わるし)、人物の書き分けも絵的にも内面的にもほとんどできてないんだけど、メカが魅力的でそれだけで最後まで読むことができた。

そもそもなぜこれらの作品に興味を持ったかというと、作者の小沢さとるがあの「ロボダッチ」のデザイナーだった、という事実を「BSマンガ夜話(2002年2月26日[火]放送「青の6号」)」で知ったからだった。

ちょうど今読んでいる「戦後SFマンガ史」の中で、「サブマリン707」も含む戦記メカマンガの系譜も扱っていて、いろいろと考えることもあった。

戦後SFマンガ史 (ちくま文庫 よ 19-2)
米沢 嘉博
4480424199


まだ途中までしか読んでないし、1980年に刊行された本の文庫化だから今更なんだけど、名著。

ちなみに小沢さとるに関してはこう書かれている。

小沢さとるはこの時点で最も正統的少年SFマンガの描き手だったといえよう。マンガ的線とデフォルメを持つそのメカニックは、図解や特集の現代兵器の野暮ったさはなく、硬質でシャープで実にマンガ的にカッコ良かった。しかも、それは記号的ではなく、実物を元にマンガ的デフォルメをほどこされたリアルさを持っていた。

��中略)

��松本零士は:引用者注)そのメカの魅力において小沢さとるとは違ったムードを持っていた。それは一言でいうなら重量感であり、メカニカルな輝きであった。小沢さとるのメカがプラモ的できっちりと描かれていても、均質な線(トレースの如き)と白っぽさは立体感と質感に欠けていた。松本メカのデフォルメは、小沢よりマンガ的であり実物をゆがめていたが、線の強弱やベタの使用によって独特の質感と重量感をかもしだしていた。(「第四章 SF捲種計画」)


確かに自分の世代でメカを魅力的に描けた漫画家といえば松本零士だけど、小沢さとるのメカは米沢氏が指摘しているように、リアルな質感こそないかもしれないけどプラモデル的な立体造形を感じ取ることができて読んでいて楽しい。

小沢さとると松本零士は年齢はさほど違いがないようだし、この2人を比較するのはとても面白い。

世間的な評価はかなり違う気がする。もちろん、松本零士は独特の叙情やキャラクターの魅力といった点において技量的に大きく差をつけてはいる。

ただ面白いのは2人がそれぞれSFアニメとプラモデルの世界でそれぞれブレイクしている点だ。

��

ここで少し話を変えるけど、この「戦後SFマンガ史」を読んでいると、メカ描写をその魅力の中心に据えた戦記SFの系譜というのは、それこそ明治期の児童文学「押川春浪/海島冒険奇譚 海底軍艦」までさかのぼれて、その後「まんが道」にも出てきた昭和期の海野十三から、小松崎茂の絵物語や手塚治虫・横山光輝らのSFマンガにつながるのだった。

少し前にNHK「わたしが子どもだったころ 富野由悠季」(2008年6月11日[水]放送)という番組を観た時に一番面白かったのが、富野監督が意外とメカ好きだったということだ。番組では子供の頃描いていたSFメカのペン画(小松崎茂みたいなの)を見せてくれたりしていた。

僕は今まで、富野監督というのはガンダムなどのロボット自体は好きじゃないのかと思っていたけど、実はそんなことは決してないようだった。

そしてもう一つ面白いのが、富野監督が手塚治虫のアニメーションスタジアム「虫プロ」出身ということである。

ちょっと強引ではあるけど、先に書いた戦記メカものの系譜がこの時、手塚治虫らの世代から富野監督らの世代へと、そして小説→絵物語→マンガと来て、アニメーションへと移行した、と捉えられるんではないか。

そして「ガンダム」がその戦記メカものの決定打となったわけだけども、そういうもの自体はそれこそ明治期ぐらいからずっと存在していたことにも驚く。

��

さて、ではなぜ「ガンダム」が戦記メカものの決定打となれたのか。

これはおそらく、1人の作家の手を離れて「バンダイ」という会社の商品に、結果的になったからだと思う。
だから先ほどの小説→絵物語→マンガ→アニメーションの先に、プラモデルを中心とした模型文化に、その作品展開先が変わってきた、ということなのだ。
作品の主導権は制作会社サンライズの親会社でもある「バンダイ」にあるわけだから、「ガンダム」が常に商品として供給されることができる。これが一作家の作品だと難しいだろう。

「ガンダム」以外にもまさに戦記SFである横山宏らの「マシーネン・クリーガー」なんかはそれこそ模型の世界で展開しているわけだからより分かりやすい。

��

そして話を元に戻すと、戦記メカもので名をはせた小沢さとるがその後プラモデルオリジナルの「ロボダッチ」で復活(?)して、しかもそこでガンダムなどのパロディものすら出していた、というのは本当に面白い流れだなぁ、と思う。

2008年11月17日月曜日

意外に本人はアネゴ系?

今月の絵本雑誌?「MOE」の特集が杉浦さやか姉さん!!

MOE (モエ) 2008年 12月号 [雑誌]
B001ICI902


この手の作家の中では突出して好きで、本人にもさやかさんが商品を出していたフリマで会ったことがある。本人も時々自分で書いているけど、意外に乙女乙女してない感じが、逆に信頼できそうな印象を与えてくれました。

今回の特集では今まで小出しだったプロフィールも一挙に知ることができたりで、楽しい。C-C-B好きだったなんて!
最近、絵本を出したらしいのでぜひチェックしたい。

2008年11月16日日曜日

「カルドセプトDS」

更新が滞ってたけど、なにをやってたかというと、主にこちら。

カルドセプトDS
B000Y9EGGG


いやぁ、面白い!
そもそも11年前にセガサターンで出たソフトのリメイクなんだけど、その当時プレイしたときはチンプンカンプンですぐに投げたのだった。
だからDS版は評判がよかったけど、自分にあうのか不安だった。

このところ「リズム天国ゴールド」「国盗り頭脳バトル 信長の野望」「ナイツ・イン・ザ・ナイトメア」「That's QT」と購入したものの自分にあわなくてすぐに投げ出したソフトが続いたのもあって、世間で評価が安定しているゲームをやりたいと思ったのと、先に「高速カードバトル  カードヒーロー」でカードゲームアレルギーがなくなっていたので、思い切って購入してみた。

傑作だねぇ……。

もともとターン制のゲームは好きなんだけど、このゲームで一番感心したのは、ターン制のゲームで問題となる「自分以外のターン時に自分ができること」について明確な解答があることだ。

ゲーム、とくにビデオゲームにおいて自分が何の判断も下せない・何の操作もできない時間というのは極力減らすべきものなのである。他人のターンを待つ時間ほど苦痛なものはない。このあたり、対面ゲームだと相手の表情や会話があったりするからやや事情が異なる。

このゲームでは、1ターンごとに自分で構成したブック(カードの組み合わせ)からランダムに1枚カードを引くんだけど、その際になんとカードが全員に晒されるのだ。とはいってもいつでも相手のカードを覗き見できるだけではなくて、ときどきパッと見えることがあるという感じ。
この「パッ」っていうのがキモで、相手のカードが見える際にかなり集中する必要がある。相手の持っているカードによってこちらの戦術がまるで変わってくるからだ。だから相手のターンの時にも気が抜けない。
そしてこのそのカードがなにかをすぐに判断する知識とそれぞれなにを持っているかという記憶力がプレイヤースキルとなるのである。

カードゲームだと考えると、引いたカードを公開する、というのはかなり思い切った発想だと思う。意外になかなか思いつけない。だからこのゲームで相手のカードが見えることの重要性を理解したときは感嘆した。

ところで、常々僕は、ゲーム、とくに対戦ゲームって、プレイヤースキル7割もしくは6割、運3割もしくは4割ぐらいのバランスがいいと思っている。
運の要素が少ないゲームは、新規参入者が少なくなるなど先細りしがちなのは、格闘ゲームなどが衰退していったのを見れば分かるし(あれはあれでありなんだろうけど)、運ばかりのゲームは自分がやらなくてもいいじゃん、という気持ちになりがち。ゲームというよりクジに近くなる。

「カルドセプト」では、運は「サイコロの目」と「カードを引く」という行為に分散されていて、スキルは先のカードにまつわる攻防、わりと不足がちな所持金と相談して土地の所有と投資のバランスを考えていく戦略部分などにあって、バランスがとてもいいと感じた。
強い敵でも運がいいときは勝てるし、ただ自分が散漫なプレイをしていると確実に負ける。

「モノポリー」も「いただきストリート」も「桃太郎電鉄」も未プレイというボードゲーム音痴ではあるんだけど、数回プレイしたら大体のルールは分かった。
かつてプレイしたとき、僕はこのゲームをすごろくのようなものだと考えていたんだけど、それは全然違っていて、いかに限られた土地(マス目)を自分のものにしてその価値を高め資産としていくか、というゲームなのだった。

土地の連鎖、のせたカードと属性があった時の地形効果、隣同士の支援効果といった基本ルールもシンプルで奥が深い。

またカードのネタもいろいろあって、それぞれに光る場面がある。うまく組み合わさると終盤での大逆転も不可能ではない。
全体的にゲームバランスが絶妙なのも素晴らしい。

とほめたいところばかりなんだけど、欠点といえば1つの戦いがどうしても長くなるところ。ルール設定にもよるんだろうけど1時間はかかる。といっても「あれ、もうこんなに時間経った?」という寝不足を誘発する危険な体感時間。これはばかりはしょうがないです。

それもあって、Wi-Fi環境ありながら対戦自体は未体験。いやぁ、他人との対戦はやっぱりおっくうだし(笑)。

なんにせよ、ルールがしっかりしているタイプのゲームが好きならとてもオススメ。

2008年11月10日月曜日

「魔法瓶」ってよく考えるとすごいネーミング

数年間、ほぼ毎日のように使ってきたコーヒーメーカーだったけど、ガラス製のためかたびたび割れることがあって、その度新しいものが届くまでコーヒーをいれるのに手間がかかってウンザリしていた。

ので、思い切って割れることのない魔法瓶タイプのものを購入してみた。

TIGER コーヒーメーカー 真空ステンレスサーバータイプ カフェブラック ACW-A080KQ
B000XOM65A


実は以前から買ってみようかと思ってたんだけど、ガラスのものでも「珈琲を淹れて→電源を切って→ミルクを入れて→余熱で温かいカフェオレが作れる」というカフェオレ派の奥様にとってはメリットがあるにはあった。

この魔法瓶タイプはそれはできないけど、いれてから2、3時間は温かい状態で飲めるのが素晴らしい。あらかじめお湯で内部を温めておくともっともつらしい。

ステンレスのせいか洗うのも楽だし、これはよい買い物だった。

2008年11月8日土曜日

1人で飲むのがいいのになぁ!

こないだ社内の飲み会があって、いろいろ話を聞いていると、みんな自宅ではあまりお酒を飲まない、と言っていてビール一杯でグデグデに酔っぱらうくせに2日に1本は飲んでいる自分にちょっとショック。

それでも秋はビールの新製品がいろいろ出て面白い。

国内大手ビールメーカー 発売予定
★2008.08.27 キリン 秋味
・2008.09.10 サッポロ サッポロラガービール(缶)
★2008.09.17 キリン Smooth (※第3のビール)
・2008.09.22 サントリー ジョッキ芳醇
★2008.09.30 サントリー モルツ<ダークビター>
★2008.10.01 サッポロ 冬物語
・2008.10.07 サントリー ダイエット<生>クリアテイスト
・2008.10.08 キリン 白麒麟
★2008.10.21 アサヒ ジンジャードラフト
★2008.10.22 キリン ザ・プレミアム無濾過<ホップの香り>
★2008.10.22 キリン ストロングセブン
・2008.10.29 サッポロ 琥珀ヱビス

★は自分が飲んだやつ。
しかし、なんといっても今自分の中の定番になっているのは、ビールではなく「リキュール(発泡性)①」だけど

SAPPORO「麦とホップ」

今まで発泡酒だの第三のビールだのビールライクな飲み物は不味いと思っていたしバカにしていたけど、こいつはなかなかおいしい。

CMで田村正和が「私には、ビールです。」とか「マネージャーに言われるまでビールと間違えていてました」とか言ってて「またまたぁ」と思っていたけど、飲んでみたら分かる。
改めて考えてみるとこの「田村正和」という人選は、ユニクロCMに通ずるうまさを感じるなぁ。

とはいってもたとえば「ジョッキ生」(とうもろこしを原料)とか「金麦」(発泡酒に小麦スピリッツ)とかあんまりおいしいと思わなかったのに、これはなぜおいしく感じるんだろう?不思議だ。

2008年11月6日木曜日

活躍めざましい

子供が幼稚園に通うようになって、あれだけ寝坊だったうちの奥様もさすがに僕よりも早く起きるようになった。
そうなるとお互いにアラームを設定したい時刻が異なるため、自分用に枕元における小さい目覚まし時計を探すことにした。
なかなかいいのがなかったけど、ついに発見。

IDEA LABEL アナログアラームクロックMINI LCA059-G グリーン 2190462
B001546R52


アラームは、後ろのパネルにタイマーセットと時刻あわせの両方がついているのはタイマーセットの時に間違えて時刻が変わってしまうのがすごくイヤなので、絶対に買わないことにしている。「時刻あわせは電池ブタの裏」は基本にしてほしい。

あえてアラーム音が不快なものを選ぶのもセオリー。

表示はデジタルではなくアナログで、ちゃんと文字盤が書かれているものがよい。
ふと目が覚めたときにも「あとどれぐらい寝られるのかなぁ~」と寝ぼけながら見ることがあるのでアナログの方が感覚的でいいのだ。

あとは針の動く音が小さい方が、眠れない夜も気にならずにすむ。たいていすぐに眠くなるので関係ないけど。

この目覚まし時計はそれらの条件を兼ね備えており、しかも手のひらサイズ。

右上のボタンでパッとライトをつけられるのも便利。そもそも針に蓄光塗料が塗ってあるのであまり使わないけど。

これだけドンピシャな製品だけど、この価格が「ものが悪いのでは??」と逆に心配ではあった。数ヶ月経つけど、時刻のズレもないし、壊れないし、大丈夫なよう。
以前安いものを買ったら数日で壊れて怒り返品したことがあったけど、これは大丈夫そう。

これを買って、きちんと起きたい時刻に起きられるようになったのだった。
他にも色違いがあります。

オススメです。

2008年11月3日月曜日

「生」に込められている意味

HDDレコーダーといえば、本当にテレビをオンタイムで見ることは少ない。スポーツ中継ぐらいかなぁ。それ以外はたとえオンタイムで見られたとしても、一度録画してじっくりと見る。

時々、女性なんかから「昨日はドラマ○○が見たかったから急いで帰っちゃった」とかいう話を耳にするけど、僕のような人間からすると「?」と思う。

単純に、予約が苦手、とかそもそもレコーダーを持ってない、という可能性もあるけど、でもなんか違う理由もあるのかも。

たとえば、子供の頃はテレビの話題は友だちとの共通ネタとして見ている部分もあって、一緒な放送時間に見ることでより体験の共有度があがる。それと同じことなのか。

今はかなり減ってしまったけど「生放送」の魅力は
��.今見ているものは現在どこかで本当に起こっていることである
��.それを自分と同じく見ている人が(大勢)いる
という部分にあると思う。
現在、いろんな「事情」で生放送である必然性を持つ番組はニュース、スポーツぐらいだと思うけど、だからこそワールドカップやオリンピックはあそこまで盛り上がるのではないか。

その「事情」というのは、もちろん放送側が放送内容をできるだけコントロールしておきたい、ということもあるんだろうけど、そもそも見る側が放送時刻にきちんとテレビの前にいるかどうかがかなり疑わしい。
これだけチャンネルが多くて放送以外の映像媒体も多数あって、大容量HDDレコーダーなどが普及していて、テレビ番組がコンテンツ感覚になってしまうと、放送する側だってたとえば24時間テレビのように「これは生放送なんです!!!」と強調しないと視聴者を同時刻にテレビの前に集めることは難しいのかもしれない。

70年代以前のテレビ業界の話などを読んだりするといかに生放送というものが素晴らしいか、ととんとんと語られたりして、それはそれでとても分かるんだけど、先述のような視聴環境にある今の時代に照らして話をしてほしいなぁと思うことも多い。

今、NHK朝の連続テレビ小説の視聴率の話題が出るけど、そもそも地上波で昼に再放送があって、BS2やBS hiでも他の時間帯に放送している、となると、朝8:15からの放送の視聴率にどれだけの意味があるんだろう?と思う。

でも、だからこそニコニコ動画などで他の視聴者と見ている体験を(時間的に疑似であっても)共有している感覚、というのは、無意識に感じていたことにスポットをあてられた感じがした。
確かに子供の頃はこうやってテレビを見ていたよなぁ、と。

宇宙録画ブルーレイ

2007年7月に地デジ対応のHDDレコーダー「RDZ D700」を買って、地デジ・BSデジタル・CSデジタルとフル活用してるんだけども、どうしてもほしい機能があって1年3ヶ月で新機種を導入してしまった。

SONY 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー搭載ブルーレイディスクレコーダー HDD320GB BDZ-A70
B0017WKGTU

今年4月に出たやや古いモデルのため、思ったよりも安くなっており115,000円で購入。ポイントが15,000円ぐらいついたから、実質10万円の買い物。

さて、前に買ったレコーダーと今回のレコーダーの違いというと、

1.ブルーレイ対応
ブルーレイディスクを見ることも、録画することもできる。これは大きな違い。

2.おでかけ転送機能
以前からソニーのレコーダーの一部にはこの機能がついているけど、実はこれがキラースペック。
PSPやウォークマンに短時間(2、3分とか)で映像を転送して出先で映像を楽しめる機能。
あとでくわしく書きます。

3.ダビング10対応
以前のレコーダーがギリギリでダビング10対応アップデート対象機だったので、新機種の購入動機にはなってない機能なんだけど、ダビングではけっこうコケてたからこれは重要。

そして、

4.PSP-3000発売
PSP「プレイステーション・ポータブル」 パール・ホワイト(PSP-3000PW)
B001F51GDY

1年ほど前にひょんなことからロハでPSP-2000が手に入ったんだけど、1ヶ月ぐらいで子供に壊されてしまいションボリ。
しかし今回、映像視聴にも有利な液晶部分の大幅改善があったということで改めて手に入れてもいいかな、と。

これらを時間軸にすると

2007/7
地デジ対応HDDレコーダー購入

2008/2/19
HD DVD撤退で次世代ディスクがブルーレイに決定。

2008/7/4
ダビング10はじまる

2008/10/16
PSP-3000発売

と今回のレコーダーを買うまでに購入動機がじわじわとあがっていったのが分かる。

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基本的には、同じSONY製なのでメニュー周りとかほとんど一緒なんだけど、いくつか細かい点で違いがあるのでメモ。

��よい点)
・リモコンの「予約する」「見る」ボタン
これらはよく使う機能だけど、前の機種だといちいちメニューから選ばなくてはならず面倒だった。かゆいところに手が届く配慮。

・チャンネル設定を完全にカスタマイズできるようになった
以前の機種は「見ない」にできないチャンネルがいくつかあったけど、新機種では地上アナログ放送そのものを「見ない」にできたり、メニューをすっきりさせることができる。

ちなみに録画した映像にマークをつけてフォルダっぽく表示させる「グループ表示」機能、前の機種からあったみたいだけど今回初めて知った。実はこの手のは多い。

��よくない点)
・リモコンの真ん中にあるメニュー選択操作キーが明らかに使いにくくなった。
以前のはPlayStation2のコントローラについているアナログパッドを小さくしたようなものがついていて大変操作がしやすくなったんだけど、これがなくなりセガサターンのパッドのようになってしまった。しかも周辺のボタンと押し間違えしやすくてイライラする。せめて決定ボタンが少しだけでも浮いていてくれたら……。
この退化はダメだと思います>SONYさん。

・ややメニュー操作が重い気がする。

・起動時間が遅い
設定の「スタンバイモード」を「高速起動」にしたらなんとか耐えられるけども。

でも、ところどころ「おっ」という改善点があったりして、全体的には進化してると思いました。

��

さて、肝心のPSPなどに映像データを転送して出先で見ることを可能にした「おでかけ転送」機能に関して。
最近、iPod ShuffleとかTalkMasterとか携帯家電を手に入れることにより時間を「買う」ことができたのに味をしめ、録画した番組も出先で見られたら部屋では違うことをする時間が増えるかも……と期待。

使ってみて、まぁまぁ便利かなぁという感じ。

その理由を考えてみたけど、まずPSPの解像度がたいしたことないので、普段見ているHD映像の持つ「おいしさ」はまるでないのだ。当たり前だけど。だから持ち出すのはどちらかというと「聞く」重視の番組が向いている。

しかしその「聞く」も通勤電車だと意外と騒音があって聞きにくい。ノイズキャンセリングヘッドフォンを持ち歩くのもスマートじゃないし。

あと、PSPは基本的にはゲーム機でボタン類が押しやすくなっているため、ロックをかけてないとすぐにボタンが反応してしまって、いわゆる「しおり」の位置がずれたりしてイライラする。しかたないけど。

ちなみに、使うのは主に通勤電車の中なので読書時間を少し削ることにはなるんだけども、本はちょっと目を離しても問題ないし、ゲームもジャンルによるけど意外と目を離せるタイミングはあるし、音楽はそもそも目は自由なんだけど、動画だと目を離せないのが厄介。上記の理由でロックをかけているので、すぐにポーズを押せないのもイライラ。

……とまぁよろしくない点を列挙したけど、便利ではあるので、これを利用してまた自由時間を増やせるとは思う。