2011年5月29日日曜日

googleマップ「マイマップ」機能の使い方

前回、スマートフォンに機種変更したことを書いたけど、今回はその中でもgoogleマップの活用方法について、まとめ。

以前、「37歳の地図」というエントリで「東京」という都市に興味が出てきたこと、「[雑貨屋大好き芸人]雑貨屋めぐりLifehack」というエントリで、やや見つけにくい場所にある雑貨屋や古本屋までどうたどりつくか、という話題について書いた。

その時も「スマートフォンでgoogleマップが使えたらなぁ」と思っていたけど、このたび実際にそれができるようになって、活用してみたらやっぱり便利だった。

といってもとくに画期的な使い方を発見!というわけではなくて、具体的に「マイマップ」を使うか?というだけ。
これが意外と、僕がちょっと調べた範囲ではきちんと説明されてなかったので、せっかくだからメモしておく。公式にもヘルプがあるけど、これだけだとやっぱりちょっと分かりにくい。

ただし、聞いた話によるとiPhoneでは、肝心の「googleマップ」のレイヤ機能が今のところ使えないという話を聞いたので、Andoroidじゃない人はそこを確認してからの方がよいでしょう。

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行きたい場所の名前・住所は知っているけど、どの辺かよく分かってない、というところからスタートします。
また、googleのアカウントは持っていてログインしている前提です。

例として、「新宿」にある「ブルックリン・パーラー」というハンバーガーショップ+本屋を登録してみます。PCでしこみをして、最終的にはスマートフォンから
mymap012.JPG
こんなふうに表示できるようにします。

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まず、googleマップのマイマップだけど、これはカテゴリを作って場所を登録できるという、いわゆる「Favorite/お気に入り」機能と思ってよい。
mymap001.jpg

新しいカテゴリを作るには「新しい地図を作成」をクリック。
mymap002.jpg

タイトルと説明をつける。自分でしか使わないので「限定公開」にしてるけど、ここはそれぞれの好みで。
また自分で使うだけなら説明もとくにいらないけど、一般公開したいなら説明を入れるといいでしょう。
mymap003.jpg
住所を検索窓に入れて「検索」。該当する住所があると、地図上に目印がつきます。
mymap005.jpg
ここでは汎用性の高い住所で説明してますが、店名で検索して目印がつくならそれでもかまわない。
また、住所も分からないけど、地図上の場所が分かっているときは、地図上で右クリックして「この場所について」を選んでも同じことができます。

この時、マイマップ編集モードから一時的に離れますが、そこは気にしないでいいです。というか、ここがミソ

左に出てくる目印の詳細情報の「保存」をクリックします。
mymap004.jpg

すると、さきほど作ったマイマップが選べるので「新宿」を選んで保存。
選択肢の一番下に「新しい地図を作成..」というのがあるので、先に目印をつけてその後にカテゴリを作ることもできます。
mymap006.jpg

この、マイマップの編集モードで登録していくのではなく、検索した情報をマイマップへ保存していく、という流れが最初全然分からなかった。これを知ってから飛躍的に登録が楽になった。

ここでは「新宿」カテゴリに保存して、再び「マイマップ>自分で作った地図>新宿」をクリック。
「編集」ボタンを押します。
先ほど登録した住所があるので、クリックして編集します。
mymap007.jpg

地図上の目印に対して出てくる情報ウィンドウの中身が編集できます。
店の場合、
・タイトル:店名
・説明:開店・閉店時間、定休日、電話番号、住所、URL
を入れておくといいでしょう。
とくに開店・閉店時間、定休日は重要。
mymap008.jpg

なおストリートビュー対応地域だと、その場所の写真が自動で貼られているようです。個人的にはこれは削除してます。

アイコンをクリックすると、他のアイコンに変えることができます。
mymap009.jpg
自分は「イエローのおうち」アイコンが好きで使ってます。
変更するとこうなります。
mymap010.jpg

「保存」「完了」ボタンを押して編集終了。
mymap011.jpg
PC上でのしこみはこれで終わり。

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さて、これをスマートフォンから見てみますが、
「googleマップ>レイヤ>その他のレイヤ>マイマップ>新宿」と選べば、ほらこのとおり。GPSとも連動するので、近くまで行けばまず見つけられます。
mymap012.JPG

ダンドリくんとしては、これまでエリア別にしていた行きたいところリストのファイルをガシガシマイマップ化しました。
こりゃ便利だろうなぁ!

ただし、100%信じきってないので、まだしばらくは文庫サイズの地図帳は持ち歩くと思う。

IS06 SIRIUS-αに機種変更

ようやく携帯電話をスマートフォンに変えた。

2007年1月にW43SAに機種変更して以来なので、なんと約4年半ぶり。そりゃ充電池もへたってくるわけだわ。

これまで使っていたW43SAには「2011年7月で使えなくなる」という最後通告が来ていて、
いろいろ調べてみた結果、スペックと、機種変更せざるをえないユーザーのための金額的優遇とで、auのIS06 SIRIUS-αという機種に変更した。

is06.jpg

R0012059.JPG
↑これまで他人の見てて、「なんでスマートフォンにガワをつけるんだろう?」と思ってたけど、自分も自然とガワを同時購入していた。ガワつけないとなんか頼りないんだよなぁ・・。


これまではずっと、貯まっていたポイントで機種変更できてたのに、今回はポイントと優遇あわせて2万円ぐらいはあったにもかかわらず、それ以上の金額が必要だった。個人的には高い買い物・・。

さて、この機種を選んだ理由は、

重量が軽い
キビキビと動く
ネットも速い
バージョンアップすればCメールも使える(家族間無料だったこともあってうちの夫婦ではCメールがデフォルト)
・ワンセグやおサイフケータイといった日本独自の機能がなくて人気がないのか、比較的元の値段が下がっていた

などなど。

仕事がほぼデスクワークで外回りがなく、仕事に関する情報をスマートフォンで処理する必要は今のところないため、ほぼプライベートに使っている。

機能的には、これまでの携帯電話と同様、

リマインダ
プレイベートの予定表
メモ帳

は重宝している。しかもPCと連動するなど、スマートフォンになってこれらの機能は劇的にアップした。ちなみにアプリはgoogleカレンダー+ジョルテを使用。
かつてのザウルス、CLIEなどPalm OS系PDA、AppleのNewtonが夢みた世界がついに現実になったんだなぁ。

PCにつなぐと普通に外部記憶装置として認識されるのも便利。
テキストを入れておけば、テキストビューワーで確認できる、という普通のことが今まで使ってきた携帯電話ではできなかった。メモ魔としてはこれは大きい。

これまでPCで使っていたサービス群も専用アプリでそのまま使える。

Gmail
Google Reader
Twitter
ニュース・天気予報
乗換案内

とくに、「google map」は外出先で見られるようになったことで使い方が変わった。
その話は次回に。

もちろん、どこからでもブラウザでググれるのはかなり大きい。

というようにやはりメリットは大きい。

これまではネット接続サービスに入ってなかったため月額料金がグンとアップするけど、その分の価値はあると思う。

それにしても、Android OSを使うということは、googleという長いものに巻かれていくってことだなぁ、とつくづく思った。もともとgoogle系のサービスは使っていたけど、それがますます加速していく。
その割にブラウザがGoogle Chromeじゃなかったり、google日本語入力を採用してなかったり、と?な部分はあるけども。

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逆にスマートフォンに変えたデメリット。

電話として使いにくい。
とくに切る際に、ソフトウェア操作で切るので切れたのかどうか非常に分かりづらい。

文字入力がやりにくくなった。
テンキーレベルであっても、キーの打鍵感覚がある方が文字入力しやすい。

そのせいか、肩がこる。

充電池の消費が激しい。毎日充電しないとすぐに電池が切れる。

機種特有の問題として、

ワンセグ、FMラジオががなくなった。
これは以前の機種からの変化。もっとも、どちらもほとんど使ってなかったけど、とくにワンセグはいざという時便利だったたけにちょっと残念。

電池を抜かないと、SDカードが取り出せない。
これは、PCとつなぐ際にケーブルを使えばいいからとくに問題はない。

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携帯電話は電話としてだけ使ってモバイル端末としてiPhoneを持つ、といういわゆる二台持ちをすればいいじゃん、という声もあると思うし、おそらく金額的にもオトクだとは思うけども、もともと荷物を極力減らしたいタイプなのと電話をほとんどしないので、その線はナシだった。

ただ、iPhoneと違いイヤフォンジャックがなくて、イヤフォンを挿す際には変換アダプタが必要なのは以前の機種から引き続きよろしくない。
変換アダプタを持ち歩くのも面倒なので、ちょっと曲を入れておいて聴こう、とは思えない。

2011年5月22日日曜日

自炊で本棚の残り物を整理(6)まとめ

というわけで数回に渡って電子化することで本を捨てる作業について書いてきたが、感覚的にはドラえもんの「チッポケット二次元カメラ」という道具に近い。

このポラロイドカメラみたいな道具は、写したものを写真の中に保存できて、お湯で戻すことができる、というもの。

tipicket.jpg

どんどん保存して、見たいときはビューワーで戻す、みたいなイメージに通ずるものがある。

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自炊をすることで、本の物体的な特性・データ的な特性についていろいろ気付かされるのも面白い。

本のままで持っているメリットは、

・読みやすい
・付箋などを貼りやすい

デメリットは

・場所をとる
・収納場所によっては探すまでに時間がかかる
・紙なので劣化する
・キーワードによる検索などができない

などが考えられる。

もうひとつ、これは確か内田樹氏だったと思うけど、本棚に本を並べているといつもその背中のタイトルを目にするわけで、それはとても意味があると書いていた。
このことが本の形で持っていることの一番のメリットのような気がする。
すでに読んだ本だと「この本にはこんなことが書いてあったよなぁ」と思いだしたり、「この本はまだ読んでないけど、きっとこんな内容だろう」と想像したり。

電子化した場合は、一覧性が低いということか。
しかし、それってまさに保管場所をとる、ということと表裏一体なんだよなぁ。
ネットショップと実際の店舗の違いとも共通する。

ゆえにやっぱり今のところ「すべてを電子化に!」ではなくて、時々引っ張り出したい本は本棚へ、それ以外の本は電子化、が現実的だと思った。

2011年5月21日土曜日

自炊で本棚の残り物を整理(5)スキャニングに向く本・向かない本

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
B001QXCZ12


ScanSnapはスキャナなんだけども、読み取り方法とそのスピードを動画で見るまでそのすごさが分からなかった。

プリンタについてるようなフラットベッドスキャナとは別の道具と思ったほうがいい。

意外にコンパクトであることも魅力的だった。

なので、scansnapのレンタルは考えなかった。

本以外でも日常のちょっとした書類やチラシ、絶対に見ないけど捨てるのは少し不安てな説明書などをガンガン取り込んでポイポイ捨てられるので、買って損はないと思う。

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それでは、スキャンに向く本と向かない本について。

まず、サイズが大きい本、具体的には一枚がA4以上の紙は断裁しても普通にスキャナを通せないので注意。
たまに大判の雑誌があるけど、仕方がないのでスキャナを通るサイズに切り落としてしまった。

そしてなんといっても、紙質で向き/不向きが、非常にある。

重くてつやがある、ページをめくる際にニチャッっという質感があるカラー紙がとにかく苦手。
単純に一枚一枚の紙送りに失敗することが多いのだ。紙送りに失敗するとスキャニングに非常に時間がかかる。

雑誌についているハガキや折り込んだPRページなどは構造上巻き込んでしまうことが多くて難儀する。

具体的にはBRUTUS・Number、お前らのことだ。

とくにBRUTUSは本来紙質・作りともども好きだし一番よく買う雑誌なんだけども、雑誌の中に小冊子が貼り込んであったりとか変化球が多いので、自炊に関してはできない子扱いになってしまう。ホントにイライラした。

あと、付箋を貼りつけた本は、そのままスキャンもできるけどやはり外して補完したいので、面倒。
そもそも付箋を貼りつけてるような本を捨てるなよ、という気もするが。

なお、スキャニングの際は紙の巻き込みなどで紙を痛めてしまうリスクは高い。100%スキャニングに成功するわけでない点は意識する必要がある。

自炊で本棚の残り物を整理(4)断裁に向く本・向かない本

断裁機は、小さい子供がいること・値段が高いこと・そう頻繁に使うものではないことからDMMというサービスによるレンタルで済ませた。
借りたのは

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106
B002MRPKRC


amazonだと3万円です。

ちなににレンタルだと

5日: 3,220円 (1日あたり644円)
10日: 5,490円 (1日あたり549円)
30日: 10,640円 (1日あたり355円)
延滞: 1,288円 (1日あたり)

自分は5日でレンタルしたけど、これはDMMが発送した日からこちらが返却してDMMに届く日までなので、5日といっても実質2日ぐらいしか使えない点に注意。
それでもほとんど1日でやりたかった本を全部切っちゃったけど。

なお、最初は3月末に予約してたんだけどおそらく震災の影響でDMM側が確保できず、その場合、予約日がずれるのではなく強制キャンセルになってしまう。
2回目はきちんと届いたけど、「この日に確実に使いたい」というような人にはあまりにオススメではないシステムである。

届いて改めて思ったけど、断裁機は重くてデカイし、やっぱり刃物なので所持するのは抵抗がある。
あと、刃がなまくらになっていくので、意外に消耗品である点も注意。

ちなみに大量の本でなければクランプでカッティングマットにカッティング用定規とともに固定してやって、大型カッターで何度かスパスパ切ってやれば断裁は充分可能である。

R0012055.JPG
カメラを構える関係で手の向きが変だけど、そこは補完よろしく。

日常でも
・カッティングマット(A3がおすすめ)
・カッティング用定規(背中が金属になってる。50cmぐらいがオススメ)
・大型カッター(出す刃の量を固定できるもの)
のカカオコンボは最強なので揃えておくと重宝するのでオススメ。

クランプも接着して圧着させておきたい時に便利。
写真のものは、今はなき東宝日曜大工センターの閉店セールで購入したもので一般にクランプから想像する形状と違うんだけど(バー・クランプというらしい)、軽くてもきちんと固定できて、補完も楽なので意外にオススメ品。

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では、断裁機を確保したところで、実際に断裁してみると、やっぱり断裁に向いてる本と向いてない本がある。

・ホチキス止めの雑誌は、一度ホチキス針をはずす必要があり面倒。

・丸背だと背中をスパッ切り落とすのではなく、一度真ん中にあたるページを開いて切る必要があるので面倒。

・切れやすい紙と切れにくい紙がある。たとえばマンガ本とか文庫本はページの割にサクッと切れる。雑誌の紙は見かけよりも切れにくい場合があった。

以上、BRUTUS・Number、お前らのことだ。

・ハードカバーだと一度表紙を切り取る必要があって面倒。

・ページ数が多いと断裁機に通せる太さに本を割る必要があって面倒。

なお自分の場合は、本の表紙カバーは場所をとらないのでスキャンせずに残しておくことにした。これは「こういう本を持っている」という物理的なデータになると思ったのと、単純にスキャンするのが面倒だったから。
そういう意味では、表紙カバーがない方がスキャニングには向いているといえる。

それでも、断裁はそんなに苦労しない。
次のスキャニングが大変なのだ。

調子にのって断裁しまくっていると、スキャニングで泣きをみるので一度スキャニングまでやってみてから、どれぐらいの量を断裁するかを考えたほうがよい。

自炊で本棚の残り物を整理(3)捨てやすい本と捨てにくい本

前回まとめてみた方針で電子化に向く本をピックアップしてみると、もうひとつ捨てにくい本というのがあることに気づく。

一度手放すと再会するのに苦労する本がそれだ。

再会、というのは古本屋で手に入れることが主だけども、部数の問題などで本そのものがなかなか市場に出ないことがある。
今はamazonマーケットプレイスという最強の古本屋があるので、たいがいの本とは再会できる。
以前はどの本も再会するのにはそれなりに苦労したから、つくづくいい時代になったもんだ。

それでも、雑誌のバックナンバーを手に入れるのはそれなりに苦労する。

そもそも雑誌なんて捨てる人がほとんどだから、市場にあまり出ない。

図書館で借りるにしても、そもそも図書館は雑誌の保管はそれほど重視していない(もっとも自分は近所に大宅壮一文庫がある、という特殊な環境ではあるんだけども、実は一度も行ったことがない)

だが、なんといってもどの号かを特定するのかが一番難しい。自分がそもそもどの号を求めてるのかが分からないから、いくら検索が発達しても再会がかなわないことがある。

そんなわけで、これまでそれほど重要と思ってない雑誌でも捨てることができなくて、本棚を占有しがちだった。
雑誌はカラーが多いから意外と重いし。

だけど、これからはスキャニングしちゃえば心おきなく捨てられる。

これは大きい!

2011年5月18日水曜日

自炊で本棚の残り物を整理(2)電子化に向く本・向かない本

本は大きく分けると

・読み物(ex.小説)
・資料(ex.リファレンス本)

という分け方ができる。

現状は圧倒的に「資料」の方が電子化に向いている。

いろいろ発売されたとはいえ、オーディオにおけるiPodのような決定打となるデジタル文書ビューワーがまだ存在しないため、元の本と同じように楽しんで読書できる状態ではないからだ。

ただし、辞書は資料であっても電子化に向かない。これは本自体に検索機能がついてるから電子化するとその検索機能が使いにくくなってしまうからだ。

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また、データ的な分け方だと

・文字中心の本
・白黒の線画中心のグラフィック+文字情報(マンガ)
・カラー中心のグラフィック+文字情報(雑誌)

とも分類できる。

これらがそれぞれ電子化に向いているかいないかを検証してみよう。

文字中心の本

文字はスキャン前後で失われる情報が少ない、という点では向いているといえる。
しかし、自分が持っている文字中心の本は資料より読み物が多いので、それほど電子化向きではないと判断。
今回はほとんど読み返すことがないだろうという本を選んだ。

マンガ

マンガはほぼ読み物である。
なので、こちらも文字の本同様、おそらく読み返すことがないだろうと思うものを選んだ。
それでも、何冊も続く大長編よりも「ギャラリーフェイク」みたいな連作短編の方がデジタルビューワで読む気がすると思った。
つまり、現状の電子書籍は「つまみ読み」と相性がいいんだと思う。

・カラー写真の多い雑誌など

スキャンしちゃうとちょっとデータ的にやや残念な感じになるけど、書籍のまま保存しておくよりも格段に見たいページを探しやすくなるので、かなり相性がいいと感じた。

なお、「絵本」はサイズや紙の質感など本自体に楽しさがあること、子供が電子化文書を読む機会は今のところ少ないこと、などから向いてない。

自炊で本棚の残り物を整理(1)

このところ自宅で、本を断裁・スキャニングして電子化するという、いわゆる「自炊」をやってみている。

自分の場合、本を電子化して活用する、というよりも本を捨てるきっかけにする、というのが導入の大きな理由である。
なにせ、スキャニングするために本をざっくり切るわけなので、さすがに捨てようと思わせられる。
本との別れの儀式といえよう。

だから、たとえば本の背中の糊をはがしてスキャン後、またのりづけしてもとに戻す、という方法も動画で見たけど、これでは結局本が捨てられないから僕にとっては意味がない!
「pdfのモバイルビューワー向け最適化」とか「検索用にOCRで・・」とかに関してのノウハウもスルー。

あくまで「処分しようかどうか迷ってるレベルの本」を自炊によって処分する、という視点で数回に分けてレポート。

雑貨の勢力図

あの「雑貨カタログ」が休刊、
さやか姐さんが西荻窪から谷根千方面へ引越し
栃木県益子を一躍コジャレ化した張本人starnetが東京のしかも馬喰横山に登場、
来月号の「oz magazine」は馬喰、蔵前あたりの特集、

などなどなんだか雑貨界隈がそわそわしてる感じ。

これまで西荻窪~吉祥寺の中央線ライン、恵比寿~代官山ライン、自由が丘などが雑貨の中心地だったのが、ここ最近は谷根千とか下町方面に動きを感じる。

勢力図が変わろうとしているのか・・?


2011年5月12日木曜日

ワークショップなゴールデンウィーク

今年のゴールデンウィークは、5/2(月)・5/6(金)に有給休暇をとって、10日間たっぷり休んだ。
その一部を記録。

●4/29(金)第35回 2011 日本ホビーショー@東京ビッグサイト

ホビーショーといっても、プラモデルや玩具ではなく全体的に女子寄り。うちの奥さん・娘ふたりはワークショップに参加してちょっとした小物を作った。
自分は所さんオススメのネジザウルスを名前刻印サービス付で手に入れた。が、帰ってきたら買った値段より少し安くAmazonで売ってた。ギャフン。

全体的には面白い催しだった。

●5/1(日)「ドラえもん のび太の新鉄人兵団

映画サービスデーだったのでなにか見ようと思い、見逃していた鉄人兵団を家族で鑑賞。
オリジナルが上映されていた頃は小学生高学年というちょうどドラえもんをバカにしてるような時期だったこともあり、あまり思い入れがなかった。
ところが!
評判通り、原作やオリジナル映画の足りなかった部分をうまく補って非常に引き込まれる内容になっている。これは「のび太の恐竜2006」に次いで好きだ!

●5/2(月)所さんの世田谷ベース ~史上最大のニコタマ上陸作戦~ @玉川髙島屋S・C

あらかじめwebサイトを見ていてビミョウな内容だと思ってたけど、やっぱりこれはちょっと・・という内容だった。入場料500円でも高過ぎ。高島屋のイベントっていつもこんなんな気がする。

●5/4(水)修善寺・虹の郷

家族で伊豆方面に観光に行くのは初めて。
虹の郷はいわゆるテーマパークで、webで調べてもたいしたことない場所のように思えるんだけど、個人的に園内を走る15インチゲージ鉄道がツボすぎ。小さいけど本物の蒸気機関車が走っている。

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博物館も非常に丁寧に作られていてじっくり見てしまった。博物館の図録のようなものがあればよかったなぁ・・。

焼く前の粘土に字を彫って作る陶印作りのワークショップに参加。篆刻とは違ってサクサクッと掘れて気持よかった。
娘たちは押し花キーホルダー作りに参加。

●5/5(木)酪農王国オラッチェ@函南

函南は修善寺から少し離れた場所で、箱根の南、というのが地名の由来らしい。ゴールデンウィーク時期に牧場に行くのが好きで寄ってみた。
無料で入れるだけあってこじんまりとしてるけど、ちょうど子供の日でいろいろとイベントをやってたこともあって半日遊べた。大人向けの竹馬大会(といっても出走数は5、6人だったけど・・)に参加して、優勝!

長女が、木の実などを使ったドアプレート作りに参加。

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●5/8(日)みちくさ市@雑司が谷手創り市@鬼子母神

みちくさ市は、一箱古本市と学校を会場にしたブングテンがメイン。
古本はなかなかのラインナップで2冊ほどゲット。

ブングテンでは子供たちがバインダー作成のワークショップに参加。いわゆるスクラップ&コラージュ素材が沢山用意されていてなかなか素敵なものが作れる。

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手創り市は4月に続いて2回目。前回と出店者がけっこう違っていたのが驚き。3品ほど購入。

●5/8(日)島田ゆか&ユリア・ヴォリ絵本原画展@銀座松屋

前々からバムケロシリーズの島田ゆかさんの原画は見てみたいと思ってたんだけど、原画自体は絵の質から印刷されたものとものすごい違いがあるかというとそうでもなかった。
むしろ本人のインタビュー映像や物販、バムケロカフェがよくて、とくにカフェでは絵本に出てくる料理が再現されていてなかなかツボをおさえている!

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オマケでもらえるガラゴのミニチュアカップがうれしすぎ!

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震災のチャリティで原画・版画・絵本の販売を行っていたので何点か購入。いいチャリティに出会えてようやく自分自身で納得できる寄付ができたよ・・。

全体的になんだかやたらと子供たちがワークショップに参加してたゴールデンウィークだった。
最近、雑貨でも手作り系に興味が移ってきたので、ついついそういう場所やイベントに足がむくんだろうなぁ。