2011年3月31日木曜日

ACとか。

「あえて言うが、ACジャパンのCMは飽きた。」とTwitterで書いたけど、自分以外にもそういう声が多くて、なぜかACがサウンドロゴを削除することになったり、「こんな時期に内容がおかしい」とかもはや言いがかりレベルの苦情も多く、仁科親子困惑ってな珍事態になってたけども。
「人は同じCMを流されると苦痛である」というのは発見なんじゃないか。

仕事が再開した3/22(火)では、職場ではもちろん震災の話題が多かったけど、「AC」にまつわる話も多かった。

友人となんでここまでみんなネタにするのかね?と話してたところ、
「今のテレビでここまでみんなが同じコンテンツを見る、ってことがないからじゃない?」
との答えで、なるほど!

だってこのありさま。

「グレートありがとウサギ」


立体。
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「超AC合体グレートポポポポーン」
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パロディの完成度も高いけど、それが分かる人が多い、というのはパロディを作る人にとってモチベーションが上がるよなぁ。

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あと、「不謹慎」に関しては、昭和終わりの「自粛」を思い出しちゃう。

井上陽水 「みなさんお元気ですか」
自粛前


自粛後


余談だけど、このころチェルノブイリ事故の影響で「メルトダウン」という言葉が流行ったのも思い出す。PSY・Sの「薔薇とノンフィクション」(作詞:松尾由紀夫)
「37°8´のデジャ=ヴいましかできないことが いまあるはず炎の メルトダウン」
とか。
当時のブルーハーツとか佐野元春とかの反核ブームってあまり話題にあがらないなぁ。

また、ちょうど今年の1月に、友人が紹介してくれた阪神淡路大震災の裏話は今こそ「拡散」するべきなんじゃないか??

http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/20110116

その悲惨を乗り越えるには笑うこと、笑える力ってメッチャ大事やぞ!と。それまで嫌ってた人とかまったく知らん人と笑いを共有するってすごいパワーになるんですよ。最後に勝つのは笑いとユーモアやぞ!ってね、そういうことをね、あの震災に関しては誰かそろそろちゃんと言わなあかんぞと思うんですよ。


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あと、最近思ったことメモ。

・AC「思いやりの気持ち」って「宮沢賢治」じゃないのかよ!!「宮澤章二」って誰だよ!?

・AC「思いやりの気持ち」の曲ってPSY・Sの「風の鏡」を思い出す。2分36秒あたりから。

・節電はドラえもんの「ありがたみわかり機」を「電気」と言いながら押してる気分。

・雨の東京を傘をさしながら歩いているとどこからか「2つでじゅうぶんですよ!」と聞こえてくる。

こっちは酸性雨か。

・仁科仁美って松方弘樹の娘だってことはみんな知ってるのかな?
 なお、今調べたら仁科仁美の兄の奥さんって多岐川裕美の娘・多岐川華子なのね。

・福島第一、初号機・弐号機・・。同世代の人は絶対思ったはず。

2011年3月27日日曜日

20110311

23区在住で勤務地も新宿なので、地震の影響は多少受けた。

揺れたのは会議中だったけど、耐震ビルの8Fということもあり、グワングワンした横揺れで、「こりゃ関東大震災が来たか!」とその場にいた人がみんな思ったはず。
しかし、体裁もあるのか意外とみんな机の下とか潜らないのね。

その後、一応上着とカバンと座布団(70%ぐらいはオシャレのため、20%ぐらいは座位置調整のため、10%ぐらいは防災のために家から持参してた)を持って外へ出た。

地震直後に喫煙所で落ち着かせるためかタバコ吸ってる人が多かったけど、あれは危ないよなぁ・・。

カバンの中にアナログテレビ1~12chも聴けるポータブルラジオ(暇つぶし対策70%、どうしても気になるスポーツ中継対策20%、防災対策10%)を常備してたので重宝した。

職場に解散命令が出たので、甲州街道を2時間ばかり歩いて帰宅。途中念のためコンビニでパンとか多めに買っといたけど、その時は品は余りまくってたなぁ。

帰宅後は、テレビ見てダメージ受けて、原発が気になりまくる、という感じだった。

翌週は仕事もほぼ休むになったけど、基本は自宅待機でちょっと外出るにも原発が・・、というかなり特殊な状況だった。なにかをしよう!という気にはなかなかなれず。
ちなみに計画停電はうちが環八の近くのせいなのかグループにも入っておらず、今のところは影響なし。

それにしても3/6の日曜日に車で湘南の方に遊びに行っていて、大磯の人気のない海岸で子供と貝とか石とか拾ってたけど、もしその日の同じ時間帯に地震と津波が来たかと思うとちょっと怖かった。

そんな中、一番興味深かったのはやっぱり「AC」にまつわる様々なことだった。

続く。

2011年3月6日日曜日

しつこくトラクターの話。

普段なにげなく使ってる単語で「もともとどういう意味なんだろ?」と思ったとき、ちょっと調べてみると楽しい。
とくに今はネットで調べられるので、手軽だ。

たとえば、しつこく話題にするけど、「トラクター」。

tractor 【名】トラクター、牽引車

tractは「引く」意味を持っていて、引用したり引っ張り出す単語に「tract」が入っている、という。参考:http://www.alc.co.jp/eng/vocab/etm-cl/etm_cl055.html

なるほど!
道とか軌跡とかを意味する「track」も関係あるのかな?

では「トレーラー」はというと、

trailer 【名詞】【可算名詞】引きずる人[もの], あとについていく人[もの]; 追跡者.

なるほど、トラクターとトレーラーは「引くもの」と「引かれるもの」なのか。

ここで疑問が。
鉄道で、たとえば先頭の機関車のことはトラクターと言わない気がする。あれも引っ張っているという意味では「トラクター」のように思えるのだが。

う~んと考えて、こうじゃないかと思った。

『鉄道は、引くものと引かれるものを特に区別せず、それ全体で一つの存在=「train」と考える』

ちなみにtrainを調べてみると

train
【名詞】【可算名詞】
1.列車。複数の車両が連結された電車・列車をいう。一台一台はcar、carriage
2.〔人・車などの〕長い列,行列,連続 〔of〕.


うーん、なんかそんな気がする。

この、車と鉄道の違いは面白い。

ちなみに、トラクター、トレーラー、トラック、トレイン、て語源が同じなんだろうか?


玩具と雑貨

以前の「模型と玩具の間には」という記事で、模型と玩具の共通点・相違点について書いた。

この模型と玩具とはまた似て非なるものとして「雑貨」がある。
「雑貨」の定義は難しいけれども、相変わらずトラクターが気に入ってるので、これを使って考えてみたい。

たとえば、このトラクターを

こうすると
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「模型」的風景となり、

こうすると
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「玩具」的風景となり、

こうすると
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「雑貨」的風景となる。


模型的風景では、オブジェの組み合わせが実世界に準じて・かつスケールも一致しなくてはならない。

玩具的風景では、スケールはでたらめでもいいけども、組み合わせの中に元の世界の模倣がみられるはずだ。
上の写真だと、トラクターとクレーン車という組み合わせはありえないけど、重機とそれを運ぶトレーラーは実際に存在しているため、それぞれの役割を考えるとマッチしている。
ちなみにこのトレーラー、ちょうどトミカサイズなのは偶然なのか!?

雑貨的風景では、組み合わせもスケールもでたらめ。

雑貨の場合は、トラクターの実世界での泥臭いリアリティは切り離されて、「手のひらサイズのタイヤのついたオブジェ」として扱われる。
だから、組み合わせもスケールもでたらめでも、組み合わせた人が許せば、ありとなる。
基準は主に「かわいい」かどうか、にかかっている。特にカラーリングと質感の組み合わせは重要だ。
そこに初めて雑貨的風景が広がる。

まとめると

・元の世界を意識してる点では、模型と玩具には共通性がある。

・組み合わせのでたらめさでは、玩具と雑貨には共通性がある。

・基本的に触らない・鑑賞するものという点では、模型と雑貨には共通性がある。

のではないだろうか。

2011年3月2日水曜日

男の子の入れ物

こないだちらっと紹介したけど、
ドイツsiku(シグ)製1/87「ランツ ブルドッグ トラクター トレーラー付 SK1635」
がお気に入り。
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なにがいいって、後ろについているトレーラーがよい。
何かしら運べる、という要素はなんかうれしくなってしまうのだ。

たとえば、女性雑誌なんかで有名人とか読者のカバンの中身を大公開、なんてネタがあるけど、あれを見るのがとても好きだったりする。
「女子にとってのかばん」というのは特別なものであることはうちの女性軍(妻・幼稚園の娘二人)を見ていても分かる。メルヘンチックにいうと、彼女たちはその中に「サムシング・キラキラ」を入れようとするのだ。
それはラメ入りグッズ、とかそういうことではなく、なにか気持ちをキラキラさせるものならなんでもいいらしい。カバンにそういうものが入っていることは化粧と同じく、女子を特別な気持ちにさせるのかもしれない。

ちなみに僕は筋肉が少なく重いものを持つとすぐに肩がこるので、鞄の中身は厳選してできるだけ軽くするんだけど、男子にとってそういう入れ物ってなんだろうと思った時に、このトレーラーとかトラックの荷台部分なんかがそれにあたるんじゃないかと思った。

そりゃま、大人になってトラックの荷台にトキメクわけではないけど、子供にはそういうミニカーが人気あったりするし、実際になにかをのせて遊ぶことができるのは大きい。

たとえばピックアップトラックを見て「いいなぁ」と思う男子は少なくないのでは。
実際には荷台の分だけ人数が少なくなるので購入の選択肢としては入りにくいんだけど、その荷台に「なにかいろいろできそう」という可能性を感じるんじゃないか。
小さい車でも、

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旧ホンダバモス 

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HONDA T360

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コニー・グッピー

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スズキ マイティボーイ(♪金がないけど ロックンロール) 今見るとすごいいいなぁ!

などなどのピックアップトラックに僕はとてもひかれていることに今になって気づく。

ラジオフライヤーをついつい買いそうになってしまうのも、同じ気持だと思う。
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