2008年12月23日火曜日

「三浦みつる/ココナッツAVE.」

実家から持ってきたマンガにはこういうのもあった。

ココナッツAVE.(アベニュー)―Super house‐keeper,Gokuro’s powerfull life (1) (双葉文庫―名作シリーズ)
三浦 みつる
4575722340


1986年の作品。
マンガにくわしい人なら絵を見てピンと来ると思うんだけど、「THE かぼちゃワイン」を描いた三浦みつるの作品。
週刊少年マガジンにて一年足らずの連載だったけど、この頃は「ゲゲゲの鬼太郎」の新作がやっていたりしていたと思う。

内容は、マンガ的超人的身体能力を持ったハウスキーパーの主人公が、女性だけの6人姉妹の家で働くという、今だと絶対にハーレムものになりそうな設定だけど、ヒロインにあたる四女以外は主人公に全く恋愛感情を抱いていない。
内容も恋愛ものではなくて、コメディ。笑えないギャグが多いけど。

で、この作品のどこが好きだったかというと、日本なんだけど、西海岸風の町並みだったりファッションだったり、となんかやたらと洒落ている部分。それらが手塚治虫のアシスタントもしていた三浦みつるのこなれた絵で描かれているので、それを見ているのが単純に楽しい。

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西海岸風、といえば最近偶然目にしたタツノコプロの「とんでも戦士ムテキング(1980)」のオープニング映像がやたらと洒落てて、あれこんなんだっけ?と思った。
wikipediaでは

アメリカンコミックの要素が多々見受けられ、特に舞台がアメリカ西海岸・サンフランシスコのもじりと思しき都市「ヨンフランシスコ」である前半はそれが顕著だった。第33話以降は、東京の下町が舞台となりいくらかトーンダウンしたものの、そのカラーは健在だった。


と書かれていて、意識的だったことが分かる。
アラレちゃんの頃の鳥山明のテイストと時代的にシンクロしてる感じ。

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