2006年1月29日日曜日

「剛田いつか」

メディコムトイがまた質の高い商品を出してきたけど

http://www.hapima.com/prd/02000204/02000204990305/

これを肴にドラえもんの「ジャイ子」の本名は何?という話題が出て、確か本名ではなかったはず……とgoogleを検索したら、なんだかそれをネタにしたblogがわんさかひっかかった。ってここもそうだけど。

いや、言いたいのは、最近googleで調べたいことが調べられないなぁということ。
というのも、僕は「ジャイ子の本名」に関してとても面白い説があったなぁ……と思って調べてたんだけど、なかなかたどりつけない。

やり方を変えたならなんとか見つかった。
以前読んでいた2ちゃんねるの藤子F不二雄スレッドにポツリと引用されていた(藤子・F・不二雄総合スレ24「震防車」 の846)


藤子先生はおっしゃられた
「ジャイ子の本名はいつかちゃんと決める」
故にジャイ子の本名は「剛田いつか」

ってのをどっかで見て、もうそれでいいと思った。


なんてしゃれた答えなんだろう!これを最初読んだ時、ちょっと感動した。
でもどのblogでもこの説は取り上げてないみたい。つまんないなぁ。

でもその前に「ブタゴリラ」というあだ名をつけられてもけなげに生きている少年のことを忘れないでほしい。
あと本名「スネ夫」もどうか。

あ、チャンネルNECOの「まんが道」、ようやく見終わった。面白かったけど、やっぱり「青春編」が見たい!

2006年1月23日月曜日

「土岐麻子/LIVE AT VILLAGE VANGUARD」

ちょっと中身をみてみたい本があって新宿ルミネ内の「ヴィレッジヴァンガード」に足を運んだら、店内に「EW&F/September」のカバーが流れている。かなりアレンジがさわやかになっていて、元々好きな曲だけど思わずやられた、とその音源をチェックしてしまった。

そのCDは「土岐麻子/LIVE AT VILLAGE VANGUARD」。
cd_tokilive.jpg

公式サイトでは

2005年9月16日に行われたヴィレッジヴァンガード下北沢店でのインストアライヴを多くのファンの熱いリクエストに応え音源化。当日は溢れんばかりの多くのファンが足を運び、和やかな雰囲気でライヴが行われた。ライヴならではの臨場感ある土岐麻子のヴォーカル、そして最高のプレイを聴かせる大石学のピアノの音を是非ご堪能ください!

とあってヴィレッジヴァンガードだけの限定発売、値段も1260円とお手頃。
こりゃ買うでしょ、と結局探していた本は見つからなかったけどいいものを手に入れた。

土岐麻子といえば僕が読んでいるblogのいくつかで紹介されていて、解散したCymbalsのヴォーカルにして、土岐英史の娘というプロフィールは知っていたんだけど、Cymbalsもよく知らないしそういう人がジャズのスタンダードをカバーした、ってのもありがちだなぁ……とちょっとひいて見ていた。ルックスも好みではなかったし。

ごめんなさい。

このCDを聴くと、決してジャズにこだわっているわけではなさそうだし、実際彼女が今までに出しているカバーアルバム3枚だって決してジャズのスタンダードばかりではなく、わりとポピュラー系が多い。オリジナル盤も出しているし。

このCDでは大石学のエレピと彼女のボーカルだけ、というとてもシンプルなスタイルなんだけどそれが逆に彼女のボーカルにあっていると思う。エレピの演奏も気持ちよすぎ。

その他のカバーアルバムも気になったのでいろいろチェックしていたら
standards~土岐麻子ジャズを歌う~
土岐麻子
B0001AEM12

では「Tears For Fears/Everybody wants to rule the world」、
STANDARDS gift~土岐麻子ジャズを歌う~
土岐麻子
B000BB6H3C

では「Swing Out Sister/Breakout」という僕にとってのキラーチューンを取り上げてるじゃないか!

というわけでさっそく前者を購入。
実は先のライブ盤と重複している曲が多いし、先のライブ盤の方がこのスタジオ盤よりいいだろうという予想は的中したけど(これは「つじあやの/COVERGIRLS」でも京都サイドの方が好みなのと同じ)、「Everybody wants to rule the world」はやっぱり素晴らしい出来。

この手のカバーアルバムでは
Summer breeze
原田知世 Patti Austin Bobby Hebb
B00005L9K1

もオススメ。原田知世とGONTITIのコラボ、なんてもっと取りあげられていいと思うんだけどなぁ。


2006年1月18日水曜日

「地獄のあばれもの」

1/25(水)のまんが日本昔ばなしは!なんと!ついに!

地獄のあばれもの」!!!!!

キター!ってこういう気分の時に言うんだろうなぁ。

webでも2001/02/25にぜひ見たいと書いてるけど
21世紀デパート

ずっと絵本でしか見たことがなくて、待望の放送です。

「まんが道」といい、なんか最近すごいな(←小市民)。

ちなみにカップリングは「さだ六とシロ」……。これは偶然再放送でも見たことがあるけど、かなりブルーになれる。

2006年1月14日土曜日

NHK銀河テレビ小説 まんが道

正月に実家で新聞のテレビ欄を見ていたら、「まんが道」って文字が目に入った。
ん?と思ってよく見るとスカパーの「チャンネルNECO」で一挙放送とある!!!!

実は僕の中で「青い瞳の聖ライフ」と並んで再放送のキラータイトルだったのが、この「NHK銀河テレビ小説 まんが道」だったのだ。偶然両者に竹本孝之と蟹江敬三が出ているけど別に彼らのファンではない。


このドラマの本放送は1986.11.17〜1986.12.5だというから、僕が小学6年生の時。でも銀河テレビ小説はわりと遅い時間帯の放送だったので実はあまり見れなかった(最終回はたまたま見た記憶がある)。
熱心に見てたのは、続編の「NHK銀河テレビ小説 まんが道- 青春篇 (1987.7.27〜1987.8.14)」で、再放送が次の日の午前中にあったから、夏休みということもあり見るチャンスが多かったんだと思う。
この当時、テレビ化にともない中央公論社から分厚い「愛蔵版まんが道1〜4」(あるサイトによると1986.10.15発売)が刊行されたり、同社が当時刊行していた「藤子不二雄ランド」にて続編の「春雷編」が連載されたり(1986.10.17〜1988.4.22)と、「まんが道」が手に入りやすい状況になっていた。
僕も「愛蔵版」を買って読み始めたらめちゃくちゃ面白くて、というのも僕は中学生当時、マンガ家になりたくて実際にマンガを描いていたのだ。だからものすごい共感する部分が大きくて、しかも小学4年生まで富山県にいたので(放送当時は隣の石川県にいた)、藤子不二雄というマンガ家はとても身近に感じられる存在だった。
ドラマでは「高岡の大仏」や「ばか」をあわらす「だら」という言葉が出てきたり、と今見るとけっこう地方色出してるんだなぁと思った。ちなみに「高岡の大仏」は富山県内では「奈良、鎌倉と並ぶ日本三大大仏の一つ」と習うんだけど富山以外ではその存在自体が知られてないのが、「だら」が通じないのと同じぐらいショックだった。
脱線しちゃったけど、実家から戻ってさっそくチャンネルNECOと契約して、リピート放送で見始めたのだが……(今後の放送予定はこちら。今からでも1/28の全話放送には間に合います!)。
ドラマ版はメガネをかけてるのが才野茂だったり、物語の時系列がかなり改編されたりしているけど、今見ても面白かった!「青い瞳の聖ライフ」はすごくつまらなかったけど……!
僕は原作を映像化する際はかなりアレンジが入っている方が好みだ。だって原作と同じなら原作を読んだ方が早いし、先に原作を読んでいたら単なる確認になってしまう。その点、この銀河テレビ小説版は原作とテイストは違うんだけど、そのスピリットはあきらかに「まんが道」なのであって、さわやかな感動を味わえるのである。
そしてこのドラマを見て自分がビルドゥングスロマン好き・自伝好きであることを知ったんだ、と改めて思い出した。
まだ1〜5話しか見てないけど、続きがホントに楽しみ。ぜひ「青春編」も放送してほしいぞよ>チャンネルNECO。
��
さて、僕が友達からもらってよく聴いているテレビ録音の主題歌「竹本孝之/Hold Your Last Chance」(原曲は長渕剛)は「青春編」のもので、無印の方と歌詞が違うというのに気づいたんだけど(というかそれぞれ1コーラス目と2コーラス目を使用している)、その「青春編」の歌詞の

テーブルに飾られたバラより

Hold Your Last Chance

野に咲く れんげ草の方がいい


は今の今まで「テーブルに飾られたバイオリン」だと思ってました(笑)。
今回意識して聴いていて「〜の方がいい」ということは「バイオリン」じゃなくて「○○より」じゃないとおかしいと気づき、ネットで歌詞を調べてみたらやっぱり違っていたという次第。20年殺しでした(っていうか竹本孝之のカツゼツが悪いような)。
ちなみに「NHK銀河テレビ小説」というと「中年ちゃらんぽらん」というのがあって、タイトルだけしか知らないけどやたらと恐かった記憶がある。
あと、なんでテレビなのに小説なんだろう?と思ってた。
全然関係ないけど、藤子つながりで。
「のび太の恐竜2006」の主題歌は「スキマスイッチ」というグループらしいけど、なぜ「スネオヘアー」じゃないのか?

2006年1月13日金曜日

★2005年回顧(グッズ・イベント編)

ベストバイは「MFM-HT95 19型LCDマルチファンクションディスプレイ」。
卓上スペースの確保と、そこでゲームが遊べる環境を整えたことが今年後半の自分に与えた影響が大きかった。しみじみ買ってよかったと思った。

年末ギリギリで買ったデジカメ「SONY DSC-T9 サイバーショット T9」もかなり気に入っている。

奥様のiBook用にもう売られていない内蔵無線LANカード(Air Mac Card)を買ったけど、もっと早く買うべきだった。ノートの利便性がようやく発揮された。

アナログだけど、角川の「類語国語辞典」もいまさらながらいい買い物。プライベート用・仕事用と2冊買ってしまった。

パンクや靴の修理を自分でやったのも面白かった。ジーク・東急ハンズ!

blogでは取り上げてないけど、「Crocsのサンダル」も自宅用によかった(最初、仕事場で履こうと思ってたら意外とムレて断念)。
雑誌ラピタ付属の万年筆「ミニ檸檬」もかわいかった。

展覧会は「大水木しげる展」@江戸東京博物館、「エレクトロプランクトン展」@ラフォーレ原宿、「チャールズ&レイ・イームズ展」@目黒美術館、「和田誠展」「佐藤雅彦研究室展」「祖父江慎&cozfish展」と無料なのに素晴らしい展示を見せてくれた銀座gggには感謝。

子供ができてからレンタカーで出かけることが多くて、なんとかペーパードライバー卒業。「新江ノ島水族館」(みなぞうが……)、「御殿場フェラーリ美術館」、「青梅赤塚不二夫会館」&「青梅鉄道公園」などなど。
動物好きの娘を喜ばすために「上野動物園」、「多摩動物公園」、「品川アクアスタジアム」と、お父さんがんばった。

その一方で相変わらずミニカーを中心としたちんまりしたアイテムももくもくと買ってたりしたけど、書ききれないのでパス。ひとつだけ、京商はBMWイセッタ、フェラーリF1でいい仕事でした。

ふー、とこんなもんかな。

そういえばMovable Typeを導入したのは2005年6月なんだなぁ。何かが劇的に変わったわけではないけど、以前より薄くなった自分のwebに対する思い入れでも更新を続けられる支援ツール、という意味ではいいんじゃないかな。


2006年1月12日木曜日

★2005年回顧(音楽編)

音楽という項目でなにかを書けるような立場ではない気もするけど、一応。

買ったCDはほとんどよかったけど、それもそのはず再発やらリメイクばっかり。
「坂本龍一/05」「〈COLEZO!〉トランザム ベスト」「大橋純子&美乃家セントラル・ステイションベスト」「小椋佳/GOLDEN☆BEST」とか。小椋佳のはかなり聴いた。
リマスターものでは
「細野晴臣/フィルハーモニー」「同/はらいそ」、「坂本龍一/B2-UNIT」、「TOTO/宇宙の騎士」「同/聖なる剣」、「ボビー・コールドウェル/1st」、「ボズ・スキャッグス/シルク・ディグリーズ」(ライブ盤も買ったけどそちらはあまり聞いてない)、「佐野元春VISITORS」「同/Cafe Bohemia」など。

テクノ〜クラブ系では賛否両論あった「テイ・トウワ/FLASH」(個人的には楽しめたアルバムだった。まともに買った新譜ってこれだけのような気も)、「808state/New Build」(やっと聞くことができたけどやっぱりよかった)、「NASA/Remembering Future」(友達がプレゼントしてくれたけどかなりいい)、「クラフトワーク/MINIMUM-MAXIMUM」(DVDもいい!)

ライブはマット・ビアンコfeat.バーシア(@東京国際フォーラム3/30)、クリストファー・クロス(@ブルーノート東京11/3)へ。どちらも歳をとってもノドは健在でした。

あ、そうそう、「おニャン子パンクLOVE」なるトリビュートアルバムでの「Plus-Tech Squeeze Box/天使のボディガード」がベストソング(←ってやっぱりカバーなのかよ!)。


2006年1月11日水曜日

★2005年回顧(映画・テレビ・スポーツ・ゲーム編)

子供ができてからというもの以前映画を観ていた時間がどんどん削られるようになった。というのも、子供っていつなんどき割り込み処理を入れてくるか分からないから、2時間近く集中する必要がある映画はけっこう観るのが大変なのです。

というわけで観ている絶対数が少ないけど、ベストは「ALWAYS 三丁目の夕日」。やっぱり評判いいみたいですね。
他に劇場では「ローレライ」(ほんとガッカリ)、「ミリオンダラーベイビー」(個人的には好きじゃない)、「ハービー」(オリジナルの「ラブバッグ」もテレビで観た)、「スターウォーズepisode3」。

レンタルで面白かったのは「ユーガットサーブド」、「下妻物語」、「マインドゲーム」。
久々に見直したアニメ「バツ&テリー」もよかった。
邦画青春モノ(「69」、「アイデン&ティティ」、「スウィング・ガールズ」、「恋の門」)、ジャパニメーションブームふたたび?(「スチームボーイ」、「イノセンス」、「猫の恩返し」、「ハウルの動く城」)はどれもとくに残らず。
ディズニーアニメの「青い自動車スージー」がDVDになったのはうれしかった。

テレビ番組は2004年にHDDレコーダーを導入してから前よりずいぶん見るようにはなったけど、「まんが日本昔ばなし」の再放送が一番うれしかった。

スポーツでは、ボクシング徳山vs川嶋戦、駒大苫小牧が二連覇した夏の甲子園、アームストロング七連覇のツール・ド・フランス、プロ野球パ・リーグプレーオフ、Qちゃん復活の東京国際女子マラソン、女子フィギュア。
そしてやっぱり新王者フェルナンド・アロンソ(ルノー)誕生のF1。ミシュラン陣営ボイコットのアメリカGPや絶不調のフェラーリとBAR HONDA、意地を見せた鈴鹿のライコネンなど見所が多いシーズンだった。

ゲームは、「ワンダと巨像」「おいでよ どうぶつの森」「マリオカートDS」の他になぜか「カルネージハート」に夏頃ハマってしまった。「Final Fantasy XI」もけっこうやった。


2006年1月10日火曜日

★2005年回顧(読書編)

いつも書いているとおり文庫本メインの読書なので新刊でのベストはつけられないんだけど、一番面白かったのは「小林信彦/テレビの黄金時代」(文春文庫)。バラエティ番組とはなんぞや、ということが徹底して書かれていて、とくに「ゲバゲバ90分」の項は興奮しながら読んだ。

自伝系もやっぱり読んでいて、「小沢征爾/ボクの音楽武者修行」(新潮文庫)「細野晴臣/THE ENDLESS TALKING」(平凡社ライブラリー)「細野晴臣/レコードプロデューサーはスーパーマンをめざす」(絶版)、ファインマンさんシリーズ(岩波現代文庫)、「武居俊樹/赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文藝春秋)……。
しかし一番すごかったのは「吉田豪/元アイドル!」(ワニブックス)。
タレント本3000冊を所有する1970年生まれの著者が、杉浦幸、矢部美穂、いとうまい子、細川ふみえ、大沢逸美、安原麗子、吉井怜、生稲晃子、新田恵利、岩井小百合、伊藤つかさ、中村由真、大西結花、我妻佳代、胡桃沢ひろこ、宍戸留美、嘉門洋子、藤岡麻美、八木小織、緒方かな子、花島優子、杉田かおるらへインタビュー。素晴らしい仕事です。
ちなみに生稲晃子って「ミス南ちゃんコンテスト」の優勝内定者だったけど、既に事務所に入っていたのが問題となり受賞できず、ってなプロフィールがあるとか。こんなネタは序の口で大関級の発言が飛び出しまくり。
思わず「杉田かおる/すれっからし」(小学館文庫)をブックオフで、「同/杉田」を図書館で確保してしまった。

本屋や本に関する本といったメタ本もいくつか。
「北尾トロ/ぼくはオンライン本屋のおやじさん」(ちくま文庫)、「ビニールジャンキーズ」(河出書房新社)、「菊池敬一/ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」(新風舎文庫)、「モダン古書案内[改訂版]」(中央公論新社)、「坪内祐三/私の体を通り過ぎていった雑誌たち」(新潮社)、「津野海太郎/歩く書物」(絶版)などなどで、ベストは「喜国雅彦/本棚探偵の冒険」(双葉文庫)でした。

コラムでは、新潮文庫ががんばって復刻した伊丹十三もの、「佐藤雅彦/毎月新聞」(毎日新聞社)、「森博嗣のTOOLBOX」(日経BP社)、「押井守/メカフィリア」(大日本絵画)、「鈴木芳樹/スローブログ宣言!」(技術評論社)、「赤瀬川原平/芸術原論」(絶版)、「沢木耕太郎/バーボン・ストリート」(新潮文庫)がよかった。

ノンフィクションでは、「須川邦彦/無人島に生きる十六人」(新潮文庫)、「浜島裕英/世界最速のF1タイヤ」(新潮社)、「深見填/こどものためのドラッグ大全」(よりみちパン!セ)、「山田真哉/さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」(光文社新書)、「福井健策/著作権とは何か」(集英社新書)、「川島レイ/キューブサット物語」(エクスナレッジ)、「安藤健二/封印作品の謎」(太田出版)。
封印作品といえば「ちびくろさんぼ」が復刊されたのも書いておかなくては。

バラエティやムックでは「BOSSA NOVA」(KTC中央出版)、「ユリイカ増刊オタクvsサブカル!」、「吉田カバン完全読本」(エイムック)、「オトナ語の謎」(新潮文庫)、「バブル&コンパクトカーグラフィックス」(ピエブックス)などなど。
吉田カバンといえば、親から受け継いで兄弟でうまいこと商売を発展させたということがムックから分かるけど、一澤帆布工業は同じようなプロフィールでずいぶんもめているのが対称的で面白い。

小説は相変わらずあんまり読んでないけど、「重松清/日曜日の夕刊」(新潮社)、久々に読み返した「村上春樹/風の歌を聴け」がよかった。しかし、前者の「トワイライト」、後者の「中国行きのスローボート」はそれぞれいまひとつだった。

マンガはなんといっても小学館による藤子F不二雄の復刻。「ドラえもん+」なんて切り札を出してくるなんて。そのほか「ぴっかぴかコミックス」による幼年作品の復刻も神がかっていた。誰が2005年に「モッコロくん」を読めると思っただろうか?
大人買いした「二ノ宮知子/のだめカンタービレ」と、「ほしよりこ/きょうの猫村さん」(マガジンハウス)も面白かった。
買い続けている単行本では「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」はオリジナルサイドストーリーが熱い。んで、つい横にあった「トニーたけざきのガンダム漫画」(角川コミックス・エース・エクストラ)を手に取ったら面白すぎて立ち読みできず買ってしまった。
「ラブロマ」が完結したけどイマイチだったのが残念。
ベストは「Q.B.B./とうとうロボが来た!」(幻冬舎文庫)。


2006年1月9日月曜日

★2005年回顧

そうだ、今年のあいさつがまだでした。

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
とりあえず赤瀬川原平的なこの写真を挨拶代わりに。
DSC00283.JPG

では、毎年やっている1年を振り返るネタ、いきます。
実はこのネタは、自分が何年後かに読むと面白いからやってるだけだったりするんですが。

まず、ジャンル問わずexpopが選ぶ2005年ベストは

ドラマ「タイガー&ドラゴン

前にも書いたけど、クドカンってその面白さが全然分からなくて悔しかったんだけど、これは夢中になってみた。とくに#5「厩火事」#6「明烏」#7「猫の皿」あたりは鳥肌もの。

そのちょっと前から落語好きな友達や双子の弟から刺激を受けたり世間的な盛り上がりもあって、「桂米朝コレクション4商売繁盛」「志ん生滑稽ばなし」(ともにちくま文庫)、「矢野誠一/落語長屋の商売往来」(文春文庫)といった本を読んでいたのでなおさら入りやすかったのかもしれない。
僕のようなド素人にはぴあのムック「落語ワンダーランド」がとてもいい入門書だった。

各ジャンルへ続きます。

2006年1月8日日曜日

「プーパン」とは?

うちの娘は1歳半になるけど、この頃になるといろんなキャラクターグッズなどに関心を示して面白い。

一番好きなのが「となりのトトロ」。彼女は「トトォー」と呼ぶ。鳥のことは「トット」というからちょっとややこしい。HDDレコーダーに「となりのトトロ」が入っているんだけど、毎日のように見る。登場人物であるメイに感情移入しまくりらしい。
最近は同じように「パンダコパンダ」も好きで、これをきっかけにパンダものも好きなよう。上野動物園に連れて行った時は全然関心を示さなかったのに。



で、面白いのが押入にしまってあったパンダコパンダの人形を渡したら
DSC00681.JPG
「トトォー(トトロ)!」と言ったこと。
そもそも「パンダコパンダ」は「となりのトトロ」の原型的な作品だとは思っていたけど、1歳半の赤ん坊が宮崎駿キャラクターのパターンを認識しているのが興味をひいた。
子供向けキャラクターというのはある種物量作戦が意味をなすことも多いと思う。
それを実践しているのがディズニーとサンリオで、うちの子供は「ディズニーおやすみホームシアター」という投影機で育っているので、かなりディズニーシンパになってしまった。
ただ、彼女にとってのディズニーキャラの序列はなぜか
プーさん>ミニーマウス>ミッキーマウス
となっている。ミニーマウスは生まれてすぐに起き上がりこぼしで遊んでいたので分かるんだけど、プーさんは単に好みのよう。
彼女は「プーさん」といえないから「プーパン」と呼ぶんだけど、よくよく聞いているとどうもディズニーキャラを全部「プーパン」と呼んでいる。これもまたディズニーキャラのパターンを認識してるみたい。
ところが彼女は「ドラえもん」のことを「アンパン」と呼ぶ。これはもちろん「アンパンマン」のことで、彼女の中では「ドラえもん」と「アンパンマン」のパターンは同じらしい。
面白いなぁ。
そんな娘は年末〜正月にテレビに出まくっていた「レイザーラモンHG」に激しく反応していた。
やはりテレビってキャラクター性が強くないとなぁと思わせられる一件だった。とはいえ、別に僕は「レイザーラモンHG」を高く評価しないけど。ちなみに彼のたたずまいってすごく既視感があってなんだろうと考えていたけど分かった。
デーモン小暮だ。

2006年1月7日土曜日

別れてもスキウタ

以前紹介した「つじあやの/COVER GIRL」の元歌を聴きたくなって図書館やTSUTAYAでいろいろ借りたんだけど、「ロス・インディオス/別れても好きな人」はキョウレツだった。
聴いているとおかしな気分になるというか。幸田くみ(漢字調べるの面倒だからこのまま)よりもエロい。ムード歌謡ってこういうもんか。男性の方もいやにビブラートがかかっててなんかいかがわしさ満載。子供に聴かせたくないね、ホント(褒め言葉)。同じベスト盤に入っていた「男と女のラブゲーム」も同様。

スパイダースと吉田拓郎からの連想でかまやつひろしも借りたんだけど、吉田拓郎作の「我が良き友よ」(♪下駄をならしてやつが来る)って全然ムッシュ的世界観じゃないのにこの人の代表曲、ってのが面白い。あとあの有名な「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。ヤバイ、やっぱりかっこいいっす。
そんなこともあって以前BOOKOFFにて100円ゲットしてた彼の自伝「ムッシュかまやつ/ムッシュ!」を読みはじめたら面白くて一気に読了。
��世ミュージシャンとしてカントリー&ウェスタンでデビューするも泣かずとばず→ビートルズ→GS→フォーク→フュージョン→アニメソングとか→シブヤ系で再評価……とかジャンルめちゃくちゃ。だって僕がかまやつひろしで思い出すのって「♪動物園はズーってんだ、さぁ行こう」ってやつだもん。
ちなみにこの本によると「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」の演奏はタワー・オブ・パワーなんだって。そりゃかっこいいわ。

あと、久々に中森明菜を聞いたらやっぱりすごいなぁ。
来生えつこ&来生たかお、芹澤廣明、大沢誉志幸、細野晴臣、林哲司、玉置浩二、高中正義、井上陽水、松岡直也、タケカワユキヒデ、鈴木キサブロー、加藤登紀子……、ってどんな豪華な作家陣なんだ!
この辺りの名曲すべてを全盛期の歌唱力で聴ける「EAST LIVE INDEX-XXIII」のLDをHDDレコーダーにダビングしながら見てたけど、凄みがあるね、この頃の明菜は。
最近のお気に入りはアレンジにも高中正義が参加している「十戒(1984)」。けっこう展開がトリッキーな気がするのはポップス畑じゃない高中作だからなのかな?

2006年1月5日木曜日

あなたの靴底みせてください

ピエール瀧が変な親父を描写した「電気グルーヴ/ニセモノフーリガン」という曲の歌詞の中に「カカトがナナメ」というフレーズがあったけど、あれにはドキッとした。
なぜなら僕の靴はすべてカカトの外側がすり減ってナナメになっていてみっともないからだ。

雪国出身のせいだか歩き方がややスリ足気味なのは確かなんだけど、その場合はカカト全体が減るはず。なのに外側だけが減る。もっとも奥様の靴を見ても僕のよりはひどくないけどやっぱり同じようにナナメになっていて、他の人のを注意してみると、男女かまわず結構な数の人がどちらかにナナメっている。
意識して足の内側に力が入るように歩いてみたりするが、これは直るのだろうか??デューク更家に指南してもらうべき?

さて、今愛用している革靴はもう6、7年履いているものでとても気に入っているんだけど、やっぱりカカトがナナメ。そろそろリペアしてもらおうかととりあえず東急ハンズに持っていくと、カカト修繕関係のグッズがわんさか。
あぁみんなそうなのね、と思い店員さんに相談すると、「これぐらいなら自分で修理できます」とのことなので、ハンズが出しているリペアキット「ハンズセレクト ソールリペア」を購入。
といっても中身は高温で固まるゲル状のゴムが入ったチューブがメインで、あとは紙ヤスリとか周辺道具が入っている。

詳細は省くけど、説明書通りやれば確かにカカトが復活!こりゃすげー。

DSC00480.JPG