2005年6月30日木曜日

清水義範の作文三部作

2.を読んで、清水義範の作文三部作(←ちょっと語感が面白い)を読了。


  1. 清水義範の作文教室

  2. 作文ダイキライ—清水義範のほめほめ作文道場

  3. 大人のための文章教室



このblogを読んでるような大人のみなさんには3.がお薦めだけど、作文を書けるような子供がいる人には2.もいいと思う。
3で面白かったのが、第四講での「ですます調・だ・である調のどちらがいいか?」という疑問。僕はある時期から意識して「だ・である調」にしたんだけど、さて清水氏の意見はどうだろうか?興味のある方はどうぞ。

「ケツメイシ/ケツノポリス4」

ケツノポリス4
「ケツメイシ/ケツノポリス4」

購入。Wポイント時期のリリースはうれしいなぁ。

内容的には好きだったシングル「さくら」「君にBUMP」が入っていて(「涙」はそれほどでも……)それだけで○ではある。1曲目からAORマナーの軽快なカッティングギターで引き込まれる。
でも。
あえて言うと、曲数が14あってトータルタイム76:58ってのはボリュームありすぎ。詰め込みすぎです。ややベタな社会批判チックな「願い」はいらなかったんじゃないかなぁ。あと07〜10あたりもややしつこい。
って文句言ってるみたいですけど、いい曲が詰まっているアルバムだとは思う。売れるだろうなぁ。
しかしジャケとタイトル、あえてなんだろうけど、適当だよなぁ。あとここまで顔に特徴のない人たちばかりのグループってのも珍しい気がした。

2005年6月29日水曜日

最近「大人」になったなぁと思ったこと


  • 痛んだカバンを買いかえずに修理してもらった

  • 図書館のチャリティセールで1冊10円の本を2冊買ったけど、50円玉を1枚払った



THE 小市民。
これで床屋へ行って「顔あたってくれる?」(くれますか?じゃダメ)とほおずりしながら言えればホントの大人。
ちなみに、大人じゃないのはエレベーターで閉ボタン連打する人。ひー、やめてー!


さてカバンだけど、通勤カバンの持ち手部分がほころびてきて自分で木工用ボンドでくっつけたもののやっぱりだめで、こりゃ修理かなぁと購入した東急ハンズへ持っていく。
自分では5000円以内だったら修理してもらおうと思ってたんだけど、しばらくしたら見積もりが来て4200円。もちろんお願いした。メーカーは吉田カバン。
修理に出している間、家にある適当なバッグを使ってたんだけどこれが使いにくくてしょうがなかった。ってのも、ずっと使っていたカバンはポケットが多数あってしかもそのポケットほぼすべてを使う、という相性のよさ。買いかえなかった理由はここにもある。
戻ってきたら、片方だけじゃなくて両方の持ち手が交換されてた。
やっぱりこのカバンがいいなぁ。

2005年6月28日火曜日

モチのロン

そうかな
「小田和正/そうかな」

小田和正ってなぜか「かわいいおじさん」を演出しててイヤンと思ってたけど、このジャケ。
しかも、素の本人ってわりといばってる感じの人で、それもまたイヤン。
とか書きつつ、オフコースとか彼のベストとかわりと聴いたりする。なんだそりゃ(笑)。

んで、小田和正の曲を聴いてて思ったこと。
彼の書く詞は、ドラマでいうと劇的な出来事が起こってスローモーションになったような、そんな状況が多い気がする。
たとえば別れを切りだされた瞬間いろんな映像がフラッシュバックするんだけど、時間的には一瞬の出来事。その一瞬の出来事をいろんな言葉で描いているだけなので、歌の中でほとんどストーリーは進まない。
「さよなら」「君が、嘘を、ついた」がまさにそれで「ラブ・ストーリーは突然に」はもうすぐ雨も止んでたそがれる直前に「今、君の心が動いた」瞬間。
だから「東京ラブストーリー」にフィットしたんじゃないかな。そんなんばっかじゃん、あのドラマ。
……ってなんでアンチっぽい書き方になるんだ?別にキライじゃないんだってばよ、曲自体は。

スターウォーズ

スターウォーズが盛り上がってるけど、……と書くとアンチな書き出しっぽいけどそうではなくて僕はふつうに好き。

いや、書きたかったのは子供の頃、スターウォーズとスーパーマンの曲が似すぎててまったく区別つかなかった、ということ。
ジョン・ウィリアムズ グレイテスト・ヒッツ1969-1999
ジョン・ウィリアムズ グレイテスト・ヒッツ1969-1999

数年前にこのCDを聴いて、大人になってもおなじだとおもいました。

あと、映画でスーパーマン役をやっているのは「アントニオ猪木」だと思ってました。アゴが割れてる人っていうのが自分の中では猪木しか知らなかったのと、アントニオって名前から外人ぽい気がしてたのと、スーパーマンのタイツってわりとプロレスの衣装っぽいのと、強い人なのと、そんなりゆうからだとおもいます。

2005年6月27日月曜日

「VIDEO VICTIM2」

買いました。詳細はこちら
どうも世間的にはteevee graphicsの作品集というよりラーメンズのビデオ、みたいな扱い方をされてる気もするけど、実際内容的にもそうかも。


teevee graphicsのモーショングラフィックスはやっぱりかっこいいんだけど(「10:SLEEPER'S RAG」はかわいくて○)、ラーメンズどうかなぁ……。今まで一度も面白いと思えなくて、今度こそと思ったんだけど。少なくともこのビデオのネタは笑えない。
だって食べ物を切るのを擬人化するとかって今頃「ゲバゲバ90分」「カリキュラマシーン」かよ!とツッコミたくなるし、全体的に「皮肉」とか「ヒネリ」のやり方が古くないかな?日本人の風習を客観的に笑うのは「スネークマンショー」でもうオナカいっぱいだし。
お願いだから誰か僕に彼らを面白いと言わせてくれ〜!

ブラソドネクタイ

DSC04115.JPG
つまり偽物ってこと?あとUSEDってのもどうなのか。

2005年6月26日日曜日

Movable Typeの欠点

このblogは「Movable Type」を利用してるんだけど、コメントやトラックバックがあるとメールで通知してくれるはずがうまくいかなくて情報を集めてみると、どうもコンフィグ設定をいじるとうまくいくらしい。


でもその前に先日バージョンアップ(3.17)があったからそれをインストールすればいいのでは、とやってみるとビンゴ!
でもほとんどコメントもトラックバックもないんだけど orz(←また使ってみた)。
それにしても「Movable Type」はすごいツールだなぁ。
一番の欠点は、日本人がその読み方がパッと分からないところだと思う。モバイル、って読んじゃって「ケータイのツール?」と誤解されるとかね。

タイガー&ドラゴン

ついに最終回だー♪とHDDレコーダーを再生したら「金スマ」とかいう見たことない番組が……(泣)。3回目ぐらいから録画してたけど、よりによって最終回で野球延長の余波を受けるとは。
ドラマ録画する人たちは、そういうのも見越して長めに撮っておくのは常識なの?

まぁ、会社で誰かに頼んで貸してもらうからいいや。



2005年6月25日土曜日

ただ小椋佳がいい

タワーレコードが6/24〜7/3までWポイント。いつもボーナス時期を狙ってくる。
僕は買うかどうか迷ってたものや、昔聴いてたけど今手元にないもの、リマスターや再発モノをこういう時に買うことが多い。その点、Wポイントサービスは偉大。

今回は「小椋佳/GOLDEN☆BEST」なるリマスターされたベスト二枚組を購入。彼のベストはダビングしたものをずっと聴いてて、いつか買おうと思ってたんだけど、2980円でこれはすごくお買い得。

ほんとにいいんだってば。「さらば青春」「シクラメンのかほり」「俺たちの旅」「夢芝居」「泣かせて」「愛しき日々」「愛燦々」、これには入ってないけどNHKみんなのうた「オナカの大きな王子様」もそう。しかも提供した歌手より彼の歌の方がどれもいい。
ってか今ミュージカルバトンが来たら、最近買ったCDにこれを書かなきゃいけないのはちょっといやかも(←まだ言うか)。
でも、どうも世間的にというより音楽業界的に小椋佳がいまいち評価されてない気がするのは、その容姿と(笑)、若いミュージシャンの誰かが強烈にリスペクトしてないせいではないかという気もする。平井堅とかが「実は好きなんです」とかって取り上げればもっとみんな聴くと思うんだけどなぁ。でも平井堅の「さらば青春」とかありえないよなぁ。今の時代には歌詞がやや叙情的すぎな気もする。そこがとても好きなんだけど。
あとはホントにもっとイケメンだったらなぁ。もっともあの顔でこの歌、ってところもとても好きなんだけど。

2005年6月24日金曜日

ミニカーのレストア行程

Ginta Inc.というサイトでミニカーのレストア行程を紹介してるんだけど、これが面白かった!


話は変わるけど、CSフジテレビ739「プラモつくろう!」という番組を見てると、ここでは既製のキットを組み立てるというシバリがあるせいか映像的にはどうしても塗装部分が多くなるんだけど、これが驚き。
プラモデルといっても塗装に関しては「絵」と同じで、プラスチックというキャンバスに色を載せていく、というイメージ。いわゆる工業製品の塗装の考え方と全然違う。確かに絵がうまい人はプラモデルの塗装もキレイだし、その逆もまた真なり。目から鱗だった。
また色をきれいに手際よく「のせて」いくための行程も多い。僕が昔プラモデルを作る時に、どうして面倒くさい「磨く」という作業をしなくてはならないか分からなかったんだけど、そうしないと塗装時にうまく色がのらないんだね。また下地剤を塗るのは発色の関係からって当たり前だけどなるほど。
それは今回紹介したミニカーのレストアもその辺の事情は同じで、小汚いジャンク品が最後にはかわいいミニカーになるのが、本当に感動した。というかそのVW、ほしい。

2005年6月22日水曜日

感想:「著作権とは何か」

福井健策「著作権とは何か」(集英社新書)

このサイトには「ドロボー歌謡曲ふたたび」なんてコンテンツがあるんだけど、最初に注意書きがあるように、僕個人としては基本的にパクリとかに関しては割と寛容というか、「アーティストが作るものは過去にあったものとカブってはならない」ってな「オリジナル信仰」がない。
ゆえにこのサイトを読んで、「J-POPはこれだからダメなんだ」「あの好きな曲があれのパクリだったなんて……ショック」とか思われるのは、著作権心外(笑)だ。


パクリ、パロディ、引用、盗用、オマージュ、無断複製……。サブカルチャーを語る時にこんな言葉を使っているけど、僕らはどこまでその差が分かっているだろうか?どこまでが著作権侵害でどこまでがセーフか分かっているだろうか?
この本は入門の入門書だと著者は書いてるけど、そういうことが分かってなかった自分にとっては、ちょうどいいレベルだった。
まず驚きなのが、著作権のポリシーが、決して「オリジナリティ」を法で保護するということではなく、世の中に新しい作品を生みだしていくモチベーションを下げない、ということにある、ということ。たとえば自分の作品が他の人が自分のものだと言えることができてしまうと、新しい作品を出すのがバカバカしくなる。著作権法はそれを一番恐れる。でも決してクリエーターのエゴを守るものではないのだ。
また、アイディアは著作権ではない、というのも意外(特許にはなるかもだけど)。たとえばゲームのルールや遊びのフォーマットなどに著作権はない。
この他、分かっているつもりだったけど根本的に理解してなかったいろいろなことが、
「どこまでも行こう」「ウェストサイド物語」「ライオンキング」の各事件、保護期間(いわゆる「ミッキーマウス法」)延長問題など、身近な例を挙げながら解説してくれる。
著者が若い人だからか、話題にしていることがピンとくることばかりなのもいい。
それにしてもこの新書ブームの中、「著作権とは何か」って直球過ぎるタイトルはどうか。もっと手に取らせるタイトルはいくらでもあるでしょ。

2005年6月21日火曜日

「おニャン子パンクLOVE」

ニーツオルグというサイトで紹介されていて興味を持った「おニャン子パンクLOVE」というCDをレンタル。インディーズガールズボーカルバンド&ユニットがおニャン子ファミリーをカバー、ってな中身に2520円を払う勇気はなかった(帯のアオリ「セーラー服なんてとっくに脱いじゃった!」がいろんな意味で泣)。けど、半額レンタルを待たなかったのがやや自分の興味の強さを表しているだろう(周りから失笑)。

話が脱線するけど、このCD、新宿TSUTAYAのJ-POP「V.A」のところにはなかった。アイドルコーナー「おニャン子」にもなかった。で、ちょっとピンと来て、J-PUNKのV.A.を差がしたらあった。大正解。こういうのは長年のカンですな、実生活では全く役にたたないけど。ささやかだけど役に立つこと(ウソ)。

さて、中身だけど前半のパンクアレンジは想像通りでふーん、って感じ。パンクといっても基本はかわいいのでいやではない。
これが後半の、テクノポップというかHCFDM(いわゆるハッピーチャーム)の流れを組むユニットたちの曲がかなり面白かった。中でも「Plus-Tech Squeeze Box/天使のボディガード」がめちゃくちゃキュートで一人ヘビーローテーション。けど、原曲知らないんだよね。“ゆうゆ”らしいから多分このカバーの雰囲気とはけっこう違うと思うんだけど、今度聴いてみよう。
また、そういったアーティストが「うしろゆびさされ組」の曲を取り上げることが多いのも、偶然なのか分からないけど分かるような気がする。

あ、おニャン子はリアルタイムだけど、音楽番組不毛の田舎だったから知ってるのは奇面組でかかってた「うしろゆびさされ組」だけっす。


このアルバムに刺激されて、「W/デュオ U&U」ってアルバムもレンタルしたけど(うしろ指は「渚の『……』」を取り上げてる)、これはいまいち。選曲はかなりツボなんだけど、この娘たち、歌い方がつまらない。原曲のモノマネで終わっていて、器用なんだろうけどカバーに必要なユーモアが皆無。あとアレンジが安すぎ&ヒネリなさすぎ。これなら「おニャン子パンクLOVE」の方が面白いよ>♂

ミュージカルバトンが来ない不具合について

いつも見ているサイトの多くで、「ミュージカルバトン」とかいうイベントが行われてるけど、このサイトにはそんなものは渡ってこない(泣)。

「ダぁもぉぉぉぉぉぉ〜ん(ドラえもーん)、スネ夫がぼくだけにミュージカルバトンをくれないんだぁぁぁぁ」
「ミュージカルバトンなんかちぃ〜っともうらやましい!」

��

そんなに辺境なのか、このサイトは。
鉄郎とメーテルが停車すると確実に壊れるサイトだな。宇宙の大詩人に語られるっての。

その前に、もし渡ってきても、自分が渡せる人が5人も思い浮かばないところがorz(←ちょっとネットの人のふりをしてみる)

2005年6月20日月曜日

更新履歴:「配色の妙」

グッズ紹介にアイテム1/43 ZUNDAPPA BELLA R204 (EBBRO)を追加しました。こちらです。

さて、今回の写真からMacOS9で使用するレタッチソフトを「Photonick」に変えてみました。
ずっと使用している画像管理ソフト「PhotoPathfinder」と同じくYasushi Tanaka氏制作のフリーウェア・ソフトで、「PhotoPathfinder」がとても使いやすいツールなので、レタッチの方もいいのでは、とダウンロード。
定番ソフトらしいんだけど、やっぱり素晴らしい!
今まではPhotoshop Elementを使ってたんだけど、起動が遅いのと時々フリーズするのとおそらくメモリ管理にバグがあってOSを不安定にするのとで、やめた。
その後、スキャナに付属していたArkSoft Photostudioを使っていたけど、画像を縮小する際に、どうも写真がねむくなる。画像が劣化してしまうからだ。
これがPhotonickでは「トライリニア補間」にすると、最小限の画像劣化ですむのが素晴らしい。

2005年6月18日土曜日

図書券

図書券の発行を停止

今後は図書カードオンリーになる、とのこと。
実は、このサイトの紙バージョンは図書券でも買えるようにしてるんだけど、けっこう多くの人が割高なのにそちらを選びました。
お金を振り込むよりも金券を郵送する方が、ちょっとコストが高くても選ぶんだなぁ、と興味深かった。振込ってなんとなく面倒くさいし、安全面で不安があるのは僕も気分としてとても分かる。Yahoo!オークションなんかで「切手可」だとけっこううれしいし。

私説・個人サイトの変遷(7)2005、そして現在

長い、長いよ!>自分。
今回で最後です。誰も読んでなさそうだけど(泣)。

【つながり】
はっと気づくと、多くの人がmixiやblogに移行したり、またそこから始める人も多くなった。
確かに今、htmlを書いて個人サイトを作ってもgoogle他の検索robotが来るのを待つ以外に人を誘導する方法がほとんどない。そりゃ作る気がしないか。

【個人的なエピソード】
mixiは1ヶ月ほどやってみたけど、テキストを書いたら誰かが見てくれる保証がある。友達の記事、つまり自分が読みたい記事が更新されてもすぐに分かるようになっている点など、とにかくお互いのテキストを読みあうことに関してはかゆいところに手が届き、分かりやすい作りになっている。動作も重くないし。会社であのオレンジのページを開いている人を何人も見た。うちの奥様までやってる。すごい普及率だと思った。
でも僕は好きじゃなかった。
そもそも、僕がwebサイトをはじめたのは、何度もしつこく書いたことがあるけど「自分だけの雑誌を作りたい」、そして「同じ趣味・嗜好のサイトを見つけたい、同じ趣味・嗜好の人とネット上でいいからお友達になりたい」、そんな気持ちからだった。だから後者だけに特化したmixiとは全然相容れないのだ。

blogはpingを飛ばして能動的にサイトを紹介できるのと、トラックバックで人の意志が入った相互リンクを行えるのが「ズルい(うらやましい)」と思った。
前から何でblogの人たちは自分が興味のある他人の記事をスッと見つけてくるのかと思ったら、blog自らpingを飛ばしてつながってるのか!と驚いた。
ただし、フォームからの更新というblogの基本スタイルは何度も書くけど苦手。

さて、今後どうなって(どうして)いくのやら。

私説・個人サイトの変遷(6)2003-2004

【つながり】
2002/5、はてなアンテナができて、はやる。
好きなサイトを巡回せずに、更新されたときだけ見に行くスタイルが確立される。この時、それはそのサイトへの愛がないのでは?という議論もあって、当時は自分もその意見がバカバカしいと思えなかったのが時代だなぁと思う。でもたった2,3年ぐらい前のできごとなんだけど。
また、「はてなアンテナ」により定期的な更新が以前よりも重要になる。
2002/11、blog騒動があった、らしい。自分は全く興味なかった。当時は(というかかなり最近まで)「htmlの知識がなくてもサイトが作れる仕組み」としか思ってなかった。

【個人的なエピソード】
しばらくして自分もはてなアンテナを使ってみる。はてなアンテナで更新を引っかけられないサイトは見なくなっていったし、自分のサイトもはてなアンテナにあうよう対応した。
サイトへの訪問数は昔より上がったけど一定で、書いたテキストに対するメールなどでの反応もあまりなくなった。

2003/11
過去記事が多くなって思い切ったリニューアルができないのと、長文主体の自分のサイトがwebと相性悪くなってきたのか?と思い(込み)始めたのと、30歳になったごほうびと、以前から憧れていたのとで(しつこい)、それまでwebで書いた長文テキストを書籍の形にまとめた紙版を作ることを思い立つ。

2003/12
それまでのプロバイダがあまりに重いので、レンタルサーバ業者と契約して、それを機に独自ドメインを取得。

2004/1
自分では画期的な内容だと思ったあるテキストを書きあげて、これに対して全然反応なかったらノンジャンルの長文テキストを書くのはやめようと思いアップしたら、やっぱり反応なかったので、書くのをやめた(泣)。

また、過去に書いた自分のテキストと同じ内容のテキストを見つけて(パクリとかじゃなくて、偶然同じテーマだった。ただ、論文だと先に自分と同テーマがあれば発表しないか、そちらの存在を示唆するでしょ?)他のサイトからそちらがそのテーマを発見したかのような扱いをしてたことや、「砂原良徳ディスコグラフィー」も同じようなことをやっているサイトが出てきて、自分の方が出来がいいと思っていたのに(笑)人が来ない、などいろいろ面白くない出来事がいくつか。

2004/11
latexを使って紙版完成。「第三回文学フリマ」で売る。
作ってみて、やっぱりwebの方が読者数が多いしコストも低い、と改めて気づき、web活動を続けることを決意。
というか10冊売るのにあれだけ苦労するとは思わなかったよ(本音)!
サイトの過去記事をかなり削除してシェイプアップ。

2005年6月17日金曜日

私説・個人サイトの変遷(5)2002

のび「あの……。なるべく短くすませましょう。長ながやると、このブログの人気がおちる」
パパ「いいやあと3回ほどやる!!」

【つながり】
SEOノウハウが確立され、結果的にgoogleでamazonなどの商業サイトがやたらと上位に来るようになり、気の利いた個人サイトに出会える確率がぐんと減る。上位に来るサイトとそうでないサイトに格差ができる。
��いろいろ検索してみるけど、最近のgoogleのランキングのアルゴリズムはやや疑問。)

またgoogleがメジャーになった結果、見る人がリンク集をたどらなくなったと思う(記事中の個々のトピックへのリンクならたどる)。だって、たとえばサイト運営者のリアル友達だからって別に読む人には関係ないし。
サイト同士をリンクで結んでいく、という文化が崩れたなぁと思ったのがこの頃。たとえば「リンクしました」というメールが来ても、「そちらもリンクしてね」って書いてあることがほとんどなくなった。

この頃のweb制作者の気持ちの一部はこちらのまとめサイトを読むと分かるかも。
1日6hotだけれど

【コーディング】
タグの乱立でブラウザでの表示互換性が保たれなくなり、スタイルシートがはやりだす。tableタグでのレイアウトはダメ、という風潮も一部で出てくる。みんな何年かやってきてページ数が増え、レイアウトに関する情報を1つ1つのページに書いていると管理が大変になってきたもあると思う。
また、しょせんhtmlなんてあまり凝ったことはできないじゃん、とみんな気づきはじめた。

【個人的なエピソード】
これ以上内容の更新以外にやることもないから、ひたすらサイト内をいじくりまくる。

2002/07、それまでhtmlベースで公開していた「砂原良徳ディスコグラフィー」をperlを使ったテキストベースのデータベースシステムに作り変えた。逆にデータを更新するのがいやになってきた。

2003/02、これ以降、自分も他の個人サイトの紹介リンク集を更新しなくなった。

2003/04、今でもよく覚えているけど、会社を1日休んでサイトのコーディングをすべてperlで書き直した。フレームを撤廃、完全にスタイルシートを導入。今のサイトの基本コーディングはこの時から変わっていない。
この書き直しには、今は亡き雑誌「Web Site Design Vol.7」(技術評論社)の「CSSでデザインしてみよう」が大変参考になった。
ちなみにスタイルシートでの色指定の基本は、2001/02ごろから変わってない。無印良品、SF3Dのパッケージ、岩波文庫あたりを参考にした。

この頃から、先に書いた解析をたどったりgoogleで調べても自分のサイトが新たなサイトで取り上げられることが少なくなって、どうしたら読んでくれそうな人に読ませられるかで悩む。

また、昔ながらの手書きhtmlの人のサイトの更新が滞りがちになる。結構な数のリンクしてた同士サイトがやめていき、悲しかった。




のび「玉になるぞ!!」

2005年6月16日木曜日

私説・個人サイトの変遷(4)2001

【つながり】
アクセス解析で、自分のサイトへのリンク先をたどったり、たまにgoogleで自分のサイト名を入れて、誰かが自分のサイトを取り上げてないかをチェックする(これってblogでいうトラックバックに当たらないか?)。
こうすることで更新のモチベーションをあげるのはもちろん、自分と似たようなサイトを見つけようとしていた。なんて涙ぐましい「つながり」への渇望なんだろう。

【個人的なエピソード】
2001/6、Apple G4 CUBEを購入。画面解像度が高くなり、サイトの校正をしやすくなる。
2001/6、ジェフリー・ヴィーン「戦うWEBデザイン」(MDN)を読んで感銘を受ける。主にコーディングの方向性について書かれた本。第8章「オブジェクト指向出版システム」は今読むとまんまMovable Typeの一部機能が提案されていたりする。
2001/9、自宅がADSL化。なんとそれまでISDNですらなくてモデム接続だった(泣)。ピーガガガガー。転送速度が遅いもんだから、レンダリングの軽いwebサイト作りにこだわってた。imageタグにサイズ入れたりとか。
そのうち自宅サーバをやりたくなる。1年ぐらいテストしたり実際に立ててみたりしたけど、ADSLになって自分にとってはあまり意味がないことに気づき、興味がなくなる。
2001/12、旧MacOS版IE5.1がリリースされて、それまでサイト確認用には表示の軽いiCabを使っていたけど、乗り換える。
久々にiCabのサイトを見たけど、もう息絶え絶えだなぁ……。船から下りて正解だった。このころは何のブラウザを使うか、ってわりと問題にされてた気がする。今はそんなこと言わないなー。2003/4にサイト確認用ブラウザをMozillaに変えて、今も使用。通常ブラウジングはIEを使用。

2005年6月15日水曜日

私説・個人サイトの変遷(3)2000

【つながり】
1998年に誕生したgoogleが徐々に検索エンジンのスタンダードに。ちなみにgoogleがはやるちょっと前にinfoseekの検索結果がわりと面白かった時期があった。僕はyahooはあきらめ、infoseekをターゲットにしていた。

【コーディング】
google対策としてSEO(検索エンジンで上の方に来るようにサイトをチューニングすること)に躍起になる。
FLASHが流行る。僕はJavaScriptで懲りてたので、手を出さず。webサイトのナビゲーション技術としてはやっぱりすたれた(webコンテンツの1つとして独自のジャンルにはなったけど)。

【個人的なエピソード】
2000/04、どうしてもcgi(正確にはssi)を使いたくてプロバイダを変える。
2000/12、ssiとスタイルシートを導入してフレーム未対応、Java Scriptオフのブラウザでも見られるように作り直す(でもまだフレームは使っていた)。今でいうblogの再構築をローカルでやって、サーバにアップするイメージ。
これ以降、cgiを含めてサイト内のコーディングをガシガシいじるのが楽しくなった。
また、mi(当時はミミカキエディット)という高機能エディタを手に入れ、htmlタグの埋め込みなどをperlで自動化するようになった。
htmlやcssなどへの興味というのは、コンテンツを作る道具としての興味だった。いってみれば文房具とかに近い。だからblogの人たちが「htmlを書かなくていいのがいい」と言うのは、最初はすごくびっくりした。そこ、おいしいとこじゃん、と。
コーディングにこだわるのも、それが理由だと思う。

内容的には1999年終わりに短文テキストを発表するコンテンツ「ニッチ帳」を作り、それまでの自分のデータアーカイブ志向にやや日記志向を取り入れる。
「砂原良徳ディスコグラフィー」を作って人を呼び込もうとする。


私説・個人サイトの変遷(2)1998-1999

【個人的なエピソード】
インターネット以前は1994年頃からニフティに入っていたけど、掲示板を中心にわいわいやる文化にはさほど興味がなくて、いくつか覗いた後はしばらくメールぐらいしか使わなかった。
その後、「サイト」というものが自分で作れることを知る。
1998/8、サイトを立ち上げる。

【コーディング】
エディタでhtmlを手書き、FTPでアップロード。

【つながり】
Yahoo!に登録されるのがステータス。
だけど、たいていされない。
登録されたサイトとそうでないサイトで格差ができる。
自分も登録願いを出したけど、当然ダメ。そもそもテーマないし。


私説・個人サイトの変遷(1)序章

僕はずっと個人サイトに重要なのことは、【内容】の次に【コーディング】(たとえばレイアウトとかアクセシビリティとか、webサイトの制作面)が来るのかと思ってたけど、最近それは違うことに気づいた。

webサイトというものはどうやって自分のサイトを何か(ポータルサイト、検索エンジン、他のサイトetc.)につなげるか、という【つながり】が重要なんだ。ひょっとしたら内容よりも重要かもしれない。そして【コーディング】の流行り廃りは【つながり】方の変化に密接に関係する。

僕はわりと原理主義的なところがあるから、「泣いた赤鬼」じゃないけど「おいしいおまんじゅうとお茶」を用意すれば村人が自然と来る、と思っていたけど、そうじゃない。
ちょうど仕事においても「たとえ面白いものを作ってもそれを使いやすくする環境作りを整えないと人は集まらない」という経験をして自分のこれまでの考え方を変えなければ、と思わされた。

たとえば人が「blogはいい!」という時に、

・htmlを知らなくてもwebが作れる
・ブラウザのフォームから更新できて便利

ってのは上記でいう【コーディング】の話で、

・トラックバック機能
・更新時にpingを打つ機能

ってのは【つながり】の話であり、かつて「blogは日記サイトと何が違うんだ」といわれたけど、それは【内容】だけを見た時の話。それらは実は分けて考えるべきことだと思う。

僕はpingを打ったりトラックバックでの【つながり】こそがblogの特徴だと思う。だって、htmlを書いているだけではそれはマネができないから。

このようにサイトの変遷というのは、【つながり】方の変遷だと思う。それを個人的なことから振り返ってみたい。
ただ、僕はわりと昔の記憶がない人間なので、時系列とか内容に勘違いもあるかもしれないので、ある1人の記憶と思って読んでほしい。


2005年6月13日月曜日

更新履歴:「黄色いのあちまれ〜」

主にかわいいものを紹介する「アンアンアン」に
「黄色いのあちまれ〜」
を追加。
小物を撮るだけなのに、写真って本当に難しいなぁ。それにしてもデジカメは試行錯誤できるのがE(古)。



2005年6月12日日曜日

検証「ドラえもんだらけ」

昨日(2005/6/10)、リニューアル版TVドラえもんで名作「ドラえもんだらけ」を取り上げていた。さすがに「やろう、ぶっころしてやる」はなかったものの、ほぼ原作通りの仕上がりでヒマつぶしにはよかった。

さてさて、けっこう前にこのエピソードの時間軸って整理するとどうなるんだろう?と、表にしてみたことがある。したはいいけど、発表する場もないのでそのままほっておいたんだけど、せっかくだからアップしておこう。
img_doraippai.jpg
これは「パルプ・フィクション」を実際に時間軸に並べて編集した人(ってこちらも自分だ)なんかは気持ちが分かるんじゃないだろうか?



「エロい」

ヒップブラ、めちゃエロいというか、自分のツボかも(照)。オシリに注目しだすとオヤジというが、いやはや。


ところで「エロい」といえば前から思ってたんだけど、女性の顔を広角レンズでやや上の方から撮るととてもエロく感じるのは、アダルトビデオとかその手のポルノ画像は状況的にそうやって撮ることが多いため、そのフォーマットを思い出させてエロく感じさせるんではないか、と思う。プリクラとかがその例じゃないか。普通、人を撮る時は望遠レンズで歪みが少なく撮るのがセオリーらしいからあまりそういう撮り方ってしないはず。
ってことはあれだ、AVギャルってのは広角レンズ映えする人が向いてるってことだ。

2005年6月10日金曜日

ドラえもん=漫才説

先日ふらっと入った洗足池の古本屋で、信じられないことにてんとう虫コミックスの「新オバQ」の通常状態のものが300円で売られていた。当然買ったんだけど(全巻持ってるけどできればカバー欠けの4巻だったらもっとうれしかった)これを機会に久しぶりに読んでみて、よく指摘されるように「オバQ」の話の構造って落語っぽいなぁと改めて思った。

長屋の主人(=お兄さん、キザ君、ドロンパ、ヒョーロクさんなどなど)がある話をして、それをちょっとおつむの弱いはっつぁん(=オバQ)が模倣しようとするんだけど、失敗する、ってな。熊さんは正ちゃんやOちゃん(=バケラッタ)だ。

それでいうと(かなり強引だけど)、「ドラえもん」ってドラえもんとのび太の漫才っぽい構造だよね。のび太がドラにネタふって、ドラが道具出すことでツッコミ。で、その道具でのび太がまたボケると。実はジャイアン・スネ夫・しずかちゃんものび太に対するツッコミの役。
ドラえもんがなぜ白けなくてはならないか(@す一さん)がちょっと分かるような?


ところで、僕は舞台の笑いでいうとコント・一発ネタよりも漫才が好きなことに最近気づいたんだけど、その面白さと自分が好きなギャグマンガのそれに共通点があるような気がした。ギャグマンガといっても、コメディマンガではなくややナンセンス系のもの(コメディも好きなんだけど)。
とりみきの「遠くへ行きたい」は言わずもがなだけど、おおひなたごうの「おやつ」(第1巻「ダンボール」というエピソードがすごかった)もそれがあった。言葉や観念で空間が変わったりねじられたりする感覚。落語だと子供の頃「あたま山」を読んで、そのねじり感にめちゃくちゃ興奮した。
最近のお笑いでいうと、タカアンドトシという漫才コンビがダントツで好きなんだけど、彼らの漫才はボケた時に「遠く」へ連れて行かれる瞬間がある。そして、また元の現実に戻るところもすごくスムーズ。ボケて遠くへ行き、ツッコんで戻る。それを何度も繰り返すうちに、その場が徐々にズレはじめている。そして最後にいつのまにか足下の地面がなくなってることにハッと気づく……。
それが快感なんだよなぁ。

2005年6月8日水曜日

CCCDの皮膚感覚

ちょい前の話だけど、マンガ・ジャケと変名(ブラー・デーモンの覆面バンド)ってのが興味をそそって、GORILLAZの新譜を試聴した。なかなか面白かったんだけど、まだあったのかCCCD!avexがやめたからさすがにみんなやめたのかと思ってた。しかし、GORILLAZってiPodのCM曲だよね。いいのか?iTunesで取り込めるのか?

そしてクラフトワーク、お前らもか!
というか、東芝EMIか。輸入盤によってはCCCDじゃないのもあるらしいけど、またタワーレコードとか大手レコード屋だとレコード会社の圧力で入ってこないのかもね。クラフトワークはDVDが出るという未確認情報もあるから、様子見かな。と思ってたけど、amazonならCDを扱ってるし安いので買ってしまった。

……ってそんな細かいことはよくて、自分の再生環境では全く支障はないんだけど、やっぱり僕もCCCDはイヤみたい。正確に書くと、買うかどうか迷うなぁ、というものがCCCDだとまず買わない。でも、どうしても聴きたいものなら仕方なく買う。
でも、なんか感覚としてCD-Rを買ってるような気分になるんだよね。

つまり、CDを買うって行為に自分が死ぬまで楽しませてくれるという無意識の保証を求めているのだ、僕は。もちろん、オーディオフォーマットが変われば買い換えたりもするんだろうけど。
その点、CD-Rは前にも書いたけど意外ともろい。ハードディスクに入れておいてもどうせ10年ぐらいでしょ。複製品は耐久性の面でダメなのだ。
CDにはそういう「堅さ」があると思う。

ところが、CCCDはなんとなくそれが「もろい」感じがする。いつダメでしたーって言われるか分からない感じがする。それがとてもいや。感覚的な問題。

ところで、最近レンタルでCDを借りてきても、iTunesに入れてそのまま返しちゃうことが多い。前だったら「絶対CD-Rに落とす!情報の劣化はイヤ!」とか思ってたんだろうけど、どうせそこまでのものなら買っちゃうしなぁ。で、借りてきた時は気に入らなくても、後から気になってiTunesで聴きなおして、気に入れば買えばいいじゃん、と。試聴する感じ。

なんか大人になった気がする(←絶対気のせい)。

2005年6月7日火曜日

これ誰の〜落としもの〜

♪これ誰の〜落としもの〜

♪あ〜ららこ〜らら せ〜んせいにゆってやろ

こういう歌のメロディってどこで発生してどう伝わったんだろ?
日本全国同じメロだよね、たぶん??

blog != 個人サイト?

なんでこんなにblog(はてなでもmixiでもなんでもいいけど)が流行るのだろう、って僕も考えてみた。blogをやるとblogについて語りたくなるってのは本当かも(笑)。

まずネットインフラの変化はとても大きい。常時接続がなかった時代はフォームで更新、なんてありえなかった。また、画像をたくさん貼ったページをトップに持ってくることもありえなかった。でも、今はそんな心配はあまりない。
企業が無料で提供しているのも大きい
もちろん、htmlを知らなくても作れるのも門戸開放だ。
でも、そんなことよりももっと大きな理由があるような気がするのだ。

僕はずっとblogとは新しいタイプの「個人サイト」だと思っていたんだけど、実は掲示板から発展したコミュニケーション・ツールでもある、と考えたらいろいろと合点がいく。
僕はwebサイトとはコンテンツありきのもの、って考えていたんだけど、blogはそもそもそこの前提が違う気がする。

自分の中では「掲示板的なもの」つまり他人と何かの意見を交換したい、という欲求は最初から欠落してた。つまりインターネットをコミュニケーションの道具としてではなくて、コンテンツを作って配信する手段、という感覚を持っていて、この感覚はずっとあったし、今もある。
なにせチャットなんてネットゲーム内でしかやったことないし、IRCも全然興味なかった。サイトには掲示板がなかったし。
そして僕はみんなが自分と同じ感覚を持っているのかと思ってたけど、実は(少なくとも現在は)それは少数派なのでは、と気づいた(遅い!)。

自分が多くのblogを読んで「中身がないなぁ」と思うのも当然で、そもそも「中身」を持とうと思っている人が少ない。コミュニケーションのきっかけ、と思って日記を書いたりニュースをクリップして感想を書いたりしているのかも。過去記事へのこだわりがないのも、そういう理由からだろう。確かに僕も過去のメールは、情報として保存してるけど、こだわりはない(消えてもショックじゃない)。

僕はサイトに「中身」がないことにはずっと批判的だったけど、それは違うんだとも思った。目的がはなから違う。同じ道具を使っていても、したいことが違うし、もしかすると彼(女)たちの方が、よりネットならではの使い方をしているのかもしれない、つまり正しいと。「中身」がなくてもつながること自体に面白さがある、という点では携帯のメール交換とかに近いのか。だとすると、携帯メールは帰宅する際に定型文を発信するだけにしか使わない僕は、サイトをそういうふうに使うことは、やっぱり興味が持てない。

かつては何か言いたいことがあったり、コンテンツを配信したい!という強い思いがないとwebサイトを立ち上げるというハードルを越えられなかった。
でも環境が用意されて、個人webサイトのあり方自体が変わったんだなぁ。

ちょっと話は脱線するんだけど、狭義の「テキストサイト」とよばれるサイト群を僕があまり読まないのもずっと自分で疑問だった。でも今回いろいろ考えてみて、僕はたとえば「読書」と同じようなレベルで「ネット」というものが好きなわけではない、ということにも気づいた。テキストサイトとはネットが好きな人たちのための読み物だと、僕は思う。
そして「ネット」でネタを求めたり「祭り」があれば見に行ったりということ自体が楽しい、という人がいるということを初めて意識した。「2ちゃんねる」という場も、そういうものを提供するのに適している。
それは「テレビそのものが好き」という人がいることをナンシー関の本を読んで初めて知ったのに似ている。
ところが僕はネットに、現実に持ち帰ることができる情報を期待しているのだった。

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では、先に書いたネットの世界観を今も持ち続けている自分は、今後ネットとどういう関わり方をしていけばいいのだろう?コミュニケーションの手段としてなら、もうサイトをやる必要はないし、しかしまだまだ発表したいコンテンツは尽きない。
でも、今までのやり方では新しい読者は増えそうもないのも事実。

たぶん、1人ミニコミを作ったのもその実験だったんだと思う。もしかして、違う場所にコンテンツを求めてる人たちがいるのか?……でも、とくにいなかった(笑)。
僕が文学フリマで本を売った後に感じた「疲れ」というのは、たいして本が売れなかったことじゃなくて(というのも自分としてはあんなもんだろ、って思ったから)、「じゃあ、この後どうすればいいんだろう?」という思いだったんだんだろう、今にして思えば。

それ以後、ここ半年ぐらいずっと悶々と考えていたんだけど、その一つの解答がblogの導入だった。
それまで単に「更新を簡便にするけど、レイアウトの自由度があまりないwebツール」だと思って興味外だったblogが、pingによって自らの存在を発信している、ってなことになんとなく気づいて(blogをやってる多くの人は、意外とこのことがどういうことか気づいてなくない?)、「うわ、そりゃずるい」と自分もその仕組みを享受して宣伝・営業活動をしようと思い立ったのだった。

ホントは自分のサイトからRSSを吐き出して、pingを送る仕組みを入れればそれでよかったのかもしれないけど、もう一つトラックバックの存在があった。トラックバック、って名前から機能が分かりにくいのと安易な強制リンクになる点は問題があるけど、わりと自分が理想とするつながり方に近い。少なくともコメント機能よりもずっと。
でも、こればかりはさすがに自分で作るには相当な労力がかかりそう。

そんなことをウダウダ考えているところに、前に書いたようにblogが吐き出すRSSをcgiでキャッチして表示させることができることを知って、これだ!と思った。これがあれば、静的な作りのwebサイトと動的なblogを簡単につなぐことができる。

だから僕にとってこのblog「ニッチ帳」というのは完全に本家サイト「ポップ万国博覧会」の「宣伝・営業活動」と割りきってる。そもそも本家にあった旧「ニッチ帳」自体も更新頻度をあげるためと割りきってやってたものだし、それをトップページに表示するようにしたのは早く書くために内容にいまひとつ責任が持てないため、過去の分をあまり残したくなかったのもある。

でも、これだって一過性の対応でしかないかもしれない。僕も含めた「趣味系サイト」が今後どうやっていくのかにはとても興味がある。

近いうちにそれらのことをまとめたテキストをアップするつもり。いつものように長すぎてまとめるのが大変……。

2005年6月6日月曜日

更新履歴:「晶文社型バラエティブック」

「本の味の素」に新規追加テーマ、「晶文社型バラエティブック」

取り上げている本は
「小西康陽/これは恋ではない」(幻冬舎)
「植草甚一/ワンダー・植草・甚一ランド」(晶文社)
「坪内祐三/古くさいぞ私は」(晶文社)
「安田謙一/ピントがボケる音」(国書刊行会)
「川勝正幸/ポップ中毒者の手記(約10年分)」(大栄出版)
です。

更新履歴:「ピチカート・ファイヴ/月面軟着陸」

今回のカジバ・レコードは「ピチカート・ファイヴ/月面軟着陸」。

そういや、渋谷パルコ アプレミディ・セレソンで「Suburbia Suite 19940409」が復刊?されてたので買ってしまった……。「19921121」の方は昔から持ってたんだけど、こちらは買いそびれてた。

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昨日「They Might Be Giants/No!」を中古で買ったけど面白くなかった……。子供向けアルバム、っていうからもっとカラフルなものを期待したんだけど。というか僕はTMBGのボーカルがいまひとつ好きでない。

レンタルで
「ELVIS COSTELLO/MY AIM IS TRUE」
「ELVIS COSTELLO/THIS YEARS MODEL」
「tahiti80/PUZZLE」
「太陽にほえろ!ORIGINAL SOUNDTRACK COLLECTION Final '72-'86」
を借りた。
「太陽にほえろ!」は、歴代刑事の写真とプロフィールがおいしかった。サントラというよりもろ劇伴なので、いわゆる鑑賞できないような効果音的な音楽もたくさん入っている。4枚組でゲプ。
劇伴といえば前に買った劇場版ガンダムのやつが、映画の1,2は音楽として面白いけど3はかなりSEに近い曲が多くて聴いてもつまらなかった。しかし、映画の中で聴くと3が一番音楽が効果的だった。すぐれた劇伴はCDで聴いても(研究心を持たないと)面白くない、のかも。



2005年6月5日日曜日

「ハービー 機械じかけのキューピッド」

もう「全米熱狂のティーンセレブ」なんて扱いされてるリンジー(リンゼイ)・ローハンだけど、彼女主演の「ハービー 機械じかけのキューピッド」が7/30公開だって。
人格を持ったワーゲンビートル、なんて「青いじどうしゃスージー」の絵本で育って、小さい頃、車のライトが「目」に見えてしょうがなかった僕のツボ。かわゆいリンジーちゃんが主演とくれば、すごい見たい。

「ミリオン・ダラー・ベイビー」

あまりに評判がよかったので、全然興味なかったけど劇場に足を運んだ。興味ない、といってもボクシングはキライじゃなく、アリスの「チャンピオン」経由、沢木耕太郎の「一瞬の夏」行きのコースもたどったし、テレビでやっているとけっこう見る。

イーストウッドの監督した映画って実は観るのはじめてかもしれないけど、ザラついた画質に暗めの照明、淡々と進むストーリーなどシブくて好印象。本人はもちろん、モーガン・フリーマンの演技もいい。なんか北野武の映画を思い出す。
そして、後半。なるべく前情報はカットしてたけど、後半はストーリーが急展開するのは聞いていたので、あぁそうなるのかー、とため息。しかし!その後からラストがえ〜、って感じだった。取り上げているテーマは分かるんだけど。あとから考えてみるに、どうもそこの結論に至るまでの演出は素晴らしいんだけど心の動きを描くべき脚本はどうかなぁ、という感じ。違和感が残ったまま劇場を後にした。

「泣ける感動作」と思って観に行くとガツンと鼻っ柱をやられますぜ。とてもビターな映画。

ちなみに、これを観に行ってなかったら10年後に「ボクシング・ヘレナ」と区別つかなくなりそう。あと微妙になぜか「恋はハッケヨイ!」も。


2005年6月3日金曜日

blog引越完了

というわけで、excite、seasaaと2つの無料blogを借りてやってみたけど、前者はhtmlの記述の仕方が気にくわなく、後者はあまりに重すぎ・不安定だったのですぐやめて、このサイトを見ながら借りてるレンタルサーバにMovable Typeをインストールしてみた。
意外に簡単にできてビックリ!

計3回もスタイルシートをいじって正直お腹いっぱい。でもさすがにツールをインスト−ルするととことんカスタマイズできていい。

まだ調整が必要なところもあったりするけど、ちょっとずつやっていくつもり。

音楽の身体性

たとえ大手レコード屋やチェーン店であっても、そこに自分の好みと趣味があうバイヤーがいれば定期的に足を運ぶことがあると思う。昔ならあの有名なHMV渋谷店・太田コーナーとか、僕は5年ぐらい前のHMV数寄屋橋店も結構好きだった。
最近好きなのは、新宿タワーレコード7Fのテーマ別試聴コーナー(ここはけっこうマメに品が変わり楽しい)にある「休日音楽」は、ラウンジ〜コジャレポップを中心に紹介してるんだけど、わりと気に入っている。
ということを書こうとしたら、駅ビルのルミネにある新星堂のラウンジコーナーが意外に品揃えがよくて驚いた。
しかし。
こういうコーナーを気にするわりにあまり買うことがないのは、それらの音楽のリズムの弱さなのかなぁ、なんて思ったり。というか、自分はリズムのない音楽を買って聴く、ってことがほとんどない。
たとえば新星堂のそのコーナーにあった町田良夫氏の作品なんて、「スティールパン+電子音楽」ってもろ僕好み!と思って、家に帰ってサイトで試聴したら(この辺は用心深い)あー、これは聴かないなぁと思った。ヤンさんはクラブ出身のせいかリズムが強靱だったのかと気づく。いわゆる「エレクトロニカ」がすごく苦手なのも、リズムが弱いせいだと思う。
自分は室内でレコードを聴くのが好きだからアンビエントみたいなのがいいのかなぁ、と思うのは単純過ぎだった。自分にとって音楽は(理論とか分からないのもあって)身体性が重要だということが、ようやく分かった。といっても、機械的なリズムは好きだけどねー。

という話と全然関係なく、カウントベイシー楽団の「Basie plays Hefti」を購入。ビッグバンドジャズは聴きやすくてたまに欲しくなる。

卓上カメラ

webの小物撮影用に、中古で買ったCanon PowerShot G1を使っているけど、2つもついていたバッテリーがどちらも使い物にならなくなった。中古のせいもあるかもだけど、新しい製品を使うと確実にバッテリーって進化してると思う。とはいえどうせ家の中でしか使わないので、ずっと電源コードにつないだままで使用中。

ちなみにこのカメラの気に入ってる点は

フレキシブルに可動するバリアングル液晶モニタ
 液晶モニタ部分をレンズと無関係に動かせるカメラしか買わないことにしてる。ファインダをのぞき込む従来の撮影スタイルがとてもいやなので。
ホワイトバランスがある(ユーザー設定もできる)
光学ズームがある(スタイルに魅せられて買ったSONY Cyber-Shot DSC-F77にはズームがなくて小物撮影に向かなかったのだ……。ちなみに後継モデルではズームがついたけど、スタイルがイマイチになった)
USBケーブルでコンピュータに接続してファイルの読み出しができる
 これはオプションだけど、中古購入時についていた。使ってみると意外に便利。
マクロがある
 小物しか撮らないので。ない方が珍しいけど。
絞り優先、シャッタースピード優先、などマニュアルモードが多彩

気に入らない点は

スタイルがいまいち
手ぶれ補正がない(当時はそういうものはなかった)
レンズキャップ式である
 機械的に閉じてくれるレンズバリア式でないのは不便。でもこれ、高級機になるほどレンズキャップになるからこちらの方がいいという人も多いんだろうなぁ。

さてさて、このところ以前買った腰ぐらいまでの高さの三脚では机の上で撮影できなくて困っていた。というのも、机の上でないと子供が撮影の邪魔をするからだ。
これは手ぶれ補正機能付きカメラを買うかなーとか悩んでたら、卓上用のミニ三脚を買えばいいんじゃん!ということで購入。
ケンコーデジカメポッドスーパーミニ
購入のポイントは、縦にしか首を振らないところ。たいていボールジョイントでフレキシブルに動いてしまうけど、これなら水平が保てます。
上記のカメラは三脚ねじ穴が左側に寄ってるのでバランス悪い……。でもバッテリは使わないからと抜いてみると、まぁそれなりに。

でもカメラにギュと固定しようと三脚ネジをまわしたら、写真の赤い○の部分に亀裂が(泣)。通常利用には支障がないけどちょい哀しい。
三脚というものはもう少し重たい方がシャッターを押した時のブレもなくていいかも。また考えてみよう。
買ってから気づいたけど、ミニ三脚がカメラ館に3種類ぐらいしかなくてマルチメディア館に20種類以上もあるのはどうなのか>ヨドバシカメラ。

ちなみに現行機でスタイルがかっこいいなぁと思うのは
PENTAX Optio Xだなぁ。OLYMPUS O-productとかecruあたりに通ずるミッドセンチュリー感。使いにくそうだけど。

ちなみに自分が先に挙げた条件をすべて満たすのは手ブレ補正をのぞけば
Canon PowerShot A95
になる。だけど、モノとしては欲しくないー。あと旅行に行くからと買ったのにすぐに旅行先で無くしてしまったPowerShot A40を思い出して悲しい。


「母さん、僕のあのデジカメ、どうしたでせうね?
 ええ、チェコへ行くみちで、
 タクシーに忘れたあのデジカメですよ」
♪ママードゥユゥーリメンバー

最近の読書から

出社途中にある小さめの本屋でほぼ毎朝新刊をチェックするのが日課なんだけど、なんとそこが10月まで改装のため閉店。うへぇ。

退社途中は駅ビルの本屋に寄ることが多いんだけど、今日は
「マーブルトロン/モダン古書案内 改訂版」(中央公論新社)
を購入。旧版より小さくてビニールカバーがかわいい。

家に帰ったらyahooオークションで落札した絶版本
「常盤新平/アメリカの編集者たち」(新潮文庫)
と、amazonで買った洋書
「Alessandro Barbucci, Barbara Canepa/Sky Doll Artbook. Doll's Factory」
が届いていた。
後者は3年前にフランスの本屋でBD(バンド・デシネ、フランスのコミックブック)を物色していた時に、そのコジャレ感と日本の漫画に影響を受けた絵が面白くて1,2巻を購入した「Sky Doll」のいわゆるファンブック。その後続刊はでてないのか気になってたけど、もうすぐ3巻がでるらしい。
正直、ファンブックの中身はたいしたことなかった。でも洋書をamazonで買ってみたかったのでよしとしよう(簡単に買えてビックリ。洋書屋は高いんだなぁ)。

読書の方は
「ご冗談でしょう、ファイマンさん 上」(岩波現代文庫)
を読了。「下」「困ります、〜」も待機中だけど、
「瀬名秀明 他/知能の謎 認知発達ロボティクスの挑戦」(講談社ブルーバックス)
を読み始めた。おもしろいー。

「本の味の素」に数冊追加

いくつか更新したので履歴を。

「青春小説」に「村上龍/69」「Q.B.B./とうとうロボが来た!」
「雑誌編集者の本」に「坪内祐三/私の体を通り過ぎていった雑誌たち」「佐藤嘉尚/「面白半分」の作家たち」「嵐山光三郎/口笛の歌が聴こえる」
「コレクター無惨!」に「戸川昌士/猟盤日記」

以上です。
ちなみに今まではジャンルにまとめきれなかった本の感想を掲載する場所がなかったけど、そういった本はblogで紹介していけるかも。

「スティーヴィー・ワンダー/For Your Love」

ラジオでかかってたスティーヴィー・ワンダーの曲で、「あれ、これいい曲だけど、ふだん聴いてるベストに入ってたかな?」と思って確認したらちゃんとあった。
実はいつも14曲目で止めちゃってた(笑)。95年のアルバム、「Conversation Peace」の曲らしい。でもなんで聴いたことあるんだろ、CMかな?
ちなみに久しぶりに新譜がでるんだそうな。

Song Review : Greatest Hits Collection
1.Isn't She Lovely
2.I Just Called To Say I Love You
3.Superstition
4.Sir Duke
5.Master Blaster (Jammin')
6.Ebony & Ivory
7.Happy Birthday
8.Living For The City
9.He's Missta Know It All
10.You Are The Sunshine Of My Life
11.Lately
12.Part- Time Lover
13.My Cherie Amour
14.yester-me,Yester-you,Yesterday
15.Uptight(Everything's Alright)
16.I Was Made To Love Her
17.For Once In My Life
18.signed,Sealed,Delivered,I'M Yours
19.For Your Love
20.Kiss Lonely Good-bye
21.Redemption Song

「VIDEO VICTIM2」

大好きなteevee graphicsのDVD第二弾。2005年6月24日発売予定。詳細はこちら
今回の「TOWA TEI、マニー・マーク、AFRA、砂原良徳の音楽にのせたオリジナル映像作品」はいいんだけど、あまり自分は相性のよくないラーメンズが大々的にフィーチャリングというのがなぁ。
相性の悪かったクドカンも「タイガー&ドラゴン」でようやくその才能に感嘆してるんだけど(←遅いよ!)、今回のでラーメンズの面白さも分かるのか?

「サンライズ主題歌アーカイブス」

うわーきたよー、ついにきた!サンライズ主題歌アーカイブス
以前本家サイトで「こんなの出してくれー」と書いたんだけど、まさにそんな内容。「巨神ゴーグ」が入ってないのが気になるけど、収録されたCD持ってるからまぁいいや。


「公式長編記録映画日本万国博覧会」DVD

「公式長編記録映画日本万国博覧会」DVD買った。5985円と価格破壊がおこってる洋画DVDなんかと比べると値段は張るけど、この手のDVDなんていつ廃盤になるか分からないし、迷うなら買い。3時間近くもあるからかなりお腹いっぱいになれる。


「カノッサの屈辱」

CSフジテレビ721で、高校生の頃大好きだった「カノッサの屈辱」を放送中だけど、これ、今見ても凝ってるなぁ。やっぱり制作費が違うのかなぁ。いや、深夜放送はカルチャーだという自負があるかないかなの違いなのかも。

プリンコ

前に双子の弟から「プリンコというメーカーのCD-Rは評判悪い」と聞いてたけど、5年ぐらい前に焼いて久々に聞こうと思ったら再生できなかったCD-Rが見事「princo」だった。iTunesで取り込むのにもえらい時間がかかってしかもプチプチノイズが入る→リアルゴミ箱へ直行。

確か当時、80分まで録音できるCD-Rがあまりなく値段の安さもあってこれを使ったんだと記憶してるけど、こういうことがあると2次録音物ってのは寿命が短いよなぁ……と思う。それならば実体のないリキッドでいいじゃないか、というのもうなづける。最近はレンタル→iTunesに取り込み→気に入ったら買うし、そうでなければチェックオフして聞かない、ってなこともあるしなぁ。
ちなみに外ではもっぱら文庫本とラジオなのでiPodは持ってない。


最近のニュースより

元巨人・松岡が強盗容疑で逮捕
エスパルス元選手、財布を盗み逮捕
元ジャニーズJr.が逮捕
芸能人・スポーツ選手で成功するのはごく一部。それ以外の人は手に職をつけるはずの時期を逃してしまうわけで、その後の人生が難しい。そういう「その他大勢」の人をどうするのか、ってのはどちらの業界も考えていかなければならないんだろうなぁ(たぶん何もできないんだろうけど)。「サラリーマン」ってネガティブに言われるけど、合理的な仕組みなんだよなぁ。

杏里がリー・リトナーと婚約
びっくり。確かに杏里ってフュージョンというかリゾート的なサウンドだったんだろうけど、まさかねぇ。

かまやつ長男TARO歌手デビュー
森山良子とかまやつひろしはいとこだから、直太郎とかまやつ息子TAROははとこ。なるほど。ちなみに「かまやつ女」ってネーミングは流行らないに一票。

プロジェクトX「事実と違う」
いやぁ、だから「プロジェクトX」ってあきらかに演出過剰だって。「そこはウソでしょ」ってのが見えてしまう。それがこの手の話が好きなはずの自分が見ない理由だし、どうもみんなノンフィクションの過剰演出に対する耐性が少なすぎる気がする。「ホントの話です」っていったらそれで涙腺OK、みたいな。
OBは抗議したけど、視聴者には好評だったというのが象徴的。

「VAN」創始者 石津謙介氏死去
93歳、ってのは驚いたなぁ。VANって全盛期どれぐらい輝いていたかいまひとつ分からないけど、この石津謙介氏にはとても興味あり。

直立レッサーパンダを最初に見た時から、ずうっと強烈な既視感があったんだけど、分かった。
吉田戦車の「かわうそくん」の立ち方にすごく似てるんだ。
吉田戦車の想像力に感服。

「プロミセス、プロミセス」

「プロミセス、プロミセス」ってバカラックのサントラでその名前を知ってたけど、ずっと映画だと思ってたら「アパートの鍵貸します」をミュージカル化したものだったとは。脚色はニール・サイモン。
ちなみにヘプバーンの「パリの恋人」って、ストーリーは全然違うけど元々舞台だったんだってのも知らなかった。

J-WAVEのひみつ

前にJ-WAVEの成り立ちについて知りたい!と書いたことがあるけど、wikipediaがけっこうくわしかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/J-WAVE
97年頃に転機があったのか。昔はもっとスカしてたんだなぁ。「グルーヴライン」なんて許されなかったんだろうなぁ(好きだけど)。

2005年6月2日木曜日

Movable Type導入にあたっての言い訳

さて、ここまでblogが流行り、リンクしていたサイトの多くがブログ化(または更新そのものを休止)しながら、自分が今まで導入に踏み切らなかった理由を、備忘も兼ねて書いておきたい。

まず根本的に自分が作りたいwebサイトというのが、データベース型だというのがあった。自分には、過去の記事もさっき書いた記事もほぼ等しく価値のあるものであるという自負があって、ゆえにたとえばトラックバックのシステムよりも「Amazon」などの商業サイトや、記事の平均点が低いのは問題だと思うものの「関心空間」などの、時系列ではなくモノ(オブジェクト?)同士をつなげていくような仕組みに憧れていた。
端的にいうと、blogの仕組みは過去記事へのアクセスと整理の面でとても貧弱なのだ。サイト全体がどういう構成になっているのかが分かりにくいといえばいいのか(そりゃ、当然そういう静的な構成じゃないから当たり前なんだろうけど)。
もし記事を時系列以外でキレイに整理することができるシステムを持ったblogがあれば(あるのかもしれないけど)もっと早く導入を考えたかもしれない。
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また、単純に自分がwebサイト運営によってコンピュータに関するスキルを高めよう!という目的も、当初はあった。システム面も含めたサイト運営自体を考えることは同人誌活動と日曜大工をあわせたような趣味としてとても面白いし、正直、その多くを仕事にフィードバックすることができたと思う。
だけど、さすがに僕はプログラマではないし、これ以上webサイトの技術を学ぶよりも中身を充実させた方が自分にとって意味があるなぁと思うのも、また事実。具体的にいうと、テキストデータで扱える範囲ではperlを使って制御できる自信はあるんだけど、バイナリデータやデータベースシステムを利用したサイト構築までは、さすがに自分ですべてをやろうとは思わなかった。
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そう、アクセシビリティの問題も書かねばならない。これは僕の誤解もあるんだけど、blogは、アクセシビリティへの気遣いが少ない!と思っていた。
たとえば有名なexciteやlivedoorが提供するブログは、この時代でいまだにtableを使ったレイアウトなんてことをやっていて、そういうことを気にしながらサイトを作ってきた自分にとってはかなり脱力気味だった。blogが流行する少し前、スタイルシートを導入してアクセシビリティを気にしたサイトを作るのがややメジャーになった瞬間があったと思う。そしてそのムーヴメントに少なからずシンパシーを抱いていた僕にとって、blogブームはそれを量の力で無視する行為に感じて、とても抵抗があった。
だけど今回いろいろ調べてみたら、それはblogシステムの提供側によってさまざまであったことが分かった。
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もっと現実的なことでは、記事の更新の仕方。
僕はけっこう一つの記事を長く書く方なので、ブラウザのフォームに入力してプレビューしてまた修正してプレビュー……ってスタイルがちょっと、いや全然あわない。この文もテキストファイルで書いているし。
一度htmlファイルでスタイリングも含めてスタティックに書いて、ブラウザを横に並べながらゆっくり雑草を摘みとるように推敲したい。
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その時系列表示とフォーム更新スタイルに唯一マッチしたのが「ニッチ帳」というコンテンツだった。というかこれは最初からblog的なものを意識していて、他のコンテンツはかなり気合いを入れて書くものだったからあまり頻繁に更新できず、その頃アクセス数をあげることに躍起になっていた自分は「カジュアルに更新できる仕組みを作らないと」と思って、オマケ的に作ったものだった。1999年の終わり頃の話。
その頃あった長文のコラムと差別化するために画像を一切表示しないといった自分ルールもあって、やはり更新頻度は一番多かった。
だけどblogが一般化してからは、トップページを見るだけで楽しめるサイトが標準になってきてしまい、そういう意味でも1クリック必要な「ニッチ帳」は古いなぁという感じもしてきた。
その葛藤ゆえ「ニッチ帳」は2005年2月で更新を止め、トップページにポストイット風に一言を載せられるようにしてみた。この一言は記事を更新すると前の記事が消えていくという仕組みになっていて、実はこれは「世の中のblogの大半はここで一言書いているテキストのように過去記事なんて残す必要のないような内容でしょ」というささやかなイヤミも込められていたんだけど、当然そこまで読みとる人はいなかったと思う(笑)。
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てなことをウダウダ書いてきたけど、やっぱり時系列で更新して過去記事へのアクセスのしやすさに目をつぶるなら、blogの仕組みは魅力的なのは間違いない。
いろいろと考えたり調べているうちに、一つ前の記事で書いたようにRSSをcgiで引っ張れることを知り本家サイトとの連動がイメージでき、ようやく一部導入に踏み切ったわけである。
あ、そうそう、ついでに書いておくけど大半のblogがコメントやトラックバックがついたら「はてなアンテナ」で上がってしまうのは勘弁してほしい。

ニッチ帳とコメントをblog化

RSSをcgiを使って読み込めれば、本家サイトに記事のタイトルを表示したりして連動できるのになぁ……と思ってたら、なんだできるじゃん。
やり方はこちら↓
RSS - Rich Site Summary, RDF Site Summary
キャッシュですけど……。

てなわけで、ニッチ帳とトップの一言帳をブログ化して、今後適当な文章はこちらに書いていきます。