2008年1月31日木曜日

文房具反省会その2

コピーワンスうんこ仕様によるダビング失敗に涙しつつも、なんだかんだで番組をDVD-Rなんかで保存しておくのが好きなのはいつまでも治らない。たとえば娘がピンクレディーに興味を持ったというので阿久悠の特番を焼いたCD-Rを引っ張り出してきたり、とちゃんとアーカイヴとして活用していたりするから単に保存して満足というわけでもないのだ。

それでも少しずつ増えていくCD-Rは、かさばるからプラケースではなくてジャンルごとに無印のフォルダに入れてるんだけど、やはり背中にインデックスを貼っておかないと分からなくなる。
食いつきのいいシールが欲しくてテプラとかも検討したんだけど、テプラのシールがあまりに色気がなくて却下。今はパソコンにつないで使うタイプの製品もあるんだけど、よく考えたらそういうシールを買ってきてプリントすりゃいいんじゃんと思って買ったのがこちら。


A-ONE お名前シール カバーオンタイプ


工夫があって、ちゃんと上から透明なシールでコーティングできるようになっている。専用フリーソフトもダウンロードできて、プリントもできる。素晴らしい。
ところが!
うちのBrotherのプリンタはそもそも対応をうたってないんだけど、印刷時にからんでしまう。もともとデリケートなシール台紙だけに分かるんだけど。一度使った台紙の使ってない部分に印刷、とかやろうとすると確実にダメ。あと、どうしても紙のコシが弱いので印刷がナナメになりがち。

う~んと一瞬悩んだけど、そもそも手描きでいけばいいじゃん、と気づいて一件落着。
これはいい製品ですよ。

ただし、コーティングシールを貼るときは、一度貼ってから剥がそうとすると先に貼ったシールがダメになるので注意。食いつきがよすぎるので、一発勝負でいってください。もちろん、ちゃんとガイドシールがあるので慎重にやれば大丈夫だけども。

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以前にも書いたけど、仕事におけるこまごまとしたタスクはすべてメモパッドに書き込んでピリッと破いて机の上においておく。一仕事終わるとそれを整理して、並べたり重ねたりして仕事の優先順位をつけて、次にやる仕事を決める、ということをしている。

今までは無印良品のメモパッド(126円)を使っていたんだけど、これが最近になって販売終了に。
実はこれ以前に、同じ無印のもう少し大きなメモパッドがあってそれを愛用してたんだけど、同じく販売終了になったため乗り換えていたんだけど、これまた販売終了とは。メモパッド用のカバーまで販売しておきながら、これだから無印は嫌いではないけど彼らが言っているきれいごとまでは信用できないんだよなぁ。

さて、そうも言っていられないので、これに代わるものを探さなくてはならない。
条件としては

・大きさはそれほど大きくない
・ピリピリ破れることができる
・たいした紙質ではなく、価格が手ごろ

最後の価格は重要で、安くて少しぐらい無駄遣いしてもいいや、ぐらいな感覚で使えないとメモとしては失格なのである。

これらの条件にあったので、定番の「RHODIA」のメモパッドを使ってみることにした。
無印のものとほぼ同じ大きさで、189円。思ったよりも安かった。
ちょっと紙の質がよくて硬めなのが気になるものの、これがさすがに手に入らなくなる心配はほとんどないので安心だろう。

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筆記具。

相変わらず、ボールペンではなく水性顔料マーカーの「PROCKEY」を常用筆記具として使っているけど、これはやっぱりいい。「PROCKEY」というロゴが剥げてくるのとインクがなくなるのが同じぐらいなのは、偶然だと思うけど分かりやすい。

マーカーといえば、子供のためにお絵かきをする時などに、色鉛筆以上水彩絵具未満の「COPIC sketch」を何本か買って使っている。マーカーだから手軽なのにグラデーションなどをつけられて絵がうまくなった気になれるのがよい。少し値段が高いけど、ここまでのスペックならしょうがないか。

さてさて、発売してからずいぶん経っていたようだけど、ボールペン「MITSUBISHIボールペン JETSTREAM」がいいという噂を聞いて使ってみた。謳い文句としてはスラスラ書けるとのことだけど、このボールペンを使ってみて思ったのは、紙に対して摩擦がなくスラスラ書ける、というのは僕はあまり好きではないと思った。
もう少しゴリッとした、紙からの反発があった方がきれいに字がかける。
個人的にはいまいちだったけど、その少しでもいい製品を、と開発する姿勢は素晴らしい。ビールにおけるキリンを思い出させた。

自分で使うマーカーではないけど、会社のホワイトボードにおいてある専用マーカーが書こうとするといつもインク切れで、「これ、インクが見えてたら便利なのになぁ」と思ったら、ちゃんとそういう製品がありました。
ただ、自分で買って持っていてもしょうがないので、購入は見送り。

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最後に、掃除器具としてはじめて買ってみたエアスプレー。
OA機器などに使う用途のものだけど、僕の部屋の本棚にはミニチュアカーをはじめこまごまとしたアイテムがゴチャゴチャおいてあるんだけど、これのホコリを取ろうと思ったのだ。
今までは気が向いたときに大きめの柔らかい筆で取っていたんだけど、めんどくさいからスプレーでシュッと吹き飛ばせないもんか、と画策。
……しかしエアの力が強すぎてそれほどうまくはいかなかった。あと吹いても細かいホコリが残り、それは結局筆などで取るしかないようで、これ一本で終わってしまいそう。

2008年1月28日月曜日

文房具反省会その1

東急ハンズ銀座店なるものが昨年9月にオープンしていたらしくて、ちょうどいくつか物入りだったんで行ってみた。場所はプランタンの向かいの「マロニエゲート」というビルで「ユナイテッドアローズ」なども入っている。ちなみにここって前は何のビルなんだっけか??

しかしここにハンズができると、有楽町駅からビックカメラ→無印→ハンズ→伊東屋なんてルートが描けたりして文房具とか好きな人にはたまらないんじゃないかなぁ。伊東屋まで足をのばさないまでも、十分魅力的ではある。

さてさて今回東急ハンズ銀座店で買ったものも含め、ここ一年ぐらいで購入した文房具のレポートをしようと思う。

ほとんどパソコンで仕事をするので、あまり文房具を必要とはしないんだけど、だからこそ使うものは慎重に選びたい。一度買ったらすごい長く使ったりするので。

まずは、シュレッダー。
たいした個人情報でもないんだからシュレッダーにかけなくてもいいじゃん、とも思うんだけど、うちのマンションは掃除のオバサンがゴミを集めるシステムになっていて、少なくともそのオバサンが中を見る可能性はあるわけで、その時に宛名などでゴミが特定されるのが生理的にいや。「~さんとこはいつもゴミの分別が適当だわねぇ」(ってそんなことないんだけど!)なんて思われるのいやでしょ。

そしてうちにはイタズラ盛りの怪獣二匹が生息しているので、電動式のシュレッダーは危なくて買えない。

そんな事情があって、一年ほど前にこちらを買ったんだけど、


プライバシー保護パンチ name-off (ネームオフ)

これがダメなんだ……。
グッドデザインだかなんだかしらないけど、まずパンチをするのが面倒なのに加えて、ジャムる。つまり、紙を噛んじゃってそこから復帰するのに苦労する。
パッケージや質感などものとしてはよくできてるけど、機能はかなりダメだと思います。

それ以後シュレッダーにかけたい明細書が一年分ぐらいたまってて、なんとかしなきゃと思っていたところに、これが。


無印良品 手動シュレッダー5連刃はさみ(840円)


別に無印のものじゃなくてもいいんだけど、ポイントは小さめであるということ。
実はハンズ銀座店にも手動シュレッダーコーナーがあってそこでいろいろ試してみると、よく売っている大きめのシュレッダーはさみだとけっこう手が疲れることが分かった。もっとも紙に対して深く切り込めるのでいい面もあるんだけど、家庭でチョコチョコ使うなら子供用ぐらいの大きさの方がいい。
これで一年分の明細書などをザクザク一気にゴミにできた。

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お次はホチキスの針を取るリムーバー。

・新型リムーバRZ-10S『ホッチポン』


これは、いつも使っているホチキスにリムーバがなかったので仕方なく買ったものなんだけど、むちゃくちゃ重宝している。
まず、専門器具だけあって外しやすい。ホチキスのおしりについてるやつとは比べものにならない。これは歯が二枚になってるからだと思う。
そして、ホチキスの針をワンタッチでこの器具自体の中に集めておけるのだ。僕の部屋に燃えないゴミ用ゴミ箱がないので、なおさらありがたい。
よくホチキスの針を取ることがある、という人はダマされたと思って使ってみるといいと思う。

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ニンジャピン ninjapin


これは壁に穴があきにく画鋲。うちのような賃貸では気を遣うところだから着眼点が面白いと思って買ってみたけど……、針が弱い!ポキッといってしまった。構造上、針を細くしてるからしかたないんだけど、一気にシラケてそれ以後引き出しの肥やしに。

ちなみに先のname-offもこのニンジャピンも、原宿のセレクトショップ「AssistOn」で扱っているけど、前にこの店で買って一回で壊れたフリスビー同様、どうもここのセレクトは一見面白いけど使ってみるといまいちなものが多い、と思う。
それじゃダメなんだなぁ。

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実はハンズ銀座店で一番探したかったのが、これ。

キングジム 取扱説明書ファイル16ポケット 茶色 2635
B000VL9Y9G


今までは十年以上前にアキバの石丸電機でもらった青い業務用?っぽいファイルに入れてたんだけど、経年劣化で表紙が取れてきて新調せねばと思ってたところ、雑誌でこれを見てすぐに欲しくなった。

この商品が気が利いている部分は、ページごとにポケットがあって保証書や付属CD-ROMなどをそこへ入れられるようになっているところ。
好評らしくて、近頃新色が加わった模様。うん、これはオススメ。

この話題、続く。

2008年1月27日日曜日

ゆえにポルナレフAAの元ネタは知らない。

なぜか今頃ジョジョの第四部を少しずつ単行本(ジャンプコミックス)で読んでる。
ジョジョの奇妙な冒険 (29) (ジャンプ・コミックス)
荒木 飛呂彦
4088516354

きっかけはネットで知ったエピソード「重ちーのハーヴェスト」が読みたかったからなんだけど、第四部はほとんど内容を知らないのもあって、第三部主人公・承太郎がやってくる冒頭から非常に面白い。

第三部のマライア(?だっけか)が出てきたあたりまで単行本でリアルタイムに読んでいたんだけど、超能力ウォーズみたいな展開にうんざりして買うのをやめちゃったのだった。たぶん単行本は1~22巻あたりまで実家にあると思う。とくに「波紋」の第二部が一番好きだった。

個人的には第三部って「劇画」だったと思うんだけど、第四部は「マンガ」なところがいい。
たとえば第三部のスタンドは正直そんなに面白いと思わなかったんだけど、第四部になってパラメータや属性の勝負じゃなくて個性勝負みたいになっていて、その個性がいわゆる「マンガ」っぽくてムチャクチャなのが好き。
現代の、同じ場所を舞台にしているのもよい。「笑い」がどこかにある、というのが「マンガ」だと思うんだけど、それも満たしている。

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29~47巻中のまだ31巻を読んでいるところなんだけど、その31巻の奥付を見ると

1993年3月9日初刷
2007年8月12日43刷

すげーなぁ!

それでも、今「ジョジョ」の1~63巻というのは、今意外と本屋においてなく、最新シリーズの「スティールボールラン」は必ずあるけど、その前の「ストーンオーシャン」もあんまりない、という感じ。
最近は長期連載のマンガは単行本をある程度の巻数までいくとリセットをかけるけど、こういう書店の事情もあるんだなぁと思った。

2008年1月17日木曜日

ショートショートが恋しくて

最近、本屋でみて文庫になったらぜひ読もう(本代をケチってるんじゃないですよ)と思った一冊がこれ。

星新一 一〇〇一話をつくった人
最相 葉月
410459802X


自伝・評伝好きな上に、最相葉月と星新一の相性のよさはすでに↓の本で実証済みなのだから。

あのころの未来―星新一の預言 (新潮文庫)
最相 葉月
4101482225


「一〇〇一話をつくった人」は結局日本SF大賞を受賞してまた注目されてたけども、こんな本も出てたので図書館で借りてみた。

星新一空想工房へようこそ (とんぼの本)
4106021641


……と、ここまででなんで星新一本人の書籍が出てこないのか、と思った人はスルドい。

僕もご多分に漏れず、中坊の頃に星新一に「やられた」一人で、夏休みの自由研究に何本かショートショートを書いて出したぐらいだったのだ。
その後、藤子・F・不二雄のSF短編に熱中したり、有名どころのSF短編小説なんかをかじったりしたけど、原点はやっぱり星新一ではある。

ところが。
大人になって星新一を読み返してみてもこれがどうも楽しめないんだなぁ。星新一体験をしてない友人二人が読んでみても面白さが分からなかったというのも、うなづける。あれは中坊ぐらいの頃に読んで一番効く内容なんだもん。

でも、その面白かったという記憶だけが残ってるもんだから、なんか最近やたらとショートショートが読みたくなって困った。もうオチで引っ張るスタイルのショートショートは面白がれなくなってるのに、体が覚えてるってやつか。

ちょこちょこと文庫なんかで出てたよなぁと思って探してみたけど、たとえば「5分間ミステリー」(扶桑社)、「2分間ミステリー」(ハヤカワ)ってショートショートじゃなくてクイズものだったのね。ぎゃふん。
扶桑社からは「E.W.ハイネ/まさかの結末」というショートショートが出てたりするけど、ブラック系つまりFというよりAテイストで、ちょっと違う。

実は今ショートショート作家で一番好きなのは村上春樹だったりする。
SFとかミステリではないんだけど、少し不思議な(!)テイストの超短編をいくつも書いていて、最近の長編小説、短編小説集、エッセイなどはどれもスルーしてるんだけど、超短編になるとチェックを入れている。具体的には「象工場のハッピーエンド」「ランゲルハンス島の午後」「カンガルー日和」「夜のくもざる」あたりがそれ。
そんな中でこの一冊だけは共著ということもあって未読だったので、ショートショートへの渇望を癒すために購入。

夢で会いましょう (講談社文庫)
村上 春樹 糸井 重里
4061836854


糸井重里のパートは、今読むとかなりキツイ。ので、飛ばして村上春樹の部分だけ読む予定。

2008年1月16日水曜日

悲しいとき~アコースティックver.で演奏されたとき~

そういや「墓場鬼太郎」だけじゃなくて、「ヤッターマン」のリメイクもちょっと注目していて、どうせ深夜枠だろうと思ってたらゴールデンタイムだったので「本気?」と思ってしまった。
そういや三池監督が実写化するんだよね。ドロンジョがフカキョンて……、いいかも(笑)

さてリメイクアニメ版は主題歌がまさかの弾き語りアレンジで、もうそこかしこでブーイング。「いつもここから」の「悲しいとき~ 好きな歌手のコンサートに行ったら、一番聴きたかった曲がアコースティックバージョンで演奏されたとき~」てなネタを思い出す。なんかYahooのニュースにまで取り上げられちゃってるし。スタッフがどうするか見ものだなぁ。
曲はともかく、オープニング映像はポップですごい好みだった。

第一話の内容は、う~ん、つまらなくはないけど、消極的だったガンちゃんがなんでヤッターマンになったのか全然分からないとかシナリオ的には穴だらけなのが気になった。
けど、この年齢で見るとアイちゃんがすごくカワイく見えて、子供の頃はヒロインとかどうでもよかったのになぁと思った。
オリジナルのキャラクターデザインは今では「ファイナルファンタジー」なんかで有名な天野喜孝。この頃のタツノコキャラって女の子のマツゲと唇が必要以上にセクシーなんだよね。

実はタイムボカンシリーズは「ゼンダマン」を一番熱心に見てて、「タイムボカン」は放映当時2歳だったので見てたのかどうかすら覚えてなくその後小学校高学年の再放送で見て、「ヤッターマン」もあまり意識のない頃になんとなぁく見てたぐらい。だからヤッターワンが壊されてヤッターキングになる、とか全然知らなかった。
ちなみに大河原邦男御大がデザインしたメカに関していうと、「タイムボカン」は昆虫、「ヤッターマン」が犬+消防車、「ゼンダマン」がライオン+機関車(主人公の名前が「鉄ちゃん」だし;笑)、とそれぞれ男の子の好きなものがモチーフになってるのね。今気づいた。
個人的にはゼンダライオンのボディの感じが好きだなぁ。

10年ほど前に出た「タイムボカン全集」なるムックも持ってて、パラパラ読んでいくと……
初代の三悪って「マージョ、グロッキー、ワルサー」だけど、一番有名なのはヤッターマンの「ドロンジョ、ボヤッキー、トンズラ」だよね。
ドロンジョってヤッターマン1号のことが好きなんだっけ。そんな設定あったのか。つか、子供の頃はそんなこと気づいてなかった。子供番組で画期的な設定だよなぁ。
サイコロ型ロボットの「オモッチャマ」って、のちにアラレちゃんに出てきた「オボッチャマン」、小林よしのりの「おぼっちゃまくん」などと、よくどれがどの名前かごっちゃになってた。
昔はドロンジョ様とかヒロインすらチ○ビ見せまくりだったよね。ホント、誰かテレビにおけるチク○のガイドラインとその変遷に関して教えてほしい。
オタスケマンで敵にイケメンがいた(ゲキガスキー)のは子供心に斬新だった。
オタスケキンタみたいな女の子は、まだ地方にいると思う。
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自伝好きとしては笹川ひろしのこの本も面白かった。確か、新人の頃の押井守の話も載ってたと思う。
ぶたもおだてりゃ木にのぼる―私のマンガ道とアニメ道
笹川 ひろし
4847013581

「タイムボカン名曲大全」という二枚組CDも持ってて、最初と最後に入ってる三悪の寸劇が笑える。居酒屋のディティールとかツボすぎる。ライナーには庵野秀明が描くアイちゃん、タイムメカブトン+テントウキなんてのがあったりして楽しい。作品自体は全く知らないけど「いただきマンボ」は歌詞とアレンジが素晴らしい。
ちなみにオリジナルビデオの「タイムボカン王道復古」ではガンちゃんとアイちゃんのアツアツ新婚生活が見られて恥ずかしかった(笑)。
PSで出たシューティングゲーム「ボカンと一発!ドロンボー」は今でも持ってる。自機が三悪メカってのが最高だった。アニメムービー部分も楽しくて、BGMも主題歌が使われていたり、愛あふれるゲームだった。
あと、「怪盗きらめきマン」は黒歴史ということで。

2008年1月15日火曜日

まだあります。

blogでも宣伝したからなのか、以前作った私家版ヴァラエティブックへの注文が月一ペースでちらほら。1年以上1冊も売れなくて残りの在庫をどうしようかと思っていたんですが、どうやら植草甚一展が契機になったようでありがたいことです。
残り在庫は6冊。こちらを見て、欲しい方がいましたら、喜んでお売りします。



さて、これを作ったのは2004年11月なので3年以上も前のことなんだけど、その時に作った通販用テンプレートをみると、これがいろいろと変わっていて驚く。

まず、自分の住所が変更になったのは個人的な事情だからいいとして、振り込み・送金先としていた2つがすでにない。

・郵便貯金総合通帳「ぱ・る・る」→ゆうちょ銀行「総合口座通帳」

・UFJ銀行→三菱東京UFJ銀行

UFJ銀行の口座は元はといえば10年以上前に作った、やたらと知り合いが多い三和銀行のものだ。「三和」、とか若い子知らなかったりするんだろうなぁ。現在の名前の中に残ってないし。

あと図書券での販売もしてたんだけど、

・図書券は2005年10月に販売終了して、今は図書カード

どれもお金のやりとりに関することなのが共通点か。

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そういや、昨年一番いい買い物だったのが、実は「PASMO(ただしオートチャージ)」だった。
なにせこれさえあれば都内の電車は改札にカードをかざすだけで乗れるという便利さ。バスだって乗れちゃう。また、一部のコンビニでの買い物にも対応しているから、オートチャージだとついつい使ってしまう。
今後も他のFelica系のサービスと互換していくみたいで、何年後かには日本中、世界中で使えるような電子マネーが普及するのもありえるなぁというのが実感だ。
そんな電子マネーの話をまとめた本があったので読んでみたら、思ったよりも面白かった。
新しいお金 電子マネー・ポイント・仮想通貨の大混戦が始まる (アスキー新書)
高野 雅晴
4756148948

やや著者の電子マネーに対する期待の過大さが気になるものの、概ね納得できる内容で、またどんな電子マネーだったら普及しやすいのかも分析してあって面白かった。簡潔にいうと「長いもの(ex.交通、携帯電話といったインフラ系)に巻いておく」ってことだ。なるほど、確かにそうだ。
経済や金融の話は興味がないのにこの手の話に興味があるのは、貨幣流通も1つのメディアであり、電子マネーというのは新しいメディアを作ることに他ならないからなんだろうなぁ。ほら、ドラえもんでものび太が疑似貨幣を作っちゃう話とかあったでしょ。あれはドキドキしたもん。

2008年1月13日日曜日

2007年に買った絵本たち

��絵本のはなし、つづき)

目標としては月一冊ペースで子供に絵本を買ってあげようと思っていて、ムラはあるものの大体達成しているとは思う。
絵本を選ぶ際は子供と一緒ではなく、僕が単独で探すことが多い。というのも、自分が気に入らないと読み聞かせのモチベーションがあがらないからだ。

普段読んでる本と違っていて繰り返しの構成が多いのも新鮮。文体も同様。
意外と強い作家性が必要なジャンルだとも思う。

最近の雑貨系の絵本は好きじゃない。書店で手にとってパラパラとみてなにかそこにひかれるものがないとまず買わない。

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さて、2007年に買ったのはこんなところ。

あさえとちいさいいもうと
筒井 頼子 林 明子
4834008746


こんとあき
林 明子
4834008304


くつくつあるけ (福音館 あかちゃんの絵本)
林 明子
4834006824


林明子はベテラン絵本作家だけど、僕は子供の頃には全く知らなかった。
長女が赤ん坊の頃に「おててがでたよ」「おつきさまこんばんは」といった赤ちゃん向け絵本を奥サマが読んでやっていて初めて知ったけど、やや対象年齢があがる「はじめてのおつかい」が面白かったので気にするようになった。
妹ができた長女に「あさえとちいさいいもうと」、ぬいぐるみがかわいい「こんとあき」、次女向けに「くつくつあるけ」を購入。

リコちゃんのおうち
さかい こまこ
4032049408


酒井駒子は「よるくま」が有名でそれも奥サマが買って家にあるんだけど、個人的にはとくに最近の作風は暗くて苦手。「よるくま」も一回ぐらいしか読んであげたことがない(長女は嫌いではないみたいが)。
ただ絵本デビュー作であるこの「リコちゃんのおうち」だけは明るい作品で、おうちごっこをする姿も面白くて長女も好きな一冊。

なつのいちにち
はた こうしろう
4033313400


タワーレコードの本のコーナーで紹介されていて、そのダイナミックな作風が気に入って購入。ただ、内容が男の子向けなので、うちの娘たちにはそれほどヒットしていない。
今風の色使いでありながら、題材含めてどこか懐かしい感じがするのがよい。

ないたあかおに (ひろすけ絵本 2)
浜田 廣介 池田 龍雄
4033020209


てぶくろをかいに (おはなし名作絵本 4)
新美 南吉 若山 憲
4591005313


ちいさいおうち
ばーじにあ・りー・ばーとん いしい ももこ
4001105535


これらは僕が子供の頃よく読んでもらっていた絵本たち。
「ないたあかおに」はややダイジェスト版だけど、このバージョンで育ったから絵も含めてこれじゃないとしっくりこない。青鬼、いいやつ過ぎ。
「てぶくろをかいに」もこの絵のバージョンじゃないとイヤ。
「ちいさいおうち」はミニマルな展開が絵本らしい絵本だけど、やや長くて登板のチャンスは今のところほぼない。

バーバパパたびにでる
アネット・チゾン タラス・テイラー 山下 明生
4061287613


「バーバパパ」シリーズは一冊も持ってなかったけど、よく図書館で借りて読んでいた。このシリーズ二作目は、ママを発見して子供たちが生まれるというエピソード。最後に出てくる子供たちが、その後のシリーズのものと若干カラーリングが違うところに注目。

11ぴきのねことあほうどり
馬場 のぼる
4772100334


11ぴきのねこシリーズは熱心に読んだ記憶はないけど、絵が漫画チックで好きではあった。
この「~あほうどり」はコロッケがおいしそうなのと、あほうどりの独特な算術方法が笑える。

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弟夫婦に言わせるとうちの長女は本を読んでやってもよく聞いてくれるらしくて、同じ年齢の甥っ子はすぐにどっか行ってしまったりするらしい。
次女は小さいから、甥っ子と同じく読んでやってもすぐにどこかへ行ってしまうんだけど、正月帰省の際に弟夫婦が甥っ子のために持参していたこの絵本にはぞっこんになった。

くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ)
石津 ちひろ 山村 浩二
4834022064


そんなに好きならと本屋で買ってあげたけど、毎晩のように読め読めとせがんできて、他の本と違ってちゃんと聞いてくれるから、やはり好みというのは1歳でもあるんだなぁ。まぁ、このぐらいの年齢だと言葉遊びとか大人が読んで何が面白いんだろう?と思うぐらいのものがうけたりするんだけど。
ちなみに次女は親戚たちが驚くぐらいの食いしん坊なので、野菜ばっかり出てくるこの絵本が好きなんだろうというのが有力な説。
絵はアニメーション「頭山」の人です。

2008年1月11日金曜日

島田ゆかの絵本

以前取り上げて、その後もうちの中では読まされ率ナンバー1の絵本がこちら。

バムとケロのおかいもの
島田 ゆか
4894232103


本当に楽しくて何度読まされても飽きない、僕も大好きな絵本だ。

この絵本はシリーズ4作の中でも最近作(といっても1999/02発売だからもう9年前の作品)で、ここまで好きと言っておきながら実は他の3作品は持っていない。
とくに1作目「バムとケロのにちようび」と2作目「バムとケロのそらのたび」は図書館で借りたものの、絵がこなれてないため、元々ファーストインプレッションは気持ち悪く見がちなキャラたちなのがよりいっそうで、買ってはいない。3作目「バムとケロのさむいあさ」あたりから絵がこなれてきて、この「~おかいもの」では違和感は全くない。
でもきっとそういうことよりも、他のシリーズ作品を買うことを考えさせないぐらい、この「~おかいもの」が突出して好きなのだ。

島田ゆかさんの絵本はいろんな「遊び」があるのが特徴らしくて、たとえば「~おかいもの」でも画面の奥で小さき者たちの別のストーリーが語られていたりする。

また、彼女の他の作品に「ガラゴ」シリーズというのがある。
トランクの中に入っている不思議なかばんたちを売るというより交換していく主人公ガラゴの営業譚である「かばんうりのガラゴ」と、寒くなったので店じまいして帰宅した時のエピソードを描く「うちにかえったガラゴ」の2作あるんだけど、今までとくに興味はなかった。

ところが、先日本屋で「うちにかえったガラゴ」をなにげなく手にとって驚いた。

うちにかえったガラゴ
島田 ゆか
4894233312


これ、「バムとケロのおかいもの」と密接にリンクした作品なんじゃん!!

何がリンクしているかというと、このガラゴの家にたずねてくるメンツが、みんな「バムとケロのおかいもの」の市場にいる面々なのだ。また、プルドちゃんがおみやげに持ってくる「ねこかるた」までちゃんと「~おかいもの」の中で売られている!
へぇ!と思って両者をすみずみまで読み返すと、「バムとケロのおかいもの」の画面の隅には「ガラゴのかばん」という旗がついたかばんが描かれているし、1作目「かばんうりのガラゴ」でガラゴにティーセットをゆずってもらった象がお茶屋をやっていたりする。
他にもそういう箇所はたくさんあるけど自分で発見した方が楽しいので、興味を持ったらぜひ2冊揃えて読んでみてほしい。

あと、この本のジャケットの表裏は実は物語のラストシーンなんだけど、これが超サプライズ。立ち読みしてるときは気づかなくて、買ってから家でじっくり読んで初めて気づいてたまげた。

また見返しの部分では、後日譚みたいなものも描かれていて、ホントにスキななさすぎ>島田ゆかさん。

アニメ版「墓場鬼太郎」いい!!

前回の録画失敗のショックをまだ引きずっております……。

さてさて、年末に知って放送開始を楽しみに待っていたアニメ版「墓場鬼太郎」の第一回が、さきほど放送。

いやぁ、素晴らしい!こりゃいいです。
アニメーションってもうセル画の質感にこだわる必要ないのね。色の感じとかとてもよかった。
今後の放送が楽しみ。
ブリガドーンものの「ボクは新入生」とか海獣ものの「ないしょの話」とかやってほしいなぁ。

墓場鬼太郎 (1)
水木 しげる
404192913X



2008年1月9日水曜日

これが噂のダビング失敗!

年末・年始に録画していたテレビを一所懸命見てたけど、MX TVで遅延放送をしているカーグラフィックTVの12/30、1/6に放送された「クラインバーゲン・ミーティング」は予想通り素晴らしい内容だった。
あんなにたくさんのイセッタが走ってるところを見たのは初めて。

見終わって、これはDVD-Rに録画して永久保存しておかなくては……と早速ダビング。
内容が保存されているのを確認して保管。
が、ファイナライズをしてなかったのを思い出して、再びディスクを入れる。すると
「異常が検出されました」
はぁ!?
ドキドキしながら録画内容を見ようとすると、なんか最初の方の画面でとまってしまう……。これ、以前に一度だけあった現象だ……。

やっぱりコピー失敗!!
よりによって市販されてない映像ソースが!
地デジだからコピーワンスで元データは消去!!!
ホントにどうしようもないな>コピーワンス! そりゃあせって仕様変えるわなぁ。

しかし、数ヶ月楽しみにしてた番組だったので、一度見たとはいえショックでかい。
念を押してもう一台のアナログレコーダーでも録画しておけばよかった。

ちなみにハードはSONYのRDZ-700です。
保存しておく、って考え方をしばらく捨てた方がいいのかもなぁ……。

2008年1月8日火曜日

オシシ仮面女性説(脚線美より)もあり。

だからメディコム・トイはやんちゃすぎるってば(笑)!!




冬休み中に試してみた

冬休みはたっぷり取れたけど、うちは夫婦同郷な上にいろいろあって現在の実家が目と鼻の先ということもあり、小さい子供も二人いて……と条件が揃いすぎていて、よっぽどの用事がない限り夏・冬休みは帰省することになる。
もっとも積極的に旅行に出るタイプではないし、たいした趣味もないのでしょうがないけども。

実家に帰るメリットとしては、ジジババが子供の面倒をみてくれるので、意外と時間ができることだ。
今回は昨年春に買った軽量ノート「Let's note LIGHT CF-R6」を持参して、合間を見てゴチャゴチャと作業をしてみた。自分の実家が無線LANで不自由しなかったけど、自分の生活がかなりネットに依存してることが分かった……。

日記製本サービス

��年のはじめは「日記」について考え直す唯一のチャンス。
以前から手で書く連用日記の面白さを主張してきたけど、さすがにPC上で書いた方が楽だなぁと思うようになってきた。たとえば買い物の記録をはじめweb上で引用できる情報がたくさんあったり、あとから日記内を検索するのも楽ちん。

じゃあweb上で日記を書いてそれを製本してくれるサービスがないかと探すと、「きゅるる文庫」というのが見つかる。しかし値段の面でありえない。
よく考えたら「はてなダイアリー」を製本してくれる「はてなダイアリーブック」というサービスがあるから非公開モードにして純粋なプライベートな日記帳として使って、一年ごとにでも製本すればいい。

というわけで、まさにひ・み・つのダイアリー(>乙女か!)として「はてなダイアリー」を利用開始。

デジカメのデータコピー

実は今までデジカメの画像コピーは手動で行っていた。というのも、時間規則でフォルダ名を作ってそこにそれぞれコピーしたいので。
雑誌を見てたら、デジカメで撮影したデータを日付を元にしたファイル名にリネームして、条件にあったフォルダにコピーしてくれるという「Picmv」が紹介されていて早速ダウンロード。
こういうのが欲しかった! 重複コピーをしないのも当たり前だけどありがたい。
ただし奥サマのVistaだとなぜかデータ移行後に必ず強制終了してしまう。これは公式サイトでも報告されていたけど、作者の方で再現できないそうな。

アルバムサービス

今までデジカメの写真は定期的にお店プリントで焼いてたんだけど、別にくばるわけでもなくハードコピーがほしいだけで、面倒だからアルバムに整理もしない。
それならば最初からデジカメデータでアルバムレイアウトデータを作って製本してもらえばいいじゃん、と思ったらそういうサービスは結構ある。

Fueru
web上で編集、使いやすそう
値段が手頃。
一枚一枚にコメントが入れられるぽい。

photoback
web上で編集。
おしゃれ。
「12cm×12cm/全36ページ 最大33枚(ジャケット1枚/本編32枚)」とカスタマイズ度は少なめ。

Mybook
専用クライアントソフトでレイアウト。
値段はやや高め。

ホンニナルドットコム
アルバムサービスというより製本に近い。
本格的な感じ。

今のところ「Fueru」で作成してみてるけど、どれもファーストインプレッションだけなので、くわしくは自分でチェックしてみてください。どのサービスもしっかりしてそうです。


2008年1月6日日曜日

今年も相変わらず。

あけましておめでとうございます。
年末年始にかけて芸能人の結婚・離婚・懺悔系報告が相次いだけど、今後も定番化しそうに思いました。

今年最初の投稿は、年賀状の住所管理ソフトについて。
年賀状の是非についてはここではおいといて、とりあえず印刷物を作るのが好きなので面倒くさがりながらも毎年出している。ほとんど親戚なんだけども。

ただ、問題は住所管理と宛名印刷。
2006年から自宅でWindowsXPを使うようになり、住所管理ソフトも更新することになった。
手作業のデータ変換がとても嫌いなタチなので、マック時代と同じソフトなら互換性も大丈夫だろうと「宛名職人2006」を値段の安さもあって購入。直後に2007が出てちょっと悔しかったけど、それはまぁいい。問題はこのソフトの異常な重たさ。ちょっとマウスで項目を選択しようとすると砂時計が現れてもたつく。奥サマのVistaにインストールしてみたけど、ここまでもたつかないのが不思議で、フォントの多さ?と思って大量にフォントをアンインストールしてみたけど大して変わらず。

イライラしながら2007年末までは乗り切ったけど、年が明け、落ち着いて受取記録やそれぞれのお子さんの連名入力などをしていたらどうしてもこの重さに耐えられなくなり、ソフトを変えることに決めた。

僕は裏面のデザイン機能や素材は基本的に使わないので、住所管理と宛名印刷ソフトとしての能力の高さを重視している。

フリーソフトなども見てみたけど、
・強力な宛名レイアウト機能
・フィルタ機能(昨年もらった人and喪中だった人、などとある程度複雑なフィルタがかけられる)
などの面で弱い。というか、「宛名職人2006」のデータをスムーズに移行できるものが見あたらないので断念。

市販ソフトではシェア的には「筆王」「筆まめ」「筆ぐるめ」あたりが強そうで、「筆まめ Ver.17」の体験版があって試してみたけど、「宛名職人2006」のデータを読み込めて、感触も悪くない。
「筆王2008」「筆まめ2008」ともに年賀状機能限定版ながら1500円でダウンロードできる、というのでここでなんとなく「筆王2008」を選んでダウンロード。

しかし!こいつもけっこう重いではないか!!
「宛名職人2006」と同じくSOURCENEXT発売なのがなんか腹立たしい。

「筆王2008」のとりあえず不満点まとめ。

・「宛名職人2006」はデータの一覧表示画面から入力が可能だったけど、「筆王2008」は不可。
・三分割画面の下部分に入力と表面プレビューが表示されているが、常に印刷プレビュー画面が出ている。このせいで重くなってないか? また、入力画面では項目ごとにタブ切替をしなくてはならないのが面倒。
・宛名管理でプレビューがでてるくせに、レイアウトはまた別に切り替えて設定しなくてはならない。
・宛名の連名に関する融通の利かなさ

などなどいっぱいある。ホントにシェア一位のソフトなのかな?ちょっと使ってみただけで、いろいろダメな点が見えてきてしまう。

とはいえ動作に関しては「宛名職人2006」よりはかなりマシなので、移行はしますが。