2008年2月29日金曜日

うらめしそうにこっちを見るんじゃない!

ふとお店で見かけて衝動買いした、こちら。

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キョロちゃん(アーモンド)のペッツ……、ってなんか裏切り行為じゃないのか、それ!!出すもんが違うだろ!

それはいいとして、通常ペッツは顔だけなんだけど、これは全身があるのがよい。下が茶色なのもあってなんか木のてっぺんに登っているみたいなのもかわいい。

それにしてもお子様はペッツが好きだなぁ!うちの子供たちもマイペッツ(シンデレラとオーロラ姫)を持ってて、たまに「弾」を親にねだって買ってもらっている。


時間の束ね方

先日買ったiPod Shuffleはとても活用していて、たまっていたPodcastの番組を一気に消化できた。
選曲ができないというのが逆にPodcastを聞く分にはとてもシンプルで、まさに開いて読み閉じる、またそこから開いて読み始める、という文庫本の感覚に近い。
またその軽さとクリップで襟元につけておけるのもイヤフォンコードのわずらわしさを軽減してくれてよい。

この手のグッズを手に入れるとある意味「時間と時間を束ねる」ことができるから、出し惜しみしない方がいい。
前回、日常生活の細かい時間を集める話題を書いたけど、今回はいわゆる「ながら」をどううまく行うか、のメモ。

例によって自分の「束ね方」を表にまとめてみた。
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項目だけど、「NintendoDS」と「PSP」を分けたのは、前者がタッチペンを使う場合に微妙な違いがあるから。
「TV/録画した番組を観る」は、ポータブルでは携帯電話のワンセグ、卓上ではHDDレコーダーによるハイビジョン番組のことで、PSPで動画を持ち歩くという環境はなし。

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起床後はいろいろ試してみたけど、前回書いたようにベストはPC作業。

通勤(朝)時の徒歩はやれることが限られてるけど、iPodでPodcastが最強。

電車は混んでるときとそうじゃない時とで変わるけど、4、5日の行き帰りで読み終えられるような本が一番いい。だけどいつも書いてるように文庫本以外だと△になる。
マンガを読むのは悪くないんだけど途中で読み終わって手持ちぶさたになったりするという点で文庫本に一歩及ばず。
タッチペンを使うNintendoDSソフトは揺れる電車ではかなりやりにくい。ゲームをやるならある程度ゆるい難易度やセーブがしやすいのも重要。実際にはやったことないけどレジューム機能が充実しているPSPの方がいいんじゃないかな。でも個人的には外でゲームをするのは、いまいち集中できなくて好きじゃないかも。
ワンセグは受信がデリケートなのがイライラしてイマイチ。

仕事中は音楽を聴くのが一番。Podcast、ラジオ、テレビなどはどれも×。基本的に頭の中でブツブツ言うことが多い仕事内容なので、言葉が聞こえてくると邪魔なのだ。

ご飯のあとの一服(会社にて)は、マンガが一番。読書も悪くない。音楽、Podcast、テレビなどは眠くなるのでいまいち。ま、友人とダベるのが最強だけど。

帰宅時の徒歩も行きと同じでiPodでPodcastが一番。

帰りの電車は空いていることが多いので、行きよりもゲームはしやすい。

入浴中も起床後と同じくいろいろと試した。
防滴ラジオから始まって、無印のスピーカー付き防滴ケースに入れたCDプレイヤー、SONYの防滴CDラジオ(テレビも聞ける)、携帯電話をジプロックに入れてワンセグ、防滴ケースでPSP(子供に浸水されて故障)、防滴ケースでNintendoDS……。
いろいろやったけど、結論的にはゲーム、とくにNintendoDSが最強。
音楽は「ながら」じゃなくてしっかり聴くことになるので、意外ともたない。
Podcastやテレビなど人の声を聞き取るものは、お風呂場の音響的に相性が悪い。けっこう聞き取れなくてイライラすることが多い。内容的にどうでもいいけど見てるとそこそこ面白い、てなテレビ番組ぐらいならちょうどいいんだけども。
ただしもちろんゲームは浴槽につかっている間だけなので、それ以外の洗髪などの際はラジオやテレビがいいんだろう。

洗濯物を干したり、取り入れたり、畳んだり、皿を洗ったりという家事手伝いの時にはさっとiPodでPodcastを聞くのが一番。これはホントに相性がいい。奥サマも欲しがったので、もう一つ購入を検討。

帰宅後~寝るまではもちろん何をしてもいいんだけど、集中してテレビ番組を見られるのはこの時間だけかも。
他の時間でできないことができるのでいわゆる趣味時間にあてたい。つか、もっと趣味持つように>自分。

就寝前は意外とPodcastはダメ。というのも聞いてるうちにうとうとしちゃって、次に再生すると何の話をしてるのか分からなくなるので。また、停止しないと延々と再生しちゃうのも電池がなくなるのでよくない。
本やマンガは寝るとそこでページを閉じちゃうので相性がいい。とくにマンガは最強。
音楽は寝つけないときは選曲次第ではかなり有効。
ゲームもやれるけど、興奮して寝つきが悪くなるそうなので控えめに。

2008年2月28日木曜日

時間の集め方

温かくなってきたからなのか、このところプライベートで楽しみが多い。冬の間はなんだかパッとしなかったけど一気にきた、という感じだ。どれもささいなことだけどもね。

それらはおいおい書くとして、そういう楽しみをたんまり享受しようと思うと時間が必要になる。
時間がないない、って思ってても時間は生まれないわけで、やりたいことをするには何か工夫をする必要がある。

はて、それでは自分の生活の中で何が省けるかと考えると、まず睡眠時間を少しだけ削れるなぁと思った。今は6時間~長くて7時間。休みの日はもう少し短くなる(これは昼に眠たくなったら寝ちゃえばいいからです)。数年前まで8時間たっぷり寝ていたのが嘘のよう。ま、これで風邪をひきやすくなってるのかもしれないけど。

もう一つ、ネットをダラダラと見ている時間を削ること。
僕はテレビをダラダラ見たりすることは少ないんだけど、ネットは一見知的作業に見えて実はダラダラ見ているならばテレビと同じだよなぁと反省。
では具体的に何をしたかというと、使用しているブラウザInternet Explorerは「お気に入り」の中の「リンク」フォルダに入れるとそれらを常時ブラウザのメニュー部分に出すことができるけど、この機能を使うのをあえてやめる。つまりワンクリックでここからダラダラ見がちなニュースサイトや情報収集サイト、買い物系サイトへ行けないようにするのだ。
これ、会社のブラウザでもやってみたけど効果絶大。ついついとくに今すぐ見たいわけじゃないサイトをポチッと見にいってダラダラすることが少なくなった。

メールを書いたりblogを更新したりするのを朝にまわしたのもダラダラを防ぐには有効。夜だと終わりの時間が延ばせるからダラダラしがちだけど、朝だとどうしてもやめなきゃいけない時間になるので集中して作業ができる。
あとは、朝にパソコンで作業をすると一気に目が覚めることも発見。テレビとかラジオじゃ刺激が弱い。

会社からの帰りについつい本屋に寄って本を物色しちゃったりするんだけど、これも少なくするように気をつけるようにした。少なくともマンガは前に紹介したリコミックで発売日を知ることができるようになったので、新刊チェックの時間を減らせるようになった。
もっとも、このところ雑誌が急速につまらなくなってその辺のコーナーをブラブラすることが少なくなったけども。

あとは、運動の時間も削りたいので、たとえば職場は8Fにあるんだけど、階段を使って登ることにした。

いつまで続けられるか分からないけど、こうやって削った時間を集めるとそれなりな時間を確保できてきた。

2008年2月26日火曜日

四角いニコンがまあるくコンタックス

以前から、なぜデジカメのアスペクト比に1:1、つまり正方形がないんだろうと思っていた。あのポラロイドの写真がかわいく見えるのは、正方形だからだと思うんだけども……(もちろんあの下に余裕のある白枠もポイントだけど←あ、そういやもうすぐ製造中止なんだってね)。

もちろん、撮影した後に画像ソフトでトリミングすりゃいいんだけど、そういう問題ではないのだ!正方形の構図を意識して撮影したい、ってことなのだ。

とか思っていたらRICOHの「GR DIGITALII」「Caplio GX100」には正方形で撮影するモードがあるとかで、店頭で触ってみた。
そもそも「GR DIGITALII」はモノとしてとても魅力的だなぁと思っていたんだけど、撮影時に調整したいパラメータをダイアルにあてがったりというボタンカスタマイズが充実してたり、シャッターを押したときのレスポンスもよくて単純に撮影をしていて気持ちがいい。
ただ個人的に惜しいのは単焦点であること。むろん、あえてそうしているんだろうけど、望遠がないとブツ撮りには使えないからなぁ。

「Caplio GX100」は一見「GR DIGITALII」とクリソツでなにが違うんだろう?と思うんだけど、基本的にマニア向けである「GR」シリーズ、一般向けである「Caplio」シリーズ、というふうにブランドを分けたということらしい。
でもよく見るとスペックも違っていて、こちらは望遠(3倍)と手ブレ補正がある。個人的には断然こっちだなぁと思ったけど、このカメラ、憎きレンズキャップがある!前にレンズキャップのあるカメラを使ってて非常に面倒くさかったので、残念(←買うつもりだったのかよ!)。
自分ルールによりダメ出しできてホッとしていたりもして(笑)。

ちなみにカメラ購入のボク・ルールは

・カバンやポケットに入るぐらい小さい
・手ぶれ補正がある
・レンズキャップがない
・最低望遠3倍。単焦点はNG。
・(スタイルがいい)
・(設定などのインターフェイスがいい)

となる。車生活じゃないためモノが重いと持ち歩かないので、一眼レフとか絶対ダメ。
ここに今回の件で

・(アスペクト比が1:1のモードがある)

を入れたい。

なお、ニコン COOLPIX P5100も正方形が選べるらしい。

2008年2月25日月曜日

パンツの穴

夏になるといつも「洗濯したばかりの綿のパンツ(下着)がくさい」ということを書くけど、あれは綿100%のせいかもと思って、その後ポリエステル100%のを試したりしたけど、こちらは肌にくっついてキモチわるかった。綿は肌触りがいいというのは確かだなぁ、といまさら思ったりした。

ちなみに女性には分からないかもしれないけど、男性パンツにはいくつか種類があって、まずトランクスタイプ(デカパンみたいなやつ)、ボクサータイプ、ブリーフタイプなど体への密着度で分けられるんだけど、もう一つはいわゆる「社会の窓」があるかないかの違いもある。
「社会の窓」があるかないかは、その、えと、用を足す際のあれの出し方によって必要な人とそうでない人がいるんだけど、僕は必要な人で、うっかり「社会の窓」がないものを購入してちょっと困ったなぁということがある。ない方が安いんだけども。

てなことから僕がほしいスペックは

・綿にポリエステルが加わっている素材(乾きやすさと肌触り)
・ブリーフタイプ
・「社会の窓」あり

となるけど、今までよくブリーフを買っていたユニクロには「社会の窓」ありがない(ユニクロはよくラインナップが変わるのであるかもしれないけど)。
次に無印良品を探してみると、この条件をバッチリ満たす商品があった!


デニムストレッチ前開き浅ばきボクサー 紳士・M・紺


というわけで、現在はこれを愛用してるのです。


2008年2月24日日曜日

ボク・ルール

ボズ・スギャッグスとTOTOの来日共演があるらしいが、それって名盤「Silk Degrees」の再演ってことじゃん!!……となるとかなり行きたいんだけど、ふと自分の中のルールブックがこうささやく。

スタンディングじゃないライブはいまいち。というか、いかない方がいい。

そうなんだよなぁ。そんなにライブに行くタイプじゃないんだけど、自分でも意外なことに椅子のある会場でのライブはどれもいまひとつ、スタンディングのはどれも楽しかったんだよなぁ……。チケットが13,000円と高額なのもあって、見送り決定。
クラブとか全然縁がないくせいに外へ音楽を聴きにいくのは「踊れる」ことが重要、というのは不思議。

このように、それなりに歳くってくると自分の中でルールというか経験則から生まれたジンクスのようなものがいくつかある。
イベント関係だと、

��映画編>
映画やコンサートの前は水分を取らない

トイレに行きたくなるので。

映画で寝ないように前日夜更かしをしない

これは実は映画の内容による。面白ければ寝不足でも寝ない。途中で無意識に時計を見てしまう映画はノレてない証拠。
こないだ子供を連れて観に行った「アース」は、途中から子供が退屈して爆睡、僕も後半ウトウト。ストーリーのない映画はたいてい寝ちゃう、というのも経験則。

��書籍編>
本はできるだけ文庫本で買う

これはいつも書いてるけど、装丁が立派な本はモノとして欲しくなるんだけど、結局邪魔になって手放すことが多い。文庫なら処分する可能性をかなり減らせる。

ちなみに、気に入った本は文庫になると買い直して前のは処分するんだけど、これが写真や絵が入った本だとやや事情が異なる。
前に森博嗣の本でこのルールを扱って「悠悠おもちゃライフ」という単行本はパッケージとしていい感じだったんだけど、文庫になった際に未収録分があったことも手伝って買いなおした。
このたび、似たような本で「森博嗣のTOOL BOX」という本が「森博嗣の道具箱」として中公文庫入りした。買うつもりで本屋で手に取ってみたけど、なんかあまり買う気がしない。なんでだろう、と思ったら単行本では横書きだったのが文庫では縦書きになっていて印象が違うのだ。あととくに未収録分がなかったり、値段が1000円近くしたり、と購入にとってマイナス要因ばかり気になり、見送り。

基本ルールがあっても例外もあるので、ケースごとに基本ルールをもとにして検討することが大事。

マンガだと

エッセイまんがは買わない

エッセイまんがはすらすら読めるし面白いことが多いんだけどまず再読しないので、コストパフォーマンスが悪い。
……とネタをメモしている最中に、鈴木みそのルポまんが集を買ってしまった。

流出者 -ナガレモノ- (BEAM COMIX)
鈴木 みそ
4757740336


これは再読はしなさそうだけど、内容がかっつまっていて(逆にいうとこの判型では少々読みづらい)オトク感があったので、例外。

��グッズ編>
モノ自体に情報があるものは、できるだけ実物を確認して買う

服とか靴とかミニカーとか。本とかはCDは情報なので実物のたたずまいとかは割とどうでもいいからネットで買ってOK。
ただミニカーやグッズは値段とか入手の容易さから割り切ってネットオークションで買うこともあるけど、色とか想像と違ってガッカリすることがけっこうある。
服や靴は試着できないと絶対に買わない。

ロゴや文字が入った服やミニカーは極力買わない

昔はむしろロゴやプリントの内容でTシャツを買ったものだけど、今は無地で、色、形(サイズ)、質感などで選ぶことが多い。例外はあるんですが。
ミニカーもイベントや別注系のロゴが入ったものは飽きやすいので、避ける。
こう考えると服選びとミニカーって共通点多いな。

��ゲーム編>
成長させること自体が目的のゲームは避ける

「ポケモン」とか。今までこの手のゲームは途中で投げ出すことが多い。

カードゲームをモチーフとしたゲームは、いまいちノレない

自分の中に「デッキ系カードゲーム」という名のライブラリがインストールされてない感じ。つまらないというより、「なんだかよく分からん」ということが多い。なんでそんなルールなの?とか。子供の頃はやったカードがビックリマンの天使悪魔シールだしなぁ……。

アドベンチャーゲームは途中であきることが多い

核となる「ゲーム(遊び)」がないゲームソフトは投げ出すことが多い。ほらごらん、やっぱり「放課後少年」は世界樹が来て投げ出しちゃった>自分。
あと、シナリオ重視のRPGもたいてい面倒になって(つか、話がよく分からなくなって)途中で投げ出す。長編大作小説が好きじゃないのと同じ。

ロード時間が長いゲームは途中で投げ出すことが多い

たとえばRPGのランダムエンカウントとか。イライラするともうダメ。

2008年2月22日金曜日

名前をつけてやるII

いよいよ出ました!!

世界樹の迷宮II 諸王の聖杯 特典 オリジナルサントラCD「古代祐三~世界樹の迷宮II ピアノスケッチver.~」付き
B000WTN4RA


実は「II」の発表直前に、「I」を本気でもう一度やり直そうかと思ったぐらいだった(笑)。だもんで、この「II」の発売日は本当に首を長くして待っていた。今までここまで「早くやりてー!!」と思ったゲームはないんじゃないかなぁ?

今回は前作の不満点がことごとく解消されてるみたいで、とくに一時中断セーブはやばい!これがあるといつでもやめられる→短い時間でいつでもできる、ってことじゃん!!

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さてさて前作では、パーティ構成以前にギルドとメンバーのネーミングで悩んだので、今回はあらかじめいろいろと考えていた。

前作では、「ギタリストCharを中心とするミュージシャンの名前」をモチーフにしていて、ギルド名はいろいろあって「ロックス」という不本意な、でもギルド名としてはありそうな名前になった。くわしくは当時書いたエントリーを。

ミュージシャン名を使う、というのはそれこそジョジョやらバスタードやらいろんな作品であるけど、これの利点として「それほどそのミュージシャンの性格を知り尽くしているわけではない」というのがある。たとえば俳優だったりすると、その俳優の性格はともかくとしてその人が演じてきたキャラクターにどうしてもひっぱられる。そうすると、自由にキャラクターを想像して楽しむ、というこのゲームの醍醐味が薄れるのだ。

もちろん、自分が大ファンでインタビューとかも読みまくってるミュージシャンだと話は違うんだけど、僕の中でのCharファミリーというのはそういう意味でいい距離感であったのだろう。

そういう自己分析があったので、今回もできるだけ名前から人格が決まらないように、と意識した。
あとは名前のネタに困らないこと、個人的にはあまり編成にはくわえない女性キャラ名もいざというときのために出せられるようにしておきたい。

最初は、F1ドライバーの名前でいこうかとも思った。
けれど、とくに最近のドライバーなんて性格のイメージができ過ぎているからイマイチだなぁ、と。
そこで思いついたのがこれ。

ギルド名:ストラクターズ(パスワードで前作のギルド名を引き継げるけど、あえて変更)
ソードマン:フェーラル
パラディン:マクラレン
ドクトルマグス:タイレル
レンジャー:アロウス
ガンナー:ザウーバ

さて、なんでしょう?

分かる人は分かる、F1のコンストラクターズ(製造者名=チーム名)。これならば人物ではないけど、たいていは創始者の名前だから人物名っぽい。性格もチームの色としてはあるけど、それほど確定はされないだろう。
ちなみに編成的は、前作の初期ではソードマン、パラディン、パラディン、メディック、アルケミストという構成でパラディンを二人にしていたのがやや個性的だったけど、開発者の心情的に「新ジョブは使ってほしいから性能をよくしてるだろう」という読みで(笑)、回復もできるドクトルマグス、属性攻撃ができるガンナーを入れてみた。レンジャーは前作の終盤、とくにボス戦で大活躍したので今作でも採用。
今のところ、攻撃力が高くて悪くない感じ。それでもさっそく毒アゲハで全滅したけど(笑)、逆にニヤリとさせられるのがこのゲームの面白さ。

ブルーレイかうだけ

……一応、トイレ用品にかけてみました。

結局ブルーレイになったけど、よく考えたら以前、HDDレコーダーは東芝のRDシリーズを使っていて、地デジ対応のHDDレコーダーをもう一台買おうと思った時、HD DVD搭載機「VARDIA」を買おうかどうかで迷っていたのだった。

いろいろ考えて買わなかったんだけど、その理由を当時こうblogで書いていて


・価格が思ったりやや高かった

・記録メディアであるHD DVD-Rもかなり高い

・なんかコピーワンスとかもめてない?

・よく考えたらHD DVDとプルーレイって決着ついてないうちに本格的なマシンを買うのはどうなのか?



おお、やっぱり!
コピーワンスは6/2からダビング10になり、HD DVDはなくなった。

この時は、ダブルデジタルチューナーの中で最安値だったSONYのRDZ-D700を買ったんだけど、これはあくまでつなぎで、ダビング10と次世代ディスク搭載のHDDレコーダーをいずれ買うことになるんだろうなぁと思っていた。

ところが。
うれしいことにこのRDZ-D700がダビング10アップグレード対象製品だった!つまり、6/2以降はあのウンコなコピーワンスとはとりあえずおさらば、ダビングエラーで泣くこともほとんどなくなる、ということだ!
これは偶然ながらうれしい。

あとはブルーレイ再生機、録画機を買うタイミングをはかるだけだ。

2008年2月21日木曜日

結局買ったのは……

普段家で音楽を聴くときはなんだかんだでCDが多い。

会社(仕事中は音楽を聴くことが多いのです)も数年前までCDだったんだけど、CDを置いておくスペースがもったいなくなったのとPCのHDが大容量化したのとWindowsでiTunesが使えるようになったのとで、リッピングしまくって今は一枚もCDがない状態である。

仕事中に音楽を聴いてるせいか、外でまで聴きたいとあまり思わず、今までいわゆる携帯音楽プレイヤーは持ってなかった。持ち物が増えるのもいやだったし、通勤電車だと電車の騒音でついつい音量を上げてしまい耳に悪かったりもする。

だもんで、iTunesを愛用しているわりにはiPodというものを所有したことがなかったんだけど、ひとつだけ携帯プレイヤーで聞きたいものがあった。
Podcastだ。

といってもそんなにたくさんの番組を登録してるわけじゃないんだけど、たまに面白い番組がある。ところが、机に座って一所懸命聴くほどのもんじゃないから、意外と聞く機会がないのだ。それでもまだ番組が5~10分なら聴けなくもないんだけど、15分を越すとちょっと難しくなる。
たとえば、「みうらじゅんのサブカルジェッター」というPodcast。彼のPodcastはいつも面白いんだけど、この番組はいつも20~30分ある。こうなると携帯プレイヤーが欲しくなる。

実は今まで手持ちのauの携帯電話に転送して聞いてたんだけど、著作権の関係だろうか、専用アプリのau Music Portはmp3を扱ってくれない。Podcastはmp3フォーマットで配信されているから、なんとmp3→aac→携帯電話独自フォーマット、という二段階の面倒なコンバート作業が必要なのだ。一段階でもうんざりするのに。

さすがにこれはやってられん、と本格的にPodcastを聞ける携帯プレイヤーの購入検討に入ったのだった。

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まずは改めて『携帯電話』をチェックしてみる。

��ハード SANYO W43SA>
○常に持っているモノなので、持ち物が増えない。
○それなりに聴けるスピーカーがついている。
×イヤフォン使用時に専用のアダプタが必要。以前これを落としちゃってネットで買うハメになった。
×イヤフォンが外れると、スピーカーから音が漏れる(これは設定次第かも)。懐かしのアニソンとか聞いてるとかなり恥ずかしい。
×曲が多くなってくると、一覧表示に時間がかかる(1GBのmicroSDだが、使用率50%でもかなり遅い)

��ソフト(au Music Port)>
○曲をアルバム単位で管理できる。
×曲データが独自フォーマットで変換が面倒。
×曲管理用のソフトのUIなどがむちゃくちゃイケてない。それゆえ曲の転送も面倒。

��総括>
自分の中の定番曲や定番アルバムを入れておいてたまに聞く分には重宝。

次に子供に壊されてしまった『PSP-2000』。
○データをメモリスティックで管理でき、専用ドックがいらなくて楽。
○スピーカーがついている。
○曲データをフォルダ単位で整理することができる。
×ただし、ファイルの並びはPCライク?少なくともiTunesのプレイリストはそのまま使えない。
×携帯プレイヤーとしては(たとえば首からぶらさげるのには)でかくて重い。

��音楽以外>
○ロケフリの端末として使える。
○対応HDDレコーダーを買えば、レコーダー内の番組を転送して見られる

��総括>
Podcastを聞くには十分ではある。が、持ち運びの面でカジュアルではない。

TalkMasterII』他、iPod以外の携帯プレイヤー
TalkMasterIIはラジオのエアチェックができるMP3レコーダー。

○エアチェックができる
「小山田圭吾の中目黒ラジオ」とか「今日は一日~三昧」とか、たまにラジオを録音して聞きたいことがある。
×値段が高い
×aacに対応してないっぽい
��フォルダ管理とかはどうなのかよく分からん→マニアックな製品なのでいまひとつ全貌が分からない。

iPodファミリー
もちろんiTunesとの相性が抜群。iTSで買った音楽ファイルも聴ける。

iPod classic
この容量ならリッピングしたものが全部入る。けど、別に必要ない。

iPod nano
容量の割に値段が高い。書いてて気づいたけど、iPod miniってなくなったのね!

iPod touch
ブラウザはあるのはよいけどキーボードがないのと画面の狭さから、実はほとんど使えないことがDS、PSPので分かった。魅力的な製品ではあるが、自分の中ではゲームができないPSPというイメージ。

iPod Shuffle
○小さくて軽い。とくにクリップで首のあたりにとめられるのはかなりいい。
○欲しくなりがちなアクセサリが不要っぽい。
×どんな曲が入っているのか・今何を聞いているのかが分からない

��総括>
Podcast用と割り切って考えるならiPod Shuffleがベスト。

とここまで結論を出したときに、ホントに偶然なんだけど、iPod Shiffleが9800→5800円に値下げ!!こりゃ買えというお告げでしょ、ということでさっそく購入した。
ちなみにもうすぐ2GBが7800円で出るらしいけど、Podcastを聞くためなので容量は必要ないからあえて1GBを選択。

Apple iPod shuffle 1GB ブルー MB227J/A
B000UKMVCK


さっそくPodcastを転送して聞いてます。専用機なので、とにかく時間ができたときにさっと聞けるのがよい。これはいい買い物をした!


2008年2月20日水曜日

おちゃのまゲレンデ

任天堂のWiiはWii Fitと同時購入したクチなので、ずっとそればっかりやってたんだけど、奥サマと子供のリクエストでこちらを購入した。バランスボードに対応しているのが、購買意欲をそそられたというのもある。

ファミリースキー
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これがなめていたら、なかなかよくできたソフトだった。
Wii Fitにも、フラグの間を駆け抜けていく秒数を競うバランススキー、バランススノボ、ジャンプのタイミングと姿勢制御がキモのスキージャンプといったスキーのエクササイズはあるんだけど、それとは180度反対のベクトルをめざした内容なのだ。

いってみれば、ドラえもんの「おざしきゲレンデ」なのだ。布団雪崩こそないけど。

スキー場に行ったことある人なら「あの感じ」がホントにうまく再現されていて驚く。それはたとえばスキー場のスピーカー独特の響き方であったりアナウンス内容であったり、リフトで支柱のそばを通過する際の揺らぎであったり、コースを下ったときの空間の広がりであったり……。
けっしてリアルに作られているわけではないんだけど、ツボをおさえまくってあって、ホントに唸る。

あらためて箱庭化されてみると、スキーってスポーツでもありレジャーでもあるのがよく分かる。つまり、雪の上をすべるだけじゃなくて、あの空気感やにぎわいを含めて「スキー」という遊びなのだ。この辺がスケートが絶滅寸前であるにもかかわらず、いまだにスキーが人気ある理由なんだろう。

だからこのソフトはゲームとしてはあまり面白くない。多少ミニゲームなんかが用意されてはいるけど、それを一所懸命やろうとは思わない。ただ、なにげなくてっぺんからスススイ~っと滑り降りてくるだけでけっこう楽しめちゃうのは確かだ。

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ところで同じ日に発売された、こちらのDSソフトも購入したんだけど、

放課後少年
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悪くはない。決して「三丁目の夕日」便乗ものではないし、牛乳キャップ、スーパーカー消しゴム+BOXYボールペンでの遊びなどは僕にとってはやや世代が上がるけど分かるし、キャラクター作りも丁寧だと思う。

だけど、「ファミリースキー」と比べて思うのは、このゲームにはメインとなる「動詞」がないことだと思う。アドベンチャーゲームだからなくてもしかたないと思うんだけど、たとえば少し前に熱中した「レイトン教授と悪魔の箱」なんかは「クイズをとく」という動詞があった。だからゲームとしての訴求力が強い。「どうぶつの森」はそれを「借金」という形でしあげていた。

もちろん、「放課後少年」にとってその「動詞」があるべきかどうかは結果論になるから分からないけど、僕は欲しかったなぁと思う。

それと同じく、昨年末各IT系・ゲーム系WEBサイトが一斉に「セカンドライフ」反省会モードに入っていて笑えたけど、あれもメインとなる「動詞」がなかったと思う。「作る」と「買う」がそれなのかもしれないけど、弱かった。
MMO RPGで「チャットが一番面白い」と揶揄されたりもするけど、あればたとえば「モンスターとのバトル」という動詞がしっかりあるからチャットにも花が咲くというもの。MOだけど「モンスターハンター」シリーズなんてまさにそれに特化したゲームだし。

「ファミリースキー」はそんなことを考えさせてくれるソフトであった。

2008年2月18日月曜日

あのプレートの色はどうにかならんのか

時々レンタカーを借りて奥サマと子供たちを乗せて旅行に出かけたりするんだけど、そんなときに前の車を見ていて、「軽のくせにかわいいのがあるなぁ」と前々から思ってた車があったけど、意識して見るようになって、それがスズキのラパンであることが分かった。

とくに後ろから見たときのおしりのラインがかわゆい。

軽のくせに……とか書いたけど、よく考えたら、スバル360、マツダキャロル、360Rクーペ、バモスホンダ(初代)なんていう僕が好きな昔の車なんて排気量が360ccだったわけで、排気量は660cc以下のものを軽自動車というらしいから、それらは今でいう軽自動車にあたることに気づいてハッとした。

それはさてき(←おくのか)、公式スペシャルサイトをのぞいてみると、若い女性をターゲットにしていることがよく分かる。ペット感覚というか自転車の延長線上というか。そもそも「Lapin」というのはフランス語でウサギという意味だから、あながち間違いでもないだろう。

サイト内の「開発ストーリー」という読み物がなかなか興味深く少し長くなるけど、引用。

最初のヒントは、横浜にある弊社の研究所が20代の男女を対象に行ったインタビューにありました。“日本的なかわいらしさ”“ファンシーじゃない”“ジャパニーズレトロ”“昭和”……数々のキーワード。これらのキーワードに魅力を感じた我々は、新たな車づくりを模索し始めました。

 まずはもっと具体的なイメージを得たいと思い、街を探索。裏原(原宿の裏通り)や吉祥寺にある評判のショップを巡り、店の内装や商品を眺めて歩きました。テーブルプランター風のモダンな盆栽やブリキのじょうろ、ポップな色のキッチングッズや雑貨などから、キーワードのニュアンスを実感。昔ながらのアイテムと新たなデザインや色との組み合わせ、アレンジの妙。そこには最近のファッションにもあるようなゆるい感覚、心地よさや楽しさのイメージがさまざまなスタイルで表現されていました。ならばそれを車で表現したらどうなるのか?

ラパンのデザインは、ここからスタートしたのです。
��中略)
そうして具体的なデザインを考える過程でひらめいたのが、アルマイトの弁当箱です。





ここまで読むと、モロに「コジャレ雑貨系(ややレトロ)」の系譜を目指してることが分かる。そして、それはかなりの部分で成功しているとは思う。というのも、LapinのOEM供給であるマツダ スピアーノでは、それほどなコジャレ感を感じないからだ。

でもそれはあくまで「かなりの部分」ではあっても「完全なる成功」ではない。
それは、この2001年東京モーターショーに出されたLapinのコンセプトモデルを見れば、分かるのではないか。


コンセプトモデルでここまで引っ張り上げて、ようやく現在の市販車ぐらいに落ち着くんだから、やはり斬新なデザインが世の中に出ていくのは、かなりの高さのハードルを越えなくてはならないんだなぁと改めて思う。
その辺を日産は意識して改革したんだろうか。

そしてもう一つ。
実際の軽自動車には、あのダサい黄色のプレートがついてしまうのだ。どんなにデザイナーが頑張ろうとも、あの黄色のプレートはかなりのものをぶちこわしてしまうと思う。だってあのsmart(smart fortwo k)ですらかなりダサく見えてしまうもん。

だから本来はコンセプトモデルにもこの黄色プレートをつけて、それもコミコミでデザインされてるぐらいの方がいいのかもしれない。
でもその前に、軽自動車を売りたい人たち・メーカーは、もっとあのプレートの色について考えたり文句を言うべきなんじゃないだろうか。
やっぱりそういう声はあるみたいだし。

ちなみに、家の近くによく停まっている黄緑色のダイハツESSEは元々ボディラインもかわいい上に、プレートと色の相性がよくてなかなかいい感じ。写真でいうとこんなの

2008年2月17日日曜日

小さいネタ見つけた

【勘違い篇】

オグシオって馬の名前だと思ってた。
たぶん、「オ」ラ「シオ」ン、「オグ」リキャップ、「御髪(オグシ→たてがみを連想)」てなところからでは。
バドミントンのコンビと分かったあとも、勝手にポニーテールだと思ってたり、ビーチバレーの某と混同してたり。

山田洋行を人の名前だと思ってた。
しかし、爆笑なのが「内山田洋(とクール・ファイブ)」からの連想なのか「内田洋行グループ」が迷惑している、という件。

遠因を「とおいん」と読んでた。今までずっと。

【いいまつがい篇←意味違うけど】

会社の企画書で「ピラクル」って書いてあって本人もそう発音していて、あれ、ずっと自分は間違えていた?と不安になって調べてみるとやっぱり「ピラルク」だった。

うちの奥さんが「ロールハッシャ」っていってた。「ロールシャッハ」が正解。

「王立宇宙軍」のヒロインの名前を、実際に見るまでずっと「リニイク」だと思ってた(「リイクニ」が正解)。
これはたとえば「世界樹の迷宮」に出てくる「ツスクル」というキャラクターの名前を「ツクスル」と思いこむのと似た類だと思う。
文章中に出てくる聞き慣れない語感の名詞は、頭の中で違う読みになってることが多い。

【まめちしき篇】

前からジーンズのリーバイスとレヴィ=ストロースって名前が似てるよなぁと思ったら、関係があるそうな。
リーヴァイ・ストラウス(Levi Strauss、1829年2月26日 - 1902年9月26日)は、ドイツ系アメリカ人の企業家。リーバイ・ストラウス社を創業した。構造主義人類学者クロード・レヴィ=ストロースとは遠縁に当たる。
��wikipedia-リーヴァイ・ストラウス


「燕の巣」っていわゆるツバメの巣を食べるのかと思っていて→海藻の一種だと訂正されて→でも調べてみるとアナツバメが海岸近くの断崖につくる巣なんだそうな。

【ネタ篇】

雑誌「BOON」が「b」という名でリニューアルしたけど、その変わりっぷりがすごい。同じ雑誌とは思えないぞ。

いままでガンダムのマチルダ中尉になんでか違和感があったんだけど、こないだ見直して分かった。彼女だけ、なぜか髪の毛の輪郭線がないのだ。なんでだろ?

【なぜか混同するんです篇】

ネタのメモがたまりまくってたEXPOP版「なぜか混同するんです」を更新しました。
今回のネタは……

チュートリアルとペナルティとライセンス
亜空大作戦スラングルと超時空騎団サザンクロスと魔境伝説アクロバンチ
クリント・イーストウッドとスティーブ・マックイーンとポール・ニューマンとジェームズ・コバーン
ジェームズ・コバーンとカート・コバーン
VARDIAとBRAVIA
トニー滝谷と間宮兄弟
MとNew Musikとポップグループ
田口トモロヲとモロ師岡
小林武史と藤井丈司
寺田寅彦と寺田康彦
テイ・トウワとサエキけんぞう
「きらきらひかる」と「おこげ」
猫沢エミと斎藤ネコと斎藤ノブ
勝村政信と勝俣州和
坂口征二とアニマル浜口
アニマル浜口とラッシャー木村
ボードレールとボードリヤール
川本喜八郎と辻村ジュサブロー(寿三郎)と杉井ギサブローと鈴木キサブロー
伊藤つかさと伊藤さやか
伴宙太と左門豊作
更迭と郵送
バーニー・ケッセルとケニー・バレル
白州次郎と青山二郎
「マーサの幸せレシピ」と「恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~」と「幸せのレシピ」と「レミーのおいしいレストラン」
ナンバーガールとZAZEN BOYSと銀杏BOYZ
家田荘子と山田詠美と室井佑月
内田春菊と西原理恵子
ぴちょんくんとしずくちゃん
「God of War」と「Gears of War」
高城剛と金城武
たかたかしと三木たかし
明石昌夫と西慎嗣
我ながら傑作揃いだ(笑)!

2008年2月15日金曜日

ラブ・伊藤さやか

たまにリアルタイムではまったく知らなかったり興味なかったりした歌手にはまってしまうことがある。

以前から手持ちのアニメのコンピレーションCDに入っていた「さすがの猿飛」の主題歌「恋の呪文はスキトキメキトキス」と「恋のB級アクション」に、ほとんどアニメ「さすがの猿飛」を見たことがないのにはまってしまってはいた。作曲・アレンジは「うる星やつら」や「ストップ!! ひばりくん!」の曲で有名な小林泉美で、なるほどな出来映え。

で、僕はずっとこれを歌っているのは「伊藤つかさ」だと思いこんでいて、へーこんな歌も歌ってたのねぇ、舌っ足らずな印象だったけど歌はそんなことないよなぁとか思ってたんだけど、昨年8/11にNHK-FMで放送した「今日は一日“なつかしのアイドル”三昧」を聴いていたら「天使と悪魔(ナンパされたい編)」という曲がかかっていた。

「あれ、これ、さすがの猿飛の人と一緒じゃん。やっぱり好きだなぁこの声」
「ん?でも歌手名は?」
「伊藤……さやか!?」

というわけで、この時に初めて「伊藤さやか」というアイドル歌手がいたことを認識したのだった(笑)。

この人のたとえば「天使と悪魔(ナンパされたい編)」でいうと

「Yes か No かァ 好きか 嫌いか ○か×かで 悩んでいるのォ 私のなかのォ 天使とォ悪魔 アー どうしよう」

のカタカナで書いたところの独特な節回しがムチャクチャツボ。「恋のB級アクション」だと

「いきなりキスとか奪っちゃいたい アーイラビュ」

の「ビュ」ってところとか。いやぁ、いいなぁ。ルックスもけっこうタイプだったりする。

調べてみると、こないだ紹介した竹本孝之主演ドラマの「陽あたり良好!」でヒロインを演じたことで有名らしい。しばらくして元々アイドル志望じゃなくてロック指向だったそうで、そっちに移行しちゃうんだけど、ベスト盤を借りてきてもそこからの曲は本人の希望とは裏腹に面白くない……。

コレクション
伊藤さやか 後藤次利 鈴木慶一
B000197M7O


その辺の本音は吉田豪の名シリーズ「元アイドル」の第二弾の本人インタビューで語られている。

元アイドル2
吉田 豪
4862690130


本人はイヤだったというアイドル時期のイメージだけども、ちょっと軽い感じのキャラクターに演出されているのは時代か。その中でも「オ・ネ・ガ・イ スーパーコンピューター」という曲が面白くて、自分のプロフィールをコンピュータに入れてボーイフレンドを検索するという内容。
プロフィールの中には「チョッピリ・プリンは 手のひらサイズ ナイショにしてネ」なんてドッキンコ(笑)なフレーズも。あと「恋人条件ひとつだけ 私のレコード買った人」「恋人条件もうひとつ 私のファンになった人」なんてしたたかさもあってよろしい。

こういう「アイドルが自分のことを歌う歌」に弱い僕にとって、かなり興味をひくコンピがこちら。
女性アイドル自己紹介ソングス
オムニバス 田村英里子 早坂好恵
B000H30ICU

「オ・ネ・ガ・イ スーパーコンピューター」も収録されている。倉沢淳美の「プロフィール」とかも直球。個人的には「なんてったってアイドル」とか中山美穂の「クローズアップ」(←ちょっと違うけど)「派手!!!」あたりも入れてほしかったなぁ。
それにしてもフカキョンの「キミノヒトミニコイシテル」は単に「深田も最近~とよく言われますが」ってフレーズがあるだけで全然自己紹介してないと思うが。
もっとも「自分の名前を言うかどうか」がテーマらしいので僕のツボとはちょっと違うんだけど。

2008年2月14日木曜日

シンクロ率高すぎ

本、といっても主にノンフィクションのエッセイやコラムを読んでいて楽しいのは、たまに「うわ、この書き手、自分とおんなじこと考えてるじゃん!……ていうか趣味がかなり近いなぁ」と著者をやたらと身近に感じる時があることだ。

このプロダクトデザイナー堀切和久氏によるおもちゃやデザイングッズのコラム本なんかもまさにそれで、というかあまりの趣味の近さに最後まで驚きっぱなしだった。

堀切玩具堂
堀切玩具堂
488008378X


途中からwebコラムだったので一部はそちらで読めます

さて、具体的に書いていくと

No.1 酒蓋
子供の頃集めてたことがあった。ドラえもんの「おうかんコレクション」の世界ですな。

No.2 Peace記念タバコ
嫌煙家でありながら、タバコパッケージはいくつか部屋に飾ってある。

No.3 ソニー坊や
ソニー坊やはないけど、文明堂のクマ・ゼリヤちゃんなどノベルティキャラものが部屋に飾ってある。その手のキャラを集めた「広告キャラクター大博物館」(日本文芸社)は必携。今は新版が出てたはず)

No.4 ビートルズもの
ビートルズはCDをいくつかもってる程度だけど、アニメ映画「イエローサブマリン」の世界は好きだ。

No.5,6,22 盆栽、豆盆栽
マン盆栽、豆盆栽ともに興味ありあり。苔を育てたぐらいではあるけど(笑)。

No.7 昭和初期のグリコのおまけ
さすがに手に入れてはないけど、おもちゃ博物館などで写真を撮りまくった。素朴でかわいい!

No.8 崎陽軒のひょうちゃん
僕は原田治バージョンの、小さい容器のが好き。崎陽軒のシウマイはやや胃もたれするのであまり食べないのが残念。ひょうちゃんだけほしい。

No.9 同じものをたくさん並べる
僕はやらないけど、これをよくやる会社のおもちゃ好きな友人のキモチが少し分かった。少しだけど。

No.10 BE@BRICK
BE@BRICK自体は全然興味ないけど、メディコム・トイはスゲーなーと思う。この回はメディコム・トイ賛歌であります。

No.11 ミッドセンチュリーのプラスチック製品
見るだけなら好きで、本を数冊持ってる。

No.12 ブリキのロケット
北原さんが出した小さいオマケの製品が部屋に飾ってある。

No.13 ディンキー・トイズのミニカー
ミニカー趣味はいわずもがな。

No.14 下北沢で手に入りそうな昭和レトロもの
これも買うことはあまりないけど見るのは好きで本を持ってる。

No.16 店紹介で、代官山(現・中目黒)の古本屋「UTRECHT」、目黒通りのカフェ(今はない)「Belair38cafe」、中目黒の家具屋「hike」
全部行ったことある(笑)。

No.17 LEGO
もちろん好きだけど、大人になって改めて作ってみると、子供の頃にように作りたいものが浮かばない、というのは全く同じ体験をした。

No.18 映画「TRON」
もちろん大好き!ときどきバカにされるとややムキになって反論します。

No.21 復刻とオリジナルについて
僕は復刻でもいい派だなぁ。しかしここに写真が載ってるキラル社のメッサーシュミットとイセッタはかわいすぎる。

No.23 泉昌之
この本のラインナップから泉昌之が出てくるとは思わなかった!とはいえ、僕は初期作品より「ダンドリくん」や、久住昌之の別ユニットQ.B.B.の方が好きだけど、あのセンスにビンビン来るのはやはり根を同じくしてるからだなぁと確認。

他にも、web連載時に紹介されたルイジ・コラーニは、僕も彼のデザインしたチョロQを飾ってあります。

う~ん、このシンクロ率の高さにはまいった。もちろん、堀切氏の行動力、いや購買力の足下にすらおよばないけれども。あと、堀切氏はコレクションを他人に譲っていってしまうタイプだけど、僕はずっと持っていたいタイプなのは違う。

とここまでシンクロした本なんだけど、実は図書館で借りて読んでしまった。もちろん、いつものように大きな本は買わない主義もあるんだけど、このぐらいの内容だとその禁は破ってもいい。
それよりもこの本の値段。なんと2800円もするのだ!いくらなんでも書き下ろしでもないのにこれは高すぎるでしょ。紙質もイマイチだしなぁ。つまり、モノとしての魅力を考えると2800円は高いなぁということなのだ。
内容がいいだけに、残念。堀切氏にはぜひその辺を考えてもらって、それこそ木世文庫にでも入れてほしい。

2008年2月12日火曜日

マイ・スーパースティション


子供のせいにしたくはないけど、子供ができてからやたらと風邪をこじらす気がする。
僕は自分の体の異変に関してはわりと敏感な方だと思うが、少しでもおかしいなと思ったらとりあえず葛根湯をのむ。のどに違和感があったらのど飴なめまくり。それでもよくならなかったら、風邪薬を飲むんだけども、それでも治らずに悪化することが最近多い。

そうした場合、最近はとにかく寝ることにしている。時間がもったいなくても、寝る。可能であれば会社を休んで寝る(風邪ひいて出社すると、下手するとまわりにうつすしなぁ)。寝さえすれば治ると信じて寝る。
そうするとなんとか治ることが多い。

数年前までは毎日8時間は睡眠を取らないと日中眠くなると思っていてそれぐらい眠っていたんだけど、最近は自分の時間を確保するには睡眠時間を削らざるをえなくて6時間を切ることも多い。それでも日中眠くならないのは、年齢のせいもあると思うんだけど、やはり体には負担をかけてるのかもしれない。
風邪を引きやすいのはこの寝不足のせいもあるのかも。

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ところで、体の異変というと僕はときどき胃が痛くなってつらくなることがあるんだけど、これはたいてい忙しいときになるものだからずっとストレス性のものかと思ってた。
でも、忙しくてもたいしてストレスがかかってない時にもなるから変だなぁと思っていたら、ある日、胃が痛いときは必ず裏の背中が痛くなっていることに気づいた。

どうやら仕事が忙しいときは何時間も同じ姿勢で作業をすることが多くて、背中のある部分が異常に「こる」らしくて、それが胃痛につながっていたようなのだ。

それ以来、胃が痛くなったときは背中の痛いところにせんねん灸を何度かすえると数日で改善するようになった。だもんで胃薬はここ何年も飲んでない(そもそもあまり効かなかったんだけど)。

漢方系のwebサイトにも背中の”気”の流れが滞ったり、血流が低下すると、ストレス性胃痛、食欲不振、体調不良などの原因になります。と書かれていて、あながち自説も間違いではないなぁと思った。

あと、便秘になると鼻水が出やすい、という法則もある。これはとくに調べてないけど。

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年齢といえば、最近体調が悪いときなどは風呂に入らないことがあるけど、昔と違ってわりと平気である。これはあきらかに汗をかかなくなったり体から脂が出にくくなってるからだと思う。こうして人はシワシワになっていくのだなぁ……。

2008年2月9日土曜日

LIFE AT SLITS/安原製作所回顧録

ホントにしょっちゅう書いているけど、会社、ショップ、サービス、webサイト、チーム、テレビ局……なんでもいいけど、「何かを立ち上げる」という話に弱くて、その手の本はむさぼるように読んでしまう。

今回は、珍しい題材のものを立て続けに読んだ。

LIFE AT SLITS ライフ・アット・スリッツ
山下 直樹(元スリッツ店長); 浜田 淳
4860202473


スリッツ、って聞いても「ライブハウスだっけ?」という程度しか知らないんだけど、その前身であるクラブ「ZOO」ともども雑誌なんかでよくその名前を見かけた。でもここから渋谷系~ポスト渋谷系のミュージシャンがたくさん巣立っていったことは全然知らなくてビックリした。

コモエスタ八重樫らの東京パノラママンボボーイズ、ロッテンハッツ、グレート3関連、Tokyo No.1 Soulset、MURO、ラブ・タンバリンズ、LBネイション(スチャダラパーとか)、米国音楽、ダブル・フェイマスetc.

彼らがなんらかの形でイベントをしてたとは。脈絡のなさがすげー!!でもその脈絡のなさはすごい90年代初頭な感じ。懐かしいにおいがする。
でもこれ読んで、なんとなく落ち込んじゃうのは、この頃自分も東京にいたはずなのに全然こういった「場」に参加できなかったなぁ、ってことだ。あまりお酒も飲めず(のわりに居酒屋でバイトしてましたが;笑)、夜遊びも恐くてできないイナカものなのは今でも変わっておらず。僕は基本的にひきこもりだよなぁと思ったり。

それはともかく、京浜兄弟社周辺のこういう本も読んでみたいと思った。

CSV渋谷('85~'88)というお店は、西武のWAVEなどに対抗して、ダイエーが渋谷公園通りにオープンしたレコード屋+映像&録音スタジオであった。ここは売られていたレコードが極めてマニアックな品揃えであったことと、スタディスト岸野雄一さんや平成のアラーキー常盤響さんなど京浜兄弟社のメンバーがバイトをしていたことで、サブカル界の一部では有名である

http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20061205/p1


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もうひとつはなんと個人でカメラを作っちゃった、というお話。

安原製作所回顧録 (えい文庫 158)
安原 伸
4777909263


この「安原製作所」ってなにかで読んで知ってたんだよなぁ……。赤瀬川原平本だった気もするけど、手持ちの本には見あたらない。webだっけかなぁ?

それはともかく、この本には著者である安原伸氏が京セラを退社した後、自分がほしい、そして技術者としての自分が考える理想のカメラを作りたい、と行動を開始したら本当にカメラを作ってしまいました、というよくよく考えるとものすごい話が、たんたんと書いてある。
読んでみると分かるんだけど、そんなに力んでるわけでもない。でも彼のポリシーは揺るぎがなくて、たとえばところどころクラシックカメラ信者に対してチクリとやっていたりして、赤瀬川原平先生なんてかなりやられていたりする(笑)。この内容については、同じくクラシックカメラ信者の教祖・田中長徳氏がblogで取り上げている。もっとも、あくまでメーカーとユーザーという立場でごもっともなことを書いてはいるんだけども。

さて、こんなすごいことをさらりとやってしまった安原氏であるけど、彼の文章のところどころに達観と諦観が表裏一体になったものがちらちら顔を出すのが面白い。

また本人も書いているように、その自分の行動を回顧することがカメラ業界全体を回顧することになった、というのもその通りのようで、こちらの中古カメラブームに関して書かれた本と一緒に読むといいと思う。

ブームはどう始まりどう終わるのか (岩波アクティブ新書)
中川 右介
4007000964


それにしてもこの安原伸という方、最初の方を読んでるうちはなんとなく中肉中背のカチッとした理系な感じの人かと想像してたんだけど、プロフィールを調べたりするとなんかマニアックな人!?と感じ、ネットでご本人の写真を見るとなるほど、こんな人なのか……。なんか納得したかも!


またマンガを読んでみようよ

狭い我が家にマンガの単行本がたまっていくのがイヤで、だからといってマンガ雑誌を読んでるわけでもないので、どうしてもマンガから疎遠になりがちだった。
マンガ喫茶という空間にも何度か行ってみたけど、けっこう眠たくなってくるし、そもそもマンガは一気読みよりも寝る前にチビチビ読んだりする方が好きだ。

しかし面白そうなマンガを読む機会がないのもなんだかもったいないんで、最近では、単行本を買っても読み終わったら人にあげたりBOOKOFFで処分したりすることでこの問題を回避するようになった。

いや、人によってはなんでそんなことが分からないの?というかもしれないけど、僕にとっては中学生の頃からマンガ単行本という目的語に対する動詞は「読む」より「集める」であったのだ。「マンガ単行本は収集の対象」という意識が強かったもんだからどうしても読み捨て感覚を持てなかったが、このところようやくそれを克服できたのだ。

そんな中、面白かったのがこちら。

並木橋通りアオバ自転車店 (1)
宮尾 岳
4785919450


よく食事をするところにおいてあってなにげなく読んでみたら、これが面白い。自転車屋を中心とした連作短編で、作品テーマに「自転車しばり」があるのによくネタが続くなぁと思うんだけど、どのエピソードもうまい。泣かせるんだけど、ウェットまではいかないというギリギリのラインを狙ってくるのだ。

そこには1~6巻までしかおいてなくて、20巻まであるからコツコツ読みたいところ。
ちなみに今はタイトルをリニューアルして2巻まで発売中。こちらは購入した。

アオバ自転車店 1巻 (1) (ヤングキングコミックス)
宮尾 岳
4785928530


やっぱり面白いんだけど、ややエピソードが長くなっているのとセミレギュラーキャラでひっぱるのが個人的には残念。しかたないけど。

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この手の店やワンテーマを軸にしたマンガって昔からあるけど(以前少し触れた「ディオラマ大作戦」(笑)とか)、こちらもフォーマットは全く同じだ。

レストアガレージ251 26 (26) (BUNCH COMICS)
次原 隆二
4107713776


バモスホンダが出てくるエピソードが収録されている25、26巻だけ購入。
前にも書いたんだけど、この人、ホントにストーリーが下手だよなぁ。この手の浪花節が嫌いじゃない僕でも思わず「ベタすぎ!」と口に出してしまう。美人キャラをなかなか美人だと思わせてくれなかったりと絵を含めたキャラクターの魅力も薄い。ただ、車を描くのはうまい。
それにしてもこのマンガ、30巻越える勢いで連載続いてるのね。作者にとってヒット作なのか、バンチがゆるいだけなのか。

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あと、す一さんが紹介していて面白そうだったので
「日本橋ヨヲコ/G戦場ヘヴンズドア」
「日本橋ヨヲコ/少女ファイト」
「島本和彦/アオイホノオ 1」
を購入。
「G戦場ヘヴンズドア」はずっと前に紹介された時に読みたいなぁと思ってたのにすっかり忘れてた。タイトルと表紙では漫画家ものと思えないのがちょいそんな気がするんだけどなぁ。内容は面白い。絵も好きな感じ。
「少女ファイト」は「G戦場ヘヴンズドア」と同じ作者というのは全然知らず、タイトルから勝手に格闘マンガだと思ってて、しかも
エアマスター 14 (14) (ジェッツコミックス)
柴田 ヨクサル
4592137701

と混同してた(笑)。
少女ファイト 3 (3) (イブニングKCDX)
日本橋 ヨヲコ
4063723518

なんか似てないすか? 柴田ヨクサルという人を勝手に女性だと思いこんでたせいもあるかも。あと、よく隣に並んでるせいか「天上天下」とかいうマンガもごっちゃになってた。僕の中ではどれも女性が主人公の格闘マンガ、ってイメージ(笑)。イメージって恐いよね。
ちなみにこの手の「あんまり興味ないものの内容を無意識に想像してる」ってのはよくあって、たとえば「涼宮ハルヒの憂鬱」ってやつは、「スズカゼ(←ここですでに名前が変わっている)ハルヒ」っていうオドオドした中学生が、あのよく目にする吊り目の女の子に振り回される、という内容だと思いこんでいたり(笑)。いまだにあんまりよく知らないけど。
島本和彦のは言ってみりゃ自伝で、面白くないわけがない。庵野秀明他ガイナックスのメンバーとかのちに漫画家になるような人が出てくるのもたまらない。

2008年2月6日水曜日

ヒロくんの「燃えてヒーロー」も歌ってたのか……

ついに!NHK銀河テレビ小説「まんが道」主題歌が初CD化!

ゴールデン☆ベスト 竹本孝之
竹本孝之
B0010SGSPC


竹本孝之のベストは以前にも出てたんだけど「HOLD YOUR LAST CHANCE」は未収録だった。
竹本孝之の「HOLD YOUR LAST CHANCE」はホントに手に入らなくて、以前いろいろと情報収集したらアルバムに収録されていたバージョンはアコースティックバージョンで、テレビと同じバージョンはシングル(「POWER」との両A面シングル?)のみらしい。どちらにしろ入手はけっこう難しいらしくて(プレス枚数少なそう……)あきらめてたけど、待った甲斐があった。

同じシリーズで川崎麻世のベストも出たんだけど、以前のベストにも収録された「宇宙空母・ブルーノア-大いなる海へ-」はもちろん、エンディングテーマだった「夜間航海」も収録というサービスぶり。ただこちらはドーナツ盤を所有しているので買わなかった。

そういや串田アキラの3枚目のベストに「ローラー天国」が収録されて一瞬買おうと思ったんだけど、他の曲があまりに知らなくて結局TUSTAYAでレンタルしたのみ。「ローラー天国」もドーナツ盤をヤフオクで落札して持ってるし。

ずっと探してるけど、いまだにCDになってないのは「惣領泰則とジム・ロックス/オランガタン」(みんなのうた)ぐらいかなぁ。

この手の、ずっと探していた音源がCD化・デジタル化されたとき、入手すべきかどうかはけっこう悩ましい。廃盤に限らず「CDの中の1、2曲だけほしい」という場合、どうしているのか?
以下の表に、入手手段をそれぞれの特徴とともにまとめてみたけど、左列の順番は優先順位でもある。

図書館はネットで検索・予約ができるのが利点。この冬にwebシステムが改良されてグッジョブ!と思ってたら、なんと最寄りの分館が建物老朽化による改築のため7月から2年間休館!!ゲゲ。でも隣の区の図書館が同じぐらいの距離なのでそちらを利用する予定。
iTunesStoreはホントに便利なんだけど、今まで20年近くレコードを買ってきて、結局音盤の形で所有していないといつか再生できない・もしくはしにくくなる、というのが持論なので、保存性はあまりないと考えている。つか、10年後もACCフォーマットの音源を聴いているとはとても考えにくいでしょ。
レンタルは仕事帰りに足をのばせば異常な品揃えを誇る新宿TSUTAYAに寄れる、という利点があるためかなり活用している。ほとんど半額DAYだけど。
レコ屋はもっぱらこれまた寄り道できる新宿のタワーレコード。ポイント2倍キャンペーン時はついつい財布のひもがゆるむが、たいした割引率でもないことにいい加減気づけ>自分。
で、やっぱりAmazon。すぐに手に入らないしなぁとか思うけど、でも早い。夜にポチっとな(1クリック購入設定にしてます)しあさってまでにはほぼ手に入る。最近、寄り道する時間ももったいないし。
ヤフオクはレコードに関しては今はほとんど利用してない。アナログプレイヤーが家にないし(前に買ったのはほとんどパソコンでデジタル化してあるのだ)、アナログ盤を買うことは全くない。大体、時間が経てばCD化されるのも分かってきたし。

2008年2月3日日曜日

続・私的中華電影想出話

前回書いたように、それほど中国系映画には熱心ではないので、監督も作品も役者も混同しがち。
このたびそれを洗い出すために、横軸に監督、縦軸に役者、それらの交差するところを作品として表を作ってみた。

EXPOP中国系映画メモ(PDFファイル)

これを肴に、wikipediaで拾ったネタなどを。表もネタも、信頼性・資料性は低いので、あてにしないでください。

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まずそれぞれの出身地だけど根本的なことで母語の違いがあって、たとえば同じ中国でも北京と香港とでは母語が違う、というのがある。そういう意味では大きく分けて
・香港系
・それ以外の中国系
・アメリカ系
に大別することができる。
たとえば、ジョン・ローンやルーシー・リューなどは基本はアメリカの人なんだと思う。
監督でいうと、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)は台湾の人だから分かりやすいけど、チャン・イーモウ、チェン・カイコーは香港の映画人ではないはず。作風も違う。
でもウォン・カーウァイは香港以外の俳優の起用が多くて面白い。

その辺を意識して表を見てみるといろいろ興味深いです。

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さてさて、小ネタに走りますが

●ジャッキー・チェンとサモ・ハン・キンポーは中国戯劇学院(京劇の学校)でライバル的存在。ユン・ピョウも同じ学校にいた。

これは聞いたことあったと思う。
あと

●ジャッキー・チェンは若い頃、テレサ・テンと恋愛をしていた

というネタも。え~!

前回、Mr.BOO!とデブゴンシリーズを混同する、と書いたけど、

●サモ・ハンは、Mr.BOO!シリーズに出たことがある

レスリー・チャンは80年代はアイドル歌手だったそうで、

●1983年に風継続吹(山口百恵さよならの向う側のカバー)が、1985年にMonica(吉川晃司モニカのカバー)が大ヒット

そういうプロフィールはあまり日本では語られてなかったような。

ジャッキー・チェンとジェット・リーは初の競演作を撮影中だそうですが、

●ジャッキー・チェンの「酔拳」、ジェット・リーの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」は同じウォン・フェイフォン(黄飛鴻)を主人公としている。ウォン・フェイフォンは当時実在した中国武術の大家で、彼を主人公にした映画は数多く撮影されている。

これは知りませんでした~。でも「酔拳」は基本的には名前だけ拝借したらしい。

以後、分からない人にはなんで?な、混同ネタ。

●「グリーン・ディスティニー」は「HERO」「LOVERS」とかのチャン・イーモウ監督が撮った、と思いがちだけど、アン・リー監督作

チャン・ツィイーが出てて、ややオシャレな映像で剣を振り回すからだと思う。あと、チョウ・ユンファが出てるから、ジョン・ウーだっけ?とも思いがち。

そういえば、ジョン・ウーは

●本人によればガンアクションの演出は、カンフーアクションや欧米のガンアクションではなく、趣味であるダンスからヒントを得ているという。

と書かれてたけど、そういや香港だけどカンフー系じゃないイメージが。

チャン・イーモウといえば、

●「HERO」の撮影はクリストファー・ドイルだけど、「LOVERS」は違う

よく考えたら「LOVERS」は観てないけど、ずっとクリストファー・ドイルだと思ってた。

●トニー・レオンとアンディ・ラウがずっとごっちゃだった

でも先日「インファナル・アフェア」(ちなみにずっと「インターナル・アフェア」だと思ってた)を観てやっとどっちがどっちだか分かった。つか、トニー・レオンをようやく特定できたというか(男優はどうでもいいので、名前を忘れがち←ひどい)。なお「インファナル・アフェア」のトニー・レオンは安齋肇に、アンディ・ラウは「ますだおかだ」のますだに見えてしょうがなかった。

●以下の作品はどれも観てないけど、どれがどれか分からない。
花の影(1996) チェン・カイコー
ブエノスアイレス(1997) ウォン・カーウァイ
花様年華(2000)ウォン・カーウァイ

なおウォン・カーウァイの

欲望の翼(1990)
花様年華(2000)
2046(2004)

は60年代三部作なんだそうな。
「天使の涙」は「恋する惑星」のスピンオフ(ちょっと違うか?)。だからなのか流行っていた当時は区別がつかなかった。

とか書いてたら、もうすぐウォン・カーウァイの新作「マイ・ブルーベリー・ナイツ」が日本でも公開されるそうで、主演がノラ・ジョーンズ。へぇ! 撮影はクリストファー・ドイルじゃないけど、「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」「エイリアン4」といったジャン・ジュネ作品や「セブン」「パニック・ルーム」といったデビット・フィンチャー作品の撮影をしたダリウス・コンジだそうで、けっこう興味をそそる。

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混同ネタに戻ると、女優はよっぽど好きにならないとすぐに間違えるのでいろいろある。

●ジョアン・チェンとマギー・チャンを混同

単に名前の感じ。マギー・チャンってジャッキー映画のヒロイン、てなイメージだったけどウォン・カーウァイ作品の常連だったりとかなり活躍してんのね。

●ジョアン・チェンとコン・リーを混同

これは理由があって、ジョアン・チェンが出ていた「ラスト・エンペラー」の音楽担当の一人がコン・スーだったから。

●ミシェール・ヨーとルーシー・リューを混同

ハリウッドで活躍する中国系女優ということでやや混同。語感も似てる。

●ミシェール・ヨーとミシェル・ウィー

ミシェル・ウィーって中国でも女優でもなくて、韓国系アメリカ人の女子ゴルファーなんだけど! なおミシェール・ヨーは中国映画に出てたけど、マレーシア出身。

それにしても今回調べていてアニタ・ムイとグロリア・イップの名前に出会ったのは懐かしかった。二人とも香港系アイドルとして紹介されてたなぁ。アニタ・ムイは数年前に逝去されてたんですね。

●チャン・イーモウ監督は、コン・リーとかつて恋人関係で、チャン・ツィイーとは愛人との噂あり

その真意はともかくとして、女優に惚れて映画を撮るタイプなんだろうか。

……以上、しょうもないネタの羅列でした。



2008年2月2日土曜日

私的中華電影想出話

先日、NHK-BS2放送『香港映画のすべて(2)「カンフー映画のヒーローたち」』という番組を観てたら中国映画についていろいろと思い出してしまった。

そもそも僕はアジア圏の映画についてそんなにくわしくはない。けど、まったく観てなかったというわけでもない、という微妙な距離感が、今回いろいろと整理したり思い出したりして面白がれた原因だろう。

だから、これから書くことはあくまですごい個人的なことだし、資料性もないんでそこのところはよろしくお願いします。

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さてまず僕にとって「中国映画」は、やっぱりジャッキー・チェンの一連のカンフーものが最初だった。といっても劇場で観たことは一度もなくてよく土曜の昼に学校から帰るとテレビで放送していたのだ。だから僕にとってジャッキーはやっぱり石丸博也の吹き替えがしっくりくる。

同じ頃、ジャッキーの弟分としてユンピョウも人気があって、でもやっぱりジャッキーは越えられないし主役も張れないなぁというは子供心にも感じた。

デブゴンはテレビでやってたら見てもいいかな、ぐらいでジャッキー映画に比べるとお宝度は低かった。ちなみに僕はデブゴンとMr.BOOを混同してたなぁ。Mr.BOOシリーズは全然知らないんだけども。

それをいうと実はブルース・リーもパロディで知った、という世代。逆に大学生になって初めて彼の映画を観た時、その元ネタっぷりが逆に笑えた(失礼ですが)。

さてさて、ジャッキー以外だとやっぱり少林寺シリーズのリー・リンチェイ、今でいうジェット・リーもスターで、よく子供はジャッキーよりもリー・リンチェイの方が強い、とか脳内で勝手に戦わせたりしたもんでした。
ちなみに「少林寺三十六房」ってずっと少林寺シリーズだと思ってたけど、関係ないのね。同作の監督は、ジャッキー以前にカンフー映画の中にコミカルな要素をとり入れるということをやったラウ・カーリョン。彼は「酔拳2」でジャッキー映画の監督をするんだけど、演出が古いから途中で降ろされた、とwikipediaに書いてあったよ。
あ、でもリー・リンチェイの「阿羅漢」はラウ・カーリョン監督なのか。でもこの頃(1986)は「いまさら少林寺映画かよ!」と予告編を観た時に思ったなぁ。

このあと、ジャッキー・チェンは「プロジェクトA(1983)」「スパルタンX(1984)」「ポリス・ストーリー/香港国際警察(1985)」でピークを迎えるんだけど、その後、低迷するのだった。
「プロジェクトA2 史上最大の標的(1987)」はいいとしても、「サンダーアーム 龍兄虎弟(1986) 」「サイクロンZ(1988)」「九龍の眼/クーロンズアイ(1988)」 あたりは確実につまんなくなっていって(というかワンパターンだから飽きてきたというのが正しいのか)、極めつけは「奇蹟/ミラクル(1989)」。なんだこりゃ、って感じだった。なぜかこの映画、マイケル・ジャクソンの「ムーン・ウォーカー」を思い出すのは、公開時期と両主人公のファッションが似てたから??
ちなみに、「九龍の眼/クーロンズアイ」ってポリスストーリーの続編、「ファイナル・プロジェクト(1996)」はポリス・ストーリーシリーズの4作目、「プロジェクト・イーグル(1991)」は「サンダーアーム/龍兄虎弟」の続編なんすね。知らなかった。

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そんなジャッキーの低迷期、90年代に入った頃の香港映画で熱かったのはツイ・ハークもの。今みたいにCGでいろんなアクションが撮れる前のこの時代、彼のワイヤーアクションは燃えた!「妖獣都市/香港魔界編(1992脚本・製作)」なんて劇場へ観に行ったもんなぁ。面白かったよ。
この頃、日本では雨宮慶太が「ゼイラム( 1991)」を撮ったりしていて、個人的にはこの手のSF・伝奇アクションものが面白かったのだ。だから今ではあんまり興味ないけど、当時はオリジナルビデオ作品も含めて意外にいろいろと観てたりしてた。そういう流れの中でツイ・ハークも観てたなぁ。
面白いことに、この頃ジャッキー・チェンがツイ・ハークを監督にして映画を撮ってる(「ツイン・ドラゴン(1992)」)。

一方、1988年には香港映画ではないけど中国が絡んだ「ラスト・エンペラー」のヒットがあって、その後も「愛人/ラマン」(1992)、「さらば、わが愛/覇王別姫」(1994)とわりと大作感があったり文芸臭のする作品も受け入れ始められていたと思う。あ、あとホウ・シャオシェン(侯孝賢)とか。爆睡したけど。観なかったけどチャン・イーモウの「秋菊の物語(1992)」も少し話題になってたっけ。
ちなみにそんなこともあって、ツイ・ハーク監督/リー・リンチェイ主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明(1991)」は大作歴史映画かと思ってずっと敬遠してたのだった。もったいない。

僕はこの頃大学生だったんだけど、家や学校の近くに名画座がいくつかあって、そこの二本立て上映で観ることが多かった。レンタルビデオが400~500円ぐらいだから、二本立てで学割やぴあ割引にて1000円ならトクじゃんと思ってのだ。そもそも今考えるとビデオの画質も劇場のそれと比べるとかなり違うし、自室のテレビは14インチだったし、そう思うわなぁ。
しかし、この頃から映画館でよく寝だすんだよなぁ。向学のつもりで、少しでも興味があったら何でも観てたせいもある。若さゆえのあやまちは認めざるを得ない……。

閑話休題。

自分の中でも香港アクションや特撮系もなんとなく下火になってきた頃に現れたのが、ウォン・カーウァイの映画、というか「恋する惑星(1994)」。この頃はですね、いわゆる渋谷系的なものがじわじわと世の中に広がっていった時期なんですよ。それがこの映画を世に受け入れさせる土壌になってたと思う。

ウォン・カーウァイなんて今の大学生なんかはほとんど興味ないんだろうけど、今でいうと、よく言えば一貫した作風・悪くいえばワンパターン、詩情あふれる映像、インディペンデントへの判官贔屓も含めて、新海誠っぽい扱われ方をしてた気がする。いや、ホント個人的な感想だけども。

この記事を書くまで完全に忘れていたけど、ポスト・ウォン・カーウァイもけっこういて、エリック・コットの「初恋(1998) 」(金城武、カレン・モク主演)とか、ジャン・ラムの「天空小説(1996)」とか。どちらもカメラはクリストファー・ドイル。
後者はキネカ大森に観に行ったなぁ。今でもチラシ持ってるよ。けっこう好きだったけども、その後全然名前を見ないなぁ。香港では活躍してるんでしょうか。

ウォン・カーウァイはタランティーノがプッシュしたこともあって話題になったけど、彼の影響でジョン・ウーと「男たちの挽歌(1998)」がマニア以外にも注目されるようになったと思う。「フェイス/オフ Face/Off (1997)」公開時もまた見直されたりしてたはず。

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さて、90年代のジャッキー・チェンは「シティーハンター(1993)」が彼の日本株の底値だったと思う。なんて安くなったんだろう、と思ったもんなぁ。でも「酔拳2(1994)」はやや盛り返した印象も。
驚くのはこの後で、まさか「ラッシュアワー(1998)」以後、ハリウッドで成功するなんて全く想像がつかなかった。逆にうれしかったけど。
そしてもう一つの驚きが、リー・リンチェイが「ジェット・リー」と名前を変えて「リーサル・ウェポン4(1998)」「ロミオ・マスト・ダイ(2000)」「キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001)」とこれまたハリウッドで成功したこと。「HERO(2002)」なんて凱旋感があったもんなぁ。

とはいっても2000年は中国や香港の映画よりも「シュリ(2000)」とか韓国映画におされ気味な印象もあるなぁ。「猟奇的な彼女」とかポップな作風の映画も入ってくるし、なにせ韓流ブームもあったし。

と以上、だらだらと思い出とともに書きつけてみました。
この話、つづく