2005年10月31日月曜日

笑点における根比べ

円楽が倒れて誰が司会をやるんだろうと「笑点」を見てみると、楽太郎が出てきてやりたい放題だった(23日放送分は桂歌丸が司会)。楽太郎は円楽の弟子だから師匠のフォローってことか?

もし円楽がこのまま復帰しなかったら誰が司会をやるといいだろう?という話をしてたけど、

・偉そうに見えるけど、発言力はない人
・落語関係の人だといろいろありそうだからできれば外部の人(三波伸助がこのパターン)
・笑いが分かるけど、決して最先端のお笑いには理解がない人

あたりが条件。
う〜んと考えて友達が「青島幸男」と提案。
それだ!ヒマそうだし、偉そうだし、司会はできるだろうしピッタリ。

その時でなかったけど彼とほぼ同世代の巨泉とかマエタケとかどうなんだろ。巨泉の笑点はイヤだけど(てか本人が地方まわりをしないだろう)。

あと関西の人を持ってくるのも意外といいかもね。

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続いて「サザエさん」見てて思ったけど、カツオは彼の元にドラえもんが来てくれない限り、カオリちゃんじゃなくて花沢さんと結婚だな。ま、ジャイ子と違って彼にとってはその方がいいんだろうけど。
あと花沢さん、その存在感が誰かにかぶると思ったら、谷亮子(ヤワラ)だった。

2005年10月30日日曜日

PS2「ワンダと巨像」/「ALWAYS 三丁目の夕日」

PS2「ワンダと巨像」がヤバいです。アクションゲームはとても苦手で、同スタッフ制作「ICO」は3D酔いもあって投げた自分にさえ、すごく面白い。重くヤバイ。
ワンダと巨像
B00064A8G6

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さて、偶然トレーラーを見てすごい勢いでツボをつかれた映画「ALWAYS 三丁目の夕日」。11/5から公開。

監督が「ジュブナイル」「リターナー」の人、ってのはやや不安要素ではあるんだけど、あの「昭和ビジュアルの再現」がノルタルジィではなく、テーマパークのようなエンタティンメントとして展開してくれていれば……。

最近はどんな映画でも公式サイトでトレーラーなどが見られてありがたいんだけど、この作品も例外ではない。いろいろ見ていくうちにますます期待は高まった。というかミゼットが走ってる映像だけでも萌えー(←たぶん使い方違いますね)。

しかし、web上の「遊び」なんかでFlashとかが画面いっぱいに起動してどうやって終了していいのか分かんないのとか、たまにあるでしょ??
このサイトにもあったんだけど(「三丁目探索」)、ホント、勘弁してほしい。地雷ですよ、これは。

ちょうど最近借りた「ゴリラズ」1stのCDをリッピングしようとしたら、勝手にアプリが起動して無理矢理なんか変な映像見せられて萎えたばっかりだったので、なおさらムカついた。

ホントに見る人のことを考えてない。これはただの押しつけだ。
ユーザーの許可なしに
・ブラウザの画面サイズをいじらない
・新規ウィンドウをポップアップしない
・音を出さない
あたりってもう数年前からの常識だと思ってたんだけどなぁ(商用サイトでもね)。

かなり減ってはきてはいるのがうれしいけど。


2005年10月27日木曜日

最近聴いたCD(長いです)

僕はカバー曲を聴いたり、そのオリジナルを探して聴き比べたりするのが昔から大好きで、このつじあやののカバーアルバムも楽しく聴いている。
COVER GIRL
つじあやの
B0001ZX2MW
やっぱりオリジナルを聴いてみたくなってて、こういう時に図書館は便利なもので、ネット予約してさっと借りられる。
スパイダース/なんとなくなんとなく」「井上順/お世話になりました」「ロス・インディオス/別れても好きな人」をそれぞれベストで鑑賞。いいなぁ。井上順のベストにはみんなのうた「テトテッペンソン」も入っていてトクした。


これをきっかけに「歌謡曲スイッチ」が入ってしまって、ブルーコメッツ経由の「真赤な太陽」と最近はもっぱら小椋佳のセルフカバーで耳にする「愛燦々」目当てで、美空ひばりのベストも借りる。
演歌っぽい曲は聴けないけど、ポップス調のはいけます。「川の流れのように」も入ってるけど、この曲はやっぱり「愛燦々」のヒットを受けた曲だと思った。正直、詩としてはたいしたことないなぁと思うんだけど、美空ひばりの人生を断片的にでも知っていると重みが違う。なんていうか「遺書」っぽいんだよね。秋元康は作詞家というより策士だよなぁ。
ちなみに「真赤な太陽」はピンキーとキラーズの「恋の季節」と混同してました。
森進一のベストも借りた。
目当ては「襟裳岬」。これ、当時バッシングを受けていた森進一と吉田拓郎(作曲者ね)のことを知って聴くとますますいい。「なにもない春です」ってすごいフレーズ。
また大滝詠一作曲の「冬のリヴィエラ」も素晴らしい。
これと安田謙一の名著「ピントがボケる音」のP224で小林旭について熱く書かれているのを読んでいたのがリンクして(「熱き心に」は大滝詠一作曲)、すごいアキラが聴きたくなってくる。
もひとつリンクがあって、今東京モーターショーやってるじゃないですか。そこで「自動車ショー歌」ですよ!この歌がヒットした頃の日本車は大好きだし、聴きてー。
もっとも東京モーターショのオフィシャルコンピレーションCDではまったくスルーされてるんですが。当たり前か。
「赤いトラクター」も聴きてー。もちろん「熱き心に」も。
吉田拓郎のベストと一緒にネット予約したので、楽しみにしてます。
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流れは全然変わってbounceの最新号を読んでいたら元チボ・マットの羽島美保が載っていて、彼女がゴリラズのメンバーだったというのを全然知らず、ゴリラズは前から聴いてみたかったので、「チボ・マット/VIVA! LA WOMAN」(1st)、「ゴリラズ」(1st)をそれぞれTSUTAYAでレンタル。
でもうわ、この辺の90年代後半のオルタナティブ系って個人的に苦手だ。なんか恐い。
ちょい違うけど、今日ラジオでイマーニー・コッポラかかっててすごい懐かしかった。アルバム買ったけど即処分したから忘却の彼方でした。
ついでにこれまた最近ラジオでかかってて聴きたくなった「マドンナ/1st」もレンタル。これはまぁまぁだったけど、買うほどじゃないかなぁ(11/23に再発されます)。2ndは聴いてみたいけど、3rdは「PAPA DON'T PREACH」「LA ISLA BONITA」が好きじゃないからパスだなあ。ちなみにマドンナで一番好きな曲は「INTO THE GROOVE」。
そうそう、新譜「Confessions On A Dancefloor」がディスコっぽいらしくてやや注目。11/16発売。
ディスコといえば、「Disco Fever2」という実はなかなかおいしいディスコ・コンピレーションを久々に聴いていて
DISCO FEVER(2)
B00005Q7UG
「Vernon Burch/Get Up」という曲の一部の音に聞き覚えがあってなんだっけーと思ったら、DEEE-LITEの「Groove Is in the Heart」のピュゥゥゥ………って部分か!と気づいて改めて彼らの1stを引っぱり出して聴いたんだけど、いまさらながら名盤なことに気づいた。
World Clique
Deee-Lite
B000002H8B
というのも僕は2ndがリアルタイムだったのでそのイメージが強いからで、でもやっぱり彼らはこの1stアルバムありきのユニットですね。
頭にPがつく方のファンクネス、ヒップホップの軽やかさ、サンプリングのセンス(「YMO/磁世紀のテーマ 開け心」なんてここを使うのか、って感じ)、意外と聴かせるレディ・キアーのボーカル。いいなぁ。リマスター盤出たら買い直したい。
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また話は変わり、奥様が昔ファンだった米米クラブのベスト盤「米~Best of Best~(初回生産限定盤)」が出たので購入。
初回生産分にはライブのダイジェストDVD(35分ぐらい)がついていて、これがやっぱり楽しい。ホントにお金がかかってて、それだけじゃなくて衣装もすばらしい。
このお祭り感を継承してるのは氣志團だけだよなぁ。ただ氣志團は石井竜也のような歌唱力と、ジェームズ小野田のようなマスコットキャラを欠いてるのが弱みだと思う。
あとマスコットキャラはバンドが解散したり休業したりすると大変そうだなぁ。このDVDを見ていてもしょっちゅう思い出したピエール瀧はうまくやってるけど、たまのドラムの人とかどうなのか。スカパラのギムラ氏は病気でなくなっちゃったし。もうやめたけどドリカムの西川氏とかTMネットワークの木根氏とかをここに入れるのは酷だろうか(笑)?
さて、米米クラブだけど、やっぱり大ヒット曲「君がいるだけで」がこのバンドの寿命を縮めたのかなぁと思う。それまでの米米ってバラードやいい感じの曲をやってもなんちゃってってな照れがあったと思うんだけど、「君がいるだけで」があまりにヒットしすぎて照れていられなくなった。
だからその後どうにか路線を戻そうとふざけたアルバムとかを出すんだけど、そちらはなかなか受け入れられず。というのも、彼らはおふざけと意外に聴かせる部分のバランスが魅力だったからで、どうしてもその絶妙さを取り戻せなかったんだろう。
あと今でもそうだと思うけど石井竜也のズボンが象徴的で、それは下にいくほどすぼまっていくいわゆるボンタンみたいなスタイルなんだけど、これがもう時代にあってない。それは何もファッションだけじゃなくて、歌唱力、ギャグのセンスなどなどどれもがどうしても古いんだなぁ。
とはいっても、こうして振り返ってみてもあれだけの歌唱力、作曲能力、舞台や衣装のデザインと多才だと思うのに、今の石井竜也の「安さ」はなんなんだろ?ホントはもっと上がってもいい気がするのにフミヤレベルの気がする。まだフミヤは裏原コネみたいのがあるからいいけど、石井氏はファッションリーダーではないからなぁ。
やっぱあれか、映画の「河童」のせいか。ホントに映画を作るのは難しいよね。
しかしこのベスト盤、歌詞カードがホントに歌詞しか載ってなくてがっかり。ディスコグラフィ、ツアー名、メンバーの変遷ぐらいはテキストデータでもいいから欲しかった。
でも奥様がずっとCDにならなくて残念だったという「日没航」(「sure danse」のB面)が初CD化してたりとツボはおさえた選曲らしい。
……僕は全然ファンじゃないんだけど(笑)。
あ、そうそう、amazonで坂本龍一らが筑波万博のジャンボトロンでやった「TV WAR」のDVDを買ったんだけど、予想通り今見れるもんじゃないっすね。まぁ、自分の中でいろいろと想像が膨らんでしまってるものはつぶしとかないといろいろと問題なので、スッキリしたってことで。

2005年10月26日水曜日

シャカタク

「ナイトバーズ」で有名なフュージョンバンド・シャカタクはなぜか英国のバンドなのにいつもカタカナ表記される。しかもなんとなくアジアっぽい名前なので、昔はてっきり日本のバンドかと思ってた。


そもそも名前の由来は何なのか、と公式サイトを見ると

The name SHAKATAK was decided upon by way of a "thank you" to the RECORD SHACK for their distribution, and the word ATTACK was added simply because it sounded good! By dropping the C's and a T the logo SHAKATAK was born.(http://www.shakatak.com/html/history1.htmより抜粋)

……って、すごい単純なネーミングじゃん!!

2005年10月24日月曜日

キャディ

スポーツにおいて出場選手以外の重要性が分かると、そのスポーツを観戦する際にかなり「通」な見方ができると思う。野球やサッカーの監督・コーチ、F1のメカニックなどなど。

そんなことを思っているので、横峰さくらがキャディーを頻繁に変えるのを見ていて、キャディーとゴルファーの関係にとても興味を持った。音楽のおけるプロデューサーぐらいな影響力があるんだろうか?


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ルール的に、キャッチャー兼監督をやるヤクルト古田が、何度マウンドへ行っていいかってなかなか面白いなぁ。
野村楽天とヤクルト古田の師弟対決って、オープン戦・交流試合ともに盛り上がるだろうなぁ(日本シリーズで相見えることは残念ながら想定外)。

2005年10月23日日曜日

「のび太の恐妻」

��ドラえもんが来る前までのジャイ子。

ところでアナゴくん@サザエさんの奥さんが登場したことってあるのだろうか?

2005年10月18日火曜日

protect him

趣味欄に「読書」だの「音楽鑑賞」だの「映画鑑賞」だの書いてる人ってのは、何だかんだで家の中にモノがあふれかえっているんじゃないだろうか。
というか自分がまさにそれなんだけど、とくに見境なく買っていたのが大学終盤〜就職したての頃。ちょうど月給取りになり学生時代のようにガマンをせずとも本・CD・ゲーム・封切りの映画なんかをバンバン(というほどでもないが)消費できるってんで、自分には「勉強勉強」とか言い聞かせて、ちょっとでも興味があって安けりゃ買う、ってなことを繰り返していた。

そして多くの人がそういうポトラッチの後、ハッと気づくのである。

��人の人間が持てるモノの数は有限だと。

時すでに遅し、最初は誇りだった本棚やCD棚の数も、気がつけば狭い部屋を圧迫している。


その時どうするかは人によって違うだろうけど、僕の場合は、
本……なるべく図書館で借りる。文庫本はOK、面白かった本が文庫になると、文庫で買い直して元のは処分。
CD……厳選。聞かないものがたまったら売る。アナログ盤は買わない。
映画……できるだけ劇場&レンタル。これは昔LDを喜んで買って今その処分に大いに苦しんでいるから。
ゲーム……厳選。
食玩……厳選しつつ、飾らないものは袋に入れてダンボールに詰める。
とがんばってきた。
そして、どの場合でもなるべく中古などは見ないようにする。いらないものまで買ってしまうことが多いからだ(最近はかなり免疫がついてそうそう買わなくなったが)。
とかいいつつ、最近はミニチュアカーが加速度的に増えているからどうしようもない。
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やっぱり誰でも同じ悩みがあるんだなぁと思ったのが、ほぼ日のこちら。
明日に向かって捨てろ!! 〜ボーズの脱アーカイブ宣言〜
もう、「あるある」の嵐で爆笑しつつ・でもどこか寂しくなりながら通読。名言だらけです。
さてその中の
2003-12-25 第15回 『ボーズのCD整理術』
で紹介されていたFLASH Disc RanchのCDソフトケースにピンと来た。
あのタワーレコードのレジ前にあったり、レコードコレクターズに広告が載ってるやつ……!
実はここへ来て2つあるCD棚にCDが入り切らなくなってきたのである。ごまかしながら適当に新譜を手前に積んでみたりしてたんだけど、やっぱり容量オーバーなのが明らかになってしまった。
全く聴かないCDなんかは定期的に売っているんだけど、それでも来るべき時は来てしまう。
人生設計的に(ウソ)これ以上CD棚は増やしたくない。そこでこのソフトケースである。
さっそくタワーレコードで50枚セットを購入して試してみた。ポイントもつくよ。
結論だけど、1年に1度聴くかどうか・でも処分したくないCDには、これは適していると思う。
だけど1軍というかけっこう定期的に引っぱりだして聴くCDは、やっぱりプラケースの方が探しやすいし取り出すのも楽だ。またケースというだけあってデリケートなCD本体を守っているのも確かなのである。
そしてまた、そういう2軍のCDをソフトケースに入れながら、「これ、聴くのか?」という疑問をぬぐいさるのがけっこう大変だったこともつけ加えておこう。

2005年10月17日月曜日

イームズ夫妻とファインマンさん

自宅から歩いていける目黒区美術館で、イームズの展覧会をやっていたので行ってきた。

目黒区美術館チャールズ&レイ・イームズ〜創造の遺産〜 2005/10/8〜12/11


この展覧会、アメリカやヨーロッパをまわってようやく日本に来たんだけど、偶然うちの奥様がワシントンへ行った時にやっていて、その時に話だけは聞いていた。
僕がイームズファンになった、2001年夏に東京都美術館での「イームズ・デザイン展」は日本独自の企画展だったけど、今回はよりオフィシャルに近いものらしい。「イームズ・デザイン展」の感想にも書いたけど、僕は彼のイスとか家具にはさほど興味がなくて、彼の作る教育映画のファンなのである。
その映像作品に関しては「イームズ・デザイン展」の方が展示数が多かった気がするし、たとえば映像作品に一切日本語字幕がなかったり、と「そのまま持ってきた」感がかなりあって、やや不満。
11/23と27にイームズフィルム セレクション1《アメリカのミッド・センチュリー》・イームズフィルム セレクション2《芸術と科学》という上映会があるので、そちらに期待。
家具などの展示点数もそれほど多くないけど、面白かったのは、イームズ夫妻の所蔵品。
といってもいわゆるガラクタなんかが引き出しに入っていて、それを引き出して見るんだけど、他人の机の引き出しなんかを見るのって今はもうなかなかできないけどとても楽しいことで、ましてやイームズ夫妻の引き出しを覗き見できるなんて!
世界中のコマをあつめた映像作品「Tops」やおもちゃを集めて作った「おもちゃの汽車のトッカータ」「パレード」なんかを見ると、この人たちはホントにこういった「小さきもの」をたくさん集めた人なんだろうなぁとは思っていたけど、やっぱりその通りで、ちまちましたものが引き出しの中にギッチリと詰まっていた。すごいシンパシーを感じる。
あと35万点あるというスライド写真の一部も展示。これも形なきものをコレクトしてたんだろうなぁ。
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さて、先日までこれらの本を読んでたんだけど、
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉
リチャード P. ファインマン Richard P. Feynman 大貫 昌子
4006030061
困ります、ファインマンさん
R.P. ファインマン Richard P. Feynman 大貫 昌子
4006030290
バリバリ文系だった僕にもファインマンさんのこれらのシリーズは面白かった。理系の人にみられる「正しいことしか言わず、正しいことを行おう」とする態度の潔さとそれをイヤミに感じさせないユーモア。
イームズ夫妻とファインマンさんの好奇心には共通点があると思う。
イームズはチャールズが1907年生まれ・レイが1912年生まれ、ファインマン氏は1918年生まれ、と同時代にアメリカを生きた人たち、ということで環境的にも似たようなところがあったんだろうか。
またファインマンさんが
科学的知識というものは、非常に疑問のあるものから、ほとんど確実なものまで、さまざまな度合いの確実性をもった理論の集まりですが、絶対的な確実性をもつものはいっさい存在しません。

といっているのが印象的だった(科学の価値とは何か「困ります、ファインマンさん」)。
それ以外でも宗教的なダマシを暴こうとしたり、芸術に感動したり、なぁなぁになっている組織にて断固として自分の態度を崩さなかったり、とそのキャラクターが本当に面白い。

2005年10月13日木曜日

最近読んだマンガ

最近読んだマンガねた。

以前から「ピーナッツ(いわゆるスヌーピー)ってその面白さがよくわからないよなぁ」と思ってたんだけど、その個性的なキャラクターたちは味わってみたかった。
だけどどうも単行本、しかも編集ものがたくさん出ていてどれを読んでいいのやら。

前から行ってみたかった青山にある旅関係書物に強い本屋「BOOK246」へ行ったらこんな本があったので、即購入。

A Peanuts Books Special featuring SNOOPY -チャーリー・ブラウンの逆転ホームラン-
チャールズ・M. シュルツ 谷川 俊太郎
4047044164

文庫ドラえもんでいうと「ジャイアンズ編」(そんなのないけど)。野球に関するエピソードをセレクトした一冊。これなら読める。
初期の頃から最晩年の作品まで入っているので、今とはまるで違うけどこれはこれでかわいいチャーリー・ブラウンが見られる(スヌーピーはちゃんとビーグル犬っぽいし!)。
注目のペパーミント・パティはやっぱりスヌーピーのことを人間だと思っている。
キレたマーシーも見もの。
でも、ルーシ−とサリー、シュローダーとライナス、それぞれキャラがかぶってると思う。しかもこの辺の関係がゴチャゴチャになる。
お次は、藤子不二雄との共作「オハゲのKK太郎」が収録されているので買ったこれ。
おそ松くん 完全版 (22)
赤塚 不二夫
4812423511
1995年に竹書房から文庫本で「おそ松くん」が全7巻で出ていてそれは実家にあるんだけど、今回のは完全版らしい。装丁は見れば分かる祖父江慎仕事でイカす。11/4〜11/26にギンザグラフィックギャラリーで祖父江慎+cozfish展があるので行くつもりです。
さてこの22巻は、「週刊少年キング」に移ってからのほとんどイヤミが主人公のエピソードが収録されているんだけど、これがつまらない。僕の中では赤塚不二夫のマンガって面白いことになっていたんだけど、これを読む限りはちょっと……。なんか「ギャグゲリラ」とか読んだ時のキツさを感じた。端的にいうと出てくるキャラクターが気持ち悪いんだよね。かわいさがない。
その点、本屋で隣においてあったので思わず購入したこちらの文庫本は、赤塚不二夫のキュートな部分が全開。
赤塚不二夫名作選 (5) ひみつのアッコちゃん
赤塚 不二夫
4091935753
和田誠ジャケがモノとしていい。
実は僕の世代では、最初のアニメの放映時は生まれてなくて、リメイク版「ひみつのアッコちゃん」放映時はもう大きくなっていて見てないぐらいなのでちょうど知らないのだ。昔は「魔法使いサリー」と区別がつかなかったぐらいだ(こちらは横山光輝ですね)。
ストーリーもほのぼのしていて和むし、昭和な感じのレトロなインテリアや衣装もいい。
でもなんといっても親友モコちゃんの弟・カン吉の生意気だけどかわいいのが絶妙。この辺、チビ太にも通じる赤塚不二夫特有の愛嬌たっぷりのキャラで読んでいて楽しい。
最初はコンパクトじゃなくて大きめの鏡で変身していたってのは知らなかった。
ちなみにこの名作選は、「天才バカボン」「おそ松くん」「もーれつア太郎」「レッツラゴン」とあわせて全5巻。
最後はマンガではないんだけど……
あの人気マンガの続きが読みたい!
4796647902
この手の本はできるだけ手にしたくなかったんだけど、ほとんど自分は読まないであろう&しかしどういうものかは知りたい、という作品ばかりだったのでついつい買ってしまった。
いやぁ、僕はマンガ雑誌を読んでないから疎いんだろうけど、世の中にこんなに続編やリメイクがあるなんてねぇ。とくにジャンプ系がやたら多い。マガジンもちらほら。サンデーはほとんどないね。サンデーの何がすごいって今でもあだち充と高橋留美子が看板マンガ家であることじゃないかな。ジャンプではありえない。
少年・青年マンガだけじゃなくて、少女マンガでも「花のあすか組!」「私を月まで連れてって!」「僕の地球を守って」「スケバン刑事」の続編があるとは。
それでも、たとえば松本零士作品が一切なかったりと、ここでも取り上げられてないものもあるはずなのだ……。うーん、ホントに再生産の時代に入ってるんだなぁ。
この中で読んでみたいなぁと思ったのは「村枝賢一/仮面ライダーSPIRITS」(ゼクロスのエピソード、ってのがいいなぁ)、「由利聡/風魔の小次郎 柳生暗殺帖」か。
ところで車田正美は「男坂」の続編を書くべきなのではないか?

2005年10月12日水曜日

もう聞き飽きたけど

偶然、東京MXテレビで「機動戦士ガンダム」(いわゆるファーストガンダム)が放送されてることに気づいたので(金曜の18:30)、録画して見てみると第2話「ガンダム破壊指令」だった。

ここで、あの有名な
1機のザクは通常の3倍のスピードで接近します

ってセリフが聞けたんだけど、
冷静に考えると、1人だけ走りすぎじゃないか?>赤い彗星


だって編隊組んでても、どんどん差ができちゃうじゃん。
車でいうと、時速300kmのF1カーと時速100kmのスポーツカーが一緒に走っているのと同じ。
「大佐、そんなにスピードを出されては援護できません!」とか言われてるんじゃないのか?
パイロットの腕前とは直接関係なかったりするし。
実は「通常の1.3倍」というところをオスカーが言い間違えて、ブリッジ全員テンパってたのでちゃんと1.3倍と思っていながらも誰もその間違いに気づかなかった、ということかもしれない。そうだそうだ、そうに違いない(棒読み)。
もちろん、演出上「3倍」じゃなくちゃダメなのは分かるんですけどね。
それにしても改めてすごいテンションだなぁ、ガンダムは。

よく言われてるのかもしれないが

「レイザーラモンHG」をテレビで最初に見た時、
一瞬、ほんとに一瞬だけど、
ウォーキングの「デューク更家」の変装かと思った。


2005年10月10日月曜日

Air Mac Card

NintendoDSのWiFi関連の発表を見ていて、 そういえばうちって無線LAN環境じゃないか!と思い出した。

なんで忘れてたかというと、自宅での無線LANの使い方は単純に電話線の近くからテレビの方へケーブルをひくと景観的に汚いから無線にしているだけで無線LANの子機以外のたとえばモバイル機器なんかはひとつもぶらさがってないため、その効果をいまいち実感できないからなのだ。


けっしてうちにモバイルがないわけではなくて、iBook G3(パールホワイトの方)をうちの奥様は使用している。
今販売されているマックはすべて無線LANに対応してるらしいけど、この頃のはオプション扱いでしかも対応する内蔵LANカード(Air Mac Card)はすでに販売中止。中古でプレミア価格で手に入れるか・ネットショップやヤフオクなどで代替品を調達するしかない。
ってなわけで1年前に無線LANを導入しつつ、ずっと奥様は子機にethernetケーブルをつなげてネットしていたのだった。
奥様の誕生日も近いことだし買うかなぁと思ってネットでAir Mac Cardを探すと、純正品はバカに高いけど代替品ならまぁまぁ安い。
ショップも探してみるか、と帰宅途中にソフマップのマック館に寄ってみると中古の純正品が11,000円で売っている。代替品なら7000円ぐらいで手にはいるんだけど、と迷いつつも購入。
帰宅してすぐに取り付け&設定にとりかかる。
カードを内蔵するのは簡単だったけど、無線LANにつなげるのは「パスワード」が何のことか分からず時間がかかった(説明書を調べたらすぐに分かったけど)。
iBookはこれでやっとケーブルレスで使えるようになって、奥様はとても快適(のように見えます)。

2005年10月9日日曜日

万年筆「ミニ檸檬」

今月発売の雑誌「Lapita」を買うと、付録で丸善とのコラボレーションの「ミニ檸檬」という黄色い小さな万年筆がついてくる。

というのを広告で見て、む、欲しいかも、といつも行く本屋に行ったら最後の一冊で、買う。


万年筆はけっこう太い線が出て、なかなかいい。日記をつけるのに使う予定。
今まで使ったことがある万年筆ってどれも線が細いのばっかりでイマイチ好みじゃなかったんだけど、こういうのもあるんだなぁ。980円でこれは安いよ。
しかし、このLapitaって雑誌の本体自体はすごくつまんない。というか正確には、つまんなくなってた。
以前買った時は(2000年1月号)、やや親父系オタク雑誌って感じでなかなか読ませたんだけど、今のこの雑誌はなんていうか、美容院とか歯医者とかにおいてあるどうでもいい雑誌になっちゃってる。どうもつい最近リニューアルしたみたいなんだけど、下手に「LEON」とか狙っちゃってるのかな??
そもそも万年筆の特集で、「この万年筆とこのスーツをあわせよう!」って無理ないか?あと19万円するジャケット紹介してたりするけど、そういうのを着る人はこんな雑誌読まないと思う。

2005年10月8日土曜日

「のびダス」

10年ぐらい前、いやもっと前かもしれない、漫画の内容を統計学的に分析するといえば聞こえがいいけど、ただひたすらさまざまな事象を調べてあげてデータ化するということが流行ったことがあった。たとえば、ドカベンの明訓高校の勝率だとかブラックジャックの手術の成功率だとか。ちょうどウルトラマンを科学的に捉えるというようなややスノビッシュなことが面白いと思われる時代だった。「カノッサの屈辱」とかも同時代な匂いがする。

でも「ドラえもん」に関してはそういうものの研究対象にされたことがなくて、あー自分で調べてみたい、と思ったことがあった。そんな欲望に答えてくれるサイトがこちら。

ドラえもん研究サイト 「のびダス」


ホントにすばらしい。とくに「のび太のシャツ」オールカタログ−全823話135着大図解は労作なので、ぜひ見ましょう。
これで思い出したけど、文庫でテーマ別のドラえもんが出た時にこんなのが読みたいなぁと思っていたテーマがいくつかあったので、覚え書き。
のび太ホビー編
 プラモ、ラジコン、ゲーム(ボード・ビデオとも)、同人誌(週刊のび太)、けん銃王コンテスト、王かんコレクション、階級ワッペンetc.
 藤子F不二雄が提案する「遊び」ってすごい憧れたし、実際にマネをして遊んだこともあった。
海賊放送編
 鏡などの特殊映像メディアも含む。オバQでも町内新聞を作るエピソードがあって、マネして作った覚えがある。
のび太別荘・隠れ家編
 ひみつ基地、マンション、氷の家とか。
スネ夫別荘編
 冒頭がスネ夫の別荘から始まるエピソードっていくつあるんだろ?
この他に「ジャイ子作品リスト」ってのもあったけど、「のびダス」のジャイ子・登場全話ガイド〜全国のジャイ子ファンに捧ぐでかなり達成。
「0点・家出編」ってのは出てるけど、「のび太家出全リスト」もぜひ見てみたい。

2005年10月6日木曜日

『おいでよ どうぶつの森』ほか

最近、気になってしょうがなかった、DS版どうぶつの森がついに発表ー!
クラブニンテンドーのメールより。


> ◆『おいでよ どうぶつの森』
>
>  どうぶつたちが住む村の住人となって、どうぶつたちと会話したり、部屋の
>  家具にこだわったりといった、思い通りの気ままな暮らしを楽しむことがで
>  きる「どうぶつの森」の最新作です。今作では最大4人での同時通信プレイ
>  が可能となりました。また、Wi−Fiコネクションにより、遠くに住む友
>  達とお互いの村の行き来をすることができます。
>
> 【発売日】   2005年11月23日(水)
> 【希望小売価格】4,800円(税込)
> 【対応機種】  ニンテンドーDS
> 【ジャンル】  コミュニケーション(1〜4人用)
うひー、意外にすぐじゃん。楽しみ。
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情報だけは聞いていたウォレスとグルミット初の長編映画の公開日が決定。
>『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
>2006年3月18日(土)よりシネカノン有楽町・渋谷アミューズCQNほかにて全国ロードショー!
ショートショート集がつまらなかったから、これには期待したいところ。
��
ところであややと一緒に出てるCMキャラクター「コマーさる」って、藤子F不二雄先生の「コマーさるのパクリじゃないかって言われてる」、だって。
おいおい、ちょっと待てよぉ。このCMが「コマーさる」のアイディアならまだしも、名前をパクっていいことなんて一つもないじゃん。それは少なくともパクリじゃないよ。記事にはちゃんと藤子プロに許可とってるって書いてあるし。
ちょい前にも書いたけど、ホントに何でもパクリっていうよなぁ、最近。
��
キャラねたでつなげると、このキャラってナカムラくんっていうのね。すごい意外。
��
��新)江ノ島水族館の人気者、みなぞうが急死。合掌。
��
小ネタついでに
2月はどうして28日しか無いのでしょう?
カエサルは奇数月を31日、偶数月を30日とする暦を定めたが、それだとあわない。かつては2月終わりだったので、そこで調整した、とのこと。
……あれ、奇数月を30日、偶数月を31日にして2月だけ例外的に30日にしたら30*7+31*5=365であうじゃん!あ、うるう年があるのか。いや、そん時は2月を31日にすればいいだけだよ。
うーん、よく分からん。
��
ところで、もしかしてシャンプーの容器の側面にはギザギザがあって、リンスにはないことをド近眼じゃないあなたはご存じない?

2005年10月3日月曜日

更新履歴:タバコのパッケージ

以前にも予告してましたが、今回のかわいいものやグッドデザインを紹介するアンアンアンは
タバコのパッケージ
です。


2005年10月2日日曜日

オマンジュをパクリといただく

この事件この事件もそうだけど、有名人やその類の人が何か起こすとみんな厳しいよなぁ。


もちろん有名税じゃないけど、厳しいのはかまわない。
でも、その罪とは別の部分までも叩きまくる傾向はどうなんだろ?
たとえば、僕は「サイコ・ル・シェイム」って聴いたことないし、それは聴くまでもない内容だろうとどこかで思っているからなんだけど、だからといってこの人が逮捕されたことと彼らの音楽の評価は無関係だと思っている。
大体そんなこと言ってたら「世界に一つだけの花」はヒットさせちゃだめじゃんか。
ちなみに僕は「こどものためのドラッグ大全」を読んで以来、こういう有名人がドラッグで逮捕されたという話を聞くと、まずそんなに追いつめられたのはどうしてなのか?と考えるようになってしまった。
また後者の「落書き」ことグラフィティも、もちろん結局関係者の壁じゃねぇかよ!とか、とてもヒップホップの精神がどうのこうのと言ってほしくはない内容だけど、でもそのことと落書きの出来はやっぱり関係ないと思う。もしかすると、めちゃくちゃかっこいいものだったかもしれない(僕はヒップホップ文化には全く共感できないけど、ロゴやフォント好きなのでグラフィティはけっこうかっこいいと思ってしまうのだ)。
というのも、僕は山手線で通勤しているんだけど、恵比寿〜渋谷あたりに書かれたグラフィティらしき落書きはホントに汚いのだ。壁に落書きする人は、壁の持ち主が思わず唸ってしまうようなものを描いてやる!って気概は少なくとも持っていてほしい。
これらとは少し話が違うんだけど、たとえば「オレンジレンジ」を叩く理由が、彼らの曲がパクリだから、という人が多いらしい。
もちろんパクリ自体はパクられたと思った人がどんどん訴えればいいと思うんだけど、そのことと彼らの音楽がダメなのはこれまた関係がないと思う。
じゃあたとえば、自分がとても感動した曲がある。それが何かのパクリだと分かったら、その感動はニセモノだったのだろうか?もしパクリと知らなければ一生感動ものの曲だったかもしれないのに?
パクリとは違うけど、ものまねがオリジナルを再評価させることだってある(コロッケ→美川憲一のように)。
そもそも著作権ってのは、盗作などによってその被害者が経済的に損失しないようにと考えられたシステムらしい(福井健策「著作権とは何か」集英社新書)。ゆえに法の存在自体は「オリジナル信仰」の根拠にはならないんじゃないか。いっつもそういうことは当事者同士以外は関係ないでしょ、と思うのだ。
なぜダメと思うかをちゃんと言えないとダメと言ってはダメだと思う。それを実はその本質とは無関係の理由で説明しようとするのは、まさに思考停止だと思う。
もちろん僕はドラッグや器物破損や盗作を支持してるわけじゃない、念のため。