2005年12月30日金曜日

SONY DSC-T9 サイバーショット T9

デジカメを買った。

SONY DSC-T9 S サイバーショット T9 シルバー 600万画
B000BYR7C4


またおまえ(=SONY)かー!(by「どうぶつの森」)
いや、でも先日一部故障していたSONYのVHSビデオデッキを廃棄したからトントンということで。



では、そもそもなぜデジカメを新調したのか?
以前の投稿記事で、デジカメについて書いたことがあって、
http://www.geocities.jp/expop2001/webfile/2005/06/post_9.html
ここでも触れているけど、これまで使用していたのがCanon Powershot G1。
2000年10月発売115,000円の製品を2003年5月に中古にて(PC接続キット、予備バッテリー含め)30,000円で手に入れた。
絞り、ホワイトバランスなど様々なマニュアル設定に対応している点は気に入っていたんだけど、やっぱり5年前の製品ってのと(だってこの5年間のデジカメの進化たるや!)、先の記事では書いてないいくつかの欠点も気になってきた。
また、結局それほどマニュアル設定をするかというとしないし、別売のフィルタやテレ・ワイドコンバーターなども別に使わない、ということにも気づいた。
つまり自分にとってはオーバースペックなのだ。
あと、レンズキャップがあるのがどうしてもイヤだった。Powershot G1は自分が今まで使用した3台のデジカメの中で唯一レンズキャップがついていたんだけど、とにかく邪魔。外すのもメチャクチャ面倒。ヒモで本体につけておくと撮影時にブラブラするし、ヒモがないとどっかにおいて後で探すハメになる。
僕は主にブツ撮りのためにデジカメを使うんだけど、やっぱり三脚が必須だったりする(ミニ三脚でも充分ではあったけど)。確かに三脚を使うときれいな写真が撮れるんだけど、撮影している方としては正直つまんない。カメラをかまえてあれこれとアングルを考える楽しみが全然味わえないことに気づいた。だからだんだんと撮影する回数が減っていった。
ちなみに、ブツ撮りに関する典型的なテクニックはこちらのページに書いてある。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0501/13/news020.html
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0509/29/news011.html
一般家庭なり独り暮らしの部屋なりで手持ちの装備でできるチープな撮影術、とうたっているけど、その撮影風景は一般家庭では十分な設備な気がする(笑)。でも実際これぐらいのことを最低限しないとダメなのは事実だと思う。
まとめると自分が必要な機能は
・手ぶれ補正
さすがにLUMIXがあれだけ売れると、他社もつけはじめてきて以前よりは選択肢が多くなった。
・レンズキャップがない
この条件を満たすのはいわゆるコンパクトデジカメになってしまう。そうなるとオミットされがちなマニュアル機能とのせめぎ合いになる。
・望遠
ブツ撮りにこの機能が必須、ってのは今は奥様専用機になっている単焦点のCyber-Shot DSC-F77を買ってからだった……。望遠は遠いところをとるだけだと思っていたあの頃の自分がかわいい。
これらに加えて
・スタイルがいい
・設定などのインターフェイスがいい
ブツ撮りはピントの確認がデジカメ本体の液晶画面ではなかなか難しくて、パソコンに転送→大画面で確認という操作が頻繁にある(と思う)。Powershot G1は本体からの画像取り込みに専用ソフトを使わなければならないのがマイナスだった。
本体と接続した際も一つの外部ドライバとして扱ってほしい。あとCyber-Shot DSC-F77のようにクレードルにおかないと転送できないのも×。
……てなことをずっと考えていたんだけど、これらの条件を兼ね備えたものって意外となくて、ちょっと前まではPanasonic LUMIXの独壇場だった。
だからやっぱりLUMIXになっちゃうのか、でもスタイルがそんなに好きじゃないんだよなぁ……、あとどうもマニュアル設定みたいのがあまりできないという話も聞くし……、などと悩んでいたところに、SONYが新製品で手ぶれ補正機能をつけてきた!
最近は全然新製品をチェックしてなくて、店頭をぶらついていた時に偶然発見したんだけど。
それまでは「バリアングル型液晶モニター搭載」という条件も入れていたため、この機種は特にチェックしてなかったんだけど、試しにその新製品T9を店頭で触ってみると大きな液晶画面が気持ちいい!全体的な動作もキビキビしていてなんか楽しい。
その後、しばらく店頭に行っては「うーんいいなぁ」と思っていたんだけど、買うまではいかなかった。
それが、今年のマイバースティプレゼントとして買おうと思ってたLEGOのマインドストームが、今の自分にはとても遊ぶ時間がないと分かったり、その他いろいろ個人的な理由もいくつかあって「やっぱり新しいデジカメ買うか!」ということになってしまった。
時機をうかがっていたんだけど、ヨドバシがクリスマス前にポイント還元率をあげてきたのとデジカメ買い取りサービスをやっているのを知って、ゴー。前述のPowerShot G1を3000円でひきとってもらって、購入。
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ファーストインプレッションは、外箱が小さい。つまり、本体も軽くて小さい。
ちょっと使ってみた感想。
○小さくて軽い
○起動が早い
とにかく小回りが利く。ただ、これは特にこのカメラだけの特性ではないけど。
△マニュアルの絞り、ホワイトバランス設定がない。
とはいえ、僕は明るい印象の写真が撮りたいことが分かってきたので、最低限露出補正さえできればいい。その点では満足。
△インターフェイスがいまいち
小さいのもあるけど、グリップしたいところにボタンがあったりしてどうもなぁ。しかし致命的に嫌いな操作はないから及第点。
スライド式のレンズカバーを開くと撮影スタンバイになるのはとてもいい。
△動画機能
動画はデジタルビデオカメラで撮るし、個人的にはいらない。
△メモリカードが大容量
同時購入したのがメモリスティックDuo 1GBだけど、パソコンが古いのと結局web用途なんでそんなに高画質で撮らない・動画も撮らないからそんなにいらなかった。
×充電池がすぐになくなる
さすがに手ぶれ補正・ズーム・大きめの液晶……とくれば気持ちいいぐらいに減っていく。ただ、充電は本体とは別の専用充電器に充電池を入れてコンセントに差し込むだけなので楽ちん。
本体にコードをつながないと充電できなかったらいやだなぁと思っていたのでうれしい(もちろん、そちらの方が好きな人のために別売でキットがある)。
○ファインダーがない
デジカメにファインダーはいらない、と思ってたので、あんな穴はふさいでおしまいっ。
△手ブレ補正
完全に三脚がいらなくなるほどのものでもないですね。ちょっと考えが甘かった、というか期待が大きすぎた。
望遠3倍ぐらいにして室内の蛍光灯でブツ撮りをした場合、かなりブレる。望遠2倍だとほぼ大丈夫。そんな程度。でも、機能としては大変ありがたい。
今までのデジカメで子供を撮ろうとは思わなかったけど、これは軽いし起動も早いのでパシャパシャ撮ってまちゅ、いや、ます。
トータルでいうと、凝った撮影をしない人、すでにしっかりしたデジカメを持っているけどサブとしてスナップに使いたい人、あまり電池のスタミナを気にしない人ならオススメではないか。
僕はとても満足してます。

2005年12月28日水曜日

買い物記録2005/12

いろいろ買い物記録。

まずはマンガ。

特殊能力アビルEXTRA
おおひなた ごう
4872576306

おおひなたごうは必ず買うんだけど、この人は(個人的に、だけど)外すことが少ない。これはギャグマンガにおいてはかなりすごいことだと思う。
装丁をオリエンタルテクノロジーの指田さんがやっていてビックリ。いや、面識など全然ない方ですが同業他社の方で、デザイナーさんなのに(って言い方も失礼か)文体と内容が面白くて愛読してるんだけど、こんなところでお目にかかるとは。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (11)
安彦 良和 矢立 肇 富野 由悠季
4047137715

シャアとガルマのエピソードが展開。オリジナルストーリーになってから俄然面白い。まさにオリジン。

ラブロマ 5 (5)
とよ田 みのる
406314397X

完結巻。すごい楽しみにしてたマンガだけど、正直この巻は個人的にトーンダウン。この作者はコメディセンスはいいと思うんだけど、キャラを掘り下げたり成長を描いたり、ってのはあまり向いてないんじゃないか。

げんしけん 7 (7)
木尾 士目
4063211746

というのは、次に読んだこのマンガと比較してもそうなんだけど、こちらはうまいなぁと思いながら読ませられる。「イタイ」部分をちゃんと描けるというか。

CDは相変わらず紙ジャケ・リマスターものばかり。

VISITORS(紙ジャケット仕様)
佐野元春
B000BNM8GK

Cafe Bohemia(紙ジャケット仕様)
佐野元春 with THE HEARTLAND 佐野元春
B000BNM8GU

「Cafe bohemia」はいつかちゃんと取り上げたいと思ってはいるんだけどやっぱりかっこいいです。
「Visitors」はヒップホップに影響を受けたとかいうことばかりが強調されるけど、ふつうにいいアルバムだと思う。実はそんなにラップっぽく歌ってるわけではなかったりするし。

名盤「ボズ・スキャッグス/シルク・ディグリーズ」も買い直した。

DVD。

DVD「クラフトワーク/MINIMUM-MAXIMUM」
ついにでたよー、延期に次ぐ延期でどうなってんの?と思ったけど、出てしまえばこっちのもん。1999/8/9付けの記事(21世紀デパートの「クラフトワークBOX&LD」)でこういう商品が出ないかなぁ、と書いていたけど、ホントに出るとはね。映像はかなりスタイリッシュ。ちゃんとアンコールのロボットたちも登場。君たちはほんとにバカだなぁ。

DVD「Yonda? Movie」
新潮文庫のキャンペーンでもらえる人形アニメのDVD。
以前せっかく応募マークをためて送ったのになぜかこのビデオがもらえなかったけど(こちらが送った際の郵便事故か?)、今度はちゃんと届いた。結果的にDVDになってからもらえたのでよかったんだけど。
内容はまだちゃんと見てないけど、「トトロ」→「パンダコパンダ」経由でパンダブームのうちの娘にとってはヒットだったみたいでちゅ、いや、です。


2005年12月26日月曜日

テレビばっかり見た

ディープインパクトが4冠逃して、M-1グランプリは「ブラックマヨネーズ」、フィギュアは村主章枝が逆転V、荒川静香、安藤美姫とともに五輪……。
いやぁ、おなかいっぱいでした。

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M-1グランプリはうーん、どのグループもおぉ!という感じがなくて残念。全体的に各グループのパターンが同じってのもいまひとつ。
ちなみに麒麟の片方と笑い飯の片方がすごい似てて、自分は絶対区別つけられないと思った。
笑い飯のチョンマゲの方は、うちの奥様はデ・ニーロに似てると言うけど、僕はどうしてもスターダスト・レビューのパーカッションの人を思い出す。

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安藤美姫って世間的にはかわいいのか……。確かにキャラ立ちした顔だとは思うけども。
真央ちゃんはチェジウに似てると思う。
村主章枝は時々芸人のコロッケを彷彿させる。
荒川静香は「ガラスの仮面」の姫川亜弓を思い出す。


2005年12月25日日曜日

年末はやたらとテレビを見る

いやぁ、にわか視聴者だけど、フィギュア女子面白いなぁ。役者そろいすぎ。
浅田真央(「舞」って姉貴までいるのか!)、安藤美姫、中野友加里といった新鋭に荒川静香、恩田美栄、村主章枝といったベテラン。しかもみんなキャラが違う。どうしてこううまくいくのかなぁ。
ちなみに採点基準は全然分からないです。どれもすげーなーとか思ってみてるだけ。

上のメンツが全員出場していてトリノ五輪の選考会も兼ねている全日本選手権は明日7:00から放送、なんだけど裏に「M-1グランプリ」があるんでそっちを優先して、録画予定。
同25日は昼にディープインパクトが出る「有馬記念」(競馬は全然興味ないけど、さすがに気になる)、24日から3部に分けて放送している大河ドラマ「義経」総集編、NHKスポーツハイライトの第2部、深夜には「F1総集編」の第2部、と見たい番組がたくさん。
って単に総集編とか大きな大会に弱いミーハーなだけだけど。

「M-1グランプリ」はタイムマシーン3号が面白いと思うんでがんばってほしい。

2005年12月22日木曜日

カレンダーボーイ

来年のカレンダーをまだ手に入れてない。
今年と同じく、自分で撮った写真を使ってオーダーメードしようかと思ったんだけど、どうも時間がない。
というより小物を撮影しようとすると子供が邪魔して難しいのだ。

てなわけで、なんかいいのないかと探しに行く。


もうオトナなのであまり絵がついているのはイヤだなぁ……とシンプルなのを探すけど、ない。
何がないって、左はじが月曜からはじまるカレンダー。あっても少数でわざわざ「月曜始まり」ってことわり書きがある!ちょっとびっくり。ってのも「月曜始まり」の方がメジャーだと思ってたから。
僕のシステム手帖(ミニ5穴)のカレンダーリフィルはBindexというメーカーのものを毎年購入しているんだけど、こちらは月曜始まり。
スケジュール帳とカレンダーの違いか。
いやだいやだ、月曜始まりじゃないといやだーと思って家に帰ってくだんのオーダーメードカレンダーを見てみると日曜始まりだった。
大丈夫なんじゃん。
��おまけ)
ところで手帳といえばLOFTではじめて噂の「ほぼ日手帳」を見たけど、あんなでかいもんなんすね。ちょっと想像と違ってた。僕は会社の外では予定がほとんどない人間で、だから手帖(こっちの字が似合う……)にはレコードとかマンガの発売日やWANT LISTなんかが書いてあるだけだったりする。

2005年12月21日水曜日

どくさいスイッチ

「うーん、このblog最近おもしろくねーなー」
とかいいつつ、よそさまのblogを自分のRSSリーダーの登録から外す時の気分は、
そう、
「どくさいスイッチ」を押す時のそれにとてもよく似ていると思うのです。

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ところで本家サイトが13万ヒットいってました。全然更新してないのに、ありがとうございます。
このblogの更新をあっちでチェックしてる人もいるのかしらん(のび太風)。

いや、実は本家もちょこちょこ書いたりしてるんだけど、本家サイトはけっこう気合い入れちゃうので推敲とかかなり時間かかるんすよ。んで、いつの間にか飽きてほったらかし、という悪循環。

2005年12月19日月曜日

保護シート

NintendoDS本体の話だけど、周りの人みんな(勤務先がゲーム会社なので多くの人が持っている)がタッチスクリーンに保護シートを貼っているのを見て自分も買ってきて貼ってみたけど、なんかウザったくてすぐにはがしてしまった。そういや携帯電話の保護シートもすぐにはがしてしまったし、こういうのは相性悪い。

とにかくちょっとでも見にくくなったりするのがイヤなんだよムキー。わりと脂っこいのでパネルに汚れがつくんだけど、メガネ拭きでパネルを拭いたらすっきりしてほしいのに保護シートがあるとイマイチ。いらねーやこんなもん。

僕は任天堂を信じる。キズなんてつかないはず(笑)!!


2005年12月17日土曜日

「おいでよ どうぶつの森」のつづき2

ゲームの話つづきます。

その後の「おいでよ どうぶつの森」だけど赤カブにコツコツ水をやって育てて貯蓄したり人から果物をもらってプランテーションをしたり毎日コーヒーを飲んだりしている。まぁ、前作とそんなに変わってないから驚きもあんまりないけど、すぐに立ち上げられるのはやっぱりこのゲームにあってるなぁ。

うちの娘(ちょうど1歳半)が「どうぶつの森」を触りたがって(他のソフトではダメなのだ)、というのも、タッチパネルでキャラが動いたりするから楽しいらしいのだ。彼女のキャラをこさえてあるから、まぁいいかと思っていたら、なんと電源ボタン押しまくり。
僕も最初は何度かスタートボタンを押すつもりで電源ボタンを押してしまって、リセットさんに怒られてしまったけど、彼女の場合はけっこう確信犯。とりあえずボタンを押すのが赤ん坊の習性なのだ。
なもんで、できるだけ彼女が見ている時には起動しないようにしている。トホホ……。

ところで、エイブルシスターズ(可能姉妹)なんだけど、なんか変にイベント多くない?しかもなんかコテコテの浪花節みたいなの。あれ、ちょっと違和感あるなぁ。「どうぶつの森」シリーズはもっと腹に黒さを抱えてないと。だけども時々ポロッといいこと言う、ってなぐらいがいいんじゃないか。

あとGAMECUBE版から思ってたけど、道具の持ち替えや道具を持っている時に話しかけたり建物内に入る際にいちいちそれをしまう動作が入るのがめちゃくちゃうざったい。道具は別スロットにしてLRキーがあいているんだからそれによって切り替えさせてほしかった。個人的にはかなりマイナス。

前作からの追加部分でとくにいいところは、コーヒー屋のハトの親父。たたずまい・BGMとか脱サラ感が出てて最高。コーヒーサーバの動きも食玩のプチサンプルシリーズのようなかわいさがあって、まったくメリットがないんだろうけど、必ず一杯飲んでしまう。


2005年12月13日火曜日

「マリオカートDS」

「おいでよ どうぶつの森」に続いて、「マリオカートDS」も楽しい。ぜんぜん別の面白さなところに任天堂の恐るべき「ブ厚さ」を感じてちょいチビりそうになる。
マリオカートDS
B0002FQD7M
「マリオカート」ってスーファミ版を学生の頃ちょっとだけ友達にやらせてもらったんだけどやっぱり面白くて、このシリーズはとりあえず買いなのかと思いこんでいたんだけど、どうもアドバンス・GCと評判がいまひとつな印象で対応ハードを持っていても買ったことがなかった(wikipediaによるとSFC「スーパーマリオカート」が382万本、「マリオカート64」が224万本、GBA「マリオカートアドバンス」が94万本、GC「マリオカート ダブルダッシュ!!」が84万本)。


シリーズが失速?した理由はちょっと分からないけど、今回の「マリオカートDS」は対戦において初めて「簡単に」自分だけの画面で対戦ができるようになったのがかなり大きい。
据え置きのハードって対戦しようと思うと面倒で(そもそも二台以上用意できる環境はまれだ)、じゃあネット対戦はどうかというとこれまた意外と対応してなかったりする。
ところが「マリオカートDS」は持ち寄っての対戦は簡単だわ、無線LANを持っていればWi-Fiで寝ながらにして文字通り世界中の人と対戦できるわ、ソフトはとりあえず1本あればみんなでできるわ、で本当にヤバすぎる。これは無線LANのお手軽さによるものだなぁ。
コースもオーソドックなものはもちろん、トリッキーなコースもユーモアと気持ちよさが同居してて思わずニヤニヤしながら走ってしまう。
ちょうど1年前に買った「グランツーリスモ4」はレトロカーが好きな自分はそれなりに琴線に触れたけど、ゲームとしてはあんまり好みのベクトルではなかった。だけど「マリオカートDS」はレース+パーティゲームみたいなノリがあってとても好みな仕上がり。
といっても実はドリフトがよく分かってなくて今日ようやく人からコツを教えてもらったというレベル、というのはナイショ。

2005年12月11日日曜日

「ワンダと巨像」クリア

やっと終わりました、「ワンダと巨像」。
ワンダと巨像
B00064A8G6


主に休日プレイだったけど、1体約1時間、計16時間、リトライ含めて20時間ぐらいの濃密なゲーム体験ができた。特に中盤までは巨像を倒すたびにいちいち「このゲーム、面白いなぁ」と何度も口に出してしまったぐらい。

同チームの前作「ICO」が業界・ゲームファンの間で評価が高かったけど、個人的にはパズル要素が嫌いなため奥様が横でプレイしていたのをチラチラ眺めるだけだった(奥様は珍しくクリア)。
今回の作品は、巨人と戦う際にかなり爽快感があって、パズル要素もそれほど強くないからとっつきはよかった。

僕がこのゲームで一番いいなぁと思ったのは、「映画みたい」といわれているわりに実はかなりデジタルっぽい作りをしていたところだ。というのもたとえば、

・握力ゲージが0にならない限り、どれだけ絵的にヤバそうでも絶対にはがされない。
・登れるところと登れないところはかなりハッキリ描き分けられている。

とか、ゲーム部分がとてもシンプル。でもそこに現代的なリアルタイムCG演出が加わることで自分がすごいことをやっているように感じることができる。
もちろん基本となる、動く地形につかんで登っていく、って部分があってこそなんだろうけど。

また、その豊穣な世界観をセリフや設定の説明じゃなくて、演出や雰囲気で語ろうとしていて、またそれに成功しているのがすばらしい。
自分も仕事でリアルタイムムービーを作ることがあるけど、このゲームのそれは全然レベルが違うなぁ。レベルというかセンスというか……。何度も見てみたい(けど見るのが難しい)。

音楽も素晴らしい。
平成ガメラの大谷幸が担当しているんだけど、思わずサントラを買ってしまった。いや、曲のよさだけじゃなくて、ふだんフィールドをさまよっている時は音楽はならないんだけど、いざボスと対峙するとどこか哀しげな・しかし勇ましい音楽がなり始め、より戦いが進むとまた音楽が変わる、ってな設計が素晴らしかった。個人的にずっと音楽が鳴り続けてるゲームってあまり好きではないので。

……と褒めてばっかりだけど、本当に面白かったし、ゲーム制作を仕事としている人間としても刺激を受けたのは事実。


どうしようかと迷っている人はぜひやってみたらいいと思う。
そんな今からやろうとしている人へいくつかアドバイス。
・説明書をきちんと読んでワンダの基本的な動かし方を覚える。一度覚えると大丈夫だけど、ちゃんと知らないと詰まることがあると思う。
・弓は意外と使います。とくに巨像を挑発する際には。
・トカゲ狩りとかのレベル上げ的な行動はやらなくておクリアできる。
・一度巨像と対面してから違うルート(巨像から離れるので音楽が鳴らなくなる)で回り込まなくてはならない、って攻略はないです。必ずそのマップ内で倒せます。
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さて、最近自分の中でもテーマだったんだけど、面白いルールを作っただけではプレイヤーは飽きてしまう、ということに関して。
トランプとかは素晴らしいルールを持っているけど、基本的に代わり映えしないのでそう何度もやれない(あれは対戦相手が変わることが飽きないことにつながってるんだろうけど)。
そんなの当たり前で、たとえばゴルフやレースゲームならコースを加えたり、RPGならレベルがあがり使える技や魔法が増えていくことで飽きさせないようにしている。
それらは「ルールの上にのっけるデータ部分」と言える。
そこで思うのが、ルールを作る際に「上にのっけるデータ」をのせやすいような設計になっているかどうか、って部分まで考えておかないとダメだ、ということ。
「ワンダ……」の場合は剣をかざして敵を見つけだし、つかまって急所を探し突く、というルールがあって、その上に様々なタイプの巨像データをのっけている。そこから考えると、レベル上げの要素もないこのルールでは「16体」というのはとてもいい数値だと思う。たぶん、それ以上はデータのアイディアを出すのは難しいし、出たとしても他の巨像の焼き直しになり、それならいっそない方がいい。
では、そのデータ部分である巨像の感想を一体一体書いておこう。ネタバレあります。
★は5が最高点です。
1.★★★★★
オーソドックスだけど、最初のせいもあって一番巨大感を感じた。
学校の帰り道に向こうから来たヤンキーににらまれる戦慄!
ダメージをくらっても回復をマメにやれば大丈夫。
剣を持っていないと弱点が光らないことは覚えておいた方がいいです。
2.★★★★
四つ足。
ちゃんと考えないと倒せないけど、実は他人がこの巨像と戦っているのを見ちゃってた(&それがあまりにもすごかったので購入を決意)ので、とくに迷わなかった。
ヒントは「光っているところが弱点」、ってことか。
3.★★★(攻略サイト見た)
もちつきハンマー。
巨像がいる場所に行くまでのマップアクション部分がすごいうざったかった。失敗した際のリトライはもうちょっと楽にさせてくれてもよかったんじゃないか。
巨像戦は攻略サイト見ちゃいました。天の声のヒントがやや分かりにくい。
あそこは足で踏ませればいいのかと思ったら、もちつき攻撃をあてないとダメなんですな。
あと、設定的になぜあそこを壊すとああなるのかよく分かりません。
4.★★★
かくれんぼ。
自分がすぐに倒せたせいでこいつのことを思い出すのに時間がかかった(笑)。
あからさまに何かに使いそうなマップ構造になっているのがご愛敬。いや、でも後半にいくとあやしいだけで全然関係ないマップオブジェクトがあったりもするので注意。
5.★★★★(攻略サイト見た)
空中戦。
最初、どうやってつかまればいいのか分からず一所懸命高台を探すが見つからず(この手の勘違いは最後までやってしまっていた)。
つかまればあとはいつも通り。
6.★★★★
室内戦。
巨像が入れない場所に入ってのぞき込んだところを……というパターン。
よく昔の東映アニメなんかにありそうな巨人との戦い方で、仕掛けは単純だけど気分的に面白かった。
7.★★★★★
水中戦。
潜水艦との戦いのような。
8.★★★★
タワーによじのぼるタイプ。
ここで初めて戦闘不能→リトライに。強烈な光の毒みたいなのを放ってきてキツかった。
やり方が分かると、あとはいかに迅速に下りるかがカギ。
やはり「光っているところが弱点」、です。
9.★★★(攻略サイト見た)
温泉。
ネタは分かったんだけど、どう巨像を誘導するか分からなかった。
なんてことはない、誘導の基本=弓でした。
こいつも遠隔攻撃がキツめ。多少はダメージ食らうことを覚悟した方がいいかも。
10.★★★(攻略サイト見た)
もぐら。
アグロに乗って戦うんだけど、弓をかまえるのとアグロを進ませるのを同時にやるにはどうやればいいんだ?と悩んだら、アグロは×ボタン押さなくても勝手に走り回るんですね。ここの操作はフィールドとルールが違っていてちょっとイヤだった。それが分かればあとは7番目の水中戦のような戦い方で。
11.★★(数度戦闘不能)
素早いイノシシ。
何度も戦闘不能→リトライをした。というのもこいつ、ハメてくるんすよ。失神→起きあがったところをガツン→失神。これのループが何回か。あとワンダが違う道具を持つのはここだけなので、それもイヤだった。
12.★(1度戦闘不能、攻略サイト見た)
頭ぼこん。
ちなみにこのマップは以前別の巨像がここにいると思ってやってきて水に流され戦闘不能になった場所だった(笑)。
しかし、こいつは最悪。「高いところにのぼれ」というからマップの高いところをがんばって探すけどどうしてもよじ登れない。どう考えても分からないので攻略サイトを見た。
……こんなの分かるわけねーじゃん!!この攻略法は個人的にはナシだと思った。あと、天の声のヒントもちょっとどうかと。マップにいかにも関係ありそうな高い場所を作らない方がよかった気も。
9、10、11、12とどんどん自分が好きじゃない方向へ向かっていくので懸念したけど……。
13.★★★★
トンボ。
これは面白かった。5・10の複合技なんだけど、この方向性でいいと思う。
ボヨンボヨンしたところが虫っぽくてかなりキモチワルイのが素晴らしい。
14.★★
体当たり。
ちょっとやらされ感が強かったかも。
あと、一度にやっつけようとせずに適度にやり直した方が早かったです。
15.★★★(1度戦闘不能、攻略サイト見た)
高いところから頭に乗っかるタイプ。
巨像がドシン!って足踏みをすると足場がバコッと斜めになるからそれを利用してよじのぼる、ってのはちょっとどうかなぁ。それならば真ん中あたりにそういう板を用意してその習性を描いてほしかった。
しかし、こうして見ると意外とこういう高いところからしがみつくパターンって少ないなぁ。
16.★★★★(マップ仕掛けで戦闘不能、攻略サイト見た)
マップ固定ジオング。
さすがにラスボス、集大成という感じ。とはいうものの、やや力押しな感じも否めず。
エンディングは「ICO」をあまり知らないから衝撃とかなかったけど、それでもよかった。ホントに詩情あふれてて。意味はよく分からないけど、ワンダの行為は報われた気がした。
このゲームってたとえば投げ出すのもゲーム内ストーリーの選択肢の一つのような気がした。「もういいや、女の子が助からなくても」という。だってそもそも禁忌を犯しているんだし。でもなぜかちゃんとワンダの「戦わなくちゃ」という気持ちを共有できるから不思議だよなぁ。

2005年12月7日水曜日

はじめての重松清

先日、書店で重松清の本を偶然手にとってパラパラと読んでみると、面白くて一気にその短編を読んでしまった。「卒業ホームラン」という短編集「日曜日の夕刊」の一編だったんだけど、実は重松清の本って読んだことなかったのでいい機会だと思って購入。
日曜日の夕刊
重松 清
4101349142
いやぁ、うまい小説を書く人だなぁ。今さらなのは重々承知で書くけど。
今は短編しか読んでないけど、どれも出だしが非常にうまい。
安易に泣きや感傷に走らず、それでいて読後感はいろいろ感じさせられる。
わりと現代風な言葉づかいとかセリフもあるけど、ギリギリリアリティを保っている。
他の本もいくつか読んでみたいと思った。

そんなタイミングで以前から太陽の塔の表紙が気になってた彼の「トワイライト」が文庫化。さっそく買って読み始めている。

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ところで、NHKスペシャルで矢沢永吉を放送するらしいけど、構成が重松清。
こりゃ期待大でしょう!


2005年12月6日火曜日

ゲルインキボールペン

普段使う筆記具というと圧倒的に「ゲルインキボールペン」なのである。油性・水性ボールペンなんて僕にとってはホントにゴミであって、実際に景品でもらったりしても捨てちゃうぐらいだ。

でもゲルインキボールペンは割とインキがなくなりやすくて、黒いのなんてオフィスデポで箱入りのリフィル(替え芯ね)を買ってきて使ってるぐらい。しかもそれが残り1本とかになってる現状。

先日、会社で使っていた赤ボールペンのインキが切れたので、リフィルを探すかとハンズに行ったけど、ない。「SAKURA Ballsign NX(0.8)」って製品だったんだけど、ややマイナーなメーカーはリフイルを出してないのか・おいてないのか。こちらも切れてたけど一応取っておいた「ぺんてるuni-ball VISION ELITE」ってのは構造的にリフィルがなさそうで、実際になかった。まぁ、これらは自分で買ったわけではなく、いつの間にか持っていたものだからしかたない。
正直、金額的にはリフィルを買うメリットってあんまりないんだけど、なんかチャージしたみたいでうれしいのだ。なんでだろう?

そんなわけで今回はちゃんとリフィルのある「PILOT G-Knock」を購入。ややグリップが太いけど、まぁいいか。

2005年12月5日月曜日

フライング発売日

レコードってなぜか発売日の1日前に店頭に並ぶんで、せっかちな僕はいつもそうやって買ってたんだけど、同じような流通形態なのに本とかゲームとかDVDってちゃんと発売日にならないと出ない、ってことが最近ようやく分かってきた。
それまではよく1日前にお店に行って出ていない、ということを繰り返していたもんなぁ。


2005年12月4日日曜日

「なぜか混同」更新

今回のネタは

・シャンプーとt.A.T.u.
・「パンクポンク」と「おはよう!スパンク」
・「きょうの猫村さん」と「生協の白石さん」

の三本です。ンガクック。

こちらからどうぞ

2005年12月3日土曜日

MacOS9のブラウザ問題

ちょい前のエントリーにて、MacOS9のIEではblogツールMovable-typeのインストールができない、と書いたけど、実は「はてなRSS」も事実上使えない。
そんなことが続いたので、こりゃメインブラウザをMozillaにしようかと何日か試してみたんだけど、大いなるデメリットが!
なんとMovable-typeでの投稿画面で、「投稿」ボタンが非表示になるのだ!おそらくJavaScript関連だと思うんだけど、いかんせんMovable-typeの中身のことも分からないのでどうしようもない。

結論からいうとOS9においては完全なブラウザなど存在しない(っていうか、「完全なブラウザ」ってのはWindowsのIEしかないと思うんだけども。全然完全じゃないけど、さすがにこのブラウザで見られない、ってのはないだろという意味で)。
たとえばF1公式サイトがレース中にラップタイムを出してるけど、それを見る際にはわざわざOSXを立ち上げて、Safariで見なくてはならない。

ブラウザに関しては特に時代遅れを感じる>OS9。でもまだまだ使いたい。

2005年12月2日金曜日

最近買ったマンガ

何冊か集中的にマンガが発売。

漫画家超残酷物語
唐沢なをき
4091800505


新刊コーナーで発見。唐沢なをきは当たりはずれがあると思うんだけど、これはまぁまぁ当たり。
「がんばれみどりちゃん」はハズレだった。割とメジャー雑誌で連載してるはずなのに……。

藤子F不二雄/ドラえもんプラス 4
これ、ドラミちゃんをおぶっているドラえもんのジャケがめちゃくちゃかわいくてグッド。

藤子F不二雄/ウメ星デンカ1
そして、ぴっかぴかコミックスはウメ星デンカ。月末には2巻も出る予定。