2009年5月24日日曜日

オリーブドラブ野郎たち

自宅からわりとアクセスしやすい恵比寿にあった「Mr.CRAFT」が閉店してからというもの、ミニカーの新製品に出会う機会が少なくなった。

その代わりなのか、昨年の秋に復活したプラモデル作りを再開。天候が陽気になってくると塗装がうまくいくので自然とやる気になる。

現在はTAMIYAの1/35シュビムワーゲンに手をつけているんだけど、この手のミリタリー系のミニカーってあるにはあるんだけども、やや客層が異なるのかあまり目にしない。

だけどそういうものもチェックできるのがネットのよさで、シュビムワーゲンについて調べていたら偶然1/43で1090円という価格でミニカーになっているのを知って、早速手に入れた。

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プラモデルやよく見る写真では幌を畳んでいるものが多いのでやや印象が違うけどこれはこれで面白い。ちなみにこのモデルは幌を外せません。
また側面についているシャベルなどがいいなぁ。
鳥山明もアラレちゃんで何度かこの車を描いてたっけ。

正直、戦車とかにはほとんど興味ないんだけども、こういう「ソフトスキン」と呼ばれる車輌は車に近いせいかちょっとひかれる。

その魅力の延長線上にジープとかがあると思うんだけども、このバモスホンダもその一つ。

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こちらは先日2度目の訪問をした多摩テックにて、tomicaのHONDA特注モデルが売っていたので手に入れた1/54のもの。

僕が持っているものでも5バージョン目だけど、さまざまなポイントからも最高の出来。
まず、塗装がオリーブドラブである。しかもマットな仕上がり。ライトの塗装などもリミテッドレベル(ナンバープレートが塗装されてないのがやや残念)で、後部座席との間のバーもきちんとつけられている。

2009年5月20日水曜日

実は「ドビンソン漂流記」が読みたい。

買うとは決めていたけど、「小学館:藤子・F・不二雄大全集」はホントにキテるなぁ! オバQ、ジャングル黒べえを入れてくるあたり、小学館も出したくてしょうがなかったんだなぁ、と思う。
個人的には、特に新オバQはF作品のなかで一番好きなので、次期配本に入れてほしい。

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��先生の方は、以前からプロゴルファー猿は面白いのは分かっていたんだけどなかなか読む機会がなくていつかは……と思っていたんだけど、今日久しぶりに大型書店に行ったら

長編名作マンガの感動シーンを1000ページでイッキ読み!!少年サンデーコミックススペシャル『プロゴルファー猿』

なんてのが1000円で売っていたので、思わず購入。
いわゆるコンビニマンガ的なもので、1024ページのダイジェスト版。入門にはちょうどいいかと。
読み始めたけど、おもしろい!!
この頃のA先生は絵が上手だなぁ(←失礼)。

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マンガネタでは、来年のNHK朝ドラが水木しげるものの「ゲゲゲの女房」。
漫画家ものは、「マー姉ちゃん」以来なのか?

2009年5月5日火曜日

色白のせいかヒゲが目立つ……

ずっと使っていた電子シェーバーNational リニアスムーサー3D(ES8003)がついに壊れた。
充電しても電源を入れるとすぐに止まってしまうのだ。

調べてみると1999年12月に購入したから、もう10年近く使っていたことになる。この製品は水洗いができる最初期のものだったと思う。それまでシェーバーって水洗いができなかったので、それならば臭くなることもないだろうとカミソリから乗り換えて時々替刃も購入して使ってきた。
思った通り、衛生的には全く問題なく長年愛用できた。

残念なのは今年の1月に内刃・外刃を替えたばっかりであったこと。結構高いから思い切って買い換えればよかった。

なのに躊躇していたのは、現行モデルで本体を自立させられるものがあまりなかったこと。
最近多いのは、洗浄用の台があってそれにつっこんでおくとキレイになって乾燥までしてくれるというタイプ。なので本体を自立させる必要があまりないらしい。

でも個人的にはそういう洗浄器は独自の洗剤や電気代などランニングコストがかかるのでいらない。
ので、いろいろ調べて、コストパフォーマンスに優れているらしいこちらを購入。
Panasonic ラムダッシュ 3枚刃 ES8111P-S シルバー調
B001JA41FA

確かに8000円を切る値段で、3枚刃・洗浄OKはすばらしい。やさしく剃っても前の製品よりもよく剃れるというのが10年の技術進歩を感じる。

ただ、実は買うときに最近発売された上位商品が気になっていて、

Panasonic ラムダッシュ 青 ES-LA52-A
B0025VJZVM


4枚刃なのは別にいいんだけど、縦の首振りが導入されてるのがうらやましい。

ちょうど製品ラインナップの切替時期でいろんな製品が乱立していたため、いまひとつ吟味できず店頭でチェックもせずに先の商品をAmazonで買ってしまった。
この新製品ともっと比較検討すればよかったかなぁ……と少々後悔。値段はかなり違うんだけど、なにせ10年近く使えたりするものだからなぁ。やっぱりこの手の製品は店頭で触ってみないとダメだ。

あと、この手の日常必需品は壊れるまで使っていると、壊れたときにあまり吟味せずにあわてて代替品を買わざるを得なくなるので、ある程度減価償却したと思ったら新製品をチェックして買い換えるべきだと思った。

2009年5月4日月曜日

「難波功士/ヤンキー進化論」

昔から不思議だったのは、マンガや映画といったメディアでなぜヤンキーものやヤクザものがリリースし続けるのか?、ということだ。

自分の仮説としては
��.そういう作品が商品として成り立つほど、かつてヤンキーだった人は多い
��.誰しもが(フィクションの中での)ヤンキーやヤクザにどこかで憧れている
だったけど、これらのどちらもそうなんじゃないか、と思う。

自分はといえば、地方都市のそのまた郊外で育ったので、中学校に入ると今でいうヤンキー、当時はツッパリとはさすがに言わずに不良、が周りには多かったし、男子の「カッコよさのベクトル」は明らかにそちらに向いていた。

ところが、自分自身は体が小さいこともあり、ケンカが強い・弱い以前にしたことすらない、という「ジョジョ第四部」でいうと康一くんみたいなタイプだった。

そういうこともあって、ヤンキー文化というのはとても受け入れがたくて、そういうマンガや映画を見て面白いと思ったためしがない。だってたいて無性にケンカが強いやつが主人公だから、感情移入しづらいのだ。

ずっとそういう思いを持っているところへ待ってました、というこの本。

ヤンキー進化論 (光文社新書)
難波功士
4334035000


この本の作者も、自分の境遇と似たような感じなんだけども、ユニークなのはそれでもどこかでヤンキーにシンパシーを感じているところ。

その視点をもって、不良文化がヤンキーとひとくくりにされるまでの“戦後アウトロー文化史”から彼らのファッション、メンタリティ、周辺文化、支持されるフィクション、ヒップホップへの接近、イギリスのラッズとの共通性などなど、社会学者ではあるけれども突き放した学者視点ではなくて、愛をもって観察、という感じで単純に楽しめた。

あとがきでは、最近出た藤原ヒロシの半生を描いた「丘の上のパンク」に触れて、この本で描かれたようなクールなスタイルだけが日本でのパンクやヒップホップの受容の形ではなかったことを強調している。また藤原ヒロシを代表とするセンス・エリート文化に対して、この本を読んできたらなるほどと思わせる批判性を持っているのも面白かった。

しかし驚くのは、新書300ページを費やしてもまだまだヤンキーには語れることがあると感じさせる、ヤンキー文化の層の厚さ。

そして同じくあとがきではこんな本も紹介されていて、こいつもまたぜひ読んでみたい。
ヤンキー文化論序説
五十嵐 太郎
4309244653


2009年5月1日金曜日

ザ・太鼓持ち

以前ほどの熱ではないけどYMOは大好きで、結局自分の音楽趣味はこのグループを起点にしているなぁと時々気づかされる。

ではYMOの3人、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の(ソロの)中でどれが一番好きか?と聞かれると、実は高橋幸宏かも。

僕が音楽を聴きはじめた高校生の頃は細野晴臣が「omni sight seeing」、坂本龍一が「Beauty」とワールドミュージックに走っていたんだけど、高橋幸宏は「EGO」をリリース。

EGO
高橋幸宏
B001PM0D3G


最近再発されたけど、このアルバムは今聴いてもかっこいい。

ユキヒロというと「音楽殺人」「ロマン神経症」「What, Me Worry?」あたりが取り上げられることが多いし、僕も「ロマン神経症」は好きだけども、「EGO」も捨て曲がまったくない名盤だと思う。

「EGO」の次作品「Broadcast From Heaven」もレンタルで借りてよく聞いた。当時は「Fait Accompli」が好きだったけど、今聞くと「The Sensual Object Dance」がいい。

その次の「A Day In The Next Life」になると前作よりもダークな作風になりほとんど聴かなくて、「幸福の調子」を最後に離れる。
その後は砂原良徳参加の「The Dearest Fool」とスケッチショウの1stを聞いたぐらいだから、好きと書いた割にそんなにおっかけてないかも(笑)。まぁ、一番よく聞くのは誰?という設問だと思ってください。

さて、先に書いたように最近ベスト盤とともに彼の昔の作品が再発されるなどしてラジオ番組なんかにもよく出ていたのに触発され、前から気になってたけどなぜかレンタルになかったこのアルバムを思い切って買ってみた。

WILD&MOODY
高橋幸宏 STEVE JANSEN PETER BARAKAN
B000FJHF04


こいつがジャケに反して(笑)かっこいい!
元々ミニアルバムだったらしくて、曲のまとまりがタイト。また、「Stranger Things Have Happened」「Kill That Thermostat」「Walking To The Beat」などダンサンブルな曲も多いのも好み。だけど、スローな「The Price To Pay」が一番好きだったり。

珍しく買ってからリピートで聴いている。