2006年7月31日月曜日

「カーズ」のアート本は面白いよ

先の投稿で「カーズおもろくない」などと書いておきながら、その筆先が乾かぬうちにこんな本を購入。\3990もした(けどオールカラーで内容的にはリーズナブルとさえいえる)。

ジ・アート・オブ カーズ
マイケル ウォリス スーザン・フッツジェラルド ウォリス
4198621772


今までピクサー作品はこの手の本が出てたと思うけど、買ったのは初めて。しかも映画自体は面白くないのに(←しつこい)。

ではなんで買ったかというと、実は僕は手なぐさみレベルでミニカーを元にイラストをさらさらと描いたりするんだけど、その参考に、ってのが大きい。
「カーズ」は車のデフォルメの仕方とかは好きだったので、その成り立ちにはとても興味があった。


最近、毎月立ち読みしている「modelcars124号」に「デイブ・ディール公式サイト)という著名な車のイラストレーターがカーズのコンセプトデザインに参加している」という記事が載っていて、あぁ、あの子供の頃、やたらとタイヤが大きかったり、車体がぐにゃりとしてたりするアメリカンなボックスアートのプラモデルとかあったよなぁ……と思い出したけど、そうか、そんな有名な人だったのか(くわしくはこことかどうぞ)。
などと思ってたら、この本でそのコンセプトデザインやワークショップの内容に触れられていて、やっぱりいいんだなぁ、これが。
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僕はチョロQとかディフォルメされた立体ものはあんまり興味ないけど、イラストなら好きで、鳥山明の描く車とかもとてもいいと思っている。
自分でちょっと描いてみるとすぐに分かると思うけど、車で一番大事なのはタイヤだと思う。これは偶然見たテレビで「カペタ」の作者・曽田正人氏も言っていたけど、車の表情が一番出るところなのだ。やっぱりデイブ・ディール氏も鳥山明氏もタイヤがすごくうまい。
ちなみに、これが最近の僕の作品。後ろのタイヤのパースが変ですな(泣)。マツダK360です。
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マーカーはコピックを使ってみたら雰囲気がいい。売れてる理由が分かった。けど裏写りするのだけはイヤン。
ディフォルメじゃないけど、「oha ILLUSTRATION STUDIO」の作品も素晴らしい。更新されてないのが残念。
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さて、もう一つ購入の決め手となったのが、ディズニー作品「小型クーペのスージー」(「青い自動車」)に関する言及。
この作品については以前このblogでも触れたことがあるけど、ちゃんと関連性が書かれていて、うれしかった。
DSC01475.JPGP14
これにインスパイアされたピクサーのボツ企画「黄色い自動車」のイメージボードも載っている。
ちなみにスージーは目の入れ方とかは「カーズ」と同じだけど、ちゃんと人が乗る。

2006年7月29日土曜日

「カーズ」

ピクサー作品は前評判に関わらず劇場で見ることにしてるので、最新作「カーズ」を見に行く。

結論からいうと、うーん、いまいち。ゆえにこうしてblogに感想書くのも2週間以上経ってるような状態(ただし見終わった直後に感想をメモしてた)。
かろうじて「ファインディング・ニモ」(←個人的にはピクサーの中で唯一“つまらない”と思ってる作品)よりは面白かった、という程度。
前に書いたけど、僕は車を擬人化した物語ってのがけっこう好きなんで、点数はきびしめなのかもしれない。


いつもどおり吹替版で観たけど、これは字幕版で見た方がよかったと思った。
というのも
・広告看板やロゴなどがかなり日本語に差し替えられている
 さすがに「ライトニング」とかカタカナで描かれると萎える。
・ヒロインの声が戸田恵子
 うーん……、どう聞いてもおばちゃんです。
・シューマッハー、マリオ・アンドレッティといったゲストも吹替
 マリオ・アンドレッティは吹き替えてなかった気もするけど、シューは思い切り日本語。ゲストの意味がない(泣)。あ、今気づいたけど、「シューマッハー(英語でShoe maker=靴屋)」がタイヤ(車にとっての靴)の店を訪れるのってちょっとしたギャグなのか!
ただ、メーター役の山口某(「ぐっさん」てあだ名の芸人)は上手だった。エンドロールでクレジット見るまで分からなかった。
内容的に、どこらへんが不満だったかというと、
主人公に感情移入しにくい
 これ、あらすじを知った時から懸念してたんだけど、物語の2/3ぐらいまで鼻につく主人公がどうしても嫌いで、ずっとノレなかった。その後も、「まぁ許せるか」って程度で、好きにはなれない。
 この辺は僕は「トイストーリー」のウッディがあまり好きじゃないのとちょっと似てるかも。
アメリカンなメンタリティが入りすぎ
 ルート66への憧憬とか、ポルシェの姉ちゃんがタトゥーしてたりとかって日本人にはちょい分かりにくいと思った。
 逆にヒッピーのVWバスとかジープの軍隊のギャップギャグとかもっと入れて欲しかった。有効だったのは、ティフォシ(=フェラーリきてぃがい)のフィアットぐらいかなぁ。あれは面白かった(日本語はジローラモさんがやってて、たどたどしさが好きだった)。けど、それは僕がそういう文化背景をたまたま知ってたからだし……。
伝説のレースカー関連
 ハドソンが「オレはみんなに見捨てられたんだ……」といいつつ、最後にレース場に行ったらスター扱い。ちょい変。
あと、そうやって挫折した後になんであそこでああやってくすぶっているのがよく分からない(それは、ポルシェ姉ちゃんにもいえる)。あのキャラ、もっとうまく動いたんじゃないか??
なんていうか、みんな心変わりの部分が唐突。なんでいきなりポルシェと主人公がラブラブになってんだ、とか、最後もみんながピットクルーとして来るのはお約束としても、なんか弱いと思った。
カーレースで勝つことがすべてじゃないという結論
僕はカーレース好きとしてこれがすごいイヤだ。カーレースはなんといおうと勝つことがすべてだと思ってる。映画のカーレースものっていつもここを否定しがち。……萎えるなぁ。ラストはそれだけはやってほしくなかった、っていうところをやってしまってた。ラストに関してはスタローンの「ドリブン」とほぼ同じレベル。
あと主人公のベテランレースカーへのリスペクトが全然描かれてないのに突然助けてもなぁ、っていうのもあった。ヒゲっぽいのがダーティなことをやりつつも、ベテランはジェントルなレースを展開する、それに主人公はハドソンをダブらせる……とかいう演出などがあればまだ分かるんだけども。
他にも、あの村から離れる時のマックイーンのリペイントとかタイヤとかが全然意味なかったのも「?」。あそこはスポンサーとケンカしてでも村のステッカーを貼るんだ!というようなエピソードとかほしかった。
脚本は大いに不満だったけど、レースシーン、ドライブシーンなど絵的なことは全然不満はなかった。
ま、あくまで一つの意見として。

2006年7月26日水曜日

そろそろ引退か?

あー、もう!
blog管理ツールMovable Typeを3.31にバージョンアップしたら、投稿画面がMacOS9のどのブラウザからも完全な形で見えなくなった……!
特にヒドイのがメインで使っているIE5.1.7。
Mozillaも以前同様ダメ。
これじゃ投稿するのに一苦労。

実は愛機G4 CUBEが5年保証期間を全うして、それを待ってたかのようにUSBスピーカーが壊れたり、もうそろそろ寿命か、と思っていたところ。

こりゃ新しいPCを買った方がいいんだけど、なにせOSを乗りかえなきゃならないから腰が重い。
Windowsにするか、OSXにするかもちょい迷う(基本は前者で考えてるんだけど)。なのにMacでもWindowsが動くようになったから、話をややこしくする。
あと、ノートにするかミニデスクトップにするかも迷う。一年前に液晶モニタ買ったばっかだし、大きい画面好きだし。

うーん、迷う。



2006年7月23日日曜日

細田守監督「時をかける少女」

ヤバイ!ヤバイっす、細田守監督の劇場アニメ「時をかける少女」!!
青春映画の大傑作!!
こういうのが見たかった。

でも、これなんで東京で単館上映なの?土曜だったけど昼過ぎの回は立ち見出るほどの満員で入れず、夕方の回の整理券をもらって時間をつぶして、やっと見ることができた。
その回も満員で客入りがすごくいい。これは上映館増やすべきじゃないか?

それはともかく、もちろんファンの細田監督ってこともあるけども、題材が「時をかける少女」って時点で、面白いだろうとは思ってた。というのも、タイムリープが持つせつなさみたいなものと細田演出はマッチするのは、僕ではなくても想像できるから。
でも、その想像をはるかに越える出来だった。
もっとも「青春」と「タイムリープ」と「せつなさ」って僕が大好きなネタなんで、個人的なツボに入りすぎてるだけなのかもしれない(笑)。

キャラクターデザインがエヴァンゲリオンで有名な貞本義行ってのが、実はこの人のキャラクターがそんなに好きじゃないからやや心配だったんだけど、やっぱり細田絵になってて問題なし。登場人物みんながとても魅力的。

良すぎたので、感想書いても「とにかくよかった」になってしまうんだけど、原作(たとえば原田知世版とかも含む)より時間軸的には後の、現代を舞台にした話で、主人公も違うんだけど、プロットやトーンはきちんと踏襲していると思った。
テーマがオリジナルをより広げたものになっているのも唸らせられる。
といいつつ、実は筒井康隆の原作は読んだことないので、これを機に購入(だって映画にあわせて新装版が出る前の表紙があんまりだったんで、1年ぐらい前に偶然読もうと思ったんだけどパスしていた)。

あ、細田グラフィック?というか、デザインコンシャスな部分もちゃんとあって楽しめた。この人が選ぶフォントとかいいんだよなぁ。
ピアノ主体の音楽もとてもよかった。

見終わって興奮こさまらず、つい↓を購入。

時をかける少女 絵コンテ 細田守
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2006年7月21日金曜日

オリベ

「リリー・フランキー/東京タワー ドビン、ちゃびん、はげちゃびん」

ドラマ放送延期、大変すね。

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梅雨の季節になると、衣類などの臭い・臭くないがハッキリしてくる。
今まで、「これ、なんか臭いけど、生乾きだったのかもな」とかごまかしていたけど、この時期にはそれが存在の耐えられない匂いに発展。
そんなのは片っ端から捨てるのであります。

ちなみにパンツ、全滅……。

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僕は定期購読してるマンガ雑誌がないので、興味があるマンガは単行本で買って読むんだけども、興味を持つのはたいていblogや雑誌なんかで紹介されていた場合だ。

今回のマンガも、MacPower(←もはやサブカル〜デザイン雑誌)最新号の紹介で知った。
MacPower最新号は本の特集で、ブルータスのなんかよりもよっぽど読み応えがあるなんだけども、そこではなくてある連載コラムで触れられていたのだ。

早速本屋で探してみる。
最近の単行本は中身が見られないので、正直、表紙からだけでは実際にどんな絵柄なのか分からなくて難なんだけども、

へうげもの 1 (1)
山田 芳裕
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これなの!?

実は書店で以前この本を目にして、ずっと「ほりのぶゆき」の時代劇4コマだと思ってた。それはそれでちょっと興味があったんだけど、全然違うじゃん!
しかも山田芳裕と聞いて、あぁ「Bバージン」の人か(←って読んだことないが)、あの絵はちょい苦手……と思ってたら、それは山田玲司!
山田芳裕は「デカスロン」の人ですね(←って読んだことないが)。

ちなみに表紙はブルーノートのパロディになってるけど、正直あんまり気づかないぐらい効果ないと思う。
公式ブログがあって、あまり単行本が売れてないと書かれていたけど、これ、やっぱりギャグマンガに見える。とりあえず表紙で損していると思うよ。

でも買って読んでみたら、絵はあんまり好みじゃないけど、内容がツボ入った。
主人公が古田織部、って時点でイカす。
副読本は↓これでキマり?

千利休—無言の前衛
赤瀬川 原平
4004301041


2006年7月19日水曜日

最近読んだ本2006初夏(2)

前回の続き。

郵便と糸電話でわかるインターネットのしくみ
岡嶋 裕史
4087203336


昔から「サブネットマスク」ってなに?ってのが分からず、なんとなく悔しかったんだけど、本書を読んでちょっとだけ分かった。けどすぐに忘れてしまうので、また読み直すことになるだろう。

ハートのタイムマシン!—瀬名秀明の小説/理科倶楽部
瀬名 秀明
4043405057


「パラサイト・イブ」の著者がセミナーで高校生相手に話した講義と、同テーマの対談などをまとめた本。僕はド文系からわりと理系っぽい職場に来たので瀬名氏とはどちらかというと逆なんだけど、確かに文系・理系というのはあまり意味のない分け方ではある。でも、それでもやっぱり向き不向きは絶対あるなぁと思う。
ある事柄がパッと分かる人とそうでない人。パズル系の遊びをやっていると、僕は本当にそういうことを考える能力が欠落してるなぁと思ったりするし。

楽しいぞ!ひと昔前の暮らしかた
新田 穂高
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仕事のアイディアを求めて読んだ本。
僕は小学校高学年〜高校生の間、いわゆる田園地帯で育ったので、そういう所の暮らしにくさとかはウンザリしているし、「リタイアしたら田舎で悠々自適」とか全然思わないんだけども、この人は場所だけでなくいろんな作業を古い茅葺きの家に住むことで実践してみる。
正直、うーん、まねはできんなぁと思うけど、疑似体験するには面白い。

自暴自伝
村上 “ポンタ”秀一


この本が気になる人は小西康陽による解説を読むといいと思います。
オラオラ系だけどどこか上品。そんなポンタ氏の音の武勇伝と音楽に対する一家言。

演劇は道具だ
宮沢 章夫
4652078188


かつてコラムニストとして大好きだった宮沢章夫だけど、今は面白い人だとは思うもののそのテキストには食傷気味で全然読んでない。
この本は演劇論とのことで、パラパラめくってもいつものパターンじゃない文が書かれていたので買ってみた。
けっこう抽象的に自分の演劇観が語られているけど、なかなか面白い。演劇というか身体と意識のふしぎというか。

あの頃ぼくらはアホでした
東野 圭吾
4087487857


テレビで映画「秘密」を見た、ってぐらいしか自分との接点がない直木賞作家・東野氏だけど、この自伝はめっぽう面白い。全然作家になる気配がないまま終わるところがとくによい。怪獣に対する意見も読み応えあり。
最後の退職した理由が気になるー。

レディメイド*はせべ社長のひみつダイアリー
長谷部 千彩
4902824051


図書館で借りた。
小西康陽妻にしてレディメイド社長のブログを本にまとめたもの。
着るものにこだわりがあったりしてとっつきにくい人なのか?と思いきや、マンガやネットワークゲームの話が普通に出てくるところが面白い。
いくつかここで紹介されてる本とかが気になった。
実は先日買ったBOSEのWave Music Systemもこの本の中で絶賛されていたのであった。

悠悠おもちゃライフ
森 博嗣
4093411239


森博嗣って大学の先生辞めてたんですね。びっくり。けど有言実行なのか。あと、かわいがってた犬も亡くなったそうで、合掌。
いつも書いているけど、この人の小説には全然興味ないけど、エッセイやとくにこの手のホビー系の本はとても好きで、ハードカバーだったりしても買う。写真もいいし、なにせセレクトしているものがいちいちツボなのだ。かわいくてかっこいい。趣味があう(←生意気)。と思って著者プロフィールをみると僕と血液型・星座が同じで、誕生日も1日違いなのね。そういうのって関係あるのかしらん。

古本だけど↓の本も買った。けど、こちらはマニアックすぎるか。
ミニチュア庭園鉄道—欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線の昼下がり
森 博嗣
4121500946


英語ができない私をせめないで!—I want to speak English!
小栗 左多里
4479300228


僕も英語が全然できなくてすごくコンプレックスなんだけど、「英語しゃべれなくてもいいよね」と安心したくて買った(笑)。とかいいつつNintendoDS「えいご漬け」を買うという矛盾した行動は、やっぱり日本人。

ちなみにこの人はマンガ(「ダーリンは外国人」etc.)はとても面白いけど、文章はいまひとつ。マンガにあるリズムが失われている。あとマンガにおける太字のツッコミとかの面白さは文章じゃでないよなぁ。


2006年7月15日土曜日

最近読んだ本2006初夏(1)

本の感想がやたらとたまってしまった……。
もう内容覚えてないかも(笑)。

F1ビジネス—もう一つの自動車戦争
田中 詔一
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F1の本というとドライバーかメカニックに関するものが多かったけど、このところちょっと趣向の違うものがいくつか出ていて、その中でも本書はF1をショービジネスの観点から考察。
モータースポーツファンというよりF1ファンなら楽しめる一冊。

F1影の支配者—ホンダ・トヨタは勝てるのか
檜垣 和夫
4062721589


こちらはけっこう前に出た書だけど、影の支配者=バーニー・エクレストンにスポットをあてた本。同様に面白い。

世界最速のF1タイヤ—ブリヂストン・エンジニアの闘い
浜島 裕英
4106101106


この本が出た直後に開幕したと記憶している昨シーズンは、ブリヂストンがミシュランに惨敗したもんで、ちょいハミー(著者はシューマッハにこう呼ばれてる)がかわいそうだったけど、今のF1においてタイヤがいかに重要かが分かる。
といっても来シーズンからタイヤは1メイクになるはずなんで、読むなら今のうちかも。

それにしても、今年はなんだかF1がつまんないなー。佐藤琢磨が下位チームにいるから、ってのもあるけど、どうも昨年までのような興奮がない。
深夜の生放送だったりするとさっさと寝ちゃって、次の朝に録画したのを早送りで見るぐらい醒めちゃってる。

気になる部分
岸本 佐知子
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双子弟に紹介されて、さわりだけ読んだ「ニコルソン・ベイカー/中二階」を訳した女性のエッセイ集(新書化)。
その小説はかなり変な内容だったけど、訳者もそれに劣らず変わった人だった。
正直、ときおり暴走する妄想にはややついていけなかったけども、楽しい一冊だった。彼女の紹介している本は、やっぱり趣味があわなかったけども。

この本を読んでいると、どうしてもある友人(女性)を連想してしまったため、読後彼女にこの本を送ったら喜んで読んでくれたみたいで、よかったよかった。

ディズニーランドという聖地
能登路 雅子
4004301327


読書嫌いだった子供の頃の僕が読んだ数少ない本の一冊が、ディズニーの伝記だったんだけど、今ではすっかり内容を覚えていない。
でもこの年齢になって、ディズニーという人物がなぜアニメを忘れ(?)、遊園地作りに没頭したのかが無性に知りたくなったけど、この本を読むとそれがものすごい理解できた。
ディズニーランドこそ彼が作りたかったものであり、しかもそれがちゃんとアニメーションの延長線上にあることが分かる。

エンタティンメントに携わる人は読んだらいいと思う。
思わず子供を連れてディズニーシーに遊びに行ってしまった。

けど、この本と実際に行った友人曰く、本場のディズニーワールドはとてつもないらしい。だって山手線の中と同じぐらいの敷地だって!MAD!!

駿河城御前試合
南條 範夫
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友人が貸してくれたマンガ「シグルイ」の原作(連作短編の最初の一編)。
マンガが面白かったので、原作と比べてみたかったけど、ジジイが狂ってるかどうかが一番違うかなぁ。でもマンガの方が面白いと思う。

2006年7月13日木曜日

メガネ選び

久しぶりにメガネを買いかえたけど、会社で誰も気づかず(泣)。
いや、前のと路線が似たものを選んだので、別にいいんだけども。

昨今、「メガネ萌え」の恩恵なのか、メガネ男子とかいう「メガネくんもいいんでは」てな価値観があるようだけども、自分がその中に入っているかどうかは定かではない。
でも、まぁいい傾向です。
周りではそれに反するかのようにレーシック手術でメガネレスになる人が増えているんだけど、僕はハード・ソフトともにコンタクトレンズがあわなかったりして目の矯正に関しては保守的なので、一生涯メガネをかけるつもり。

さて、この度メガネを新調したのはいくつか理由がある。

最大の理由は、なんだか左が見えにくい。
元々左目が右目よりも視力が悪かったので、また近視の度が進んだのか。
もっともこのところ珍しく根詰めてゲームをしてたので、そのせいで一時的に見えにくくなったのかなぁとは思っていたけど、どうもそれだけではない感じ。
そうなってくると他のことも気になる。
耳のメガネのつるをひっかけるあたりが痛い。
あと気づくとこめかみもなんだか痛い。
これらが今のメガネのせいかどうかは分からないけど、レンズだけでなくフレームも交換した方がいいのかなぁ、とメガネ屋をいろいろとまわってみることにした。
とても気に入っていたフレーム(ベルギーのtheo[テオ]というメーカー製)だったけども、しかたない。
ここ最近、やたらと安くメガネを作れるようになったけど、僕はあれは普段コンタクトの人がサブに使うメガネを買う店、と思っていて、僕のように万年メガネくんの場合はもっとちゃんとしたところで購入すべきと思っている。
あと、今は太いフレームが流行っているのかもしれないけど、これまた万年メガネくんにとってはできるだけかけてることを意識させないようなフレームがいいので、細身のフレームを探すことになる。
渋谷はメガネ屋が多かったなぁ、とまずはパルコから撤退してしまった白山眼鏡店へ(今はもっと原宿寄りに店舗があります)。
けれども、どうも好きなフレームがなし。
次に、よくあるチェーン系。値段は手頃なんだけども、ここも種類は多いものの、これというのはなし。
うーん、と思って歩いていると、「999.9」の店舗を発見。
「999.9」はmonoマガジンのメガネ特集なんかでいつも出ててちょっと気になっていたので、やや入りにくい雰囲気ではあったけど、突入。
意外とコンサバな感じだけど、細身のフレームが多い。
お姉さんが親切にいろいろと教えてくれるうちに、地味ではあるけどとてもフィットするフレームを見つける。
6色ぐらいあるけど、マットで、肌の色に近いものが気に入る。
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↑色は違うよ。

解説によると、ここのフレームは耳にひっかけるというよりカチューシャのように軽くはさむ感じで設計されており、確かに重さも軽く、かけた時の異物感が少ない。
いろいろとチェックして、結局そのフレームに決めた。
レンズも新調するんで度を調べてもらったら、現在使ってるものと同じで十分という。
あれ?
そもそもレンズ交換が主目的だったのに、レンズが同じ度数なら意味がない。
もちろん、フレームが変われば目とレンズとの距離などで見え方が分かるのは承知してるんだけど。
いろいろ相談すると、左目がぼやっと見えるのは近視ではなく乱視のせいだということが分かった。
なので、乱視の度数を1つあげてもらう。テスト用のレンズではシャキッと見えて気持ちいい。
30分ほどでできあがって、そのままかけて少し街をブラブラしたけど、すぐに慣れた。
数えてみると、中学生の頃から7代目ぐらいのメガネか。
一番失敗だったのは、大学生後半のフチなしメガネ(3代目)。レンズ代をケチったら厚さが目立ってカッチョ悪かった。そういえば、今ってフチなしメガネって流行らないような?やっぱりレンズの厚さが目立つから?
その後、就職した頃作ったメガネ(4代目)は、ネジをしめるために精密ドライバーをメガネケースに入れてたら買ってすぐだったのにレンズが傷ついて悲しかった。
5代目はレンズが大きくて見やすく、家にいる時は今でもこれをかけている。
メガネの人にはいつも言うけど、メガネはもしもの時のためにも複数あった方がいいですよ。
P.S.
ちなみに非blog自体から、ずっとネタ帳(単なるテキストファイル)があるんだけども、そこにそれこそ4年ぐらい前から
・のび系の謎
古田・佐野史郎・松尾貴史
必ずしもバカではないがどこかドジ。ジャイ子かしずちゃんか

ってあって、今となってはなんのことやらよく分からないんだけど、メガネをかけた人に関して何か書きたかったらしい。

2006年7月10日月曜日

BOSE Wave Music System

引っ越してから自分の部屋にまともなオーディオ機器がなくて、ちゃんと音楽を聴けずにずっとストレスだった。
今回こそちゃんとしたステレオを……とか理想を高くしてたら、結局何を買えばいいのかさっぱり分からず、しかも部屋にスペースがないからちゃんとしたステレオなんて置けないんじゃないかということに最近気づいた。

そんな時に、読んでいた本、立ち読みした雑誌、飛行機の機内誌、と偶然1日に3回ぐらい目にしたのがこちら。前から知ってはいたんだけど。

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「BOSE Wave Music System」


ネットや通販でしか買えないんだけど、イヤだったら返してもいいとのことで、これは試してみろと言うことか?と思って注文。値段は74,970円 也。

届いたダンボールを開くと、意外と小さく軽いのに驚いた。なんとなくもっと大きいと思ってたけど、僕にとってはこれぐらいがベスト。
地べたにおくと(スピーカーの方向からして当たり前だけども)、低音がもこもこしてダメ。体全体で低音を出している感じで、そればかりが際立ってしまうような気がする。
耳より高い位置に置くと高音がちゃんと聞こえて、いい感じ。
音の好みとしてはすごく好きなわけではないけど、こいつの一番気に入った点が「レジューム機能」。
レジュームってのは本サイトではことあるごとに書いているけど、こいつでいうと、電源を切っても次に電源をつけると聴いていた途中から再生してくれる機能のこと。一枚通してじっとしていることがない僕には重宝する。
公式サイトのスペックを見ても一切このことは触れられてないんだけど、ぜひ記載するべきだと思う。
電源もスパッと切れるし、立ち上がりも早い。全体的に動作がキビキビしている。
それぞれの機能も無理なくおさめられていて、ユーザーフレンドリーですらある。
ちょっと気に入らないのは、本体に一切ボタンがなくリモコン操作である(オプションで操作パネルがあるんだけども)のと、スロットローディング(AppleのG4 CUBEがこれで、ときどきCDを傷つけることがあってイヤなイメージ)ぐらいか。
もし興味がある方は、試してみる価値あり。
その場合は、なるべく耳より高い位置に置くことをオススメします。

2006年7月4日火曜日

ガラスの部屋

ロナウジーニョって誰かに似てる、と思ってしばらく考えて分かった。
タツノオトシゴだ(←「誰」じゃない)。

唐突だけども、モーニング娘。関連のCDってなんでか音が悪い気がする。
手持ちのモー娘。ベスト、ミニモニ1st、あややのベスト、レンタルだけどW、どれもこれも音が薄っぺらい。サウンドじゃなくてマスタリングだと思う。

でもそれ以前に実はこれらのCDってトレイに載せる機会が少ない。
なんか聴いていると妙に疲れるのだ。テレビ向きに作られている音楽は音数が多過ぎるんだろうか?

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音楽の話題を続けると、先日「ヘドバとダビデ/ナオミの夢」(最高!)目当てで↓のCDを借りたんだけど

僕たちの洋楽ヒット Vol.4 1970〜71
B00006BGP1


あれ、なんかこの曲聴いたことある!?と思ったら、「ヒロシです……」のバックで流れる「ペピーノ・ガリアルディ/ガラスの部屋」という曲だった(笑)。
オヤジに話したら、昔流行ったのである年代の人なら誰でも知ってるような曲だそうな。そうだったのか。