2005年6月3日金曜日

音楽の身体性

たとえ大手レコード屋やチェーン店であっても、そこに自分の好みと趣味があうバイヤーがいれば定期的に足を運ぶことがあると思う。昔ならあの有名なHMV渋谷店・太田コーナーとか、僕は5年ぐらい前のHMV数寄屋橋店も結構好きだった。
最近好きなのは、新宿タワーレコード7Fのテーマ別試聴コーナー(ここはけっこうマメに品が変わり楽しい)にある「休日音楽」は、ラウンジ〜コジャレポップを中心に紹介してるんだけど、わりと気に入っている。
ということを書こうとしたら、駅ビルのルミネにある新星堂のラウンジコーナーが意外に品揃えがよくて驚いた。
しかし。
こういうコーナーを気にするわりにあまり買うことがないのは、それらの音楽のリズムの弱さなのかなぁ、なんて思ったり。というか、自分はリズムのない音楽を買って聴く、ってことがほとんどない。
たとえば新星堂のそのコーナーにあった町田良夫氏の作品なんて、「スティールパン+電子音楽」ってもろ僕好み!と思って、家に帰ってサイトで試聴したら(この辺は用心深い)あー、これは聴かないなぁと思った。ヤンさんはクラブ出身のせいかリズムが強靱だったのかと気づく。いわゆる「エレクトロニカ」がすごく苦手なのも、リズムが弱いせいだと思う。
自分は室内でレコードを聴くのが好きだからアンビエントみたいなのがいいのかなぁ、と思うのは単純過ぎだった。自分にとって音楽は(理論とか分からないのもあって)身体性が重要だということが、ようやく分かった。といっても、機械的なリズムは好きだけどねー。

という話と全然関係なく、カウントベイシー楽団の「Basie plays Hefti」を購入。ビッグバンドジャズは聴きやすくてたまに欲しくなる。

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