この模型と玩具とはまた似て非なるものとして「雑貨」がある。
「雑貨」の定義は難しいけれども、相変わらずトラクターが気に入ってるので、これを使って考えてみたい。
たとえば、このトラクターを
こうすると

「模型」的風景となり、
こうすると

「玩具」的風景となり、
こうすると

「雑貨」的風景となる。
模型的風景では、オブジェの組み合わせが実世界に準じて・かつスケールも一致しなくてはならない。
玩具的風景では、スケールはでたらめでもいいけども、組み合わせの中に元の世界の模倣がみられるはずだ。
上の写真だと、トラクターとクレーン車という組み合わせはありえないけど、重機とそれを運ぶトレーラーは実際に存在しているため、それぞれの役割を考えるとマッチしている。
ちなみにこのトレーラー、ちょうどトミカサイズなのは偶然なのか!?
雑貨的風景では、組み合わせもスケールもでたらめ。
雑貨の場合は、トラクターの実世界での泥臭いリアリティは切り離されて、「手のひらサイズのタイヤのついたオブジェ」として扱われる。
だから、組み合わせもスケールもでたらめでも、組み合わせた人が許せば、ありとなる。
基準は主に「かわいい」かどうか、にかかっている。特にカラーリングと質感の組み合わせは重要だ。
そこに初めて雑貨的風景が広がる。
まとめると
・元の世界を意識してる点では、模型と玩具には共通性がある。
・組み合わせのでたらめさでは、玩具と雑貨には共通性がある。
・基本的に触らない・鑑賞するものという点では、模型と雑貨には共通性がある。
のではないだろうか。
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