2011年5月18日水曜日

自炊で本棚の残り物を整理(2)電子化に向く本・向かない本

本は大きく分けると

・読み物(ex.小説)
・資料(ex.リファレンス本)

という分け方ができる。

現状は圧倒的に「資料」の方が電子化に向いている。

いろいろ発売されたとはいえ、オーディオにおけるiPodのような決定打となるデジタル文書ビューワーがまだ存在しないため、元の本と同じように楽しんで読書できる状態ではないからだ。

ただし、辞書は資料であっても電子化に向かない。これは本自体に検索機能がついてるから電子化するとその検索機能が使いにくくなってしまうからだ。

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また、データ的な分け方だと

・文字中心の本
・白黒の線画中心のグラフィック+文字情報(マンガ)
・カラー中心のグラフィック+文字情報(雑誌)

とも分類できる。

これらがそれぞれ電子化に向いているかいないかを検証してみよう。

文字中心の本

文字はスキャン前後で失われる情報が少ない、という点では向いているといえる。
しかし、自分が持っている文字中心の本は資料より読み物が多いので、それほど電子化向きではないと判断。
今回はほとんど読み返すことがないだろうという本を選んだ。

マンガ

マンガはほぼ読み物である。
なので、こちらも文字の本同様、おそらく読み返すことがないだろうと思うものを選んだ。
それでも、何冊も続く大長編よりも「ギャラリーフェイク」みたいな連作短編の方がデジタルビューワで読む気がすると思った。
つまり、現状の電子書籍は「つまみ読み」と相性がいいんだと思う。

・カラー写真の多い雑誌など

スキャンしちゃうとちょっとデータ的にやや残念な感じになるけど、書籍のまま保存しておくよりも格段に見たいページを探しやすくなるので、かなり相性がいいと感じた。

なお、「絵本」はサイズや紙の質感など本自体に楽しさがあること、子供が電子化文書を読む機会は今のところ少ないこと、などから向いてない。

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