このシリーズは小学校の頃、図書館で人気があったのは知ってる。2冊ほど親が買い与えてくれもした。
だけど、苦手だったのだ。だって、表紙が気持ち悪いじゃん。あとタイトルもなんか生々しくてとにかく僕の中ではかなりイケてなかった。
ただ、ちょうど乱歩マニアが書いた↓を読んでたこともあって
本棚探偵の回想 (双葉文庫 き 15-2)
喜国 雅彦

ちょっと興味を持ってはいたのだった。
新書で読めるならば、と最寄りのBOOKOFFでちょうど読みたかったシリーズ第二弾「少年探偵団」が売っていたので購入。
少年探偵団 (少年探偵)
江戸川 乱歩

……しかし、大人が読んでも決して面白くはないわな。この時代の匂いが好きじゃないとピンとこない。
こりゃ、読む方が悪かった。ごめん。
で、このシリーズはケストナーの「エーミールと探偵たち」にインスパイアされた、という記事を読んだので、それを読んでみることに。
エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))
エーリヒ・ケストナー 池田 香代子

ケストナーといえば、「飛ぶ教室」「ふたりのロッテ」「点子ちゃんとアントン」と、なぜか子供の頃は存在すら知らなかったのにここ最近やたらと出会うことが多い作家で、今回もひょんなことから読むことになった。
2000年代になって池田香代子による新訳が出た、というのも大きいけど。あと、オリジナルの挿絵を使ったと思われる表紙がかわいい。
内容は、こちらはなかなか面白かった。すごいたわいのない話なんだけど、単に僕がケストナーと相性いいんだろうなぁ。
続編の「エーミールと三人のふたご」も機会があれば読んでみたい。きっとその機会が近いうちにありそうな根拠のない予感も。
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