2007年2月14日水曜日

新旧対決

先週の女子テニスツアー 東レ・パンパシフィックオープンにてコーチが選手に助言を与えられるという「オンコート・コーチング」が試験導入されていた。
決勝だけテレビでちらりと見ていたけど、肝心のコートが選手にアドヴァイスを与えるシーンは見られなかったのが残念。

ゴルフのキャディやカーレースの無線、高校野球の伝令などなど、スポーツ中に監督的存在が選手に助言をする、ということとそれによってどのように変化があるのか、ってことに興味を持ってるので、この制度自体には関心があった。

おもしろいのは、シャラポワとヒンギスの新旧女王が試合前と試合後で対照的だったこと。

試合前は、2007/1/31「シャラポワVSヒンギス 早くも火花」Yahoo! JAPAN ニュースによると

シャラポワは「自分で考え、自分の本能でプレーするのがテニス。そんなにいいことではない」と否定的。


ヒンギスは「他の人と試合について話せるのはとってもいいこと」と早々にコーチのラディム・バリグラ氏を登録。


シャラポワが準決勝で負けた相手を破り、5年ぶり5度目の優勝を決めた試合後のコメントは2007/02/05「コートにコーチ、賛否両論 女子テニスツアー」asahi.comによるとこうなる。

(筆者補足:シャラポワは)苦戦続きだった今大会は「SOS」を連発。駆けつけたコーチが「サーブ以外は悪くない。自信を持て」などと励ましていた。


ヒンギスは「制度自体はいいと思う」と言いながらもほとんど使わずに優勝


一度引退したヒンギスがここまで来る、ってのが(テニスは全然知らないけど)素人目で見ると感心してしまうけど、この2人の現時点での差はこのメンタル面にあるのかなぁ。ヒンギス、負けても失うものが少なさそうだし。


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