2007年2月4日日曜日

リンダリンダでつなげてみる

スギモトトモユキ Blogで紹介されてたので知った、3/21発売予定の砂原良徳ベストアルバム「WORKS '95-'05」。
う~ん、最近作「LOVEBEAT」から6年経とうというのに、新譜が新曲なしのベスト&リミックス・プロデュースワーク集……。これってSMEとの契約があと1枚(2枚組だから2枚?)残っていて、今年度末で契約期限が切れてしまうのに新作が出せなかったからか??とか思ってしまった。
ただ、ベストの選曲自体はけっこう納得いく。
お仕事集は個人的にコツコツ集めてたので、未聴のものは「日暮愛葉 / Living Source」のみだけど、先日iTSで見つけたので購入した「Reggae Disco Rockers / Oasis(y-sunahara's studio re-mix)」は損した気分……。
ところで、この後はインディーズとか配信でやっていくのかなぁ?

��

イカ天を軸とする「バンドブーム」は世代的にもろ直撃だったんだけど、そのイカ天の番組自体が地方ゆえ試聴できなかったり、そもそもビート系のバンドが好きではなかったのとで、音楽的にはそれほど関心がなかった。

リンダリンダラバーソール
大槻 ケンヂ
4101429278


本書は、筋肉少女帯(よく考えたらほとんどその音楽を聴いたことがない)の大槻ケンヂが当時の自分と周りの状況を回想するという内容なんだけど、ホントに資本側が何も知らない青年たちを搾取していく構図が面白すぎる。
しかも、「売れない」と分かると手のひらを返したように見捨てていく酷さ。ちょうどバブルに至る経済の動きも関係してたのでは。
同じようなドラマは映画しか観てないけどみうらじゅんの「アイデン&ティティ」、氏神一番の「消えた!?イカ天バンド」あたりでも知ることができる。

それにしても、この本ではそれほど気にならなかったけど、どうもこの世代の人たちの文章におけるユーモアの出し方は、今ひとつな気がしてならない。
たとえば自分で書いたことにツッコミを入れる芸風など、「今の時代はそこは自分で書かなくても読者がみんなツッコみながら読むからいらないのになぁ」と思うことが多い。

たとえば世代は違うんだけど、みうらじゅんのエッセイも同じ感想。

PEACE
みうら じゅん
4043434057


このblogでは、あれだけ生トークが面白いみうらじゅんがエッセイになるととたんにダメになるのはなぜなのかについて何度か書いてきたけど、この本でもやっぱり。

0 件のコメント:

コメントを投稿