2005年7月26日火曜日

「ユー・ガット・サーブド」感想

ユー・ガット・サーブド
オマリオン クリス・ストークス マーカス・ヒューストン スティーブ・ハーベイ
B0002VYLE8


これ、日本では劇場未公開だけど、なんでこんな面白い映画が!?「ドラムライン」より面白いじゃん!

ストリートダンスの勝負をするのを生き甲斐とする若者たちが、裏切り、仲間割れなどを経て最後には大会で……、とプロットだけ書くとありがちだし、さして面白そうに思えないかもしれないけど、まずはそのありがちなプロットが丁寧に綴られているのが高評価。
よく映画に関して「ストーリーがありがちだからイマイチ」という意見をいう人が多いけど、いやいやこういう映画はそこの部分がマイナスでなければいいのであって、見所を間違えている。というか、ありがちな話をきちんと見せてくれる映画って意外と少ないと思う。
当然この映画の見所は、役者たちのダンスにある。このダンス合戦が面白くて、単に自分たちの芸を見せ合うだけでなく、相手への挑発も存分に入っているのがまるでアクション映画。そのダンスを全編にわたって見せてくれるけど、編集がキビキビしているのでなおのこと飽きさせない。
主役の4人はHIPHOPグループ「B2K」のメンバーだそうで、いやはや、すごい身体の壁を感じる。
最初にも書いたけど、ブラバンのドラム合戦を描いた「ドラムライン」よりも日本においては人口が多いと思われるダンスの映画がこうしてビデオスルーってのは本当にどうしたことなのか?宣伝を的確に打てばヒットすら狙えたと思う。

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