2005年7月24日日曜日

「ミーンガールズ」感想

ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション
リンジー・ローハン マーク・ウォーターズ レイチェル・マクアダムス ティム・メドウス
B0007XVES2


なぜか頭に「ティーンセレブの」がつくリンジー(かつてはリンゼイという表記だった)・ローハン主演映画。劇場公開は3週間の単館レイトショーってのがひっかかって、レンタル待ちだった。


ストーリーは学園もので、アフリカ育ちの主人公が、いわゆるクイーングループと敵対しながらも染まっていくというプロット。スパイク・リーの「スクール・デイズ」を思い出す、というかよく考えたらかなり似ている。しかし、もちろんスパイク・リーのような問題意識は皆無。
率直に言うと、脚本が粗すぎる。リンジーの「フォーチュン・クッキー」がリメイクとはいえよかっただけに、同じ監督作品ということで期待するのは禁物(脚本家は違う)。
問題点を具体的に指摘すると
・アフリカから来たという設定が全然活かされてない
もっと生活の違いをギャグで使うのかと思ったら、ほとんどない。
・ホレた男が、元彼女であるクイーンとヨリを戻すのが唐突
・主人公がいきなりクイーンのグループにいるのを快感に思い出す過程が唐突
とにかく展開が唐突すぎて「え、なんで?」という部分が多すぎる。
・調子に乗ってクイーンにやる主人公の嫌がらせが不快なので、最後に反省しても後味悪い
こういうの、大事ですね。観客が許せる許容範囲を越えるとついていけなくなる、という。
・無理矢理ハッピーエンドにしてる
それ自体はいいんだけど、本当にそれは「ハッピー」エンドなのか?という疑問も。
ちなみに日本でリメイクするなら、スケバンものにするのがいいのかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿