2007年1月23日火曜日

素顔のままで

ビリー・ジョエルの「Just the way you are(素顔のままで)」という有名な曲は、「今のままの君がいいんだ」という内容の曲だったけど、今回取り上げるのは、ミニカーにとって必ずしもディティールアップが吉と出るとは限らない、という話題(ギリギリ歌と関係あるよね??)。

以前から当blogでは登場頻度が高い「トミカリミテッド」は、基本的には既存の金型を使用しタイヤ・ホイール、ライト、その他ディティールアップを施したシリーズで、僕はこれぐらいの値段と大きさとディティールがちょうど好きなので、新製品をいつも楽しみにしている。

そのシリーズの10月の新製品がバモスHONDAと聞いてまさに指折り数えて待っていた僕なんだけど、というのも通常品がとても気に入っていた車種だったので、リミテッド化されればカンペキになるに違いない!と思いこんでいたのだ。

ところが、雑誌や公式サイトでの写真を見ると「……」という感じ。
なんか違う。これは僕の好きなあのコじゃない!

実際に発売日に購入してみると、やっぱり通常品との時のようにトキめかない。

DSC093801-1.JPG
左がリミテッド、右が通常品(復刻版)

確かにリミテッド版は、シートやその横にあるパイプが再現されたり、フロントのタイヤがちゃんと色塗りされたりと実車に近くはなってるんだけど、左の通常品にあった独特な「ほのぼの感」が失われている。その「ほのぼの感」こそ、通常品が持っていた「味」であったと思う。

ある意味、ミニカーが実車から離れてキャラクターを帯びることもありうる、そしてそれが面白かったりもする、ということを感じた一品だった。

ところで、このバモスは「ウルトラマンタロウ」のZATのビークル「ラビットパンダ」の元になった車種でもある。ZAT隊員に「さぁ、これで逃げるんだ!」と言われても……な「ラビットパンダ」。あの鼻はないだろ。あとネーミングの「パンダ」もひどい。
ちなみに最近知ったんだけど、「ウルトラセブン」の「ポインター」のベースはクライスラー社のインペリアル・クラウンだそうな。アメ車だったとは。



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