2007年1月15日月曜日

読む方も年末進行

年末に単行本で読んでいるマンガの発売ラッシュだったのと、友人に借りたのとで、いつもよりマンガを読んだ。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (14)
安彦 良和
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これにてひとまず回想編は終わりだそうで、残念。前から気になっていた「ルウム戦役」におけるレビル捕獲~脱出のエピソードが描かれてスッキリ。
ちなみにこの回想ってどこで始まったんだっけ?と単行本を読み直すとジャブローだった。あれ、でも連載誌「月刊ガンダムA」の最新号予告がミハルのエピソードだったのはなぜ?と思って調べてみたら、アニメ版でのホワイトベースの「北米→アジア(ex.オデッサ)→南米のジャブロー」という進路は不自然なので、THE ORIGINでは先にジャブローを目指して、その後オデッサなどへ進むという構成変更がなされているらしい。
でもランバラルや黒い三連星は出てきたけど?と思ったら、それは南米でのエピソードにしてあるんですね(単行本7巻の巻頭に地図が載っている)。気づかなかった……。

げんしけん (9)
木尾 士目
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同人誌を作成する5巻から買い始めて、ついに完結。
買い始めたあたりからいい意味で「イタい」エピソードが多くてよかった。機会があったら著者の他の作品なんかも読んでみたい。

PLUTO (4)
浦沢 直樹 手塚 治虫
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浦沢直樹は「MONSTER」も「20世紀少年」もツボに入らなかった僕だけど、これは今のところ面白い。たぶん、リメイク・リミックス・競作みたいなものが好きだからだろう。

ムーたち (1)
榎本 俊二
4063725707


書店で平積みになってて、なんか気になったので予備知識なく購入(著者は知ってたけど)。
おおひなたごうを理屈っぽくして赤瀬川原平的テイストを加えた感じで、けっこう好き。「moo.24念栞」「moo.33ウェルカム自分」あたりがとくによかった。

塾師べんちゃん 上
ビッグ錠
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こちらも本屋で偶然見つけて購入。
僕が小学生ぐらいの時に「別冊コロコロコミック」で連載されていて、「別冊~」は本家コロコロと違って、内容も判型もやや年齢層が高い、少しお兄さんが読む雰囲気だった。
その中でこのマンガは偶然どこかで読んだんだけど、勉強ができない子供に秘伝を教えて成績をあげるという内容が意外に面白くて、もっと読んでみたいとずっと思っていたのだ。
なにより、その「秘伝」が実際にやっても効果がありそうなネタなのがポイント。これ、よく毎月考えたよなぁ。
ちなみに復刊のきっかけは「ドラゴン桜」なんでしょうか?あの「ドラゴン桜」ってマンガ、絵がすさまじい。こちらはビッグ錠なんで、好みはともかくマンガとしての絵はバツグンにうまい。


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ここからは友人に借りたものを。
働きマン (1)
安野 モヨコ
4063289990

うーん、安野モヨコって初めて読んだけど、まず絵があんまり好みじゃない。それと、どうだろう、これってそんなに面白いのかなぁ?最近文庫で復刊された「編集王」を思い出してしまうし、「編集王」と違って主人公が「デキる人」ってのも読んでて盛りあがれず。
「モーニング」を購読していたら毎週読むと思うけど、単行本で読みたいと思う内容ではなかった。というか、単に自分がこの手のお仕事系の話を漫画でまで読みたくないだけかもしれない。
よつばと! (1)
あずま きよひこ
4840224668

以前ちらりと読んだことがある「あずまんが大王」がギャグマンガとして苦手だったので、「よつばと!」も実際に読むまでは「アキバ系のマンガね」と無視してたんだけど、一般的なマンガと同じ目線で読んでも十分面白かった。ごめんなさい。
まず、絵がとてもうまい。モノの形をすらりすらりと、しかも単にデッサン的な正しさだけでなく「その形が持つ気持ちよさ」なんかも込めてかける、という類のうまさ。藤子・F・不二雄にも通ずる。
あと、自分にも娘がいるのがより面白く感じさせてるのかもしれない。

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