2006年9月13日水曜日

「しりあがり寿/表現したい人のためのマンガ入門」「水森亜土/イラスト青春アドバイス」

石田衣良……。いや、なんでもないなんでもない。

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表現したい人のためのマンガ入門
しりあがり 寿
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しりあがり寿、ってあんまり知らなくて、とりあえず朝日新聞連載のマンガはコボちゃんより面白くねぇ!とは思ってた(ごめんなさい、でも今でもそう思う)。
そんな彼のいい読者ではない僕でも、サラリーマンをしながらマンガを描いていた頃のエピソードや、自分の作品をかなり客観的に見ながらその中で大暴れしているところなど、感心する部分が多い。またものづくりの志の部分で刺激になった。

なお、p118に書いてあったんだけど、同時期の多摩美の漫研に

同学年 喜国雅彦
二年上 神矢みのる(ex.「プラレス3四郎」)
二年下 祖父江慎
漫研以外では
一年上 竹中直人・宮沢直人
ほぼ同学年 スージー甘金・大貫卓也

がいたそうな。へぇ!

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もういっちょ、絶版本なので、おまけ扱いで。

「水森亜土/イラスト青春アドバイス」(岩波ジュニア新書)

1986年発行の絶版本。
喫茶店で読んだBRUTUSのブックガイド特集に載ってた本の中で唯一読みたいなぁと思った本だったんだけど、帰省先の図書館にあったので親に借りてもらい読了。
もうちょい自伝的なものかと思ったらそうでもなくてややガックリ。
ただ、水森亜土の絵はここまで「寝かす」と新鮮に見えますね。子供のころは古臭くてすごいいやだったんだよなぁ。今の子は知らないかもだけど、サンリオは昔彼女の絵をつけたグッズを大量に出していたのだ。読みさしの「西沢正史/サンリオ物語」(絶版)にも記述あり。
あと、たとえば70年代後半から80年代頃の「みんなのうた」のDVDを見返すと、彼女のフォロワーがめちゃくちゃいたことに気づいたりする。あなどれず、アドちゃん。


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