こないだ男の子供がいる同級生の家に遊びに行ったらその男の子がLEGOで遊んでいて、挨拶もかねて(?)僕も作らせてもらった。
これが予想以上に楽しかった!
実は僕は大人になっても時々、スターウォーズなどのLEGOを買ってきて→説明書通りに組み立てて→飾っておく、てな感じでLEGOと接してはきた。
blogになる前のwebページ時代からLEGOについてはたびたび書いてきたけど
http://www.geocities.jp/expop2001/webfile/an0013_lego.shtml
http://www.geocities.jp/expop2001/webfile/2005/11/post_96.html
それらをバラしてフリーでなにかを作ってみようという段階で、いつも挫折してきた。
というのも、なんだか楽しめないのだ。子供の頃LEGOで楽しんだ「あの感覚」がよみがえってこない。
これはずっと大人になったせいだと思ってきたのだけど、それが友人宅のLEGOをいじってるうちにまさに「あの感覚」がよみがえってきた。
これはなんでだろう?と考えた結果、分かったことがあった。
それではLEGOを楽しむコツ、公開。
「コツその1/作るものを決めない」
そうなんです、これが重要なのです。
今までは、なにかしらのモチーフがあったり、映画やアニメのあのメカを!とか目標があって、それに近づけようとLEGOを作ってみていたけど、それがそもそもの間違い。しょせんLEGOはブロックなので、よほどのパーツとテクニックがないと具体的なものをイメージ通りに作るのは難しい。
ならば、最初からそれを決めずに、とりあえず気になるパーツを手にしてそこからなんとなく組み立てていけばよいのだ。
作っていて途中で違うものになってきたら、そのまま路線変更。
臨機応変、行き当たりばったりで組み立てていく。これぞ、LEGOの醍醐味。
そうそう、大人になって仕事などで集団でものを作ることが多くなり、こういう行き当たりばったりな作り方というのが通じなくなってきて、かなり見通しを立てて作り出すことが多い。というより、設計をしている段階で大部分が決まりというか。
それはそれで楽しいんだけど、LEGOのように頭より手が先行してモノを作れるという機会はそうそうない。ラクガキ的というか。
ゆえに、LEGOの個人サイトなどでむちゃくちゃすごい作品などを見て「よし、あんなのを!」と気負うのはよろしくない。現実とのギャップに嫌気がさしてしまう。作例を見たり資料を集めるよりも、とにかく組み立てていくことが必要。
そしてこれを実現するには……
「コツその2/パーツを分けないで、ごちゃまぜにぶちまける」
これも大きかった。友人宅ではLEGOのバケツに他のセットのパーツも入れて、それを部屋にジャララ~とぶちまけていた。このことで、パーツがランダムに目に入ってきて、すごい刺激される。
僕は「TVチャンピオン レゴ王選手権」でLEGOの達人たちがパーツを仕分けしていたのを見て、ああした方がいいのかと思い、100円ショップでいろいろ買ってきてパーツを整理して分けていた。
確かに目的のパーツを探すときは楽なんだけど、パーツをジャラジャラかき分けて、でも探していたパーツよりも魅力的なパーツが見つかりそれを組み込んでみると想像以上にいいじゃん!と脱線していくLEGOの醍醐味が薄くなる。
素人はやはりジャララ~が基本だと思う。
さて、この2つが重要なんだけど、大人なのでこれをやりやすくするためにもう少し工夫をしてやる。
「コツその3/ばらまけるシートや敷物を用意する」
フローリングの床などだとパーツがすべりやすいけど、布製のシートなどをひくとそれが防げる。あと片付けるときも粉薬を飲むときの要領で箱にいれられるので便利。
「コツその4/パーツをキープする皿を用意する」
ジャラジャラとパーツをかき分けている際に、気になるパーツや使えそうなパーツは一時的に保管しておく。無印良品で「ポリプロピレン メイクボックス 1/4」(300円)というのを買って使ってみたけど、ちょうどよい。
「コツその5/製品を買うときは作例ではなくてパーツで選ぶ」
結局、ガイドブックの作例をそのまま作っても面白くないわけで、またそれと似ていてもしょうがない。だから製品を買うときはバラバラのパーツとして見たときに使えそうかどうかで判断した方がいいのでは。
その他、コツではないけどある程度満足いくものができたら、それをそのままにして次に遊ぶときにパーツを取り替えたり付け足したり削ったりしていくのもなかなか面白い。本当にちょっとしたパーツのつけ方や色の組み合わせ方、装飾用の細かい部品であればつける向きなどでかなり印象が変わるから面白い。ドット絵的な感じ。
これは、シド・ミード風?スーパーカー。少しずついじっている。僕は自動車を見るのが好きなので、車を作るのが一番楽しい。
そして形になったところでデジカメでパシャリと撮っておけば記録にもなるし、作成レシピにもなるので心おきなく分解してまた新しいものが作れる。
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さて、ダイヤブロックとか他にもブロックはあるけど、なんでLEGOがいいんだろう?
もちろん、子供の頃に親しんだというのもあるけど、まずはあの大きさ。
うちの子供には今までLEGOでもDuploを与えていたんだけど、あの大きさは大味すぎてさすがに大人は楽しめないと思う。
その点LEGOはけっこうディティールを作り込める。
もう一つはブロックの色。
全体的にシャープでクックリハッキリした色が多い。だから組み上げてもキレイに見える。
あとLEGOには強度を保つ、という要素もあって、パーツをうまいこと組み合わせることで崩れにくくすることができる。これはちょっとしたパズル的な面白さがある。
ブロック全般にいえるメリットとしては、いくら作ってもタダということで、リーズナブルな点があげられる。
あとは、クリーンであること。プラモデルのようにキット、塗料、工具etc.とお金はかからずシンナー系のものも使わないで、立体造形が楽しめる。ま、できたものはしょせんブロックで作ったものではあるんだけど、それは「見立て」でカバーしてポジティヴに楽しめばいいかと。
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ところで、今のラインナップには女の子向けの基本セットがあるんですね。
レゴ 基本セット ピンクのコンテナ 5585
もうすぐ4歳になる長女もそろそろLEGOで遊べるかな、と購入。
黄緑色はDuploにもあってとてもきれい。他にもピンク、パープルなど女の子受けしそうな色のパーツが多い。
子供には、誕生日・クリスマスなど特別な時以外はおもちゃは買わないんだけど、こういう道具や材料的なものはふんだんに買ってあげたい、と思うのだ。でもまだまだ積極的に組み立てられるところまでいかないから難しい。
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