2008年2月18日月曜日

あのプレートの色はどうにかならんのか

時々レンタカーを借りて奥サマと子供たちを乗せて旅行に出かけたりするんだけど、そんなときに前の車を見ていて、「軽のくせにかわいいのがあるなぁ」と前々から思ってた車があったけど、意識して見るようになって、それがスズキのラパンであることが分かった。

とくに後ろから見たときのおしりのラインがかわゆい。

軽のくせに……とか書いたけど、よく考えたら、スバル360、マツダキャロル、360Rクーペ、バモスホンダ(初代)なんていう僕が好きな昔の車なんて排気量が360ccだったわけで、排気量は660cc以下のものを軽自動車というらしいから、それらは今でいう軽自動車にあたることに気づいてハッとした。

それはさてき(←おくのか)、公式スペシャルサイトをのぞいてみると、若い女性をターゲットにしていることがよく分かる。ペット感覚というか自転車の延長線上というか。そもそも「Lapin」というのはフランス語でウサギという意味だから、あながち間違いでもないだろう。

サイト内の「開発ストーリー」という読み物がなかなか興味深く少し長くなるけど、引用。

最初のヒントは、横浜にある弊社の研究所が20代の男女を対象に行ったインタビューにありました。“日本的なかわいらしさ”“ファンシーじゃない”“ジャパニーズレトロ”“昭和”……数々のキーワード。これらのキーワードに魅力を感じた我々は、新たな車づくりを模索し始めました。

 まずはもっと具体的なイメージを得たいと思い、街を探索。裏原(原宿の裏通り)や吉祥寺にある評判のショップを巡り、店の内装や商品を眺めて歩きました。テーブルプランター風のモダンな盆栽やブリキのじょうろ、ポップな色のキッチングッズや雑貨などから、キーワードのニュアンスを実感。昔ながらのアイテムと新たなデザインや色との組み合わせ、アレンジの妙。そこには最近のファッションにもあるようなゆるい感覚、心地よさや楽しさのイメージがさまざまなスタイルで表現されていました。ならばそれを車で表現したらどうなるのか?

ラパンのデザインは、ここからスタートしたのです。
��中略)
そうして具体的なデザインを考える過程でひらめいたのが、アルマイトの弁当箱です。





ここまで読むと、モロに「コジャレ雑貨系(ややレトロ)」の系譜を目指してることが分かる。そして、それはかなりの部分で成功しているとは思う。というのも、LapinのOEM供給であるマツダ スピアーノでは、それほどなコジャレ感を感じないからだ。

でもそれはあくまで「かなりの部分」ではあっても「完全なる成功」ではない。
それは、この2001年東京モーターショーに出されたLapinのコンセプトモデルを見れば、分かるのではないか。


コンセプトモデルでここまで引っ張り上げて、ようやく現在の市販車ぐらいに落ち着くんだから、やはり斬新なデザインが世の中に出ていくのは、かなりの高さのハードルを越えなくてはならないんだなぁと改めて思う。
その辺を日産は意識して改革したんだろうか。

そしてもう一つ。
実際の軽自動車には、あのダサい黄色のプレートがついてしまうのだ。どんなにデザイナーが頑張ろうとも、あの黄色のプレートはかなりのものをぶちこわしてしまうと思う。だってあのsmart(smart fortwo k)ですらかなりダサく見えてしまうもん。

だから本来はコンセプトモデルにもこの黄色プレートをつけて、それもコミコミでデザインされてるぐらいの方がいいのかもしれない。
でもその前に、軽自動車を売りたい人たち・メーカーは、もっとあのプレートの色について考えたり文句を言うべきなんじゃないだろうか。
やっぱりそういう声はあるみたいだし。

ちなみに、家の近くによく停まっている黄緑色のダイハツESSEは元々ボディラインもかわいい上に、プレートと色の相性がよくてなかなかいい感じ。写真でいうとこんなの

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