2008年2月9日土曜日

またマンガを読んでみようよ

狭い我が家にマンガの単行本がたまっていくのがイヤで、だからといってマンガ雑誌を読んでるわけでもないので、どうしてもマンガから疎遠になりがちだった。
マンガ喫茶という空間にも何度か行ってみたけど、けっこう眠たくなってくるし、そもそもマンガは一気読みよりも寝る前にチビチビ読んだりする方が好きだ。

しかし面白そうなマンガを読む機会がないのもなんだかもったいないんで、最近では、単行本を買っても読み終わったら人にあげたりBOOKOFFで処分したりすることでこの問題を回避するようになった。

いや、人によってはなんでそんなことが分からないの?というかもしれないけど、僕にとっては中学生の頃からマンガ単行本という目的語に対する動詞は「読む」より「集める」であったのだ。「マンガ単行本は収集の対象」という意識が強かったもんだからどうしても読み捨て感覚を持てなかったが、このところようやくそれを克服できたのだ。

そんな中、面白かったのがこちら。

並木橋通りアオバ自転車店 (1)
宮尾 岳
4785919450


よく食事をするところにおいてあってなにげなく読んでみたら、これが面白い。自転車屋を中心とした連作短編で、作品テーマに「自転車しばり」があるのによくネタが続くなぁと思うんだけど、どのエピソードもうまい。泣かせるんだけど、ウェットまではいかないというギリギリのラインを狙ってくるのだ。

そこには1~6巻までしかおいてなくて、20巻まであるからコツコツ読みたいところ。
ちなみに今はタイトルをリニューアルして2巻まで発売中。こちらは購入した。

アオバ自転車店 1巻 (1) (ヤングキングコミックス)
宮尾 岳
4785928530


やっぱり面白いんだけど、ややエピソードが長くなっているのとセミレギュラーキャラでひっぱるのが個人的には残念。しかたないけど。

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この手の店やワンテーマを軸にしたマンガって昔からあるけど(以前少し触れた「ディオラマ大作戦」(笑)とか)、こちらもフォーマットは全く同じだ。

レストアガレージ251 26 (26) (BUNCH COMICS)
次原 隆二
4107713776


バモスホンダが出てくるエピソードが収録されている25、26巻だけ購入。
前にも書いたんだけど、この人、ホントにストーリーが下手だよなぁ。この手の浪花節が嫌いじゃない僕でも思わず「ベタすぎ!」と口に出してしまう。美人キャラをなかなか美人だと思わせてくれなかったりと絵を含めたキャラクターの魅力も薄い。ただ、車を描くのはうまい。
それにしてもこのマンガ、30巻越える勢いで連載続いてるのね。作者にとってヒット作なのか、バンチがゆるいだけなのか。

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あと、す一さんが紹介していて面白そうだったので
「日本橋ヨヲコ/G戦場ヘヴンズドア」
「日本橋ヨヲコ/少女ファイト」
「島本和彦/アオイホノオ 1」
を購入。
「G戦場ヘヴンズドア」はずっと前に紹介された時に読みたいなぁと思ってたのにすっかり忘れてた。タイトルと表紙では漫画家ものと思えないのがちょいそんな気がするんだけどなぁ。内容は面白い。絵も好きな感じ。
「少女ファイト」は「G戦場ヘヴンズドア」と同じ作者というのは全然知らず、タイトルから勝手に格闘マンガだと思ってて、しかも
エアマスター 14 (14) (ジェッツコミックス)
柴田 ヨクサル
4592137701

と混同してた(笑)。
少女ファイト 3 (3) (イブニングKCDX)
日本橋 ヨヲコ
4063723518

なんか似てないすか? 柴田ヨクサルという人を勝手に女性だと思いこんでたせいもあるかも。あと、よく隣に並んでるせいか「天上天下」とかいうマンガもごっちゃになってた。僕の中ではどれも女性が主人公の格闘マンガ、ってイメージ(笑)。イメージって恐いよね。
ちなみにこの手の「あんまり興味ないものの内容を無意識に想像してる」ってのはよくあって、たとえば「涼宮ハルヒの憂鬱」ってやつは、「スズカゼ(←ここですでに名前が変わっている)ハルヒ」っていうオドオドした中学生が、あのよく目にする吊り目の女の子に振り回される、という内容だと思いこんでいたり(笑)。いまだにあんまりよく知らないけど。
島本和彦のは言ってみりゃ自伝で、面白くないわけがない。庵野秀明他ガイナックスのメンバーとかのちに漫画家になるような人が出てくるのもたまらない。

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