以前から手持ちのアニメのコンピレーションCDに入っていた「さすがの猿飛」の主題歌「恋の呪文はスキトキメキトキス」と「恋のB級アクション」に、ほとんどアニメ「さすがの猿飛」を見たことがないのにはまってしまってはいた。作曲・アレンジは「うる星やつら」や「ストップ!! ひばりくん!」の曲で有名な小林泉美で、なるほどな出来映え。
で、僕はずっとこれを歌っているのは「伊藤つかさ」だと思いこんでいて、へーこんな歌も歌ってたのねぇ、舌っ足らずな印象だったけど歌はそんなことないよなぁとか思ってたんだけど、昨年8/11にNHK-FMで放送した「今日は一日“なつかしのアイドル”三昧」を聴いていたら「天使と悪魔(ナンパされたい編)」という曲がかかっていた。
「あれ、これ、さすがの猿飛の人と一緒じゃん。やっぱり好きだなぁこの声」
「ん?でも歌手名は?」
「伊藤……さやか!?」
というわけで、この時に初めて「伊藤さやか」というアイドル歌手がいたことを認識したのだった(笑)。
この人のたとえば「天使と悪魔(ナンパされたい編)」でいうと
「Yes か No かァ 好きか 嫌いか ○か×かで 悩んでいるのォ 私のなかのォ 天使とォ悪魔 アー どうしよう」
のカタカナで書いたところの独特な節回しがムチャクチャツボ。「恋のB級アクション」だと
「いきなりキスとか奪っちゃいたい アーイラビュ」
の「ビュ」ってところとか。いやぁ、いいなぁ。ルックスもけっこうタイプだったりする。
調べてみると、こないだ紹介した竹本孝之主演ドラマの「陽あたり良好!」でヒロインを演じたことで有名らしい。しばらくして元々アイドル志望じゃなくてロック指向だったそうで、そっちに移行しちゃうんだけど、ベスト盤を借りてきてもそこからの曲は本人の希望とは裏腹に面白くない……。
コレクション
伊藤さやか 後藤次利 鈴木慶一

その辺の本音は吉田豪の名シリーズ「元アイドル」の第二弾の本人インタビューで語られている。
元アイドル2
吉田 豪

本人はイヤだったというアイドル時期のイメージだけども、ちょっと軽い感じのキャラクターに演出されているのは時代か。その中でも「オ・ネ・ガ・イ スーパーコンピューター」という曲が面白くて、自分のプロフィールをコンピュータに入れてボーイフレンドを検索するという内容。
プロフィールの中には「チョッピリ・プリンは 手のひらサイズ ナイショにしてネ」なんてドッキンコ(笑)なフレーズも。あと「恋人条件ひとつだけ 私のレコード買った人」「恋人条件もうひとつ 私のファンになった人」なんてしたたかさもあってよろしい。
こういう「アイドルが自分のことを歌う歌」に弱い僕にとって、かなり興味をひくコンピがこちら。
女性アイドル自己紹介ソングス
オムニバス 田村英里子 早坂好恵

「オ・ネ・ガ・イ スーパーコンピューター」も収録されている。倉沢淳美の「プロフィール」とかも直球。個人的には「なんてったってアイドル」とか中山美穂の「クローズアップ」(←ちょっと違うけど)「派手!!!」あたりも入れてほしかったなぁ。
それにしてもフカキョンの「キミノヒトミニコイシテル」は単に「深田も最近~とよく言われますが」ってフレーズがあるだけで全然自己紹介してないと思うが。
もっとも「自分の名前を言うかどうか」がテーマらしいので僕のツボとはちょっと違うんだけど。
ええー。そっち方面の知識は、たいがい君から教わっている僕としては、この10年以上ずーっと伊藤つかさだと思っていました。りゅうちしゅう以来のショックです。
返信削除あれ、それ僕のせいですか(笑)? でも今回のはマジで間違えてました。
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