藤子・F・不二雄大全集 ドビンソン漂流記
藤子・F・不二雄

「キテレツ大百科」を連載していた「こどもの光」で、その「キテレツ」の前に連載していた作品。
きかん坊で地球人を見下している宇宙人の子供が引っかき回すスタイルなんだけど、あまり好きになれないキャラクターだったり、地球人とのギャップがもたらす面白みも落語的キャラの「ウメ星デンカ」と比べると中途半端で、埋れていたのも何となく分かる出来ではある。
人間スタイルにもなるロボットボートのロボートがかわいいのが救い。
それにしても、「コロコロコミック」が創刊される前って、おそらくF先生の連載先ってけっこう少なかったのかなぁ、と思う。
1970年代は、おそらくサンデーは年齢層があがってF先生の作品は絵柄的にも載っけるのが難しかったのかもしれないし、年表を見てもさきほどの「こどもの光」とか小学館学習誌とかが中心で、時々SF短編をサンデー増刊号やビッグコミックに発表している。
その中、「毎日こどもしんぶん」(毎日出ていたわけではなくて、毎日新聞の子供版、念のため;笑)で連載されたこの作品は、こまわりのスタイルなども含めて今考えるとユニークだなぁ、と思う。
藤子・F・不二雄大全集 Uボー
藤子・F・不二雄

「あたしンち」とか「ライパチくん」みたいなマンガだったんだもんなぁ。毎週カラーでF先生の新作が読めたなんて、今考えるとすごく贅沢。
オッサンが今読むと幼年向けなのでややキツイんだけども。
��
そういえば「ドラえもん」全集11巻・吉崎観音の解説はやはり秀逸だった。「ドラえもん」「ケロロ」両ファンは立ち読みでも読むべし!
0 件のコメント:
コメントを投稿