2006年11月2日木曜日

「戦国茶闘伝」

戦国茶闘伝―天下を制したのは、名物茶道具だった
三宅 孝太郎
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なんどか当blogでも取り上げた山田芳裕の戦国マンガ「へうげもの」。
その担当編集者の方が公式blogをやっていて、「ぜひ副読本を紹介してください」とお願いしたら、次々に紹介記事が出て大変ありがたかった(いや、別に自分のリクエストだけでしてくれたわけではないんだろうけど)。

その中でもこの本は「これネタ本でしょ?」っていうぐらいマンガを補完してくれる内容で、「へうげもの」に出てくる武将、名物の数々も出てくる。マンガだけでは武将の親戚関係とかが今ひとつわかりにくいけど、この本を読めばバッチリ。
書店では「へうげもの」の隣に置いておくと売れると思った。

ただ著者は学者ではなく作家なので、やや妄想が多い気がした。もっともこの時代なんて妄想した方が面白いから、ガチガチの考証型歴史ファンでなければ楽しめると思う。

あといつもケチをつけちゃう新書のタイトルだけど、「茶闘」はちょい違うんでは。

ちなみに織田有楽斎(マンガではまだ「長益」)に関して

秀忠から賜った江戸屋敷が、有楽の数寄屋(茶室)としてもてはやされ、現在の東京に「数寄屋橋」「有楽町」の名をのこすこととなる(P184)


知らなかったぁ!元々は「うらくちょう」なのか。


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