2006年11月6日月曜日

テツじゃないすから。

たまたまテレビをつけたらNHKで「熱中時間鉄分補給スペシャル!」(2006年11月03日10:10~11:40、BSの再放送)という番組をやっていた。

濃い鉄道オタク大集合の番組で、マニアとかちょっと「狂」の世界に行ってる人の話を聞いたり生活を覗いたりするのが大好きな僕としては大変楽しませてもらった。

それにしても、男の子は小さい頃に電車以外にもバスとか特殊車輌とかも好きなのに、どうして鉄道趣味だけが圧倒的に残り続けるのだろう?

そういう僕の疑問に対して、先の番組のコメンテーターである哲学者の黒崎政男氏が「鉄道は厳格なルールを持つ、つまり圧倒的な世界観が構築されているからこそ、世界観そのものやその中にある小さな差異で遊ぶことができるのでは」みたいなコメントをしていて、なるほど!と思った。
鉄道は1つの確固たる世界なんだなぁ、きっと。
ちなみに、僕はテツ(鉄道マニア)ではないのであしからず。

とはいえ、「かわいい機械」が好きなもんで、そういう観点から少し鉄道模型に興味はあったりする。

その中でもどうしても欲しかったのが、前にも紹介した凸電の銚子電鉄デキ3。
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ワールド工芸というメーカー製の動力なしの模型。めちゃくちゃ小さいです。オークションで手に入れたけど、送られてきた箱を受け取ってびっくりした。
さすがに小さすぎるのと素材がプラスチックなのとカラーが地味なので、値段の割にちょい萎え。ほんとはツートーンカラーのが欲しかった。
まぁ、あの値段で手に入れれたからいいけど(けど僕にとっては十分高い買い物だった)。

これと同じ頃、東急ハンズで「Bトレインショーティー」という、リアルさはそのままに車輌の長さだけを短縮したシリーズを見て、今まで箱は見たことあったけどなんかツボに入ったためいくつか購入。

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路面電車は子供の頃住んでいた富山市でよく乗っていたこともあって大好き。
パート3までシリーズが出てたのでそれぞれ1つずつ買ってみたら、手前の以外は今風のモデルで残念。丸っこい、昔ながらの路面電車が好みなのだ。

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こちらは京急。この夏、よくこの路線に乗って羽田まで行っていたので、妙に思い出深い。くるりが「赤い電車」で歌った電車だけど、こちらの曲は最近iTSで手に入れた。

もう一つ、鎌倉好きとしてはおさえたいのがこちら。
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ちょっと覗いてみた名門・銀座天賞堂でゲット。
京急のもそうだけど、エッジが丸まっているのがツボ。また鎌倉いきてー。

その天賞堂にてディスプレイのためのNゲージの安価な線路も購入。やっぱり線路に載せると映えるなぁ。
ちなみに、BトレインショーティーはNゲージと同じ車輌幅で、別売りのモーターを内蔵させることで走らせることもできるそうな。

��

最後に、最近借りたこちら。

月館の殺人 上
佐々木 倫子 綾辻 行人
4091885810


鉄道をテーマにした本格ミステリなんだけど、「動物のお医者さん」の佐々木倫子が絡んでるだけに、かなりコメディ色が強い。
濃い鉄道オタクが乗り合わせた車両内で殺人事件が……という内容だけど、その鉄道オタク1人1人のキャラが秀逸でいい。
ただ、ミステリとしてはどうなんだろ?なんか強引だなぁと思った。

ところで、タイトルの「月館(つきだて)」って(おそらく架空の)地名だけど、綾辻行人という作家は「~館の殺人」という密室ものを書く人ですよね?それの「西洋館」とかの「館」がここでは「函館」とかの「館」となってるわけで、なんか面白い。自分にとっては番外的な作品ですよ、ってことなのか?

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