2006年4月27日木曜日

「巨人と玩具」

ある本で、開高健の「巨人と玩具」という作品が今の食玩ブームを予見している、みたいなことが書かれていて興味を持っていたら、ちょうど映画版がCS「日本映画専門チャンネル」で放映されるというので、受信契約して視聴してみた(このチャンネルはなかなかよかったのでその後も継続契約)。

監督は増村保造で、若き日の川口浩が出ている。ストーリー的にも印象的なヒロイン・野添ひとみという人がこのあと川口浩と結婚したとは知らなかった。この映画ではややヘンテコなキャラクターだけどインパクトがあった。

内容的には確かにお菓子メーカーが争うけど、どちらかというと飼い慣らしたと思っていたヒロインに手を咬まれる、というプロットがメイン。

この後読んだ原作(開高健「巨人と玩具」(新潮文庫「パニック・裸の王様」所収))では、あまりヒロインのことは書かれておらず、3社の熾烈な懸賞争いがメイン。開高健とはいえ、あまりブンガクブンガクしてなくて、サラリーマン風刺小説といった趣き。

ところで川口浩といえば、先日偶然ではあったけど初めて例の探検隊の番組を見た。
いやぁ、やはり子供の頃に見てないと今はちょっと見れない。たとえギャグとして見るにしても、無理。


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