時を同じくして、こちらは特集が面白かったからだけど、同じ頃よく読んでいた「サウンド&レコーディングマガジン」(2006/4号)を買った。
まずは「テレビブロス」だけど、いやぁ、これ今読むとイタイ雑誌だよなぁ。いや、もちろん学生時代はかなり共感しながら読んでたんだけど、ホントお前何様?っていう「ブロス探偵団」ってコラムとかそのノリを踏襲した読者投稿欄とか。とても読む気がしなかった。
いまの二十歳の子とかもブロス読むのかな?だとしたら、ちょい執筆陣の年齢層高いよね。僕が学生の頃の「サブカルチャーな人」が多い気がする。
「サウンド&レコーディングマガジン」ことサンレコは、昔DTPみたいなことをやってたんでたまに買ったりもしたんだけど、今やその手の記事はちんぷんかんぷん。何が書いてあるのか分からん(当時もあんまり分かってなかったけど)。そもそも当たり前に出てくる「DAW」ってのが何をさしているのか分からないし(デジタル・オーディオ・ワークステーションのことらしい)。
さて、特集の「あの時、あの音」という19のアルバムや曲に関するレコーディング回想録はとても面白かった。「細野晴臣/フィルハーモニー」「BOφWY/BOφWY」「TMネットワーク/Get Wild」「電気グルーヴ/Shangri-La」「テイトウワ/Future Listening!」「フリッパーズ・ギター/GROOVE TUBE」」「遊佐未森/ハルモニオデオン」「UA/情熱」「いとうせいこう/MESS/AGE」とか、持ってるのや聞いたことあるのが多かったせいもある。
中でも「BOφWY/BOφWY」「TMネットワーク/Get Wild」が面白くて、BOφWYは最近自分の中で改めて聞いていたのもあるんだけど、この3rdアルバムがそれまでの作品と比べて飛躍的に完成度があがっている。そこにはここで語られていたようにプロデューサー佐久間正英の存在とベルリン在住のエンジニア、マイケル・ツィマリングによるところが大きいことがよく分かる。
「Get Wild」が面白いのは、そのサウンドというより、最初から「アニメ・シティハンターのエンディング」と依頼された曲だった、ということ。小室哲哉はこう語る。
「アニメの制作会社とかなり念入りな打ち合わせをさせていただいたんです。曲のイントロの何秒間はストーリーの本編がまだ続いていて、そこから曲がフェード・インして、エンディングの映像につながる。しかも、その切り替わりのタイミングで“何か爆発するような音を”というかなり具体的なオーダーがあったんです」(P50)
なるほど、そうだったのか!
確かに曲のイメージとかあってたもんなぁ。小比類巻かほるの「CITY HUNTER 〜愛よ消えないで」がタイトル以外はまったく本編と関係がないのと対称的だ。
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