2010年1月30日土曜日

「シューレス・ジョー」

ちょうどW・P・キンセラの「シューレス・ジョー」を読んでいる最中だったから、サリンジャーの訃報は「!」だった。
シューレス・ジョー (文春文庫)
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本好きな人ならご存じの通り、「シューレス・ジョー」は映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作で、映画では権利問題などから架空の作家になっていた人物は、原作ではJ・D・サリンジャーその人なのである。

今、ちょうど主人公が渋るサリンジャーを連れだしたところを読んでいたもんだから、彼の訃報はなんだか不思議な感じがした。

そもそも現在は絶版ですらある「シューレス・ジョー」を読もうと思ったのは数年前に映画を見直して意外に面白かったからなのと、新書版になってようやく読んだ村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」でサリンジャーに興味を持ったからなのだった。

「シューレス・ジョー」は、主人公が球場を作る時の芝生の描写とか、読んでいておいしい部分が多くてよい。

また、ちょうど前に紹介したこの本を読んで

自分で建てたあこがれのアメリカンハウス―シロウトでもできる2×4工法の家
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アメリカ文化に興味を持ちつつあるところだったので、そういう観点からも面白く読めている。

「ライ麦畑」「ナイン・ストーリーズ」を大学時代に読んだけどまるで印象に残ってないサリンジャーとか、なんとなく苦手だったアメリカンカルチャーなんかに興味を持つんだから、時間が経つと人はどうなるか分からないなぁ。

別冊ライトニング77 THE ROOM BOOK(ザ・ルームブック)) (エイムック 1866 別冊Lightning vol. 77)
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↑最近出たムックだけど、アメリカンなインテリアなどをうまく紹介していて楽しい。

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