2007年10月9日火曜日

鳥山明が描くマイクロカー

先日ひょんなことからジャンプコミックス版の「Dr.スランプ」単行本を目にすることがあって、その中期から後期(とくに全18巻中の13~16巻あたり)の扉絵で、やたらと車のイラストが目についた。

元々鳥山明が描くメカ絵は大好きだったんだけど、それが自分の好きな車だったりするとたまらないわけで、スキャニング用に存分に股割りできるよう古本屋で安く文庫版を購入。
以下、それらを一覧化したものです。

arare_microcar.jpg

上から左→右に、

作業カート(「SANDLAND」の表紙のものとほぼ同じデザイン)、イセッタ(後輪が一輪のタイプ)、イセッタ
FIAT500(劇中でもよく出てくる)、FIAT500オープンカータイプ、FIAT600
マツダキャロル、スバル360(劇中でも時々出てくる)、ダイハツBee(超マニアック!)
マツダR360クーペ、HONDA CITYカブリオレ(鳥山明はCITYを所有していたような)、ジープのワイルドウィリス(TAMIYAマークがついている!)

ちなみに画集「鳥山明 the World」にはイセッタを運転している鳥山明の写真がある。ただ品川ナンバーだから名古屋在住の鳥山明本人の所有車ではないかも。

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「Dr.スランプ」はマンガとしてはあんまり興味なかったんだけど、せっかくだからちょっと読んでみた。
一話完結のギャグマンガというフォーマット自体、今の自分にとっては珍しくて、たとえばオチですごいことが起こっても次回では何もなかったように進む、とか違和感があった。

あと、おかっぱでちょっとだけ会話が通じない女の子(アラレちゃん)と、ニコニコしてて何でも食べちゃう、言葉がしゃべれない女の子(ガッちゃん)の組み合わせ、って妙な既視感があってなんだろう……と思ったんだけど、分かった。

うちの長女(3歳4ヶ月)と次女(1歳2ヶ月)だ!

長女がメガネで、次女が双子だったら完璧。

2 件のコメント:

  1. おひさしぶりです。メッサーシュミットのカオルです。
    たしかに鳥山明さんの作品にはマイクロカーが良く出ていますね。ドラゴンボールZにはフレアー模様のメッサーシュミットなんかも出ていますし(^^)
    あと秋本治さんの作品とかにも注意して見てると、マイクロカーよく出てます。

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  2. ごぶさたしております。某雑誌でお見かけしましたよ!
    さてさて鳥山明ですが、その後手に入らなかった文庫版「Dr.スランプ」をそろえて見てみると、扉絵に車を描いている時期は集中していて、文庫版でいうと全9巻中の6,7,8巻にあたります。blogで紹介したもの以外ではエスハチ、ヨタハチなんかも描いてました。
    「ドラゴンボール」は「Dr.スランプ」のように実車が出てくると違和感があるのか、わりとオリジナルメカが多かった気がします。個人的には少し残念。
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    ついでにこのエントリに関するメモ。
    「Dr.スランプ」を読んでいると鳥山明は「あかねさん」をすごく大切に描いているような気がする。登場人物の中でも珍しい常識人というかいるだけで周りに対するツッコミ役になれるからなのかもしれない(「うる星やつら」で作者が竜之介を大切にしていたのと一緒)。でも、きっと鳥山明はああいう女性が潜在的に好きなんじゃないかな。
    ヒロインである山吹みどり先生が意外と変なキャラなのはギャグマンガだからなのか。
    摘鶴燐(つん つるりん)は摘突詰(つん つくつん)の妹じゃなくて姉だったのね。けっこう好きです>摘鶴燐。外人転校生萌え。
    ガッちゃんが増える時に繭を作ってたのもすっかり忘れてた。でも、ガッちゃんを二人にしたのって単に作者が「二人の方がかわいい」と思っただけなんじゃないかという気がする。それで、実際にかわいいからずるい。
    なおスッパマンと皿田きのこが載っているダイハツBeeは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の予告編にて鈴木オートでメンテナンスされている姿が見えた。1作目がミゼット萌えで好きだった割に、そういうキーガジェットが見あたらないこの続編には今まであんまり興味がなかったんだけど、ちょっと気になってきた。

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