2006年12月27日水曜日

「源」ではない方

こないだのM-1グランプリを見ていて、チュートリアルとライセンスとペナルティの区別がついてなかったことに気づいた(どれもゲームに出てきがちな用語、というのが共通)。

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天才になりたい
山里 亮太
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M-1グランプリ2004で大ブレイクした漫才コンビ「南海キャンディーズ」山ちゃんの自叙伝。
自叙伝といっても、暴露系でもなく本人だけ気持ちいいフカシ系でもなく、わりと真面目に今までのことを振り返っていて面白かった。
一番興味深いのは、あまり知ることがない「お笑い予備軍」の人たちの姿。たとえば、吉本のお笑い学校ってどんなことをやっているのか?とか、そこで頭角を現すとどうなるのか?とか。

山ちゃんは自分が天才ではないことを痛いほど知っていて、だけど本人はそう思いたくないから一所懸命天才であろうとする。そのすれ違いが、しずちゃんとコンビを組むまで続くわけだけど、山ちゃんだってお笑いの経歴(足軽エンペラーでTBS「ガチンコ!」の企画「漫才道」で優勝など)を見ると決して凡人ではないところが、お笑いの世界の厳しさを感じさせる。

でもこういう「お笑い」をやりたいというより、「お笑い芸人」になりたい、という人は多いんだろうなぁ。山ちゃんはそれを自分で自覚していたところが救いなんだろう。また、自己反省のトライ&エラーの多さも。

芸能人本としては、NSC22同期生のキングコング(本書の中では天才扱いされてるけど、そうなの?)、インディーズ出身のライバル的存在である笑い飯・千鳥、後輩で頭角を現す友近、大学時代の同級生として無名時代の矢井田瞳などが出てくるあたりが読みどころ。

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