2006年12月19日火曜日

「諸星和己/くそ長~いプロフィール」

僕が中学生の頃、女子たちに圧倒的に人気があったのが光GENJIだった。
今思うと光GENJIは、1968年、1970年、1972年、1973年生まれのメンバーで構成されていて、僕は1973年生まれだからちょうど赤坂晃、佐藤敦啓が同学年になる。
女子中学生ぐらいってちょっとアレなところがあって、本気で芸能人と結婚できると思っていたりする。だもんで、この「同学年」というのは妄想に拍車をかけたんだと思う。

さて、そんな元女子たちがガッカリするような自叙伝がこちら。

くそ長~いプロフィール
諸星 和己
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ただの田舎のゴロツキ(だってホントに野宿とかするんだもん!)が、上京してジャニー氏の目にとまりアイドルとしてデビュー、というホントに芸能界ってヤクザなところだなぁと思わせられる内容。もちろん、バツグンに面白い。
モロボシくんも、当時の自分が天狗になってたことを認めてはいるけど、それを反省するでもなく自慢するでもなくそういう自分もまた真実、てな書き方をしていて、イヤな感じがない。

読みどころは、ジャニーズの合宿所の様子や、むちゃくちゃな芸能活動内容とか。
またジャニーズ所属のアイドルたちのエピソードも面白い。

「合宿所」という言葉からもわかると思うが、当時のジャニーズは基本的にノリが体育会系だ。いまはどうだか知らないが、少なくとも俺がいた頃はまさに縦社会。上には逆らえなかった。その中でもトシちゃんは別格だった。マッチさんでさえ頭を下げる場面もあるくらい、ある意味天皇のような人だった。(P48)


だから独立して失敗したのか、トシちゃん……(涙)。基本的に空気読めない人なのかも。
18歳のときだった。
俺は、当時シブがき隊が合宿所に行くことになり、そこで少年隊のヒガシ君と同じ部屋に住むことになった。つまり、俺の初の同棲相手というわけだ。
どういう組み合わせか知らないが、俺とヒガシ君は血液型は一緒でも、性格は正反対。ヒガシ君はひと言で言うとまとまっていた。靴もピタッときれいに並んでて、クローゼットの中にかけられた洋服の色も、まるでまるでクレヨンの箱みたいな感じで、色別、しかも薄い色から濃い色へときっちり順番に並んでいて、まるで虹みたいだった。(P67)


その後、財布の中の札がすべてピン札で、それに驚いた諸星にニヤリとして、それだけじゃなくて札の番号まで順番になっていることを自慢したという。やっぱりヒガシはどこかおかしい。


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