2006年8月30日水曜日

「SF魂」「空中都市008」「時をかける少女」「度胸星」

今一番イライラするのが、長澤まさみに関して。
いや、別に嫌いなんじゃないけど、なんか全然ときめかなくて、でもものすごいフィーチャーされてて(先週ぐらいから雑誌の表紙なりまくり)、ホントにみんな好きなん?っていういらだち。あ、将来絶対美人になるタイプだし、演技もいけるとは思うんだけど、今の容姿は全然ピンとこない。
んで、そんなことでイライラする自分にまたイライラ、という無限ループ。

ちょいと調べたら、東宝芸能所属なのね。ふ~ん(意味深)。あと、父親は元サッカー日本代表、ってしらなかった。

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今回は珍しくSF関連。

SF魂
小松 左京
4106101769


かつてSF小説が好きだった頃、小松左京は日本のSF界のドン、というイメージだった。けど、作品的に「日本沈没」「さよならジュピター」「首都消失」……ってなんか、あれ?って感じではあった。
この本は自伝と作品解説的な内容だけど、元々文学青年で、京大では高橋和巳とマブダチだったりするあたりはなるほど。
そこから自分が描きたいことはSFという手法を使うとうまくいくことに気づき、それは「日本沈没」に結実するわけだけど、それが社会的ブームになったものだから、いろんなところから声がかかる。
同時期に太陽の塔で有名な大阪万博に関わったりと、僕が持つ作家より文化人的なイメージが強いのはこういう理由からなのだろう。
公開が自分にとってリアルタイムだった迷作「さよならジュピター」の誕生エピソードはなかなか面白い。映画の出来には75%満足、だそうな。
……え?

空中都市008―アオゾラ市のものがたり
小松 左京
4061486209


2002年に子供向けの青い鳥文庫シリーズにて刊行されたジュブナイル。「ひょっこりひょうたん島」の後番組人形劇の原作。
未来の普通の生活を描いているだけなんだけど、ホントに和田誠のイラストがぴったりなユルさがたまらなく、好きな本。
図書館で借りて読んだんだけど、どうも絶版になりそうな臭いがしたので、最近大型書店で見かけた際に購入。

時をかける少女 〈新装版〉
筒井 康隆
4041305217


あー、原作はこんなんなのか。正直、面白くなかったっす。もちろん、発表から40年とか経ってるんだから無理もない。
ひとつ面白かったのは、原作ではカレンダーが日めくりじゃないから今が何日か分からないという描写があって、あ、あれは映画独自のギミックだったのかと気づく。

度胸星 (01)
山田 芳裕
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「へうげもの」が気に入ったので、そういやこのマンガはかつて打ち切りになったときに友人が騒いでたなぁと思って、このところ探していたら、帰省先の古本屋で全巻ゲットできた。一気読み。

いやぁ、面白い。
スタッフが絞られていく際の人間ドラマ、それと同時系列で火星にて起こるさまざまな形而上学的?現象。ファーストコンタクトものだけど、なぜここで終わる!?というところで「完」となっていて、そりゃ著者も小学館から講談社に移るわなぁ・・と思った(調べたらもともと講談社系の人だったのね)。


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