2005年10月27日木曜日

最近聴いたCD(長いです)

僕はカバー曲を聴いたり、そのオリジナルを探して聴き比べたりするのが昔から大好きで、このつじあやののカバーアルバムも楽しく聴いている。
COVER GIRL
つじあやの
B0001ZX2MW
やっぱりオリジナルを聴いてみたくなってて、こういう時に図書館は便利なもので、ネット予約してさっと借りられる。
スパイダース/なんとなくなんとなく」「井上順/お世話になりました」「ロス・インディオス/別れても好きな人」をそれぞれベストで鑑賞。いいなぁ。井上順のベストにはみんなのうた「テトテッペンソン」も入っていてトクした。


これをきっかけに「歌謡曲スイッチ」が入ってしまって、ブルーコメッツ経由の「真赤な太陽」と最近はもっぱら小椋佳のセルフカバーで耳にする「愛燦々」目当てで、美空ひばりのベストも借りる。
演歌っぽい曲は聴けないけど、ポップス調のはいけます。「川の流れのように」も入ってるけど、この曲はやっぱり「愛燦々」のヒットを受けた曲だと思った。正直、詩としてはたいしたことないなぁと思うんだけど、美空ひばりの人生を断片的にでも知っていると重みが違う。なんていうか「遺書」っぽいんだよね。秋元康は作詞家というより策士だよなぁ。
ちなみに「真赤な太陽」はピンキーとキラーズの「恋の季節」と混同してました。
森進一のベストも借りた。
目当ては「襟裳岬」。これ、当時バッシングを受けていた森進一と吉田拓郎(作曲者ね)のことを知って聴くとますますいい。「なにもない春です」ってすごいフレーズ。
また大滝詠一作曲の「冬のリヴィエラ」も素晴らしい。
これと安田謙一の名著「ピントがボケる音」のP224で小林旭について熱く書かれているのを読んでいたのがリンクして(「熱き心に」は大滝詠一作曲)、すごいアキラが聴きたくなってくる。
もひとつリンクがあって、今東京モーターショーやってるじゃないですか。そこで「自動車ショー歌」ですよ!この歌がヒットした頃の日本車は大好きだし、聴きてー。
もっとも東京モーターショのオフィシャルコンピレーションCDではまったくスルーされてるんですが。当たり前か。
「赤いトラクター」も聴きてー。もちろん「熱き心に」も。
吉田拓郎のベストと一緒にネット予約したので、楽しみにしてます。
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流れは全然変わってbounceの最新号を読んでいたら元チボ・マットの羽島美保が載っていて、彼女がゴリラズのメンバーだったというのを全然知らず、ゴリラズは前から聴いてみたかったので、「チボ・マット/VIVA! LA WOMAN」(1st)、「ゴリラズ」(1st)をそれぞれTSUTAYAでレンタル。
でもうわ、この辺の90年代後半のオルタナティブ系って個人的に苦手だ。なんか恐い。
ちょい違うけど、今日ラジオでイマーニー・コッポラかかっててすごい懐かしかった。アルバム買ったけど即処分したから忘却の彼方でした。
ついでにこれまた最近ラジオでかかってて聴きたくなった「マドンナ/1st」もレンタル。これはまぁまぁだったけど、買うほどじゃないかなぁ(11/23に再発されます)。2ndは聴いてみたいけど、3rdは「PAPA DON'T PREACH」「LA ISLA BONITA」が好きじゃないからパスだなあ。ちなみにマドンナで一番好きな曲は「INTO THE GROOVE」。
そうそう、新譜「Confessions On A Dancefloor」がディスコっぽいらしくてやや注目。11/16発売。
ディスコといえば、「Disco Fever2」という実はなかなかおいしいディスコ・コンピレーションを久々に聴いていて
DISCO FEVER(2)
B00005Q7UG
「Vernon Burch/Get Up」という曲の一部の音に聞き覚えがあってなんだっけーと思ったら、DEEE-LITEの「Groove Is in the Heart」のピュゥゥゥ………って部分か!と気づいて改めて彼らの1stを引っぱり出して聴いたんだけど、いまさらながら名盤なことに気づいた。
World Clique
Deee-Lite
B000002H8B
というのも僕は2ndがリアルタイムだったのでそのイメージが強いからで、でもやっぱり彼らはこの1stアルバムありきのユニットですね。
頭にPがつく方のファンクネス、ヒップホップの軽やかさ、サンプリングのセンス(「YMO/磁世紀のテーマ 開け心」なんてここを使うのか、って感じ)、意外と聴かせるレディ・キアーのボーカル。いいなぁ。リマスター盤出たら買い直したい。
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また話は変わり、奥様が昔ファンだった米米クラブのベスト盤「米~Best of Best~(初回生産限定盤)」が出たので購入。
初回生産分にはライブのダイジェストDVD(35分ぐらい)がついていて、これがやっぱり楽しい。ホントにお金がかかってて、それだけじゃなくて衣装もすばらしい。
このお祭り感を継承してるのは氣志團だけだよなぁ。ただ氣志團は石井竜也のような歌唱力と、ジェームズ小野田のようなマスコットキャラを欠いてるのが弱みだと思う。
あとマスコットキャラはバンドが解散したり休業したりすると大変そうだなぁ。このDVDを見ていてもしょっちゅう思い出したピエール瀧はうまくやってるけど、たまのドラムの人とかどうなのか。スカパラのギムラ氏は病気でなくなっちゃったし。もうやめたけどドリカムの西川氏とかTMネットワークの木根氏とかをここに入れるのは酷だろうか(笑)?
さて、米米クラブだけど、やっぱり大ヒット曲「君がいるだけで」がこのバンドの寿命を縮めたのかなぁと思う。それまでの米米ってバラードやいい感じの曲をやってもなんちゃってってな照れがあったと思うんだけど、「君がいるだけで」があまりにヒットしすぎて照れていられなくなった。
だからその後どうにか路線を戻そうとふざけたアルバムとかを出すんだけど、そちらはなかなか受け入れられず。というのも、彼らはおふざけと意外に聴かせる部分のバランスが魅力だったからで、どうしてもその絶妙さを取り戻せなかったんだろう。
あと今でもそうだと思うけど石井竜也のズボンが象徴的で、それは下にいくほどすぼまっていくいわゆるボンタンみたいなスタイルなんだけど、これがもう時代にあってない。それは何もファッションだけじゃなくて、歌唱力、ギャグのセンスなどなどどれもがどうしても古いんだなぁ。
とはいっても、こうして振り返ってみてもあれだけの歌唱力、作曲能力、舞台や衣装のデザインと多才だと思うのに、今の石井竜也の「安さ」はなんなんだろ?ホントはもっと上がってもいい気がするのにフミヤレベルの気がする。まだフミヤは裏原コネみたいのがあるからいいけど、石井氏はファッションリーダーではないからなぁ。
やっぱあれか、映画の「河童」のせいか。ホントに映画を作るのは難しいよね。
しかしこのベスト盤、歌詞カードがホントに歌詞しか載ってなくてがっかり。ディスコグラフィ、ツアー名、メンバーの変遷ぐらいはテキストデータでもいいから欲しかった。
でも奥様がずっとCDにならなくて残念だったという「日没航」(「sure danse」のB面)が初CD化してたりとツボはおさえた選曲らしい。
……僕は全然ファンじゃないんだけど(笑)。
あ、そうそう、amazonで坂本龍一らが筑波万博のジャンボトロンでやった「TV WAR」のDVDを買ったんだけど、予想通り今見れるもんじゃないっすね。まぁ、自分の中でいろいろと想像が膨らんでしまってるものはつぶしとかないといろいろと問題なので、スッキリしたってことで。

1 件のコメント:

  1. HIGH and MIGHTY COLORの「辿り着く場所」。
    最高!歌詞も悪くないし、一押しの一枚です。
    ��゙ビューからずっと聴いています。
    玉置成実さんのCDも聴いています。
    共通点は、「ガンダム」。
    どっちも、好きです。

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