2005年10月13日木曜日

最近読んだマンガ

最近読んだマンガねた。

以前から「ピーナッツ(いわゆるスヌーピー)ってその面白さがよくわからないよなぁ」と思ってたんだけど、その個性的なキャラクターたちは味わってみたかった。
だけどどうも単行本、しかも編集ものがたくさん出ていてどれを読んでいいのやら。

前から行ってみたかった青山にある旅関係書物に強い本屋「BOOK246」へ行ったらこんな本があったので、即購入。

A Peanuts Books Special featuring SNOOPY -チャーリー・ブラウンの逆転ホームラン-
チャールズ・M. シュルツ 谷川 俊太郎
4047044164

文庫ドラえもんでいうと「ジャイアンズ編」(そんなのないけど)。野球に関するエピソードをセレクトした一冊。これなら読める。
初期の頃から最晩年の作品まで入っているので、今とはまるで違うけどこれはこれでかわいいチャーリー・ブラウンが見られる(スヌーピーはちゃんとビーグル犬っぽいし!)。
注目のペパーミント・パティはやっぱりスヌーピーのことを人間だと思っている。
キレたマーシーも見もの。
でも、ルーシ−とサリー、シュローダーとライナス、それぞれキャラがかぶってると思う。しかもこの辺の関係がゴチャゴチャになる。
お次は、藤子不二雄との共作「オハゲのKK太郎」が収録されているので買ったこれ。
おそ松くん 完全版 (22)
赤塚 不二夫
4812423511
1995年に竹書房から文庫本で「おそ松くん」が全7巻で出ていてそれは実家にあるんだけど、今回のは完全版らしい。装丁は見れば分かる祖父江慎仕事でイカす。11/4〜11/26にギンザグラフィックギャラリーで祖父江慎+cozfish展があるので行くつもりです。
さてこの22巻は、「週刊少年キング」に移ってからのほとんどイヤミが主人公のエピソードが収録されているんだけど、これがつまらない。僕の中では赤塚不二夫のマンガって面白いことになっていたんだけど、これを読む限りはちょっと……。なんか「ギャグゲリラ」とか読んだ時のキツさを感じた。端的にいうと出てくるキャラクターが気持ち悪いんだよね。かわいさがない。
その点、本屋で隣においてあったので思わず購入したこちらの文庫本は、赤塚不二夫のキュートな部分が全開。
赤塚不二夫名作選 (5) ひみつのアッコちゃん
赤塚 不二夫
4091935753
和田誠ジャケがモノとしていい。
実は僕の世代では、最初のアニメの放映時は生まれてなくて、リメイク版「ひみつのアッコちゃん」放映時はもう大きくなっていて見てないぐらいなのでちょうど知らないのだ。昔は「魔法使いサリー」と区別がつかなかったぐらいだ(こちらは横山光輝ですね)。
ストーリーもほのぼのしていて和むし、昭和な感じのレトロなインテリアや衣装もいい。
でもなんといっても親友モコちゃんの弟・カン吉の生意気だけどかわいいのが絶妙。この辺、チビ太にも通じる赤塚不二夫特有の愛嬌たっぷりのキャラで読んでいて楽しい。
最初はコンパクトじゃなくて大きめの鏡で変身していたってのは知らなかった。
ちなみにこの名作選は、「天才バカボン」「おそ松くん」「もーれつア太郎」「レッツラゴン」とあわせて全5巻。
最後はマンガではないんだけど……
あの人気マンガの続きが読みたい!
4796647902
この手の本はできるだけ手にしたくなかったんだけど、ほとんど自分は読まないであろう&しかしどういうものかは知りたい、という作品ばかりだったのでついつい買ってしまった。
いやぁ、僕はマンガ雑誌を読んでないから疎いんだろうけど、世の中にこんなに続編やリメイクがあるなんてねぇ。とくにジャンプ系がやたら多い。マガジンもちらほら。サンデーはほとんどないね。サンデーの何がすごいって今でもあだち充と高橋留美子が看板マンガ家であることじゃないかな。ジャンプではありえない。
少年・青年マンガだけじゃなくて、少女マンガでも「花のあすか組!」「私を月まで連れてって!」「僕の地球を守って」「スケバン刑事」の続編があるとは。
それでも、たとえば松本零士作品が一切なかったりと、ここでも取り上げられてないものもあるはずなのだ……。うーん、ホントに再生産の時代に入ってるんだなぁ。
この中で読んでみたいなぁと思ったのは「村枝賢一/仮面ライダーSPIRITS」(ゼクロスのエピソード、ってのがいいなぁ)、「由利聡/風魔の小次郎 柳生暗殺帖」か。
ところで車田正美は「男坂」の続編を書くべきなのではないか?

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