2008年9月8日月曜日

さすがに痛車文化は違うが。

夏休みにツインリンクもてぎへフォーミュラニッポンを観に行ったんだけど、同じフォーミュラカーレースとはいえやっぱりF1なんかとは雰囲気が違う。
なにが一番違うかというと、フォーミュラニッポンには、たとえば同じ日にツインリンクもてぎ内の別のサーキットで行われていたアマチュアのカートレースなんかの延長上にあるな、という雰囲気があるのだ。

もちろんF1だってカートレースと地続きではあるんだけど、やはり世界を転戦しているだけあってそういった雰囲気をほとんど感じさせない体裁になっている。

これがフォーミュラニッポンとはかなりドライバーが重なっているSUPER GTになると、おそらくそれがより一層明確になり、そのまま補助線をのばすと走り屋文化になり、もっと線を延ばすといわゆる暴走族にまでつながるような気がする。
つまり、極端な話、F1と暴走族とは「自動車文化」という意味では地続きなんだなぁ、と感じさせられた。

そういえば初めて鈴鹿へF1を観に行ったときに驚いたのは、客層の文化系男子の多さであった。僕はもっといわゆる車が好きそうな走り屋みたいな人が多いかと持っていたのに(いるにはいたけど)。
僕が親しんでいる自動車文化は、F1とクラシックカー(&ミニチュアカー)という文化系濃度が高い部分で、いわゆる走り屋的な文化にはまるで興味がないんだけど、でもむしろ自動車文化の主流はそちらなのかもしれない。ビデオゲーム「グランツーリスモ」シリーズの売り上げもそういう人たちが支えている面もあるだろう。

そんなことを意識しながら「VIPカー - Wikipedia」なんかを読むと、共感はしないけど、自動車文化の厚さを感じるのであった。

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そんなことを思っていて、ふと月刊少年マガジンを立ち読みしたら自動車レースを題材とした「Capeta」がようやくF3までステップアップしてたのね!!連載開始時に数度チェックしてたんだけど、カートレースを抜けたらまた読んでみよう、と思っていたのにすっかり忘れてた。
パラパラと読んでみたらなかなかリアリティがあり面白そうだったんで、カートから下位カテゴリのフォーミュラにステップアップする10巻あたりから読んでみたら、やっぱり面白い!
capeta カペタ 10 (10) 講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCDX2131)
曽田 正人
4063721310

今までレース系のマンガって、レースが持つ面白さじゃない部分、いわば漫画的な部分やドラマ的な部分で勝負してる印象が強かったんだけど、このマンガは真っ向から「レース」というものを取り上げていると思う。

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